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(短編小説)
SO-far そ・ふぁー
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SO-far そ・ふぁーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.68pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全13件 1~13 1/1ページ
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「カザリとヨーコ」 ヨーコちゃんになった気持ちになってしまってお母さんが怖くてゾッとする。カザリちゃんも素直に育ったが故に平気でヨーコちゃんを虐めるような態度をとるから見てて心苦しい。この本の中で1番怖い。 「SEVEN ROOMS」 え?!ここで終わっちゃうの?!っていう衝撃。面白いけど切ない。 「SO-far そ・ふぁー」 脳に悪影響すぎる設定を子供に押し付ける親。なんだか現実味が無くて微妙だった。 「陽だまりの詩」 乙一さんにしては読みづらくてあまりヒットしなかった。終わり方は綺麗。 「ZOO」 狂気。共感出来る点が無さすぎた。 | ||||
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『SEVEN ROOMS』がスゲー怖いという噂は聞いていたが、確かにすげー面白怖かった。 魅力的なホラーやミステリの短編は数多くあれど、サスペンスの短編でここまでハラハラドキドキワクワクさせられたのは久々かも。乙一特有の(個人的にはあまり好きではない)人工的な世界観が不条理さに上手く作用していた。 ただ、それ以外の収録作は正直イマイチかな。 『SO-far』は本格SF的な多世界解釈のセンスオブワンダーを子供目線のライトな短編に仕立ていて感心したんだが、まさかのミステリオチでガッカリ。ミステリとしては安直などんでん返しの仕方。 逆にガッツリSFの『陽だまりの詩』はSFとしてはベタで微妙。 巻末の古谷兎丸との対談は面白かった。 | ||||
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話の展開が想像できた作品もありましたが、興味深く読み進められました。 カザリとヨーコなどは、中学生の主人公視点で会えて稚拙な表現力で書かれているのかな、と思いましたが、、レビューをみると受け付けない人もいるようですね… グロテスクなsevenroomsは読後感が最悪で、その日の夜は悪夢にうなされました(笑)好き嫌いはあるでしょうが、それほどのインパクトはありますね。 | ||||
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著者の作品は2冊目。 スッと引き込まれてゆく文章は気持ちよく、あっと言う間に読了してしまいました。 ただ、先にzoo 2を読んでおり、あの薄暗い感じを期待していたためか、消化不良な感じが否めません。 | ||||
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著者は、17歳でジャンプ小説・ノンフィクション大賞を受賞した乙一。 (2006/5/25 ''' 2007/3/25 第9刷) 短編集を「1」「2」に分けたうちの前編、全5話が収録されている。 中でも印象に残ったのは「SEVEN ROOMS」、内容は謎の犯人に拉致監禁された姉と弟が殺害を免れるために脱出を図るホラーミステリー。 猟奇的で、想像するととても怖い内容なんだけれど、その中にも切なさや、物悲しさが散りばめられていて、ページをめくるのが止まらない。 乙一を絶賛する人が多いみたいだけれど、自分はそこまで感化されず。 本書は、全て実写化(アニメ化)されておるようで、いつか観てみたい。 | ||||
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どの作品も設定は中々に素晴らしく、その中でもSEVEN ROOMSは設定だけなら ホラー作品として秀逸の出来だろう ただどうにもどの話も短編というよりも長編の1シーンをくり貫いたような感じで、 どこか物足りない作品が多い もう少し分量を費やしてストーリーに深みを作ってくれていればもっと楽しめたかもしれない まあ読む分には問題ないし、ページも薄いのでファンなら買うのも悪くない | ||||
