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今日未明
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今日未明の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.05pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全17件 1~17 1/1ページ
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| 上辺だけで物事を判断しがちな世の中だけど、事実には予想を超えた物語がある…こともある。 | ||||
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| よくあるイヤミスだが、冒頭にニュース記事として結末を明らかにするという倒叙形式を採用している。イヤミスのイヤの部分を最初に提示してしまうという冒険的な趣向にチャレンジしたのは面白い試みだと思う。ただ、結末を明らかにしているうえにストーリーがワンパターンなので、読んでいるうちに話が見えてしまうのは残念なところ。ニュース記事で不幸な結末を迎えることが明らかな主人公が幸福なときを過ごしている様子が描かれるが、その幸福をもたらしている人物が実は主人公を裏切っており、そのために最後には不幸に落とされる。どの話も すべて同じ流れ。作家さんがフェアな執筆を心がけ伏線がはられているがために、なおさら展開が読めてしまう。冒頭で結末を明らかにするのが正解だったのか失敗だったのか難しいところですね。 | ||||
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| 自分が住んでいる街は平和だと思っていたら、実は身近で色々な事件や事故が起きているかも。 新聞の片隅で報道されるような、誰かが亡くなるニュース。 その裏にある真実に焦点を当てた5つの短編集。 どの物語も一見、とてもうまくいっているように見える話ばかり。 ところが、その裏側では当事者が知らない真実が隠されていて、それがきっかけで事件に発展していくという展開。 どの話もよく考えられていたが、個人的には「そびえる塔と街明かり」と「ジャングルジムとチューリップ」が好きだった。 「そびえる塔と街明かり」は、シングルマザーと小学一年生の娘と同居することになった男性の話。娘も懐いていてうまくいっているように見えた関係の裏側には衝撃の真実が隠されていた。最後は切ない終わり方だった。 「ジャングルジムとチューリップ」は、事実婚を選んだ高学歴のパワーカップルの話。フェミニストの妻が妊娠し、その妻を労うよい夫という理想の関係。ところが、妻が夫の戸籍謄本を見たところから関係が急変。知らなくてもよいことを知ったことがきっかけで、二人の関係性が変わっていく。 どの短編も最後まで読んだあと、短編の最初にある見出し記事を読み直した。 見出しだけでは、ここまで複雑な経緯があるとは到底思えない。 それが見出し記事になるとよくありがちな事件になってしまう。 よくある事件の裏側をこっそりと見た気分になる短編集だった。 | ||||
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| 日ごろ、限られた文字数で簡潔に事象を伝えている事件ニュースを読んでいるが… そんな事件には私たちが知り得ない背景があり理由が必ずある。 日常の平穏な暮らしが一転。 不穏な空気が流れてくるとき、そんな事件が起きた… ドラマチックなイヤミス展開。 | ||||
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| 「よくありそうな」事実のみ伝えられたニュースには、実はこういった経緯があって…。 といった、短編集です。 最初のお話から、どういう流れで結末に至るのか、どれも私自身、辛い思いで読みました。 まさかまさか、こんな結末になるとは。 新聞記事の小さなニュースでは分からない、やるせなさや悲しみを感じることができました。 とても印象深いお話ばかりでした。 | ||||
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| 今は、情報のやり取り手段として、SNSが良くも悪くも主流を占めようとしています。そこでは、新聞の見出しのような短いセンテンスで、全てが諒解されることが流儀ともなっているようです。オールドメディアとされる新聞でも、「小さな事件」の扱いは、ほんの数行で済まされます。「71歳の男性死亡。別居の息子を殺人容疑で逮捕し捜査を進めている。」とか、「23歳の母親が、公園の花壇に生後間もない男児の遺体を遺棄したとして逮捕。」などと、事実が淡々と伝えられるだけで、余程の問題でもない限り、フォーローの記事は出ません。日々の溢れる情報の中で、私たちは「ああ、そうか」で納得して終わりです。本書は、小説の形式で、このような、それぞれの事実の背後に隠されているもの、人間同士の関わりを丁寧に追っていきます。結果としては「殺人・刑法199条」で裁かれることになったとしても、「人を殺める」ことには、一言や数行で処理できることはない事情・事実や思いが詰まっています。 本来は、事件の全てを理解した上で、結論として要約されるのが記事であり見出しです。しかし、現実として、あらゆることとそのように向かい合うことは不可能です。しかし、単純には納得しきれないものがあるに違いないという視点を失わないことこそ重要で、本書はそのことをしっかりと教えてくれました。ネット情報リテラシーを育むための教材ともなると思います。 | ||||
