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リピート
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リピートの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.60pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全106件 81~100 5/6ページ
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タイムトラベル物だが、SFっぽくないところが面白い。話のテンポがよく、登場人物のキャラクターもはっきりしていて漫画のように気楽に読めます。 でも後半はドキドキはらはら・・ イニシエーション・ラブで知った作家ですが、こちらもとても面白いです。 | ||||
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現在の記憶をもったまま過去のある時点から人生をやり直すという常識では考えられない現象に対して、自分だったらこのような可能性を疑うとか、過去に戻ったらこうするということが本当にリアルに描かれていたため、とても楽しめた。 また、過去に戻った世界で自分が思うがままに過ごすというファンタジー的な要素だけではなく、過去に戻った人間が狙われる事件が次々と発生するミステリ的な展開もおもしろくて、最後まで飽きずに読むことができた。 | ||||
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著者がグリムウッド『リプレイ』+クリスティ『そして誰もいなくなった』に挑んだSFミステリ。 〈リピート〉というタイムトラベル現象により、九ヵ月半前の過去に戻った九人の男女。 彼らは、そこで次々と変死したり、殺害されていきます。 彼らが〈リピート〉した人間であることは、彼ら以外知らないため、 彼らのなかに犯人がいると考えられますが、では何のために? というのが、本作のミステリとしてのキモ。 著者は、逆転の発想により、タイムトラベルを前提とした《ミッシング・リンク》 という斬新なアイディアを、うまく作品のなかに落とし込んでいます。 ただ、その分、事件を支配している黒幕の動機は、いかにもゲーム的というか、 チープなものなので、眉をひそめたり、納得できない人もいるかとは思います。 本作は、一種の思考実験で、登場人物に感情移入するタイプの小説ではない――。 そう割り切れるかどうかが分水嶺でしょうね。 ともあれ、文字通り『そして誰もいなくなった』へと着地させる結末はお見事。 サプライズやツイストを求める人には、物足りないのかもしれませんが、 物語を破綻なく締め括れる著者の手腕は、評価されていいと思います。 | ||||
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“イニシエーション・ラブ”の時も思ったけど、 なんで最初に力入れてて最後てきとーなんだろう。 前半に関しては文章の取捨選択ができないのか、作者の文章力がないのか、 やたら設定や説明がウダウダ長くて本当に読むのが辛かった。 後半はアガサ・クリスティの“そして誰もいなくなった”が基盤となっていて、 それなりにおもしろく読めた。 でもその作品を読んでいない人には“刑殺官”のところは理解できないんじゃ? また、“そして誰もいなくなった”では“十人のインディアンの童話”があったから殺人が起きて盛り上がったのに、 この作品では誰が殺されても衝撃性も薄く響かない。 そして終盤は、盛り上がっていたのがこのまま一気にいくのかと思いきや・・・ 終わり方はまぁいいとしても、そこまでの過程が よく言えばアッサリ。悪く言えばいまいち。でした。 | ||||
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結構分厚めの本で、こりゃ時間かかるなって思って買ったたら…とんでもない!!すぐに読み終えてしまいました。。登場人物たちもすごいキャラクターが出てて、その一人一人のキャラクターにのめり込んで行った感じ☆そして読み進めていき、ラストの方は驚きの連続でした!私…結構騙されてたなって感じで。。若干恐かったし!!笑でも面白かった☆またリピートして読みたいもんです! | ||||
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初めてこの作家さんの本を読みました。 本屋で平積みになっていて かなり面白いような宣伝がうってあったので じゃあ読んでみようか、と思い。 途中まで面白く読みました。 ただリピーターの一人一人が死んでいっても あまり感情移入できなかったし、 最後の方で池田が風間の仲間だったと言われても 「えー、ああそうなの」ぐらいにしか思えませんでした。 あまり入り込めない本でした。 終わり方も「こういう話の場合大体こうなるな」という 予想範囲を超えない本でした。 またこの作家さんの本を買って読みたいかといえば いえ、別に。というのが私の感想です。 でも比較的早く読み終わったので それなりに読者をひっぱる力はあるんだと思います。 なので☆は3つ。 | ||||
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こういう自分の意識だけ過去など異空間に戻ってしまう(いってしまう)話、すきです。 よくあるテーマだけどこの著者ならではの切り口でハラハラしながら読みました。 なぜリピートした10人が次々死んでいくか・・・ 最後まで私はまったくわかりませんでした。 こういうどんでん返し系ミステリーとしてはすばらしいです。 ただ、イニシエーションラブのときも思ったけど、 最近書かれたものなのに、設定、昔なんですね。 ケータイがない時代の話です。 ケータイがあるといろいろ状況が変わってきますよね。 最近書かれたものなのに、ケータイがあれば解決するこまごまのことを ケータイがないために登場人物の行動がまどろっこしくなっているのは 個人的にあまり好きではないのと、 少し後味はよくなかったので☆3つとさせていただきました。 ただ、ミステリーとしては☆5つかな。 | ||||
