■スポンサードリンク
屋上ミサイル
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
屋上ミサイルの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.03pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全32件 21~32 2/2ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
気のきいた洒脱な会話、エキセントリックな登場人物、強引なストーリー収束の魅力…。伊坂幸太郎を引き合いに出されてしかるべき作品だ。読みながら先の展開を予想し、当たってもはずれても楽しめた。 だが、米大統領の誘拐は必ずしも必要ないかもしれない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
このミスに書かれていた予告と大賞という肩書きに釣られて読んでみましたが、期待が高すぎたせいか「これが大賞ですか?」と言うのが本音。 それぞれの謎解きや屋上部の面々の濃さなどは一定の水準を超えていると思わせるが、地の文章や構成が台無しにしている感じがします。 乱歩賞のように即戦力のスカウトを目的とした大学社会人ドラフトのようなものではなく、乱獲の上、一発大きいのを狙っている高校生ドラフトのようなこのミス受賞者のなかで今回はほとんどが5年で自由契約となりそうですね。 とりあえず2作目以降で判断したいですが・・・学園ものでは「退出ゲーム」の方がおススメです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
最初に、本の題名から、何に書かれているのか全く解らなかった。しかし、文章がとても読みやすく、スピーディーに進んで行くので、引き寄せられてしまった。このミステリーが面白い大賞を受賞しただけの事は、有ります。今回は、大賞が2冊出たとの事で、非常に面白く、読んでいて引き込まれるが、少し偶然が多くて、読み終わった後には、ガッカリした所もあります。しかし、スガスガしい青春もので、本に入り込める人には、面白くて読んで後悔は、しない本です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
他の方のレビューは読んで覚悟していたのですが、それでもあまりの伊坂節にうんざりさせられました。 伊坂氏の作品、特に「終末のフール」「グラスホッパー」「魔王」「砂漠」を中心に切り貼りした、といった印象です。 会話の軽妙さはそれなりにうまく模倣できていますが、ここで一発良いこと言ってやろうって台詞の安打率は伊坂氏より遥かに低いです。 そして肝心のストーリーはあまりにも稚拙です。そもそもの動機付けが弱い、屋上部という設定がまるで生きていない、そしてなにより、都合良く話が転がりすぎる。偶然の連続で話は進みます。種々張り巡らされた伏線はちゃんと回収されますが、あまりのご都合主義的展開に唖然としました。 このような模造品としか思えない作品を「このミステリーがすごい!」などと売り出す出版社に嫌悪感を抱きました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
同時受賞の臨床心理よりははるかに完成度が高い。無理に事件を連関させている傾向はあるが、登場人物のテンポの良い会話の中、都合よく起こる事件もまた、同じテンポの中で起こってきていると感じさせる。作り話の面白さを単純に楽しむ分には問題ないだろう。ただし、作品の終了近い部分は、作者の集中力が途切れたのか、あかねちゃんと国重以外の登場人物を動かしていない。残念な部分。もう少し面白い結末はあったのかも?まあ、エンターティンメントとしては十分楽しめると思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
したのですが、 最初の10ページで食いつけない本はよまない という私の悪い癖が出てしまい、 読むのをやめてしまいました.. 大賞取ったんだから面白いと思うのだけど、 ...作者の人、ごめんなさい... | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
タイトルに魅かれて購入したのですが、久々にいい本に出会えました。 評価には3をつけましたが、感覚的に4でもいいのかなと、思います。 評判通りキャラは個性的で、セリフ回しや言い回しも面白く、文体にはどんどん読み込ませる力強さも備わってると思います。 どこかライトノベル的に感じますが、悪い意味ではなく良いアクセントになってます。ライトノベルでも上手な文章を書く作家はたくさんいますしね。 というか、最近は全体的にこうゆう文体が増えてきてるのかな? 「読み応え」よりも「読み易さ」を売りにしてる本が増えてるのかもしれません。 脱線しましたがとにかく、読み易いし、個性的だし、構成も悪くないと思います。 ただ、4や5の評価を安定して得るにはあともうひと押し欲しいです。 次回作もぜひ読んでみたいです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
