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真夜中のマーチ
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真夜中のマーチの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.80pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全43件 1~20 1/3ページ
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私の好きな奥田英朗ワールド全開の小説 サウスバウンドほどではないにしても、後半のスピード感のある話には、夢中で読むスピードも上がりました | ||||
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一気に読める楽しく面白い一冊だった。読み終えて、ほのぼのした気持ちになれる感じです! | ||||
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テンポが良く、ハラハラどきどき、一気に読み上げました❗みんな悪い奴ばかりで、みんないい奴!奥田さんの犯罪者は心根が優しくて安心して読めます❗ | ||||
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一気読みしたくなる楽しさでした。 次があったら読みたいです。 | ||||
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面白かったです。 | ||||
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この作品は、奥田氏お得意の絶妙な人物描写に重きを置くよりは、シナリオの躍動感とスリルの醍醐味、それにスピードあふれる展開と奥田系毒舌的ユーモアが凝縮してる一冊だ。 出会い系パーティを主催し、知り合った女をアダルトビデオに紹介し、尻軽女を医学生に押し付け恐喝し、セコく利ざやを稼ぐペテン系青年実業家のヨコケンと財閥の御曹司とは名ばかりで、単なる商社のダメ社員のミタゾウ。彼らは大胆にも、美術商詐欺オヤジ(クロチエの父)の10億の大金に目を付け、大勝負を賭けるが。 稚弱な犯罪がスリルを生み、そのスリルが犯罪を壮大なプロジェクトに昇華させる。まるでジェットコースター的な展開で読者を壮大な犯罪の魅惑に誘い込む。血ナマ臭い欲望も悪の本性もここまで来れば、犯罪というより立派な人生計画でもある。彼らは幸せな若い獣の様に強欲と犯罪に塗れ、青春を謳歌するのだ。 しかし、謎の美女クロチエの登場でプロジェクトは頓挫すると思いきや。彼女は邪魔者でもあり、救世主でもあった。彼女がいなかったら、10億円は夢の夢であったろう。三人は貪欲な本能とチャチな復讐に駆られ、次々に危険に踏み込む。そして、最後は姉思いの弟タケシの渋い活躍で大きな危機を脱するのだが。 さて、貴方は奥田的クライムに何処まで付いてこれるかな。 | ||||
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「イン・ザ・プール」「空中ブランコ」「家日和」ーどれを読んでも新鮮で面白かったため、この作品も読んでみることに。 上記作品に比べて、教訓的示唆みたいなものに富む内容ではありませんが、エンターテイメントとしては読みごたえがある作品でした。端的で読者を引き込むリズミカルな文体は本作品にも健在です。 解説にもあるように一人の作家がこれほど広い世界観をカバーしていることには敬服に値します。 ただ、やはり他作品に比べると、展開が入り組んでいる割にはテーマ・内容がやや陳腐かな。でも、エンターテイメントとしても普遍性は備えているように思われるので、読んで損した気分になる人は少ないのではないでしょうか。 当該作家さんの作品群の中では、軽いテーマで(展開は複雑ですが)楽しみたい人向けの作品だと思われます。 | ||||
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「ナオミとカナコ」読了後だったためか、肩の力を抜いて楽しめました。 やっぱり奥田さんの作品は良い。 ストロベリー(登場人物の飼い犬)が可愛い! ドーベルマンだから怖そうだけど、良い活躍をしています。 ストロベリーを登場させる、させないでは結構な違いがあったのでは ないでしょうか。 ミタゾウのことを、財閥の御曹司(という勘違い)だけで、コロッと騙される人間の 間抜けさが皮肉っぽくて良かったです。 そういう部分ってあるよなぁ、色眼鏡で見てはいけないよなぁ、と自戒もしつつ。 「最悪」「邪魔」のようなお話も好きだけれど、こういう合間合間に読んで気分転換になる お話も大切だな、と実感しました。 | ||||
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奥田氏の本は色々読みました。今回のも、ほのぼの感・アクション・ちょっとした会話の面白さもあり 満足いたしました。読んでいて思わずクスリと笑ってしまう事もあり、私の期待どおりでした。 | ||||
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共通点は25歳ということと、現状に満足していないということ。 ヨコケンこと、パーティー屋。自分は成功してるつもりだが、なんだかやることがセコイ。 ミタゾウこと、三田物産の出来損ないの社員。三田グループの御曹司と間違えられること数しれず。 クロチェこと、黒川千明。とてつもない美貌の持ち主。 ストロベリーこと・・・実はかわいい名前だけどドーベルマン。クロチェに忠実に従う頼りになる番犬。 この三人が狙うのが、10億円! 結構、間抜けな三人組。 お互いをカバーしながら、最後は・・・ 読書と読書の間に読める、とっても楽しく読める一冊です。 | ||||
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軽くて楽しくて疲れたときにさらっとよむのにちょうどいい内容です | ||||
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「最悪」「邪魔」といった超高速でストーリーが展開するいわゆるジェットコースター作品の一つに位置づけられる作品だと思う。 出足からどんどん読者を惹きつけて行く上手さはさすが。パーティ屋としてせこいビジネスをやっているヨコケンこと横山、一流 商社に勤めながらさえない男、ミタゾウこと三田、それにひょんなことから仲間のボス的存在になるわがままな美女黒川 知恵。この三人が黒川の父親の10億円を略奪しようと計画することになる。ここまでの話の流れの持って行き方が また上手い。それに、ヤクザや中国マフイアが絡んで話は目まぐるしくどんどん変わっていく。ある意味、コミカルでかつ軽いが ちゃんと話のツボを心得ている作者だけに安心してページをめくることが出来る。「インザプール」では又ちょっと違った 作品で読者をひきつけた作者だが、やはりこういうスピーディな話の展開はより得意とするところではないか。 | ||||
