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魂に秩序を
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魂に秩序をの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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1000頁超という新潮文庫で最厚の一冊という、「厚い本」好きな自分にとっては、たまらない本でした! 上下巻に分冊しない新潮社の英断に感謝です。 ただ、裏表紙の ”あらすじ” にあるミステリーっぽい展開になるまでに500頁超なんで、そういうストーリーを期待してた人だと、そこにたどりつくまでに ”長い!”と感じる人もいるんじゃないかと心配になりました。 また、多重人格ものというと、どうしても、残忍でサイコな人格が潜んでいて...という、複雑+重い展開を想像しちゃうかもなんで、解説にもある『インサイド・ヘッド』をイメージして入ると誤解も少なくなる気がします。 非常に読みやすく、たくさんの人格が出てきても大きく混乱することはないんで、1000頁超でも安心して手に取れる本だと思いました。 最厚ということなんで、スピンが挟みにくい部分はあるものの、新潮文庫は独特な”しなり”があって、とても頁がめくりやすかったです。(流石です!) | ||||
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ある多重人格の青年が罪を犯したかもと思い込み・・・というお話。 最初に読んだ際の感想で、最初の方で色々なキャラクターが登場するので、群像劇風に思えましたが、主人公とその付き合っている女性が多重人格で、その様々な人格が出たり入ったりする作品だという事が判り、一種のサイコスリラーらしい事に気づきました。 解説で霜月さんが、「①ボーイ・ミーツ・ガールな青春小説であり、②非=日常的な世界のメカニズムを解明してゆくSFであり、③毒親からの必死で抜け出そうとする若者たちの成長小説であり、④その軌跡を苦難の旅路として描くロードノベルであり、⑤過去の死の謎に迫るミステリーであり、最後にそのすべてが混然一体とした大団円を迎える」作品、とのべておりますが、その通りだと思いました。 ただ、文庫で1000ページを超える凄いボリュームの作品なので、最後まで集中力が途切れず、筋を辿れたり、最初から最後まで楽しめたかというと、ちとキツイ、全体の七割くらいの読解で、楽しめたのもそれぐたいだった事を告白しておきます。 こういう浩瀚(分厚い)作品を読むと、高峰を踏破した達成感、充実感がありますが、電子書籍で読むのに慣れると、かったるい、面倒というのも真実だったので、できれば電子化してもらいたかったです。30年前にエーコの「薔薇の名前」が翻訳された際も、出版されて嬉しい反面、最後まで読めない人が多かった(らしい)事を思い出したりしました。 文庫で1000ページを超える異例の大作。機会があったら是非。 | ||||
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面倒くさいなと思いながら読み始めると止まらない、一気に1000ページ読みました。面白い!! | ||||
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