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警察官の心臓
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警察官の心臓の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.80pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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緻密な描写。熱量。迫力。人物造形の見事さ。あっと驚くラスト。そして、泣かせます。凄いものを読みました。続編を期待します。 | ||||
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コノハくんの中身は極真婦警さん 態と伏線回収しないとしか思えない なので続編あると解釈する | ||||
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読み進めるほどに謎がとけていく爽快感。他の推理小説では読んだことのないほど丁寧にまわりの環境が描かれていたところが面白かったです。警察官の生活や登場人物の人柄や苦悩など、深く知ることで自分も登場人物の一員のような気持ちになり、より物語に没入できました。 | ||||
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増田俊也さんの作品はいくつも拝読していますが、今回の作品もとにかく面白かったです!特に蜘蛛手の飄々としていて人情味溢れながらもここぞという場面で論理的なキャラクターに惹かれました。湯口蜘蛛手コンビが困難を乗り越えながら時間を解決していく様に心を動かされました。 | ||||
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横山秀夫「64」以降で最高の警察小説だと思う とにかく読んでみて欲しい | ||||
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骨太のストーリー、主要人物の熱量など、とても素晴らしく楽しめました。 強いて言うと終盤の尻すぼみ感は拭えなかった。ページ数も多く、広げた風呂敷が多い中、消化不良で残してしまった要素も多く。とりわけ、メインとなる事件の真相(動機・殺害方法)は予想や推理ではなくきちんと描写してもらいたかったのと、刑事達のその後がどうなったのかはもう少し描いて欲しかった。 シリーズ化に期待します。 | ||||
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猛暑の岡崎で76歳女性の遺体が発見されたことから始まる とにかく描写が細かく私も捜査員となり現場にいる感覚に陥ってしまった 湯口と蜘蛛手のコンビをはじめ登場人物が個性豊か 蜘蛛手さんのキャラが1番すごい これでもかこれでもかと状況が変化し怒涛のような展開に息つく暇もない こんなに厚い本だし、明るい内容ではなのに読み出したら止まらなくなってしまった 警察官の心臓。。。なるほど その後が気になります 第二弾待ってます | ||||
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「シャトゥーン」「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」「七帝柔道記」の増田俊也の警察小説! 発売前から注目していましたが期待以上でした。 本が到着してから一気読み。 私が今まで読んできた警察小説とは次元が異なる面白さ。 久しぶりに読書する楽しみ、満足感を得ました。 とにかくキャラクターが魅力的。 なんといっても蜘蛛手係長がいい味出している。ハマりました。 ぜひシリーズ化して欲しいです! | ||||
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増田俊也の作品を読むのは、「木村正彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」(2013/8月)以来になります。はるか昔になってしまった。今回は異色の警察小説。 舞台は愛知県、岡崎市。311(東日本大震災)が起きた2011年、夏。地蔵池でザリガニ獲りをしていた小学生たちが女性らしき死体を見つけます。背中に多数の刺創、切創があったがために殺人事件として大規模な「帳場」が立ちますが、特異なのは殺された女性、土屋鮎子の境遇にありました。彼女は七十六歳、東大卒、地方局のアナウンサーという経歴を持つ、一人のセックス・ワーカーでした。"セックス・ワーカー"についてここで詳述することはできませんが、今年、映画「アノーラ」が注目を浴び、また男であれば"デリヘル"がどういうものかはよく理解していると思います。 ストーリーはまるでノンフィクションを描くようにディティールが積み重ねられていて、警察捜査について私が知ることがなかった切り口から丁寧に語られています。特に体育会系の部室のような男の匂いがむせかえる「訓授場」特別捜査本部シークェンスがリアリティを増幅させ、その空気感は最後まで途切れることがありません。 主人公は、二人。一人は、県警本部捜査一課、湯口警部補。そして、そのバディでもある岡崎署生活安全課、蜘蛛手警部補。彼ら二人の刑事のアンビバレントな関係が多くの緊張を生み出しますが、しかしやはり強烈なのは極端で、破天荒な蜘蛛手のキャラクタリゼーションにあって、時に私は辟易としながら読んでいましたが、それでも彼の"セックス・ワーカー"に対する考え方であったり、ジェンダーを超えてこの世界を人はどう生き抜くのかという問いかけに対する(疑問も含めて)答えが同じことに気付くことにもなりました。 スリラーですからこの事件の犯人が誰?であり、いかにこの事件が生み出されたのか?という究極の課題に向かってラストへと物語が収斂していくわけですが、<Who-Done-It>については当初から<伏線>が光り輝いていることが気になりました。おそらく本書は、そのことよりも<Why-Done-It>へと至る一人の女性の生き様に焦点を当て、掘り下げ続けた結果としての警察小説として受け止めることができました。 読書中、組織人として<奉職>することとマチズモの在り方についても繰り返し自分自身に問いかけることにもなりました。勿論、いつまで経っても結論が出ることはありません。 最後に正直な感想を。この小説を読むと何故かワンランク体重が増大したような感覚に襲われます(笑)。 ◻︎「警察官の心臓」(増田俊也 講談社) 2025/3/29。 | ||||
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デヴィッド・フィンチャーで映画化されたらすごいことになるのでは。。。。。「七帝柔道記」シリーズからの増田ファンですが期待通りの傑作です。濃密な警察の世界を堪能しました。 最初は分厚さに圧倒されたけど読み始めて気がつくとページ数が残りわずかになっていて「もう終わってしまうの??」って寂しくなるくらいのめりこんで読み終わりました。何がすごいのかというと詳細な描写がすごい。キャラクターがすごい。先がわからないストーリーもすごい。すべてがすごい。。。。。これまでのミステリーであった「こうなるだろう」という感じがなく読者の期待を良い意味で裏切りつづけるストーリー展開です。 警察官同士の人間模様も詳細に濃密に描かれています。とくに女性警官の意地みたいなのが心にグッときます。ネタバレになるので書けませんが最後のシーンも素晴らしい。 | ||||
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