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ZOOという題名が示すように内容はバラバラ。 「カザリとヨーコ」 ブラックユーモア 虐待される日常が主人公の軽快な語り口で普通に語られている。ギャップが空恐ろしい。ラストでの最悪の状況とそれでも新しい始まりに楽しげな女の子、コントラストが鮮やか。 「SEVEN ROOMS」凄絶グロホラー どこかに閉じ込められ、ぬめる水溝に潜り捜索したり、刻まれた死体が流れてきたり…。グロテスク描写が強烈。ラストは凄絶の一言。 「SO・farーそ・ふぁー」不思議不気味 小さい息子に父は母が、母は父が死んだ、と言う。どちらも見える「ぼく」は二人を連絡するようになるのだが…。読後唸る一編。 「陽だまりの詩」切なく優しく暖かい 心を備えたロボットの「私」は余命10ヶ月の「あなた」を埋葬するために創り出された。死は、いとおしむものによって、哀しみになるんだなぁと実感が訪れる。白乙一好きにすすめたい。 「ZOO」グロ 無限ループで一人芝居する「俺」のある1日。後味が悪い。 バラバラな内容の短編集。乙一のアイディアのレパートリーに目を見張る。 「着信アリ」のようなホラーが苦手な私も、サラリと読めた。良くも悪くもラノベ出身感が強く出てると言える。軽い文体と読んだだけで眼前に光景が浮かぶあたりは特に。 ただ、読み終えて表紙を見つめてため息をつくような贅沢さや濃厚さはない。エグい話がシメなので、独特に後味悪いな、でおしまい。ホラーを書かせるなら一番、と言い切ったりはできない。でも、途中でやめられない引力がある。 だが、切ない物語を描かせたら右に出るものはないだろう。じんわりと人の心が暖まる物語が書ける。才能だ。 天才は、ちょっと過大評価だろう。 でも、エンターテイメントとして一級品たる傑作を創り出す才能がある。 一読の価値アリ。この本の仕掛けが分かってしまった今、再読したいとは思わない。が、この作者の本はもっと読みたいと思う。 乙一の才能に触れる1冊。 (余談ですが。「スロウハイツの神様(上) (講談社文庫)」で見習い漫画家が書いた、不意討ちで脚本家の環を泣かせた漫画は「陽だまりの詩」みたいな物語だったのかなと思った) | ||||
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読んだ後に 原価では購入したくないかな…って 思いました。 乙一さんの作品なので期待して呼んでみたのですが すこしチープなお話が混ざっていました。 短編の中のひとつである「陽だまりの詩」は 素敵な世界観だと思い、心に残っているのですが ほかの短編は内容が若干薄かったように思います。 購入を考えてる方は 古本屋で買って読んでみたら一番いいとおもいます。 | ||||
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途中リタイアでレビューをするのもどうだろうか?と思いますが、当分は読めそうにないか、もう読まか自分でも判らないのでレビューさせていただきます読んでいて文体がどうも自分と合わずに読み辛さは感じていたのですが、私のリタイア原因は『SEVEN ROOMES』でした。読んでいて自分がそこに居るかのような錯覚を起こし、自分にも同じ恐怖が降りかかるのではないかと感じてしまい読み進めるのが怖かった。読み終わった後の後味の悪さ抜群です。作品をそれ以上読み進めることを止めさせるほどに。グロテスクな表現が苦手という訳ではないのですが、この作品は異様なほどに心に突き刺さりました。文体が合う合わない関係なしにここまで心にダメージを残せることが単純に凄いと思います。 | ||||
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おもしろいはおもしろいけど、最後にもうひとひねりほしい作品ばかりでした。この後まだなんかあるんだろうなぁ、と思いきや何もない感じ。あと、どれもどこかで聞いたような話でした。なんかロボットの話って、「世にも奇妙な物語」にありませんでした?(ラストがちょっとちがうけど) | ||||
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ZOO以外の作品は途中何度か引き込まれてとてもおもしろかったのですが どうしてもオチというか最後があまり好きになれませんでした。。。 どうなるか読者に想像させるっていうのはあるかもしれないですが この本はあまりにも投げやりすぎだと思いました。 でも陽だまりの詩はとてもいい作品だと思います。 | ||||
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乙一の描く少年少女は強い。大人たちに比べると、ずっと強い。 虐げられたとしても、屈しきらない命の強さを秘めている。 苦手な描写もある。ヴィジュアライズしたらダメだぞ。と、頭の中で警報が鳴るような。 だけど、そんなグロいはずの物語がしんみりと終わったりするからずるい。 切なくも暖かく美しい物語も交えつつ、黒から白まで5つの短編が収められている。 どれも世界としてはしっかりと作られており、なかなか贅沢だった。 | ||||
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5編収録の短編集。いろいろな「アイデア」から話を作っていける作者だなあ、という印象を持った。「テーマ」という大層なものではなく「アイデア」だ。 個々の話の中では「SEVEN ROOMS」は最も気持ち悪い描写・ストーリーであるが最も印象に残る。最後の姉の思いには心が痛み切なくなる。しかし思い出す度に胸糞悪さが蘇る・・・。印象には残るが好きな話ではない。できれば読みたくなかった。 好きな話は「陽だまりの詩」と「so-far」。「陽だまりの詩」は未来が舞台のSF。ロボットが主人公の切ない話だ。 残りの「カザリとヨーコ」「ZOO」はアイデア自体が今一つ魅力なし。 「アイデア」4点、「筆力」3点という感じ。 | ||||
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