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犯罪の場面なのに、文章が爽やかで、読んでいて嫌な感じがしません。 人物像が最後の方で、良い人に変わってしまうのは無理がありますが、人は色んな面を持っているというのが実際なので、全体に楽しめました。 | ||||
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いやー、楽しませていただきました。 奥田英朗さんらしく、ユーモアに富んだ楽しい小説です。 非常に文体がシンプルで読みやすく、状況説明もわかりやすい。 何より、展開がスピーディーで型破り。 特に、後半の展開は、どんでん返しの連続で見どころたくさん。 登場人物は、ちょっと変わった人々ばかり。 だけど、どこか愛嬌があって、読み進めていくと「友だちになってみたい!」と思えてくる。 この3人組での続編をぜひ見てみたいなあ。 かる〜く読める、かる〜く楽しめる快作です。オススメ! | ||||
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相変わらずの爽快さ 奥田英朗さんは改めてハズレが無いと思った。 クライム版『サウスバウンド』って感じの爽やかな作品。 | ||||
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・伊坂幸太郎さんの「陽気なギャングが地球を回す」に似た印象を持ちました。 スピーディでウキウキして、爽快な後味を与えてくれる作品です。 ・他のレビュアーの方々の記載にある通り、序盤は半信半疑で読み進め、そのうち だんだんと登場人物がみな愛すべき友人のように思えるようになります。 ・スピーディが行き過ぎて、最終のほうは少し雑な展開なような気もしますが たいていのひとは面白いと思える内容だと思います。 ・小さな本の中に、東京の街と人たちが息づいているように感じました。 | ||||
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どたばたクライム・ノベル。 いくつかのグループがそれぞれの思惑を胸に、10億円を狙う。 クライム・ノベルなのだが、シリアスな感じではなく、どこかゆるい。 いかにも奥田英朗らしい雰囲気。 思惑が交錯し、騙し騙され、そして翻弄される。 このドタバタ感がたまらなくいい。 奥田さんは、必至だけどどこかこっけいな人を描くのがうまいですね。 | ||||
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気持ちの良いリズムの作品である。10億円を強奪する話しが出るまでが少し長かったな、と感じます。クロチェが加わった後は気持ちよいリズムで話しが進んで読み応えがあります。クロチェの高飛車な感じが良いですね。 | ||||
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「邪魔」や「最悪」を書いた人とは思えない、もちろん「東京物語」や「ガール」、 あまりに有名になってしまった「空中ブランコ」「インザプール」の流れからはアリアリなんだけどね。 最後の終わらせかたも、カワイイ。 あたしはクロチェみたいなイイオンナにはほど遠いけど、でも、こんな感じで粋がってる強気な彼女が、好きになった。 あと、ミタゾウの、「僕も好きだけどひとりじめできないから、他の誰かのものにもなってほしくない」っていう、 情けないんだけど素直なとこ、共感! あたしは言葉の響きだけで、行ってみたい場所はマチュピチュなんだけど、でも、キリバスに、しようかなこれからは。 誰かと思いっきりばかやって、そんで、イキオイだけで誰かにコイしたくなるような、 そんな、夏にぴったりのお話でした。 | ||||
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当然のことだが、ファンである作家の作品はできるだけ読んでおきたい。しかしすべての作品が納得できるものとは限らない。好きな作家だからこそ遇えて厳しい目線で評価することも大切だ。本書は『マドンナ』のあとに発表された長編小説で、偶然知り合った3人の仲間(最終的にはそう呼んでいいだろう)が10億円強盗を目論む痛快事件簿といった内容である。しかし「事件簿」というわりにはあまりスリル感には満ちていない。毒がなく、気楽にそして一気に読める作品ではある。 北上次郎氏が書いている巻末の「解説」には、ある奥田作品を称して、「どの短編も長編になりうる濃さを持っていて、それを短く切りつめているから、それぞれのドラマがどんどんあふれて読者のなかに入ってくる」という評価が記載されているが、たしかに先日読んだ『マドンナ』などはそういう趣向があった。「締められた作品」とでもいうのであろうか。分量的にも内容的な濃淡さにも絶妙な工夫が施されている。本書は長編であるが、何となく「この種の作品はこれで終了にしてほしい」というやや消極的な印象をもってしまった。もちろん笑えるし面白いし、読みながら早く結末を知りたいと強く思ったことも事実である。しかしピンとこない。たぶんそれは本書で登場する主人公らの性格=キャラクターに好感がもてないからだろう。ミタゾウはまだしも、ヨコケンとクロチェはあまり好きになれないタイプの人間であった。特に前者はそうだ。そうであれば、いくら奥田英朗の作品であるとはいえ、評価は厳しくなる。こういう主人公の人物造形を設定したのは他でもなく著者自身なのだから・・・。 とはいっても奥田氏の作品だ。最後はうまく仕上げている。最後まで読んだ人は、意外と「クロチェファン」になってしまうような気もする。ミタゾウはあの手紙で更に株を上げたのではないか。「真夜中のマーチ」というよりは、「真夜中のギャング」といったほうが私にはすっきりしたが、細かい情景描写や人間心理を的確に綴る才能にはあらためて敬服した。私はまだ彼の大作を読んでいないゆえ、奥田作品の真髄を知らない。ファンとしてはあまりにも不十分であるし、このことは私自身が自覚しているところでもある。いつか読んで彼の作品の醍醐味をもっと肌で感じたいと思っている。奥田英朗という優れた作家に出遭えたことに今は感謝したい。 | ||||
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