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過去に戻って人生をやり直せたらどんな人生になるのだろうかというのは興味津々で,自分ならどうするかなと物語にどんどん引き込まれていきます. ただし,ネタが分かってからの展開はちょっと重いです.やり直したからと言って必ずしもよい方向に変わるわけではありませんし,競馬で儲けるくらいしかやることがないというのもちょっと寂しい話です. 本当にやり直しがきくのが幸せなのかどうかと考えさせられます. | ||||
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だいぶ昔に著者の「Jの神話」を読んで、なんともいえない しょっぱい気持ちになった記憶があったので、なかなか二冊目 を取る勇気がなかったのだけど、この本がエンタメの永遠の テーマともいえる「タイムトラベル」ものだと知り、読んで みました。 結果、読んでよかったです。素直に面白かったです。 というか、読んでいて常に知的好奇心を刺激される展開で、 久しぶりにワクワクしながら小説を読むことができました。 九ヶ月だけ過去に戻れる。しかも意識だけ。 という設定が、なんとも絶妙です。自分だったら何をするだろう と、まるで自分のことのように思いながら読めたのがよかったの かもしれませんね。 「そして誰もいなくなった」を意識したラストはあんまりだった けど、あれはあれで話の決着としては仕方ないのでしょう・・・。 主人公の彼の、また違った生き方を見てみたい気もしていますが。 とにかく著者の作品への「ためらい」はなくなったので、次は 「イニシエーション・ラブ」を読んでみたいと思います。 | ||||
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純粋に楽しませてもらいました。作者の仕掛けの多様さには脱帽です。 内容は帯にある通り<リプレイ>+<そして誰もいなくなった>という言い方が一番かな、と思います。 この帯の文句にはすごくセンスを感じました。 ただ実際、この文句に偽りはないと思うのですが、 上記の作品のような本格ミステリーといった類のものを期待されてる方はちょっとガッカリするかもしれないです。 所々、展開や場面に歯がゆさや無理やりかな、と感じさせる場面がありますし。 しかし、引き込まれるものは十分にあります。 個人的には著者の作り上げる人物像や青春小説っぽい雰囲気が大好きです。 他の作品にもあるような、なるほどなぁとうなずける作者独特の世界観の描写も顕在です。 この作者の最も素晴らしい所は、他の小説とはひと味違った話が楽しめるというところにあると思います。 そういった本をお探しの方にはお勧めの一冊です。 | ||||
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久しぶりに乾さんの本を読みましたが、 うーむ、よく出来たプロットだな感心してしまいました。 他の方が書かれているように、 文章は、修飾が恋愛小説のようで、 男の私は、少々まどろっこしいですが。 それをマイナスしても、よく出来た本です。 なお、P436の「ほぐっ−」は、 ホッグ・・・・ですかね。 | ||||
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この人の作品は ストーリーテラーとしての才能あるけど 文章がまどろっこしいというか歯切れ悪い (なんだろう句点の多さなのか文章の長さなのか・・) イニシエーション・ラブと同じくらいおもしろいんだけどね | ||||
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乾くるみさんは、今では代名詞のように「イニシエーションラブ」が代表作のようですが、本当は「Jの神話」から始まった作家さんなのだから、このような作風のもののほうが得意ではないかと思います。タイムトラベルあり、そして誰もいなくなったありで、作品としてはかなりハイレベルで面白かったけれども、「イニシエーションラブを超える結末」かといえば、うーんわからない・・・・・・・・ | ||||
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ケン・グリムウッドの「リプレイ」とアガサ・クリスティ−の 「そして誰もいなくなった」をあわせたような作品ということで 期待して読んだが、正直どっちつかずの作品だと思った。 この作品でも、リプレイした人間が次々に命を落としていくという 衝撃的なことが起こるが、その真相は「こんなものか」と思った 程度だった。タイトルは「リピート」だが、その意味「繰り返し」が 作品の中であまり生かされていないような気がする。リピートした 人たちのその後の描写も、特定の人物だけに限られていて物足りない。 「リプレイ」、「そして誰もいなくなった」では、得られたこと感じた ことも多々あったのだが・・・。読後、満足感がなかったのは残念! | ||||
