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(短編集)
東京物語
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東京物語の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.31pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全13件 1~13 1/1ページ
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確かに50代の人には懐かしく楽しいと思います。 奥田さんも当時のことをよく覚えてると感心しました。 ただ僕的にはもうこういう振り返り方は必要ないし、今考えなければならない問題が山積なので、 途中まで読んで閉じました。また何か余裕が出来たときにでも読みます。 世の中を少しでも良くして死んでいきたいと思ってるので、しばらくは公務員と戦います。 | ||||
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私は楽しめませんでした。 あるあると思って読んでました。 しかし、それ以上の物がない。 古い懐かしいレコードを聴いているような本です。 懐かしさをつついてくる感はあります。 | ||||
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名古屋から上京したコピーライターの久雄が主人公の連作短編。 1980/12/9 駆け出しのコピーライター。森下という名の男の電話が目立つ。ジョンレノンが死んだ日 時代の空気感とキャラクターを立てるための章か。 1978/4/4 キャンディーズと上京時の東京の雰囲気と、親元から離れるシーン。 1979/6/2 大学生活と恋の話。いとしのエリーと呼ぶ女との顛末。 1981/9/30 名古屋オリンピックと仕事のステップアップ 1985/1/15 ホンダプレリュードと、仕組まれたお見合いの相手。ゴーストバスターズ。 1989/11/10 年齢を意識し、結婚へ向かうだろうという人生の行き先を暗示する配役。青春の終わり。 時代のキーワードをちりばめて、その時々に年齢を重ねる久雄の成長が描かれる。 異性は何人も登場するが、1986年の章の洋子がもっともキャラ立ちが明確で、印象的だった。 次点で、1979の小山江里か。 各章が連載された短編をまとめたからか、過剰に思えるセンチメンタルなオチに向かっているため、読みやすいのだが、全体の印象が薄くなっている。 印象的な異性キャラクターがいても章を跨いでまで出てくる相手がいないのも、何か物足りなさにつながっているかもしれない。 もちろん青春グラフィティとしてはそれでも悪くないのだけれど、仕事と恋愛以外の部分に何かあったかといえば、それほどドラマチックな事件も無いので、 そういう印象になってしまう。 で、森下はなんだったんだ?? | ||||
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名古屋から東京へ出てきたコピーライターの青春を描いた作品ということになるでしょう。 特に大きな事件があるわけでも無く、少し大学時代と行ったり来たりしながら、日常生活が描かれていきます。 それぞれの小さなエピソードは、うまく描かれていると思いますが、続きがどんどん気になるというような話でもありません。 一番に読むべき作品でもないように思いました。 | ||||
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青春物。70年代後半から80年代後半に物心ついていれば色々と懐かしく読めるのではないか。 | ||||
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こういう物語は好きですね。どこがいいのかうまく言えませんが。 私が同志社ラグビーのファンだからでしょうか。 釜石との最後の試合は大漁旗と同志社の紫小旗が秩序なくはためくバックスタンドから見ていました。 本書ではこの試合を街頭テレビで観戦する人たちの様子が細かく描かれていました。 あの日東京は快晴でしたね。そんなことを懐かしく思い出しました。 ほかに印象に残ったのはキャンディーズ解散コンサートを絡めた物語です。 | ||||
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多くのレビュアーが紹介しているように、名古屋から上京した青年の、1980年代の諸事諸相を描いた連作短編集。主人公を同じとする計6つの短編は、それぞれが違った年月における「或る1日」の顛末を淡々と描き切るというスタイルで、著者らしい器用さを駆使し、物語としての流れも展開もディテールも水準以上にあるとは思う。けれど、ほぼ同時代に同じように上京し、さらにバブルの有象無象をも見聞きしてきた評者の身からいえば、著者はどちらかといえば、業務上の能力に長けた、やや軽薄で、あの頃からやたらと目立ち始めた「ギョウカイ人」にとどまるのではないか、という距離感は残る。もっとも、読み手にそう思わせる筆致で描いた創作です、と言われてしまうなら、それはそれで著者の勝ちということかもしれない。 | ||||
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78年に浪人生として名古屋から上京した田村久雄がフリーのコピーライターとして地歩を固めるまでの同時代青春グラフィティ。上京した日に後楽園で感じたキャンディーズ解散の熱気、駆け出しのコピーライターとして駆け回るさなかに聞いたジョン・レノンの訃報など、時代々々を感じさせるキーワードを織り込みながら20代を駆け抜けた一人の青年の姿を半自伝的につづった一冊。著者自身が若かりし頃に抱いていたであろう青い気負いがむず痒い共感を呼び起こす。自分史と東京史を重ねたいという欲求は東京に暮らす物書きなら皆抱くものなのかなあ、と思ったりもしながら。 | ||||
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「あの日、聴いた歌」 物語の序章なので「ああこんな感じか」って程度 「春本番」 上京初日の落ち着かなさ、人恋しさ、未来への不安の描き方がうまい 「レモン」 この本の中で一番好きな話、文章だけで小山江里のかわいらしさが伝わってくる 「名古屋オリンピック」 この章の田村はすごいイヤなヤツ、井の中の蛙 健二とのやりとりは寒すぎる チャット常連の悪ふざけ会話みたいでキモすぎ 「彼女のハイヒール」 レモンがよすぎて洋子のイメージ薄い、でも奥田作品全般に虚勢をはる女って 浅く薄いんだよなぁ 「バチェラーパーティー」 郷田の母想いにちょっとグッときた | ||||
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コピーライターなど作者の経歴が色濃く反映された、 バブル前夜から絶頂期までの「ギョーカイ」人青春グラフィティ。 「あの頃」の世相が悪質なオブジェのように散りばめられ ある人にとっては胸キュンの想い出であり ある人にとっては醜悪な、もう見たくもない過去で 若い人たちにとってはものめずらしい風景であろう。 | ||||
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70年代、そして80年代。その時代時代の主な出来事を背景に 描かれたこの作品は、同時代同世代だった私の心を懐かしさで いっぱいにする。親から離れたい、大学生活を楽しみたい、一人前に 仕事をしたい。どれをとっても私が考えていたことと同じだ。喜びも あったが、時には挫折もあった。いろいろなことを経験し乗り越えて、 今の自分がある。できれば今現在の久雄に会ってみたいと思った。 どんな人生を送っているのだろうか? | ||||
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主人公の久雄とは、歳は少し違うが出身地が名古屋だけに親近感が沸いてきて興味深く読みました。80年代は私にとっても「独身時代」そして、景気が昇り調子の時代。89年で終わっているところは、その後の久雄の90年代を想像させるのに十分だと思いました。 | ||||
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独りの男性の20代を、6つに区切り描いているのは主人公の変化が手に取るように判るので面白い女に頭が一杯のようで、実は将来の仕事や男同士のつきあいに明け暮れる仕事に不満を抱きながらもこなしていく日々男の人の、本音をなかなか語らない逞しさを思い起こす何時までも少年の心を捨てられないところも微笑ましい男心を少しだけ理解できた気持ちになりました | ||||
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