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屋上ミサイル
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屋上ミサイルの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.03pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全16件 1~16 1/1ページ
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迅速な対応と評価通りの本であった | ||||
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結構辛口なコメントが目立ちますが私はこの作品は意外と面白かったです☆ 都合の良すぎる展開に最初こそ「????」となりましたが終わってみればけっこうスッキリまとまって案外良かったと思います。めでたしめでたしでが過ぎる作品も意外とありだと思いました | ||||
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他のレビューでも指摘されているように「ラノベっぽい」、「伊坂幸太郎臭がする」、「ご都合主義」、と確かに読んでいて納得してしまう小説であり突っ込み所は多いものの、それを覆すだけの魅力は十分ある小説だと私個人としては感じました。登場するそれぞれのキャラクターがとても良く、非現実的な設定やセリフ回しもすんなりと受け入れることができました。ミステリーという括りとしてはちょっと弱いかもしれませんが「青春小説」として読むなら胸に染みる小説だと思います。 | ||||
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シュールな小説を書くあの人の影響をウケスギナこの作品 屋上部という謎の部を舞台に、高校生たちが繰り広げる、どう考えてもおかしなワクワクさせてくれる青春物語 どうもミステリーと言うより、どこにハメレバいいかわかっている、パズルを完成させていく感じを味わえる 結局のところ最終的に適度なメデタシメデタシを迎える結末に 続編出せそうな感じ 期待したいものです このままでは、コーンフレークの染みた牛乳を飲み損ねて食べ終えたような 半殺し状態な気分 | ||||
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この小説に、会話や筋書きに自然さを求めるのはナンセンスである。ここに描かれているのは、非日常的な状況の中でより煌めきを増す、日常の風景。登場人物の台詞に似せて言うならば、偶然の連続を素直に楽しめない感性は少々残念である。ただ、これがこのミス大賞ならばミステリーとは何ぞや、という問いが生まれるのは致し方ないことだが、その答えを探すことは、音楽のジャンル分けと同じくらいナンセンスなので、やめておく。楽しんで読んでいたら、終盤テロリストの目的の件で少しだけ、はっとなった。 | ||||
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この『屋上ミサイル』は、この第7回「このミステリーはすごい!」を受賞した作品です。 とある高校の屋上に偶然集まった4人の高校生のストーリー。 課題の写生のために学校の屋上に上がった辻尾アカネは、そこで3人の男子生徒と出会う。そして、いつの間にか「屋上部」なるものを結成することに。屋上の平和を守るため、通行人を襲う罰神様騒動、陸上部のマドンナ・ストーカー事件、殺し屋との遭遇などに巻き込まれることになる。それらはすべて、ひとつの事件に繋がっていた!・・・というお話。 さまざまな話が最後に終結していく、という伊坂幸太郎風の作風ですが、もっと軽くて明るい感じ。爽やか伊坂。 テンポもよいし、複数のキャラ出てくるけれどそれぞれちゃんとキャラが立っていて面白い。いろんな話があっという間に連結していく様子は小気味いいです。 この山下貴光さんという作家さんの本は初めて読んだのですが、文章も読みやすいし、ほんと楽しんで読めました。「このミステリーはすごい!」ではありますが、よくあるドロドロミステリーと違って、さわやかに読める作品です。 事件あり、青春あり、恋あり・・・。 甘酸っぱい青春小説的要素も持ったミステリー小説でした。 さらっと読めるので、ぜひぜひお試しを。 | ||||
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2009年第7回このミス大賞受賞作(該当2作)の一つです。 序盤からキャラクターが活き活きしていて世界観に引き込まれていきます。設定も会話もとてもナチュラル。肩肘はらない等身大の主人公達に心引かれていきます。 そんなところが、ちょっと宮部みゆき氏に似ている気がしました。第二の宮部になるかもしれませんね。そんな期待をしてしまうほど良かったです。 偶然の連続がちょっぴり多すぎるのですが、まあ、しょせん小説ですからね、このくらい許容範囲かなと。屋上部、入りたかったです(笑)。 | ||||
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学生時代屋上が憧れの場所だった私にとって この本はタイトルだけでOKな作品だった。 この場所に僕もいたい、そう思った。 | ||||
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伊坂幸太郎は死に神の精度と重力ピエロしか読んだことがない。 正直言って好きな作家ではない。あの村上春樹の会話をデフォルメさせた文章がどうも合わないからだ。しかし、若い読者にはバカ受けのようで、つくづく時代に取り残されたと思う今日この頃。 さて、この作者は伊坂幸太郎をどこまで意識して書いたのか? 正直言ってほとんどなりきって書いたのではないのか? それで大賞を受賞できてしまうのはどうなのだろう? ただ、伊坂氏とは少し違う文体の味わいがあったような気もする。 選考委員がリアリティを欠いていると怒っていたが、この作品にそれを求めるのは筋違いだろう。あくまでもこの軽々とした雰囲気を楽しむためのもので、ミステリーとしてどうのと考えたら、とてもではないが読めたものではないと思う。 出版界に柳の下にドジョウは何匹でもいるという説もある。 今後に期待して☆4つ。 | ||||