2009年このミス受賞のもう一作。 確かにキャラクターが凄く良い。 主要人物意外の家族のキャラクターや、そこで交わされる会話も実によく、キャラクターが生きている。 ただ、場面設定の表現がイマイチで、頭の中にキャラクターはくっきりと浮かぶが背景がぼやけて映る。 屋上部、という設定も面白い。 前半の屋上でのシーンは結構好きです。 全体としては、確かに、かなり都合良く、話が展開しすぎ。 ミステリーとしては、まずいのかもしれないが、もうここまで行くと、これはこれで良いと思えてしまうぐらい。 後半、やや読むのが辛くなりましたが、あちこちに煌きがあり、今後が楽しみな新人作家です。 ただ、期待の新人ではあるが、大賞受賞作レベルかと言えば…、う〜ん。 このミスの選者の方々、『今年は大賞に該当作品なし!』ぐらいの英断は出来なかったのでしょうか? おまけに宝島社さん、最終選考の5作品中4作品を出版するというのは、どうなのでしょう。 凄く商業主義的で、ガッカリ…。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
セリフまわしといい、キャラクターといい、読んでいて気持ちがいい作品でした。小説としてのオチ(?)もきれいにまとまっていて、スッキリしています。ですがみなさんが書いてるように、伊坂幸太郎の影響がリスペクトという域を超えてます。作品のリズムといい、音楽への姿勢といい、更には仙台という地名まで…(細かいけれど、ここまで似ているとツッコみたい)ですが伊坂幸太郎好きの私としては、楽しめたのも事実です。『臨床真理』も読みましたが、個人的には大賞はこちら1本で良かったのではないかと思います。次回作に期待したいです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
タイトルとカバーにひかれ、このミス大賞ということもあり、アタリかと思い買いましたが、もう一つ垢抜けず、感情移入できなかった。面白いエピソードもあるが、どれも中途半端で、広がりはあるものの深さがありません。選評にもありますが、伊坂を意識しすぎでしょう。屋上部という発想自体は、おもしろく、次回作に期待します。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
このミス大賞という帯に惹かれて購入しました。 序盤は独特の会話のリズムになじめず、比喩表現も冗長に感じられ、 物語にすんなり入っていけませんでした。 しかし中盤からはテンポも良くなり、勢いに乗って読了することができました。 読んでみての印象は、伊坂幸太郎の影響を受けているでは?という事。 会話の内容や、殺し屋のキャラクターなどは、特にそう感じます。 選考委員の方のように絶賛するほどではないと思いましたが、 まだ作品数が少ないようなので、次回作に期待して星4つです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
第7回このミス大賞を受賞した青春ミステリ長編。 合衆国の大統領がテロリストに監禁された時世、 日本にもミサイルが飛んでくるかも知れない危機の中、 そんなことよりそれぞれ個別の理由で、高校の屋上に集まった4人が、 屋上の平和を守るために「屋上部」を結成するところから物語は始まる。 屋上に持ち込まれる謎=屋上の平和を乱すもの、として 屋上を守るため4人は力を合わせ謎に立ち向かう。 泣きあり笑いありの非常に気持ちのいい青春ミステリでした! 少し残念だったのは、場面がコロコロ変わる割りに、 情景描写などが少なく、その手腕もお世辞にも高いとは思えず、 頭の中に場所を思い描きながら読むということが困難だった。 ミステリ自体は非常に察しがつきやすく、 特に中盤のミスディレクションを誘っているだろう箇所は、もう少し何とかなったかなと。。。 (編集さんルビの振り方、何とかならなかったのかな…) しかし何より、会話回しのテンポやセンス(適度な温度感がいいです)、 主人公格4人のキャラ設定や個性、 ダイミナミックな展開、キレイなオチ、 張りまくった伏線の見事なまでの回収など みどころは大いにあります! あまり肩ひじ張らずにサラッと読める一冊なので、 普段本格ミステリばかりの方などいかがでしょうか?? 「僕は嫌いなものにも真摯でありたいんですよ(中略)そのものをよく調べて知識を得たところで、やっぱり嫌いだと認識するわけです。」 「変わってるな、お前」 「変わってますね、僕は」 本文37ページより | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!