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迷路館の殺人
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迷路館の殺人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.88pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全90件 21~40 2/5ページ
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面白かったです。スピード感があり良いです。ただ5人を殺した動機が今一わかりません。怨みも憎しみもない。後継者は居て、もう遺産は全てその後継者に。なら何故?殺したの?でも面白かったので★は5つです。 | ||||
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館シリーズ3作目の舞台は、地下に作られた奇妙な館・迷路館。招かれた4人の作家たちは莫大な遺産をかけ、この館を舞台にした推理小説を競って書くことになった。しかし、それは連続殺人の幕開けでもあった。というその事件をモチーフに書かれた小説が島田のもとへ届き、それを読み始めるところから始まるという作中作がテーマのミステリ。 読み終わった第一声は「うわー!やられた!」だった(笑) 十角館の衝撃ほどではないけど、見事に騙されて楽しかった。何より作者自身もこれを仕掛けてて楽しかったんだろうなというのが伝わってくる。細やかな文章のテクニックに、迷路にハマっていたのは登場人物じゃなくぼくだったのでは?と感じてしまうほど。タネを知った上で最初から読み直してみたくなる作品。 作中作だけでもミステリとして面白く仕上がっていて、殺人が連鎖していくスピード感に読む手が止まらなかった。水車館は割と落ち着いたミステリだったから油断してたなあ。それにしても、島田はこんなことをしてて大丈夫なのかな?と思わなくはない(笑) | ||||
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"肝心なのはまさにその、何か過剰なものにどれだけ私の心が共鳴するかということであるわけで"1988年発刊の本書は『十角館』から始まる館シリーズ3作目にして、作中作、叙述トリックで知られる奇抜な迷路館を舞台に連続殺人が起きる新本格ミステリ。 個人的には、ミステリ持ち寄り読書会ですすめられた事もあり手にとってみました。 さて、そんな本書は推理小説界の老大家、宮垣葉太郎が所有する『十角館』と同じ建築家、中村青司が手がけた地下に迷路が造られている奇妙な、『迷路館』に集められた推理作家たちが、各々ね書きかけの小説に見立てる形で何者かに次々と殺されていくわけですが。 さすがに【出入り口が一つしかなく、窓もない迷路の自宅】って、日常使いだと生活においてストレスしかないだろ!っとツッコミをいれたくなりましたが、高度経済成長時代、バブルの時代だったら【もしかしたら、あるかもしれない】。とか思い直したり。 また、80年代とインターネットやスマホがない時代というわけで、本書では作家たちが使用するワープロ『文豪』や『オアシス』といった機種の入力方法の違いが謎解きのヒントになったりといった点は『十角館』のFAXと同じく【今からは懐かしさしかありません】が、それでもスピーディーな展開。そして犯人が明らかになったと思いきやの【作中作、叙述トリックによるドンデン返しのラスト】に驚かされる本書。ミステリとしての没入感は堪りません。 新本格ミステリ好きな方はもちろん、叙述トリック好きな方にオススメ。 | ||||
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中村青司が設計した迷路館の所有者で推理作家の重鎮である宮垣葉太郎。宮垣の還暦祝いに招待された推理作家、評論家、編集者、島田潔らの8人。招待された4人の推理作家に迷路館を舞台に自分が被害者となる推理小説を書くように要請し、最も優秀な作品を書いた作家に財産を譲るという遺書を残して、自殺した宮垣。作家の原稿どおりに実施される4つの連続見立て殺人事件。 実際の事件を題材にして、それを小説化した内容を読ませるという設定であり、作家の鹿谷門美が誰なのかという謎もある。 エピローグで小説の真相がひっくり返されるが、小説の真相に関しては、犯人、ダイイングメッセージの意味するもの、清村が空室(Media)で殺された理由などは予想どおりであり、それほどの意外性は感じられなかった。作中で登場人物が優れたミステリの条件として、冒頭の不可解性、中盤のサスペンス、結末の意外性を挙げているが、本作品に当てはめると、10点満点で、冒頭の不可解性が8点、中盤のサスペンスが8点、結末の意外性が6点といったところか。ミステリの禁じ手とされるものを1つ使っており、禁じ手を認めた上で成立する推理小説であり、エピローグでひっくり返されているように読者が唯一の解に辿り着けるようなミステリにはなっていない。 エピローグでは、二つの人物錯誤の試みが盛り込まれていることがわかるが、その部分に関しては正直それほど面白いとは感じられなかった。 | ||||