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絡み合う伏線がご都合主義と言って良いほどの安易さで結びついてしまうのを批難するのも尤もだけれど、それによりストーリーのテンポの良さも生まれていて、対比するように会話の妙や地の文の心地よさも浮かび上がってきています。 伊坂幸太郎に負けないくらいの小説技法を身に付けたようですから、今後の作品に注目していきたいところです。 内容よりも、その時々の文章の妙味を愉しみたいのなら、この作品は期待を裏切らないと思います。 | ||||
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気のきいた洒脱な会話、エキセントリックな登場人物、強引なストーリー収束の魅力…。伊坂幸太郎を引き合いに出されてしかるべき作品だ。読みながら先の展開を予想し、当たってもはずれても楽しめた。 だが、米大統領の誘拐は必ずしも必要ないかもしれない。 | ||||
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最初に、本の題名から、何に書かれているのか全く解らなかった。しかし、文章がとても読みやすく、スピーディーに進んで行くので、引き寄せられてしまった。このミステリーが面白い大賞を受賞しただけの事は、有ります。今回は、大賞が2冊出たとの事で、非常に面白く、読んでいて引き込まれるが、少し偶然が多くて、読み終わった後には、ガッカリした所もあります。しかし、スガスガしい青春もので、本に入り込める人には、面白くて読んで後悔は、しない本です。 | ||||
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同時受賞の臨床心理よりははるかに完成度が高い。無理に事件を連関させている傾向はあるが、登場人物のテンポの良い会話の中、都合よく起こる事件もまた、同じテンポの中で起こってきていると感じさせる。作り話の面白さを単純に楽しむ分には問題ないだろう。ただし、作品の終了近い部分は、作者の集中力が途切れたのか、あかねちゃんと国重以外の登場人物を動かしていない。残念な部分。もう少し面白い結末はあったのかも?まあ、エンターティンメントとしては十分楽しめると思う。 | ||||
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セリフまわしといい、キャラクターといい、読んでいて気持ちがいい作品でした。小説としてのオチ(?)もきれいにまとまっていて、スッキリしています。ですがみなさんが書いてるように、伊坂幸太郎の影響がリスペクトという域を超えてます。作品のリズムといい、音楽への姿勢といい、更には仙台という地名まで…(細かいけれど、ここまで似ているとツッコみたい)ですが伊坂幸太郎好きの私としては、楽しめたのも事実です。『臨床真理』も読みましたが、個人的には大賞はこちら1本で良かったのではないかと思います。次回作に期待したいです。 | ||||
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このミス大賞という帯に惹かれて購入しました。 序盤は独特の会話のリズムになじめず、比喩表現も冗長に感じられ、 物語にすんなり入っていけませんでした。 しかし中盤からはテンポも良くなり、勢いに乗って読了することができました。 読んでみての印象は、伊坂幸太郎の影響を受けているでは?という事。 会話の内容や、殺し屋のキャラクターなどは、特にそう感じます。 選考委員の方のように絶賛するほどではないと思いましたが、 まだ作品数が少ないようなので、次回作に期待して星4つです。 | ||||
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第7回このミス大賞を受賞した青春ミステリ長編。 合衆国の大統領がテロリストに監禁された時世、 日本にもミサイルが飛んでくるかも知れない危機の中、 そんなことよりそれぞれ個別の理由で、高校の屋上に集まった4人が、 屋上の平和を守るために「屋上部」を結成するところから物語は始まる。 屋上に持ち込まれる謎=屋上の平和を乱すもの、として 屋上を守るため4人は力を合わせ謎に立ち向かう。 泣きあり笑いありの非常に気持ちのいい青春ミステリでした! 少し残念だったのは、場面がコロコロ変わる割りに、 情景描写などが少なく、その手腕もお世辞にも高いとは思えず、 頭の中に場所を思い描きながら読むということが困難だった。 ミステリ自体は非常に察しがつきやすく、 特に中盤のミスディレクションを誘っているだろう箇所は、もう少し何とかなったかなと。。。 (編集さんルビの振り方、何とかならなかったのかな…) しかし何より、会話回しのテンポやセンス(適度な温度感がいいです)、 主人公格4人のキャラ設定や個性、 ダイミナミックな展開、キレイなオチ、 張りまくった伏線の見事なまでの回収など みどころは大いにあります! あまり肩ひじ張らずにサラッと読める一冊なので、 普段本格ミステリばかりの方などいかがでしょうか?? 「僕は嫌いなものにも真摯でありたいんですよ(中略)そのものをよく調べて知識を得たところで、やっぱり嫌いだと認識するわけです。」 「変わってるな、お前」 「変わってますね、僕は」 本文37ページより | ||||
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