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(短編小説)
SO-far そ・ふぁー
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SO-far そ・ふぁーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.68pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全52件 41~52 3/3ページ
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乙一さんの作品は,「意外」というイメージがありますが, この本に収録されている作品たちは,展開がある程度読めます. しかし,だからと言ってつまらないわけではありません. 「SEVEN ROOMS」では,残酷な犯人を描く一方で, 死に直面した人の強さや,切なさが描かれています. どの作品も,怖い部分もあるけれど,ちょっと切ない話です. 命と死について考えさせられる面もあります. | ||||
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この本は僕がホラーなどの本を読み始めた、 いわばこの本に出会ったからこそ僕はホラーを読み始められた この世界の楽しさを教えてくれた作品です。 この本は1と2に分かれていて1は映画化された作品ですが 内容はいいと思う。 特にSEVENROOMSが最後が切なく良かった。 乙一特有の切なさが読みたい人はこれを読んでみてはどうでしょうか | ||||
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5編の短編集ですが、何よりも2編目に収録されている『SEVEN ROOMS』が強烈でした。 コンクリートでできた7つの部屋にそれぞれ人が閉じこめられています。 七つの部屋を通って流れる溝。 そこを決まった時間に流れてくる死体の切れ端。 正体の見えない殺人者。 閉じこめられた中学生の姉と小学生の弟が選んだ決断は、意外かつ恐ろしいものでした。 ホラーな話がだめな人にはとてもお勧めはできませんが、忘れられない印象を残す物語でした。 | ||||
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〔あらす〜じ〕 ・カザリとヨーコ…双子の姉妹の話。妹は母親に可愛がられるが姉は虐待の日々。。。 ・SEVEN ROOMS…いきなり、見知らぬ男に部屋に閉じ込められた姉弟。部屋は7つあり一人ずつ順番に殺されては補充される。。。 ・SO-far そ・ふぁー…あるきっかけを機に父は母がみえず、母は父が見えない。その間にはさまれた息子の話 ・陽だまりの詩…世界に突然、病がはやりその病気になってしまった人は例外なく2ヶ月で死ぬ。彼は自分を死んだ後埋めてくれるロボットをつくった。 ・ZOO…自分の彼女を殺した犯人を必死に探す彼。その犯人とは・・・?? 〔感想〕 『カザリとヨーコ』はありがちだけど、展開読めてしまいそうだけど怖いです。『SEVEN ROOMS』はホントに後味悪い。『SO-far そ・ふぁー』は不思議な話。さほどホラーって感じではないかも。『陽だまりの詩』は温かい。。。ロボットが死を理解できるか否か?感情をもてるか?というテーマみたいなものに対する結末にジーンときた。『ZOO』は狂ってる。。。ただ単に狂ってるとしか言いようがない。 乙一はただ単に怖いというわけではなく、読んだ後その読後感がなんともいえない。。。物語は終わったはずなのに、何も解決してないじゃん!!みたいな。 | ||||
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怖いもの嫌いの私に「騙されたと思って読んで!!」と親友に勧められ、おそるおそるページをめくることに・・・なんなんだこれは・・・怖くて本を閉じるのだが、なんだかどうしても気になりまたページをめくり、読み進めるうち今度は涙、かと思えば、今度は、くすくす。読後しばらくの間いろんな事を思い考えさせられ・・・この本に出合えたことを心から感謝!! | ||||
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乙一作品を始めて読んだけど、短編全て良作だと思う。始めの、「カザリとヨーコ」からこの人の文章、文体の虜になった。虐待を受けているのにも関わらず、ヨーコの思考はなぜか全然重苦しくない。またテンポが良くてサクサク読める。次に、「SEVEN ROOMS」。もう続きが気になってしょうがない。自分がもしそうだったらと思うと本気で怖くなる。実際あの状況で誰も精神崩壊してないのは不思議・・・。この作品グロいって言われてるけど、そうでもない。どっちかって言うと、不潔な感じ。でもそのおかげで現実味が増して場面を想像しやすかった。最後の結末は悲しい。姉の勇気は尊敬に値すると思う。 あと良かったのは「陽だまりの詩」。久々に死の重さを小説から学んだ。人間味溢れるロボットの日常は、汚れなき心を持つ子供を見ているようだった。始めから終わりまで、なんとも言えない切なさが漂う作品。 あと2作品も特徴的な切なさで描いている。一つ一つ読み終わるたび、心がからっぽになる(特に陽だまりの詩)。乙一さんは切なさを描く名人なのではないか。 これから乙一作品を読んでいこうと決心するためには十分な出来だった。 | ||||