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| それぞれの話に、新聞記事のような見出しがついている。それだけだと個人の名前や、報じられている内容の細かいところはわからない。 そのあと、記事として報じられた事件にいたるまでの話が続く。先々こういうことかもしれないと予想しながら読む。 だんだんパターンがわかってきても、まったく想像できない展開があって、こういう内容だと不謹慎かもしれないがおもしろかった。社会をよく観察している人なのだろう。 | ||||
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| ニュースを事実だけで判断するするのは難しいこともあると思った。 | ||||
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| 結末が分かっていてもドキドキしながら読んでいました。気になって途中でやめられなくてすぐに読んでしまいました。 | ||||
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| 日常に良くある話しで、聞き流しそうな話題ですが子育てって何が正解なのかなぁと考えさせられました。 | ||||
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| 迅速なご対応ありがとうございました。 読みたかったので、ほんとうに助かりましたました。 | ||||
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| 人間の心の中はわからないという事を思い知る | ||||
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| どの話も、日常のリアルなニュースと重なって、惹きつけられた 読み終えてから、冒頭のニュースの記事部分に読み戻ると、はじめに目にして受け取った記事の印象がびっくりするくらいひっくり返る 辻堂ゆめさんの鮮やかなどんでん返しにトリコです | ||||
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| 物語の冒頭に短い記事が載っていますので一種の倒置法なのですが、簡単には終わらせないところがこの作者の腕だと思います。平和な日常に潜む狂気、善意のひとびとが抱える悪辣さを見事に描きました。 第1話 長い間ひきこもっていた40歳代の男性は家から出て一人暮らしを始めて前向きな気持ちもでてくるのですが、いまだに父親を専属のバトラーのようにこき使って、食事まで運ばせます・・・。 第2話 タワーマンションに住む「勝ち組」の独身男性はシングルマザーと交際して、継子とも仲良くなり結婚にむかいます。底意地の悪い母親を描かせたら比類なき技術を持つ作者ですのでそこから一気に読ませます。 第3話 ものわかりのよい先進的なはずの事実婚カップルの悲劇です。 第4話 虐めにあう中学生を助ける老人なのですが、一杉縄で話は終わりません。 第5話 基本的には誰も悪くはないはずなのですが、やはり哀しい結末を迎えます。 | ||||
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| 楽しく読めました。それぞれオチは想像できるけど微妙に外れてておおっ!ってなりました。 変に後味が悪い話もなく軽い謎解きが好きならオススメです。 | ||||
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| 各話序盤中盤でオチがなんとなく分かってしまう感じもしますが、それでも読み進めていきたくなる魅力はあります。 私は購入して良かったと思っています。 | ||||
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| ネットでよく見かける不幸な死亡ニュースが5話出てくる話です。 それぞれ独立していますが、まず、そのネットのニュースは、普段だったら「そうなんだ」くらいで読み飛ばしてしまうレベルのもの。 以前もどこかで似たような事件があったよなー、という感じで。 ただ、それに続く小話が、事件の、愕然とする複雑な背景を説明していて、これが面白い。 どれも読み終ってから再度そのニュースを読むと、実はこんなことがあってこの事件につながったんだ、と以前とは違う角度から考えられるようになります。 事件そのものに対する「どうして?」というミステリー要素と、序盤では見えていなかった殺意や憎悪が後に表面化するという怖さやサスペンス要素もあって、この手の小説が好きな人には絶対楽しめる内容です。 この5話の中でも、私は最後の「四角い窓と室外機」が切なさも加わって一番印象に残りました。 あと、5話の前後に、プロローグとエピローグがあります。 エピローグがこの5話を総括するような形にもなっているけど、でも何も知らない一般の人には平和そのものに見える情景。このギャップがなんとも言えません。 辻堂ゆめさんの、機転というか、小話のまとめ方の上手さに思わず唸りました。 興味のある方は是非。 | ||||
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