■スポンサードリンク
リピート
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
リピートの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.60pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全106件 61~80 4/6ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
今の記憶のままで過去に戻れることが出来たら何をするか。 過去に戻って何かをやりなおしても幸せになれるとは限りませんね。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
『イニシエーション・ラブ』で一躍売れっ子作家の仲間入りを果たした乾くるみのSFミステリー。 ひどい形で要約すると、意識だけ過去に戻れたらどうするという話。 帯にやたらと「驚けます」とか「また読みたくなる」とか書いてあったので、これは『イニシエーション〜』ふたたびか、と思ったのですが全然違っていました。 今回の主役は読者ではありません。 考える余地はなく、謎解きも普通のミステリーのようにちゃんとされます。 ミステリーとしてはものすごい普通。 なので、そこら辺は期待しない方がいいです。 設定は作者が作品の中で述べているように、ケン・グリムウッドの『リプレイ』まんま。『リプレイ』同様、面白いのですが、目新しさはありません。 ただ、じゃあ面白くないのかと言われれば「面白い」と答えられる作品です。 面白いけど飛びぬけていない。 ま、前作がよすぎただけにこれはしょうがないんだと思います。 総じてわりと普通の作品かと。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
過去の自分に戻る、というアイディアは借り物なのですね。 しかし、10ヶ月前に戻る、それを何度も繰り返す人がいる、そして、不思議な死が次々に起きる、これらの設定に引き込まれ、最後までストーリに引き込まれました。 途中、「死を簡単に起こし過ぎる」と思いましたが、それも、”死の周りに展開していたストーリー”という事で納得しました。 乾さんの作品を読むのは”イニシエーションラブ”に続いての、2作目です。”設定の計算”に卓越した才能を感じます。 他の作品を読むのが楽しみです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
判断に悩む作品。物語の当然の帰結ぶを考えればそうなるが……。いまひとつ。前半はすごく面白かったです。よって、前半は星5つ。後半は星1つ。中間をとって3と評価します。「イニシエーションラブ」との比較対象にしてはならない作品。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
アイデアは秀逸、読み出したら先が気になってしかたがない。しかし、主人公が利己的すぎて感情移入しにくいのと、後半にかけてだんだんパワーダウンして尻すぼみな感じがした。前半の緊迫感はすごい。イニイエーションラブが好きな人は次にこれを読めばいいかなと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
記憶をそのままに10ヶ月前に戻れる機会を得た9人.しかし,1人,2人と事故や事件に巻き込まれて死んでいく.これは果たして偶然か,それとも連続殺人なのか,そしてその目的は・・・?一見SF風の展開で“リピート”に関する考察や真偽の確認に前半の多くのページを割かれているが,むしろ,この物語のテーマは“リピート”でないと演出できない意外性である.設定を使いこなしたプロットはお見事で新しい形のミステリーといえる.とはいえ,リピート後の主人公の言動,心理にあまりにも共感できないのが気になった.その点を差し引いて星4つとします. | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
30代、男です。いやー、面白かったです。予定の仕事をすっとばして、結局一気に読んじゃいました。途中で止めるなんて、私にとっては拷問です。読みながら、自分だったら「行くかな、行かないかな」とずっと考えていました。読後・・・行かないことにしました。リピート出来るとなると、私のような人間は全てがテキトーになりそうで怖いです。善人すぎない登場人物たちにも好感が持てました。たぶん、現実にR○○のリピーターっているんじゃないかな・・・。グリムウッドのリプレイを早速購入しました!そちらのレビューでもお会いしましょう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
帯の「あのイニシエーションラブより驚けます」という文句に惹かれて読み始めました。イニシエーションラブより驚けなかったけどおもしろかったです。「そうくるか」と思うような展開が次々と起こってぐんぐん引き込まれていきます。ただ、前半は説明の部分が長くて、読むのに疲れてしまい何度も途中で投げ出したくなりました。それと、登場人物の描写があっさりしすぎていてあまり感情移入できなかったです。タイムトラベルという現実的でない設定だったので仕方ないのかもしれませんが。でも後半は期待通りに面白くて、一気に読んでしまいました。「むなしさ」が心に重く残る小説でした。「そして誰もいなくなった」… | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
乾さんの本は「イニシエーション・ラブ」しか読んだことがないので、なんとなく、また恋愛系で、最後にびっくりするような仕掛けがあるのかな?と思って読み始めたら、全然恋愛ものではなく、SFチックな、ヒューマンミステリーとでも言ったらいいのでしょうか、そんな内容だったので驚きました。 タイムトラベルという現実味のない話ではあるものの、その設定がとても細かく、自分がもし主人公と同じようにリピートできる(過去に戻れる)と言ったらどうするだろうと考えつつ、わくわくしながら読むことができました。 そして、リピート後に仲間たちが次々と不可解な死を遂げてゆくところでは、いったい誰が、何のために?と仲間たちの腹の探り合いをするのですが、自分も主人公と一緒になって必死に考えたので頭もちょっと疲れました(笑) 結局それらの死の原因は、終盤やや手前でわかることになるのですが、乾さんの作品では、人間のとても腹黒い部分が描かれているので、その分最後まで安心できず、何か他にも罠があるんじゃなかろうかとドキドキして読むことができます。気づくと1日で一気読みでした。 他のレビューにもあるように、最後がちょっと惜しい気がします。 「あー・・・、そうなっちゃったんだ。」で終わりですね。 「もう一度読みたくなります」と謳い文句にはありますが、「イニシエーション・ラブ」のように、もう一度読まずにはいられないような感覚は特にありませんでした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