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同僚から薦められて読んだ。何の予備知識もなく、乙一さんの作品も初めてだった。どの話も楽しめたが、お奨めは「SEVEN ROOMS」。「陽だまりの詩」もよかった。 「野球狂の詩(うた)」の世代である私には「陽だまりの詩(し)」という読み方がちょっと引っかかったが、たぶん「死」なんだろう。 | ||||
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ZOOに出てくる作品は、死ぬほど貧乏、生きるか死ぬかといった状況になったら、どう考えてどう行動するのだろう、ということが主題となっているような気がします。 小説ではよく極限下におかれた人の深層心理を書くものがあります。その場合、主題は心理的な部分であって、そのマイナス面を強調するか、プラス面を強調するかで作風と評価が決定します。 それらと比較すると、本作品はあくまで現実的です。状況下であくまで苦痛を回避するため、プレイヤーがどう動くかを考え、さらに自分だったらどう行動するか比較して楽しむこともできます。 また、陽だまりの詩やZOOなど展開の答えがあらかじめ用意されていて、あとは謎解きを楽しむ作品もあり、作者の工夫がみられます。 | ||||
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乙一さん作品「ZOO」。今回読んだ文庫サイズでは、1巻と2巻に分かれています。ずっと読みたいと思っていたものです。 1の帯にこんな紹介文が。 「何なんだこれは。」 【カザリとヨーコ】 双子の姉妹でカザリだけが母親に虐待される。今にも母親に殺されそうな時、カザリが出す解決策とは。あっ!ときます。 【SEVEN ROOM】 謎の犯人に拉致監禁された姉と弟。溝から流れてくるバラバラになった人の体の破片と血。七つ並んだ部屋の一つで、残酷な殺人方法を知る。殺されるまで後4日。二人がとった脱出するための手段とは?一気に読んでしまいます。グロ系がダメな人は避けた方がいいかと。姉の最後の高笑いが忘れられません。 【SO-Far そ・ふぁー】 父が見えない母。母が見えない父。それに戸惑う僕。 父と母。どちらかが電車事故にあったはずだが、解らない。それぞれに見えているのは僕だけだった。 最後の展開は乙一さんならでは、やられました。 少女とロボットの話、【陽だまりの詩】と恋人を殺した犯人を追い続ける【ZOO】の計5つの短編集。 人によってはその奇抜さについていけないという人もいるかと。 私的には、どうやったらこんな展開がうまれてくるのだと感嘆です。予想不可能な乙一さんワールドを十分堪能出来る一冊です。ジャンル分け不可能。天才、奇才な乙一さん。その並外れた才能に嫉妬心まできますね。 まさに、 「何なんだこれは。」 | ||||
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この本は人間の狂った部分とその反対に位置するようなの優しさに触れることができる作品だと思う。どの短編も生きていくことを考えさせられる おすすめは「陽だまりの詩」、乙一得意のグロイ描写がほとんど無く万人に受け入れられる作品だと思うので、これまで乙一を読んだことのない人も、触れてみてほしい。 | ||||
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この値段でこんなに面白いならお得すぎですよ! 以前に単行本で読んだことありますが、また読みたくなる面白さです。 手元にあれば何度でも読めますからコレは買いだと思います。 | ||||
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何なんだこれは。 ──北上次郎(単行本刊行時のオビ・「青春と読書」2003年7月号より) ジャンル分け不能。天才・乙一の傑作短編集その1 何なんだこれは! 天才・乙一のジャンル分け不能の傑作短編集が「1」、「2」に分かれて、ついに文庫化。双子の姉妹なのになぜか姉のヨーコだけが母から虐待され……(「カザリとヨーコ」)、謎の犯人に拉致監禁された姉と弟がとった脱出のための手段とは?(「SEVEN ROOMS」)など、本書「1」には映画化された5編をセレクト。文庫版特別付録として、漫画家・古屋兎丸氏との対談も収録。 | ||||
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