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ミステリー小説の中で誰かが怪死を遂げると、「自殺か、他殺か、自然死か」ということがよく焦点になります。では、この『リピート』の“殺し”のトリックとは如何なるものなのか。読み進めていくと、意表をつく真相がやがて明らかになります。 リピートした人生で、徐々に軌道がずれ始めていく主人公の生活、その後彼が直面する危機と、身を引き裂かれるほどの葛藤、そして幕切れ…。 「リピート」というのは、現在の記憶のまま過去のある時点(約10ヶ月前)に戻って人生をリセットし更新するということで、もし望むなら、何度でもその時点に立ち返って人生を「上書き」し直すことができる。だから主人公は、今のこの人生から“脱出”してもう一度リピートするか、それとも、このままとどまるかの選択を迫られることになる。 この作品のポイントの一つは、作中に出てくる次のセリフに表れていると思います。 「私たちはリピートを繰り返している限り、歳もとらないで済むし、永遠に死ななくて済む。ですが、同じ一年を何度も繰り返すというのは、想像していただければおわかりになると思いますが、かなり退屈なことでしてね。それで何か、新しい刺激が欲しいと思ったわけです。」 本作は、時間SFと推理小説を融合させた新感覚のミステリーで、底流にはサバイバル的な要素も含んでいる。 ところで、文庫カバーのデザインが綺麗ですね。かならずしも作品の内容と合致しているとはいえないかもしれないけど、「ありえた現実」を象徴しているかのようで、読了後に見ると、切ない気持ちになります。 | ||||
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「あの『イニシエーション・ラブ』の鬼才が、『リプレイ』+『そして誰もいなくなった』に挑んだ仰天の傑作」 「あの『イニシエーション・ラブ』より驚けます」 という紹介文につられて読みました。 まず最初に注意しておきますが、衝撃度から言うと『イニシエーション・ラブ』よりは小さかったです。なので「あの『イニシエーション・ラブ』より驚けます」という帯はどうかと思いますが、ただ作品のレベル的にはおそらくこちらの方が上。 『リプレイ』と同じような設定の中で、どうオリジナリティを出すのか、『そして誰もいなくなった』と同じような展開の中で、どうオチをつけていくのか、これは普通に考えるとかなり難しい作業です。特にミステリ小説をたくさん読んだ人には分かると思いますが、この手の本はどうしても「古典」に引きずられてしまう部分がどこかに出てきて、二番煎じ感が拭えない場合が多いものです。ところが乾くるみは古典からの飛躍をサラッとやってのけてしまう。しかもその苦労した(であろう)部分を別段強調することもなく、当たり前のようにサラッと書いてしまう。 見事でした。 | ||||
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ジャンル分けなんてする必要はないのでしょうけれど……。 時間ループの設定買いし、元は取れたとは思います。 人々の目論見がそれぞれリアルで、物語の世界にぐいぐい引っ張ってくれます。 | ||||
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「もう一度あの時に戻って,一からやり直したい」 そう思い,願うことは少なくない。 本書はまさにそうした思い・願いが実現することがハッピーなのか,そうではないのかという,一種の思考実験作品である。 一からやり直せたら,どんなに幸せだろうかと夢想はするが,現実にそうなったら,それはそれであまりハッピーではないのかもしれない(競馬で多額の不労所得を得たいとは思うが)。 また,10人の仲間が次々に不審な死に直面したり,周りの人間(自分を含む)の知り得ない事実をリピーターは知っている(そして,その事実を多少なりともコントロールできる)ことへの不安感といった,不安・恐怖もうまく描写できていたように思う。 とりあえず,本書を読んで,ケン・グリムウッド「リプレイ」を注文してしまった。 | ||||
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個人的にタイムトラベルものの超傑作です。 装丁からはピュアな恋愛ものが想像できます。恋人に捨てられた主人公が過 去に戻って別の女と関係を作り直す過程で元カノの意外な事実に感動し己の至 らなさ愚かさに失望しつつも立派に成長して元の鞘に戻る。もしくは戻れない虚 しい現実を見る。というエロゲーのような内容では決してありません。 本書はすこぶるダークでリアルな恋愛シュミレーション。そして次々と死者が出 るサバイバルミステリです。 とにかく謎が謎を呼ぶストーリー展開、仮定の構築と崩壊の連続、さらに主人公 の心理面の黒い変化が面白くて中だるみなし!読み始めたら途中でやめられ ません。種明かしも十分に驚けます。種が明かされてから終盤で展開が加速 し、さらにスリルが増すところなどハリウッドのホラー・サスペンス映画的な醍醐 味があり、たまりません。 巻末で大森望が様々なタイムトラベルものを引き合いに出して解説しているの がまたうれしい付録です。おすすめです。 | ||||
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レビューの難しい作品ではありますね。何を書いてもネタバレに近いので。なので乾くるみさんのファンや、なんとなく気になった方は、まず一読するのをお勧めします。 ネタバレで言いますと、ラストに大どんでん返しがあるような作品ではありません(ある意味どんでん返しですが)。タイムトラベルを扱ったSFに殺人事件を組み込んだ、ある種独特の小説です。ただ主人公が利己主義過ぎて、リアリティはあるのですが、読み手としては感情移入のしにくい主人公というのがやや興醒め。また乾さんのファンならおもわずにやりの「天童」が出てくるのも面白いところ。パラレルワールドの一つとして楽しむのが良いかと思います。 あまり力を要れず、気楽に読むのが面白い作品だと思いますよ。 | ||||
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