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館シリーズの中でも傑作との評判は知っていて読みました。 でも、あれ?意外と素人の私でも推理できちゃったよ、がっかりだなーって思っていました。 ところがどっこいです。 さすがです、お見事です! こんなに最後の最後までページめくるのにドキドキして、スカッとする本ってなかなかないです。 何度でも読み返したい作品です。 おすすめです。 できれば、シリーズの最初から順番で読んでほしいと思います。 | ||||
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新刊の頃、確かに読んだはずなのにすっかり内容を忘れてて、改めてまた楽しませてもらいました。いい本を読むと、その実写版映画が出てくれないかなと思い、そのキャストを夢想する癖があるのですが、この本はさすがに難しいですね。十角館もそうだし、これが館シリーズの特徴でもあるのかな。 | ||||
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…と思ったら最後の最後でどんでん返しをやられました…。面白いです。 | ||||
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最後の最後で騙されて、ははぁ、と声を上げてしまいました。 非常に面白い作品でした。 この作品を読もうと思われている方は、 先に、館シリーズ1作目の「十角館の殺人」と、2作目の「水車館の殺人」を是非読んでいただきたい。 その方が、この作品をより楽しめると思います。 | ||||
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十角館の次に読みましたがとてもおもしろい! 最後にどんでん返しがあり、2回騙された。 すごい展開でした。 | ||||
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この本のポイントは、何しろ本自体に掛けられている一つの驚愕のトリックにあります。 それをセコいと捉えるか、騙されて気持ち良い捉えるかは人それぞれだと思います。 しかしトリックがあまりに衝撃的なのでそれだけでも読む価値は充分にあります。 くれぐれもあとがきから読まないこと!この1点だけは絶対に守ったほうがいいです。 | ||||
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十角館に始まる綾辻行人氏の館シリーズ。 新装改訂版のそれぞれの「あとがき」にあるように、館シリーズはそれぞれ趣がまるで異なります。十角館は一発芸的な驚きを狙ったのに対し、水車館は本格的で骨太な推理小説に、そして本作は若かりし綾辻氏の内にある愉しさが溢れた作品であるというようなことが述べられています。 そのような目で見ると、確かに本作は十角館のような「一文の衝撃」というよりも、大小様々なトリック、伏線が巧みに仕掛けられており、それが最後に一気に回収される「一作の衝撃」というような作品となっています。物語は「実際に迷路館にて起こった事件を再現した推理小説」である作中作に沿って進みますが、その中に更に小説(すなわち作中作中作)が現れるなど、綾辻氏の遊び心が溢れています。 最後のネタバラシは多少ヒントが少なかったのではという気もしましたが、よく考えればヒントが無いのは十角館とさほど変わらないので、そこまでずるい!などとは思わず、むしろ「あああーそうかなるほどなああ!」と感心させられました。 十角館で綾辻行人氏に興味を持った方には、ぜひ読んでみて頂きたい作品です。 | ||||
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とても面白く読めました。 いくつかの仮説立てて読み、その仮説をつぶしながら一度は結論を出しましたが、 まさか・・自分の推理が80点だったと思っていたのが0点になった気分でした。 仮説の中でつぶしてしまったものの中に正解があったりして、 もっと、考えておくべきだったなと思いました。 いや、こうやってると、どんどん作者の術中にはまってしまうかも。 この「迷路館の殺人」は、 「十角館の殺人」「水車館の殺人」と読んでからこそのおもしろさがあると思います。 | ||||
