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(短編集)

東京物語



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【この小説が収録されている参考書籍】
東京物語
東京物語 (集英社文庫)

東京物語の評価: 4.31/5点 レビュー 86件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.31pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全69件 1~20 1/4ページ
No.69:
(5pt)

自分の青春時代と重なる

自分の青春時代と重なる部分が多くて楽しく読み終わった。できる事からもう一度あの時代に戻ってみたい。
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No.68:
(5pt)

あの時代を映す宝石のような短編集

「リバー」が面白かったので、今、同じ著者の過去作を一気読みしている。もともと「最悪」や「オリンピックの身代金」は読んでいたので、それなりのファンではあったのだが、「家」シリーズや本作を読んで、著者の作家としての守備範囲の広さと作品の質の高さに今さらながら驚いている次第。

 著者とほぼ同じ年代、さらに田舎出身の上京組という点で、当時の東京の状況が私にも手に取るようにわかる。それだけに、それぞれの短編は宝石のよう。レノンの死、江川の初登板、キャンディーズの解散、ラグビーブーム、バブルの到来などなど。どれもこれも懐かしい。

 中でも気に入ったのは「彼女のハイヒール」。まんま、わたせせいぞうの世界だ(と言っても、若い人にはわからないと思うが)。「ハートカクテル」でやってそう。この著者、さぞもてたのだろう。
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No.67:
(5pt)

かつての時代の息吹を感じました!

1970年代80年代、高度経済成長とバブル崩壊、日本が今よりももっと元気で、その時代を生きた主人公の若者は、破天荒でエネルギッシュ!面白かったです!
同時期を過ごした、かつての若者だった私自身を重ねて読みました。
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No.66:
(4pt)

少々上の世代のお話ですが

ジョン・レノンの死亡が中3の冬でした。
当時は洋楽聴き始めで当然ビートルズは入口。
当時は何が何だか分からず友人に話をしたら、俺にその話をするな!!な反応でした。
バブル時の街の不動産業はえげつなかったですね。
上の階、下の階の不動産屋が当該ビルの地上げを始めた、なんて話も有りました。
昭和の終わりは世代の違う私にとっても、いつまでも学生気分じゃいられないなぁと感じ始めた頃ですね。
時節柄一番印象に残ったのが名古屋オリンピックの招致。
すっかり忘れていましたが、そうそう!でした。
東京オリンピックはどうなることやらですが…
面白かったです。
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No.65:
(4pt)

80年代を知ってる人は

懐かしく、知らない人は80年代を知ることができる。
上京することを知ってる人は共鳴でき、知らない人は
上京する人々の心境を知ることができる。
時系列に沿って読んでみました。
とにかくこの作者の作品は面白いですね。
その理由がこの自伝的な作品でよくわかります。
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No.64:
(5pt)

奥田英朗はやさしい

わたしは、作者の奥田さんと同郷(岐阜)です。年も同じくらいです。ですから、奥田さんの作品に無条件に肩入れします(岐阜県の人はいい人ばかりです)。この東京物語もやさしい作品です。こういう作品を書くことができるのは、奥田さんが優しい人だからだと思います。また、文章の間合いというのでしょうか、これが絶妙で、平易な文章でありながら、空間の奥行きと時間を感じ、そこに濃密な感情を感じます。こんなことができるのは、奥田さんだけだと思います。達人です。ますます、好きになりました。
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No.63:
(5pt)

青春って素晴らしい

初めての上京、独り暮らし、大学で演劇論を交わしているようで何やってんだか、毎日が飲み会状態の学生時代、社会人となって初めて分かる社会の厳しさ、どれもこれも誰もが体験する、ああ❗青春。
それぞれのエピソードに社会の出来事が絡んでいて、携帯もメールもないあの時代が自分にも確かにあったと思うと胸が熱くなる。
令和の時代になり、主人公はどんな人生を歩んできたんだろう、続編を書いてほしいな。
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No.62:
(5pt)

いろいろ言われていますが、バブル世代にはバブルはいい時代でした

奥田英朗氏の作品は初読です。本当はまず「邪魔」か「最悪」あたりを読もうかと思ったのですが、まずは手始めということでこちらを先に。結論からいうと、おもしろかったです。

自分は関西だったので東京での大学、就職生活というのは経験していませんし、女性なのでこの主人公とはだいぶ違う20代を送りましたが、バブル世代であるため、このお話に出てくる様々なことがとてもなつかしかったです。土地の値段はどんどん上がり、景気は上を向くばかりで、職場はどこでも上昇志向が強くハードワークや残業は当たり前、会社がまるで家庭のように夜遅くまでいるのが普通で、社員同士も家族のような感覚があったため、それで特にストレスがたまるということもありませんでした。転職してもすぐに次の仕事がある、給料は毎年上がるのが当たり前、まわりには必ず数人は景気のいい人がいて、タクシーをじゃんじゃん使って高級店で飲食しまくっていました。いい時代でした・・・(苦笑)。
結婚するのがまだ当たり前だった時代、親からのプレッシャーがすごくて、勝手に見合いを設定されるのも、あるあるで笑ってしまいました。

