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トム・ゴードンに恋した少女
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トム・ゴードンに恋した少女の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.75pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全28件 21~28 2/2ページ
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| あとがきにも書いてるが、一人の少女が森で迷っただけの話なのに、なぜこんなに面白いんだろう。どうなるのか心配で一気に読んでしまった。キングらしい描写は健在。いつもの非現実的なエッセンスも織り込み、単純なストーリーではないところもさすが。 | ||||
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| たった1人森の中で、レッドソックスのリリーフピッチャー、あこがれのトム・ゴードンとの空想の会話を楽しみ、ありったけの知恵と気力で様々な困難を乗り越えていく少女の姿はあきれるほどたくましい。読む方としては、そんな少女の行動から片時も目を離すことができない。最初から最後まで一気に読んでしまった。生きる勇気を与えてくれる、元気が出る本。 | ||||
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| 北米の大森林にとり残され、救いを求めてさまよい歩き続ける九歳の少女の壮絶なサバイバルストーリー。 キングの2段組、数百頁、上下巻(たとえば「スタンド」とか・・)の”分厚い”濃密な諸作に比して、アメリカのペーパーバックを模したような装丁のこの本、サクサクと読みやすい。 あとがきに記されていたが、キングは結末を決めずに、少女のサバイバルという設定だけ決めて、思いつくままに書き進めたという。 とはいえ、そこはキングの作品、物語を充分に楽しめる。 登場人物は、その”ついていない”主役少女一人だが、森や川、虫や動物の存在や気配だけで読者をゾクゾクさせてくれる。 そして、キングならではのスーパーナチュラルな「それ」が出現し、野球ファンの私にとって、落涙ものの結末を迎える。 たまたま、今シーズン(04年)は、トム・ゴードンが属していたレッドソックスがワールドチャンピオン。 かの、ダレル・ストロベリーやガルシアパーラ、デレク・ロー、ポサダなど馴染みの選手に作中出会えたのも喜びであった。 | ||||
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| 翻訳者である池田真紀子さんがあとがきでも書いてらっしゃるが 「どうして普通の9歳の女の子が山で遭難する話がこんなに面白いんだろう」という疑問につきると思います、この本は。 私はキング初心者でむしろ訳者の名前(「トレインスポッティング」や「ファイト・クラブ」の訳は圧巻です)でこの本に手を伸ばした類の人間ですが 後にキングの他の作品を読むようになって この本は「スタンド・バイ・ミー」や「ゴールデン・ボーイ」と並んですごくいいキング入門本だなと思いました。 是非友人たちに勧めたい本です。 星は5つで文句なし。 | ||||
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| 少女が山で遭難した話──と書くと簡単だがリアル。 怒る母親、カッコイイ野球選手…悩みも憧れも少女らしい。かわいすぎる。 山の描写がとても面白い。自然風景もさることながら(キングなだけあって、こわーい場所がたくさんある)、目じゃなく舌で分からせるところが遭難ならでは(?)。チェッカーベリーや日本でもお馴染みな山の幸。この本を読んで以来、文中に出てきた食べ物が気になってしょうがない。咀嚼するときの滋養を含んだ味わいがどうにも記憶に残るのだ。 日本で言うなら、富士山麓の樹海だろうか。山歩きガイドではないが、山に登る前には読んでおきたい。だが読んでみると山が怖くなる。山恐怖症などなかったはずなのに。やはりキングはホラーなのか。 | ||||
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| トリーシアはいたって平凡な9歳のアメリカン ガール。自己中な兄と馬鹿な母親のケンカがいつも悩みの種。 母親のいつもの命令で、家族3人山ヘピクニックに行かされて、そこでトリーシアは二人とはぐれてしまう。さあさあ、CUTEでREALなサバイバル小説のはじまりはじまり! 物語はいたって静かに進行する。自然描写がとても良くて、自分まで山のなかに居る気がした。いつものKingの長い長い彼の宗教哲学やファニーな人物紹介は無いので、Kingが嫌い、初めてと言う人にはピッタリ! | ||||
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| 「小さな女の子の冒険物語り」ってのに致命的に弱いので、メロメロに なりました。これは「ホントは男の子に生まれたかった女の子」だった 自分とオーバーラップするせいでしょう。心の中は人一倍、 女の子らしいパトリシアの気持ちを解ってくれるボーイフレンドが 早く現れるといいね。 | ||||
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| なかなか読み進めなかった。私には4歳の息子がいる。読みながら、この子が森で迷子になったら、とつい現実と引き比べてしまったからだ。そもそも私も妻もピクニックやトレッキングやキャンプが嫌いだから、おそらく森にいくことはない。にもかかわらず、アメリカの深い深い森に迷い込んだら、我が子は、生き延びることができるだろうか、ひとりぼっちの恐怖、夜の森での野宿、食料を調達し、なにより前向きに突き進むことができるのだろうか? そんなことばかり想像してしまった。いや、想像させられてしまった。 間奏曲のような小品だけれど、読み応えはたっぷりとある。 | ||||
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