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流人道中記
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流人道中記の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.40pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全150件 81~100 5/8ページ
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武士という身分が存在していたことで、当時の枠にとらわれた人々の苦しみを描き、武士制度そのものが早々に廃止されてたら...?という今までにない新しい視点が強く印象に残った 家も身分も家族も捨て、とらわれていた武士という枠に、身をもって疑念を訴える青山玄蕃 現代でも、当たり前だと思っている常識は何か、枠にとらわれていないか、振り返るきっかけをもらった気がする | ||||
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流人旗本と見習い与力の凸凹コンビ奥州街道膝栗毛。笑いあり涙あり悶着ありのロードノベルの見本のよ う。主人公一人称でなければ伝わらない心の綾、登場人物の深奥を覗き込むには三人称の筆致で活写。著者 は巧みに使い分け読む者の心を揺さぶる。浅田作品にハズレなし! 見習い与力の主人公は武士としての圧倒的な技量の差異を思い知る。また玄蕃もきっと自分の本音を誰か に聞いて欲しかったのだろうと察する。腐った武家社会はいずれ滅びるだろうから打っちゃっておけ・・・ と。旧弊に抗う玄蕃の矜持に強烈なシンパシーを覚えた。 | ||||
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流人と押送人のロードノベルとの先入観で、流人の虐げられた人生に涙する暗くてジメジメした物語かと 憶測した。ところが全く違った。主客逆転。登場人物は数え19歳の頼りない見習い与力と、伝法な物言いで 生意気な流人の旗本。武士の知識も技量も旗本の方がはるかに上で、言動の主導権は完全に旗本に握られて いる。 著者はあえて若い見習い与力を主人公とし、その使命や葛藤、ひいては己の存在意義など心の綾をきめ細 やかに描き出し、武家社会の矛盾や格差を訴求している。達観した旗本との対比がユーモラスであり、最後 まで飽きさせない読み応えのある作品でした。 | ||||
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その後が出版されれば嬉しいが、それこそ野暮って言うものでしょうね。 | ||||
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旗本の序列の説明書きなんががあればわかりやすかった。 | ||||
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旗本の序列がわからないので難しい。難しい熟語があった | ||||
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途中から少し話が雑になりますが、最初から最後まで一気読みしちゃいました。続編(江戸に戻ってからの石川さんの成長記や、青山さんの冤罪が認められる話など)も作者ならいくらでも話を広げられそうですけど、それはそれぞれの読者自身が完結させるよう、粋な終わり方をしてますね。星一つマイナスなのは、亀吉のキャラが蒼穹の昴の主人公「チュンル」の幼少期っぽかったからです(笑) | ||||
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良かったです。読み進むうちにそれぞれの思いとかが深まっていい作品でした。 発送の対応も早かったです。 ありがとうございました。 | ||||
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面白い。道中で会う人の人情物語、思わず小説の中に入って行か感じです。 | ||||
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高禄の旗本の青山玄蕃を下級役人の石川乙二郎が東京から青森まで護送するという設定。青森までの紀行文として北へ向かう寂寥感といった雰囲気がよく出ていると思う。自然の描写がうまい。 一方でリアリティを欠いた「なんでそうなるの」という話筋が散見される。(ネタばれ注意:例えば仇討が、処刑された罪人の供養のために中止されるなんてことは当時の論理でも、現在の論理でもありうるはずは無い。) 小説に歴史事実の正確性を求めても仕方ないかもしれないが、ちょっとな~と思うことはある。(ネタばれ注意:青山玄蕃は上役の姦計に引っかかって罪を問われたのに、反攻も弁明もせず自家を滅亡させてしまう。著者はその理由を「そもそも武士の存在が悪だから」としている。それは無いだろう。。。) ということで星二つとしたい。 | ||||
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人生自らのシナリオ通りには進まない。何かに導かれてその命運に身を委ねるとき、振り返れば辛いことも、いつか、あの時のおかげと感謝する。玄番の生き様は、現代に生きるモーレツビジネスマンにあるべき正義と心の持ち方を教えてくれる。 | ||||
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とても惹き付けられる内容 | ||||
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東北方言。まさしく こう言う。 | ||||
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この何とも言えない2人の旅道中、当人達だけではなく読者も終わって欲しくないと、きっと思う事は間違いありません。 | ||||
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泣き笑いの人々の交流の中で、流人の人生観が垣間見られました。 | ||||
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泣き、笑い、感動の繰り返しの中で日本人らしい人情表現が素晴らしい。 | ||||
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ラストまでせつなさを保ちながらも、主人公の青山玄蕃の魅力を余すところなく伝えてくれる。 こんな終わり方でなくて、もっと別な展開だったらなと悲しさと無力さを思わせるけど、これが著者の描きたかった江戸の時代の終わりの武士への疑問と矜持だったのだろう。 若い与力の心の動きも読み応えあった。 最近の浅田次郎の時代物はどれも良い。 世の中ががらっと変わるときに、自分も今までと変わることが出来るのか、奇しくもこの時期に問いかける作品。 | ||||
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青山玄番ははたして悪人なのか、旅する中で石川乙次郎は旅で出逢った人達の人情ある対応と解決に導く力はただの罪人ではないのでは?自問自答し続けて最後は涙ながらの別れ、いつのまにか、世の中の教えを旅しながら教えていただいた偉大なお殿様であった・・・乙次郎は大きく成長した。 | ||||
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若い与力が、大旗本の流人を青森まで連れていく道中で遭遇する人々との関わり。 立場も身分の違う2人が同行する中で若い与力の成長が感じながら、武士の身分制度のチグハグさも描いていく。 旅の途中で出会う市井の人々の暮らしにyコタ悪、苦しみが喜びを大小のエピソードに交えながら、読者の心にしみこませていく。 江戸時代を舞台にはしているが、この人間という本質を身分に関係なくとらえていく様は現代にも同じ問題として問いかけている。 単純な善悪でもなく、胸がすかっとする展開でもないが、どのエピソードも人間味あふれる内容で味わい深い。 下巻も期待しか持てない展開。 | ||||
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浅田作品、時代劇小説の<一路>を超えるものかと期待したが、それほどでもなかった。まず、もう幕末に近いのに、身分の高い旗本の犯した罪に対して、幕府がなにも出来なかった事。主人公が<子ずれ狼>のように幕府をあいてにして逃げまわり、明治維新になんらかの役割を果たすなどのストーリーかな?と思ったのですが、ソフト路線すぎたのでは。 | ||||
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