1978年、1979年、1981年、1985年、1989年と主人公は18歳から29歳に年を取っていくのですが、特に一番最後の1989年「バチェラー・パーティ」に、身につまされる言葉がたくさんありました。「20歳の頃、ぼんやりと頭に描いた三十像は、とっくに結婚して子供がいて、青春など終わらせているというイメージだった。それが実際は独身で、遊びほうけて、人生設計はなく・・だいいち結婚したいと思ったことは一度もない。」
「ミもフタもない言い方をすれば、二人とも手近で済ませたのだと思っている。ほとんどのカップルがそうであるように。」
「あと一ヶ月と少しで80年代が終わる。さしたる感慨はない。ただ最近、1年がやたらと短く感じるようになった。」
「どこか仮の姿という意識を持っていた。この仕事を一生続けるとは到底思えなかった。たぶん自分は、29歳にもなって、将来は何になろうなどと考えているのだ。」
「自問したら別に答えはないしな。要するに精神的なモラトリアムなわけよ。20代の間、ずっと大人になりたくないって思ってたんだ。」
そしてラスト・シーン、なつかしい顔ばかりが集まった独身さよならパーティで、松田優作も、昭和天皇も、美空ひばりも、手塚治虫もみんな死んだなあ・・と語り合いながら、テレビではベルリンの壁崩壊のニュースをやっていて、東西ドイツ統一は目前、「東西冷戦も終わったんだな。」「いいことじゃないの。世界はこれからが本番ってことよ。これが始まりさ。」「青春が終わり、人生は始まる、か」この言葉がなんだか身に染みました。

この小説が書かれたのが2001年、ということは、作者はすでにバブルが終わることを知った上でこの小説を書いたのだと思うと、なんだか感慨深いものがあります。1989年のラスト・シーンから4,5年後、景気は急速に悪化していきます。現在では、景気の悪い時しか知らない世代まで生まれていますね。この主人公たちあれからはどうしたのだろうか?続編を読んでみたい気がします。
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No.61:
(5pt)

同世代にはたまらないな

思い出すあの頃、なんか忙しくて、でも登っている感じで、どこまでも行けそうな…
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No.60:
(5pt)

青臭いけど奥田英朗の人間性が伝わってくる作品

奥田英朗は”マドンナ”で好きになりました(”空中ブランコ”はそうでもなかった)。自伝的?な小説のようですが、ただ青臭いだけでなく、他作品に繋がる考え方のようなものが読み取れました。深みがあるストーリーではないですが、爽やかで青臭い良いコンテンツです。
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No.59:
(5pt)

最高に良かった‼

バブル崩壊前の青春期を書いた、トレンディードラマじゃないものってなかなかなかった気がする。だから、これは残しておくべき、書いておかないといけなかった作品だと思う。
それ以前の学生運動の時代でもなく、政治や学園闘争もなく、だけど、青春の不安や夢や無様、恋など、当たり前にあって、どの時代とも違う80年代がある。
面白うて、やがて悲しき、薄ら笑いの日々が懐かしく描かれていて◎の作品です。
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No.58:
(4pt)

青春が終わり、人生は始まる。

あゝ、そんな時代だったなと甘酸っぱい懐かしさを感じながら読みました。東京への憧れ、上京してからの期待と寂しさ、いわゆるバブルと言われた時代の様子。本当に奥田さんは時代の描き方が上手。浮かれているだけなように見える主人公ですが、悩んだり後悔したり、周りの人へのやさしさが感じられるのも奥田さんならではの温かさですね。「青春が終わり、人生は始まる」その人生はけっこう重くて長い!みんな頑張れ。
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No.57:
(5pt)

楽しめます。東京物語Ⅱを期待しています。

奥田作品が大好きで、ほとんど読んでいますが、名古屋出身でほぼ同世代としては、心底楽しめました。久雄くんの1日と歴史的な日が重ねて書かれていますが、加えて自分の思い出と重ねて読んでしまうので、3重奏で楽しめます。ベルリンの壁崩壊からの30年を東京物語Ⅱとして出版されたらいいなと思います。
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No.56:
(5pt)

懐かしさいっぱい

奥田英朗さんと出身地も年頃も同じなので、80年代の描写にいちいち頷き、またグッとくるものがありました。
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No.55:
(5pt)

とにかくお勧め!