つまらなくはないけど、無駄な描写が多いのと登場人物に魅力がない。 あと主人公の設定がまだ完全じゃない気がする。途中で別人のような考え方をして、なんだか感情移入ができない。 あまりおすすめできません。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
文庫の帯に「イニシエーションラブよりも驚きます!」とあったので期待して読んだが、そうでもなく残念な気がした。 でも、単行本の表紙の折り込みに結末が描かれているのには読み終わって気づき、そこに1番驚いた! 主人公も最後、前回の経験の失敗から学んで行動したことが仇となるなんて、なんとも報われなかった話でした。 むしろ、作中に出てきた、ケン・グリムウッド「リプレイ」とアガサ・クリスティー「そして誰もいなくなった」に興味を持ちました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
多くの人は、自分の人生に満足していないだろう。私自身も何度も人生をやり直したいと思っていた。しかし、この小説を読んで思ったことは、やり直したからといって、人生全体が良くなるという保障はないのだろう。そう思ったら、なんだかんだで、私にとって最善の人生を歩んでいるのではないかと思い始めた。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
タイム・トラベル物が大好きなんだけどこれ超おもしろいよ。細かいとこまですべて完璧で見事だと思う。最後の感じは鳥肌もんだよ。やっぱ昔に戻ってもいいことなんかないんだよ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
SF的導入〜ミステリー〜恋愛〜サスペンス〜驚愕のラストまで・・・ 500ページ超の長尺ですがまったく飽きません。 それから解説はネタバレ大ですので、読後に | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読み進んでいくうちに、続きが気になってしまい一気読みしました。 あえて難癖をつけるなら、真相こそ驚かされたものの、さらに読み進むうちに「結末はおそらくこういった方向に進むだろう」と予想した通りで、読後としてはやや残念でした。 また、途中にわざとらしい伏線がありますが、もうちょっと自然に表現して欲しかったと思います。 それらをふまえても、全編それなりに楽しく読む事が出来ましたので高評価に致します。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
『イニシエーション・ラブ』を読んだ時も感じましたが、乾くるみという作家は、人の腹黒さをサラッと書く天才ですね。 多分、育ちのいい人が読むとイラッとくると思います(笑) しかしまぁ、主要な登場人物がどいつもこいつも腹黒くて、SF的要素よりも彼らの心理戦が楽しかったです。 あと、巻末の大森望の解説中にあるタイムトラベルもののブックガイドも参考になりました。 未読本も結構ありましたので、チャレンジしてみようと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
人生をもう一度やり直せたならきっともっとうまくいくはず。だれしもが一度は考える夢。その夢を主人公たちはかなえる機会に恵まれる。 タイムトラベルものとして、上手に説明をしながら、リピートする面白さと怖さを読者に伝える。 まさかの展開に、最後まで気が抜けません。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
乾氏のことだから、普通に読んではいけないな・・・と身構えながら読んでいましたが、 やはり乾くるみ。先読み不能な仕掛けを色々と打ってくれます。 だれでも一度は夢見る「過去に戻れたら」という普遍的な欲望を軸に、ミステリーを スパイスしてますから、本作は強いですよね。 SF風味なエンターテイメント小説として、恐らく誰でも楽しめる良作でしょう。 ほぼ一気読みでした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
SFチックな設定ながら、蓋を開けてみればそこは謎めいたミステリーの世界。 誰が?なぜ?何のために?と、とにかくページを捲る手が止まらなかった。 背表紙にある通り「そして誰もいなくなった」を連想させるストーリーだが、 そこにタイムトラベルが加わったところであっと驚きの仕掛けが誕生する。 謎が明かされてから「んんん?そう来たか!」と、もう一度自分の頭の中を整理し、再度理解する・・・そしてまた納得、 「イニシエーション・ラブ」同様にお見事!と手を叩きたくなった。 「そして・・・」のような本格ミステリーではないが、種明かしは十分面白い。 トリックそのものは決して難しいものではなく、むしろシンプル。 しかし、その「仕掛け方」の緻密さがこの作者の凄いところだと思う。 頭を使うミステリーは個人的に好きなので楽しませてもらった。 危険に身を晒されたとき、自分を守るために人はどういった行動をとるのか・・・ 互いを疑い合い、騙し合い、出し抜こうと必死になる登場人物たちの心理が、 とてもリアルで作品全体に緊張感を与えているので、中だるみもない。 主人公の青年の中に徐々に芽生える黒い感情、自己愛、そのあたりの変化も面白いのだが、しかしまた恐ろしくも感じた。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
イニシエーション・ラブに続いて読んでみました。心だけがタイムトリップして,すでに経験したはずのことを再経験できるというアイデアは,肉体そのものがタイムトリップするよりも矛盾が少なくなるように思えますが,実際には明らかな矛盾が生じてしまいます。それをうまく生かしたストーリー展開です。さらにミステリーの要素を加え,最後にはこういうことになるのかという場面まで引き込まれて一気に読んでしまいました。ただし,イニシエーション・ラブの時も感じたのですが,乾くるみさんは,ストーリー展開は緻密なものの,描写力が浅くて軽いように思えます。これが一気に読めるところにもつながるのですが,後々まで残るような深さや重さがありません。また,これもイニシエーション・ラブの時も感じたのですが,反論されそうですが,女性からは反発されそうな男性中心的な女性の描き方が散見されるように思え,私にはマイナス要素だと思えました。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!