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なぜ絵版師に頼まなかったのか
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なぜ絵版師に頼まなかったのかの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.08pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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明治のお雇い外国人たちが遭遇する事件の数々を描いた時代ミステリであります。 題材は面白いのですが、ボリューム的な意味ではなく、物語的な意味で各編が薄いのが残念。 この場を借りて、北森先生の御冥福をお祈りいたします。 | ||||
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カバー絵から想像されるとおりのユーモアミステリー。 こじんまりとまとまっていて、読めばそれなりにおもしろいが、読まなくても惜しくない。 可もなく不可もなく、といった感じ。 | ||||
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2008年に出た単行本の文庫化。 5本を収める短編集である。 明治期にお雇い外国人として東京帝大で医学を教えたベルツと、その弟子となった日本人少年(架空の人物)を主人公とした時代ミステリである。 当時の風俗、実在の人物が描き込まれており、そういった意味では面白い。事件の真相も密接に時代状況や事件とからめてあり、工夫を感じる短編集であった。 しかし、ミステリとしてはかなり弱い。牽強付会でがっかりするような結末が少なくない。 登場人物には魅力があるのだが…。 | ||||
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2008年に出た単行本の文庫化。 5本を収める短編集である。 明治期にお雇い外国人として東京帝大で医学を教えたベルツと、その弟子となった日本人少年(架空の人物)を主人公とした時代ミステリである。 当時の風俗、実在の人物が描き込まれており、そういった意味では面白い。事件の真相も密接に時代状況や事件とからめてあり、工夫を感じる短編集であった。 しかし、ミステリとしてはかなり弱い。牽強付会でがっかりするような結末が少なくない。 登場人物には魅力があるのだが…。 | ||||
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明治初頭の帝都・東京を舞台とする連作ミステリ短編集。実在の人物や事件を下敷きにして、さらなる謎の提示と解決を試みる、という形式。時代背景から、開港間もない横浜の街とか、体制を整えつつある東大の医学部、などが舞台になっているのもなかなか楽しい。そして各短編のタイトルがまた笑える。表題作からしてクリスティの有名作品のもじり(そういえば確かその元ネタ作品も、クリスティが街中(?)でふと耳にしたその言葉だけから、アイデアをふくらませて作品化したもののはず)。ケメルマンあたりはもういろんなところで引用されきった感もありますね。ミステリとして提示される謎自体は、まあそれだけ取り出してしまうと、ほどほどかな、という話もある。この作品は、謎をひたすら追求するというより、上述したような背景描写を楽しみつつ、登場人物(一部、荒唐無稽な人物も登場します)が作中で走り回るさまを楽しく読み通す、というのが正しいような気がしますね。 | ||||
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明治初頭の帝都・東京を舞台とする連作ミステリ短編集。 実在の人物や事件を下敷きにして、さらなる謎の提示と解決を試みる、という形式。時代背景から、開港間もない横浜の街とか、体制を整えつつある東大の医学部、などが舞台になっているのもなかなか楽しい。 そして各短編のタイトルがまた笑える。表題作からしてクリスティの有名作品のもじり(そういえば確かその元ネタ作品も、クリスティが街中(?)でふと耳にしたその言葉だけから、アイデアをふくらませて作品化したもののはず)。ケメルマンあたりはもういろんなところで引用されきった感もありますね。 ミステリとして提示される謎自体は、まあそれだけ取り出してしまうと、ほどほどかな、という話もある。この作品は、謎をひたすら追求するというより、上述したような背景描写を楽しみつつ、登場人物(一部、荒唐無稽な人物も登場します)が作中で走り回るさまを楽しく読み通す、というのが正しいような気がしますね。 | ||||
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本歌取りをした作品群といえるのだろうか? 実在した人物と虚栄を織り交ぜることで、さも事件が起こったかのように展開していくアイデアは面白い。 ただ、明治の勢いが感じられない。もっともっと激動の時代ではなかったのか? 外国人たちが素晴らしいキャラクターなだけに、少し残念だ。 | ||||
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本歌取りをした作品群といえるのだろうか? 実在した人物と虚栄を織り交ぜることで、さも事件が起こったかのように展開していくアイデアは面白い。 ただ、明治の勢いが感じられない。もっともっと激動の時代ではなかったのか? 外国人たちが素晴らしいキャラクターなだけに、少し残念だ。 | ||||
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明治十三年から明治二十二年にかけての帝都・東京。東京大學医学部主任のベルツ先生に就いて勉学に勤しみ、給仕として働くことになった若者、葛城冬馬(かつらぎ とうま)。彼が、友人の市川歌之丞(うたのじょう)こと市川扇翁(せんおう)こと小山田奇妙斎こと鵬凛(ほうりん)こと仮名垣魯人(かながき ろじん。という具合に、話が変わるごとに名前が変わってゆくのです)とともに、身近に起きた事件の謎を調べ、解き明かしていく連作短編集。 アガサ・クリスティやハリイ・ケメルマンはじめ、ミステリ小説のタイトルをもじった、「なぜ絵版師(えはんし)に頼まなかったのか」「九枚目は多すぎる」「人形はなぜ生かされる」「紅葉夢(こうようむ)」「執事たちの沈黙」の五つの話が収められています。 謎は薄味、さっぱりとした風味。明治政府に招聘されたお雇い外国人の顔ぶれは興を引いたけれど、いまいち、いまに、肩透かしを食らったみたいな出来栄えだったなあ。 冬狐堂や蓮丈那智シリーズあるいは香菜里屋シリーズなどと比べると、箸休め的な印象にとどまるものでしたね。明治時代の人物や風物が描かれているにも関わらず、明治の匂いがさほど感じられなかったのも残念。てことで、今回は星三つ。 作者の次の作品に期待しましょう。 | ||||
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明治十三年から明治二十二年にかけての帝都・東京。東京大學医学部主任のベルツ先生に就いて勉学に勤しみ、給仕として働くことになった若者、葛城冬馬(かつらぎ とうま)。彼が、友人の市川歌之丞(うたのじょう)こと市川扇翁(せんおう)こと小山田奇妙斎こと鵬凛(ほうりん)こと仮名垣魯人(かながき ろじん。という具合に、話が変わるごとに名前が変わってゆくのです)とともに、身近に起きた事件の謎を調べ、解き明かしていく連作短編集。 アガサ・クリスティやハリイ・ケメルマンはじめ、ミステリ小説のタイトルをもじった、「なぜ絵版師(えはんし)に頼まなかったのか」「九枚目は多すぎる」「人形はなぜ生かされる」「紅葉夢(こうようむ)」「執事たちの沈黙」の五つの話が収められています。 謎は薄味、さっぱりとした風味。明治政府に招聘されたお雇い外国人の顔ぶれは興を引いたけれど、いまいち、いまに、肩透かしを食らったみたいな出来栄えだったなあ。 冬狐堂や蓮丈那智シリーズあるいは香菜里屋シリーズなどと比べると、箸休め的な印象にとどまるものでしたね。明治時代の人物や風物が描かれているにも関わらず、明治の匂いがさほど感じられなかったのも残念。てことで、今回は星三つ。 作者の次の作品に期待しましょう。 | ||||
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