生年月日が同じですし、しかもコピーライターである主人公は多分、奥田さんがモデルだと思います。
若いころの小さな会社で、仕事が出来ない部下のことにも社長のアドバイスを素直にきき、自分を見つめなおす主人公。
クライアントから「これはコピーじゃない...実に傲慢だ」と言われて目が覚める主人公。
生き方としてとても勉強になりました。
いろいろあれど、実力はもちろんそうだが、名古屋に温かい家族がいて、良い同僚がいる主人公が羨ましい。
部下、クライアント、親との会話が実に面白くて、爆笑するシーンが満載です。
それだけでも元気になれます。
また、人間らしい弱い部分が沢山書かれていて、読んで良かった!と思いました。
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No.54:
(5pt)

50歳代の必読書です!懐かしさがこみ上げてくる傑作です。

学生時代の出来事が次々と思い出され、懐かしさがこみあげて来ました。授業のあと、毎日友人とつるんで渋谷の街を遊びまわっていて、時間をつぶしていました。けれど、そんな一見無駄な毎日が、今の自分の性格形成につながっている。そんなことを思い出させてくれたのが、「東京物語」でした。
                         ◇
 小説にはテーマがあって、それを書き綴るために時代背景や考証を調べる。普通小説はその様に書かれるのではないでしょうか。けれど「東京物語」は、先に出来事があり、そこにストーリーを組み込んだ感じなのです。
 そのくらい当時の出来事や流行や若者の思いが取り入れられていまする。しかし、心配しないでいただきたい。時代背景が主でストーリーが従だと言っても、「友人との関わり」、「親会社や上司の無理難題」、「強いられたお見合い」、「独立後の生活」など、綴られたストーリーの一つひとつが本当に楽しいのです。あるあるです。
                         ◇
「ビラ配りの人から紙切れを差し出され、反射的に受け取っていた。ゲームセンターのもので最新の《ブロック崩し》ゲーム機を五十台も入荷したと書いてあった」
「鈴木が帰ってきた。『ただいま』こっちは覇気がない。トロいくせしてボートハウスのトレーナーを着ていた。青山のショップに並んで買ったのだろう。その労力をなんで仕事に回さないのよと皮肉を言いたくなる」
「『まったくね。あーあ、どこかに気前のいい女子行員はいねえかなあ』カメラマンのジョークにみんなで笑った。最近、銀行の預金係がオンラインを悪用して一億円も男に貢ぐ事件があり、世間を騒がせていたのだ」
「この三行目の《ならば今夜はトーキング・ヘッズのポリリズムに打ちのめされてみようではないか》って何よ。いったに何人のユーザーがトーキング・ヘッズなんか知ってるのよ。《略》自分の趣味を押し付けてどうするの。そうだろう?」
「『こっちだってろくに化粧もしとらんし、葬儀にでも行くような黒い服着て――』母親同士が甲高い声で互いに子どもをけなしあっている。洋子という多分コム・デ・ギャルソンの服を着た女を見た。不機嫌そうに下を向いていた」
 こんな記述が所々あります。50歳代の方、懐かしいでしょう。
                          ◇
 当時の記憶を呼び覚ましてくれ、私はタイムスリップして楽しむことができました。
 トーキング・ヘッズのポリリズムに打ちのめされてみたくなって、聞き返したことをお伝えしておきます。
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No.53:
(4pt)

バブル前夜を知らない世代にもオススメの青春小説

名古屋から上京した若者の青春グラフィティー。奥田英朗の文体は自然で読み易く、軽やかだが味わい深い。僕はこの作家の文章が好きだ。
 主人公の田村久雄、作者の奥田英朗、そして僕は同年輩である。久雄が東京で過ごす70年代末~80年代は、僕が20代を過ごした十年間とほぼ重なる。ジョン・レノン殺害、ウォークマン、雑誌ブルータス、キャンディーズ解散コンサート、幻の名古屋オリンピック、ロス疑惑、アルマーニ、地上げ屋、そして最終章のベルリンの壁崩壊。あの時代のイコンが次々に登場し、リアルタイムを経験した者にとっては懐かしいこと極まりない。しかし本作は懐古趣味に終始している訳ではない。若さの持つエネルギー、純情、葛藤、傲慢、やるせなさ等が瑞々しく描かれており、いつの時代の若者にも当て嵌まる普遍性をも兼ね備えているのだ。驚天動地の大傑作ではないかもしれないが、読後感の爽やかな青春小説であり、同年代の読者は固より、80年代を知らない世代にも広く薦めることの出来る作品である。
 主人公の人物造形は見事で、読み進むうちに彼に感情移入し、自然と彼を応援している自分に気づく。主人公を取り巻く人々も魅力的だが、とりわけ女たちがビビッドで素敵だ。就中、僕は第5章のハイヒールの彼女に完全にやられてしまった。こんなにイイ女を逃すなんて、何やってんだ、久雄!この空け者めがっ!
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No.52:
(4pt)

面白い

奥田英朗の傑作のひとつ。共感できる部分が多数あり、楽しく読めました。
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No.51:
(5pt)

この街に生きることを決めた君へ ぼくの「東京物語」。

tokyostreetsnapのこの街に生きることを決めた君へ ぼくの「東京物語」。 ってのを読んで気になって購入。
表紙が日々ロックの榎屋克優先生だったってのも決め手!
奥田英朗さんの半自伝的な小説なんだろうなって。
奥田英朗さんの小説はいくつか読みましたが、心の奥に響く何かがあります。
素直に心に入ってきてくれる言葉使いが好きです。
東京物語 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:東京物語 (集英社文庫)より
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No.50:
(5pt)

良かったです

混紡等に問題はありません。面白い内容のホンダと感じつつ読み終えてしまいました。
東京物語 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:東京物語 (集英社文庫)より
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