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岩で造られた祠 (ほこら) が玄関になっている、地下の迷宮邸、 ”迷路館”。 「迷路館」 の主人にして、日本推理小説界の老大家の 宮垣葉太郎が、 4人の弟子作家を集め、莫大な賞金をかけて、この ”館” を舞台にした推理小説の 競作を始めさせるのだが、またしてもこの ”館” でも惨劇が起こる・・・・ いわずと知れた 館シリーズ 第三作目の ” 迷路館の殺人” です。 読後の感想はですね、面白かったです。 ”館” 自体が迷路になってる訳だけど、物語自体も迷路につぐ迷路のようになっていて、 ”館” シリーズ 特有の怪しい雰囲気も漂って、わくわく、どきどき感が堪能出来ます。 綾辻氏自身も推理小説は、雰囲気が大事と云われてますが、まったくその通りだと思います。 私の場合、犯人当ての推理や、殺人に使われたトリックの解明より、物語の中に没入して ”館” にまつわる秘め事やその ”館” 特有の秘密部屋へ行く為の仕掛けなども含めた、漂うような その雰囲気をいかに肌で感じて堪能できるかに重きをおいて愉しんでいます。 ラストは例によって、館シリーズ お約束のどんでん返しがあり、 「ははあ」 と、なりますが。(笑) ”水車館の殺人” に続き、今作品の”迷路館の殺人” もラスト・シーンは映画のワンシーンのように、芸術してます。 もしも ” あなた ” に ”迷路館” への招待状が届いたなら・・・・ 作中のゲストの登場人物の一人として、招待を受けてみては如何ですか? 最後に。 綾辻氏曰く、館シリーズは全十作と云われていますから現在、第九作目の ”奇面館の殺人” までは出てますので残すところあと、一作品ですね。 いつごろ、最終作品はお披露目になるのでしょうか。非常に楽しみです。(早く読みたい) ところで、中村青司は実は存命していたとか。 それが、最終作のラストで登場して、すべての館の惨劇に裏で関与していたなどとか・・・・? これを読んでくれている ”あなた” に今作 ”迷路館の殺人” もおすすめします。 | ||||
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館シリーズ3作目。前作とは打って変わって中々読ませる作品だった。 作品を重ねるごとに’どんどん面白くなっていくので次巻を読むのが楽しみ。 | ||||
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どんでん返しだとは思うけど、良く読めば誰にでも気付く可能性有りっていうのが良いですね。読むのに没頭すると、なかなか考えるのは難しいけど。 | ||||
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作者が楽しんでますね。 すごく日本人的な作品と感じました。 謎あかしで披露される数々の仕掛け、読んでいて気づく方っているんでしょうかね?t | ||||
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でも私はこの読み始めから登場人物など個性の高い作家さんが集まるお話なんですがすごく引き込まれました! 閉ざされた奇妙な館での事件から犯人に至るまですごくわくわくして読めました! 最後読んでから、あとがき、あらすじを読んでまたさらにびっくりさせられました! 読まれる方は最後の最後まで是非読んでください! | ||||
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見立てを成立させる手順や、主もうアレなんじゃ?ということは読めたんですが、 真犯人や動機までは分かりませんでした。 これはジェンダー誤認の誘導なくても分からんと思うなぁ。 エピローグで分かる”島田誤認”に関しては、そこまでやるか!ではございました(笑)。 | ||||
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十角舘、水車舘ときて、この迷宮舘は館シリーズに引き込まれます。 水車舘同様、トリックは中盤で見える物の終盤では唸ります 次作以降も本当楽しみです | ||||
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綾辻行人館シリーズ第三弾。おなじみの妙な館の平面図から紡ぎだされる物語は最初から最後までわくわくさせていただきました。 迷路を利用したトリックや密室を打破するいつもの隠し通路はもちろん物語を盛り上げる一要素でしかありません。 この話の一番は探偵島田潔が最後まで頭の隅に引っかかった、真犯人を導く「一つのとっかかり」です。 一度出された結論からひっくり返される結末までの道のりはまさに「迷路で行き詰まり、一度戻って正しい道を見つけた」感覚でした。何度でも読みたくなる名作。 | ||||
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