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奇岩館の殺人



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【この小説が収録されている参考書籍】
奇岩館の殺人 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

奇岩館の殺人の評価: 3.76/5点 レビュー 17件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.76pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全10件 1~10 1/1ページ
No.10:
(5pt)

こいつぁ面白い!

第一幕が解決編ってどういうこっちゃ、と読み始めたら、止まらん。なんだこれ。
 ミステリと言えばミステリなんですが...
 ざっと言えば、「そして誰もいなくなった」テイストの、江戸川乱歩・横溝正史・高木彬光の作品による「見立て殺人」で、「闇バイト」で集めた中途採用を平気で殺す設定の、誰が探偵で誰が犯人で誰が傍観者なのかもわからない「ミステリみたいなもの」で、アニメのコナンのネタがものを言い、最後にルパンで決着がつき、なんとか事を収めた中間管理職が胃を壊すお話。

 ──説明になってますか?(笑)
奇岩館の殺人 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)Amazon書評・レビュー:奇岩館の殺人 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)より
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No.9:
(4pt)

勧善懲悪ではない

主人公は冴えないモブです。
探偵役は別に存在していて、事件を解決してくれるのを待つ訳ですが、それが誰か?というのがポイントです。
台本のある犯罪ゲームなので、ゲストである探偵が犯人を突き止めて満足するまで終わりません。
序盤から伏線が色々あるのは面白いのですが、ラストの展開は賛否が分かれると思います。
個人的にはスッキリしませんでした。
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No.8:
(5pt)

面白かった

途中まではこれはミステリなのか?と思っていたけどちゃんとミステリだった。最後の怒涛のたたみかけと展開には謎の爽快感がありました。シリーズものにして欲しい。
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No.7:
(5pt)

質の高い推理小説

怒涛の展開に心が躍った。
またこのような作品に出会いたいと思う。
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No.6:
(4pt)

本格モノではなく、そのパロディでありミステリーだが最後まで楽しめる

絶海の孤島にある洋館に集まった人々、そこで起きる見立て殺人…さらには作者からの挑戦状!

まさに、どストライクの本格物と思いきや、序盤から舞台裏が描かれていき話が二転三転していく。
これは本格物ではなく、そのパロディ(多少ユーモラスな描写はあるもののコメディではない)であり、仕掛けを巡るミステリーとなっている。

”本格物”と思うと多少肩透かしをくらうが、今までに全くないタイプの作品なので最後まで楽しめる。
(意外と映画にはこの手のタイプの作品があるので、今作も映像化に向いているかもしれない)
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No.5:
(4pt)

完全に詰みな状況の探偵役の行動とは

ミステリにおける主人公というのは、たとえどれだけ周囲から軽んじられていてもどれだけ危機的状況だとしても、現状皆を苦しめている殺人事件の謎さえ解ければ見直してもらえるし無事生還できるものだと思います。
しかし本作は違うんですね。
本作の殺人事件は金持ちのミステリマニアが気持ちよく探偵役をやるために企画された「リアル殺人事件ごっこ」であり、謎解きは金持ちの為の「接待」なわけです。
そしてそれにうっかりバイトとして参加してしまった主人公はその事情を知ってしまうわけです。
周囲が自分に求めているのは無難に役割をこなす事だけ。
謎解きなどとんでもなく空気の読めない、誰からも求められない行動でしかない訳です。
そして状況を見るに自分は被害者役として招き入れられたとしか思えない。
完全に詰みな状況で主人公はどうするのか、という話です。

ユニークなのは主人公側とは別に、主催者側のスタッフ目線の話が交互に入る事ですね。
金持ちを接待する側として気持ちよく探偵をやってもらうために四苦八苦する現場責任者の苦悩が描かれています。
騙されたバイトを平気で死なせる立場でありながら、上司からの圧力や部下の非協力的態度に苦しむ普通の等身大のおっさんとして描かれていて、読んでいて不思議な感じですね。

是非この変な感じを多くの読者に味わってみてほしいですね。
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No.4:
(5pt)

なかなか楽しめました。

日本を遠く離れた孤島。
そこに建てられた洋館で繰り広げられる犯罪劇。
それは復讐のためでもなく、衝動的なものでもなく。
実際の殺人を織り込みつつ進む、リアルな推理体験を提供するエンターテインメント。
クライアントは高額な代金を払い、探偵役を満喫する。

そんな設定が冒頭から明かされ始まる。
ストーリーは運営側の仮称、小園間とバイトとして参加した仮称、佐藤視点で進む。
板挟み中間管理職の悲哀も漂う小園間。
仕事の出来の割に態度のデカいシナリオライター、責任を取らない女上司、頻発するアクシデントに対処しつつ、また胃の痛みに耐えつつ、何とか任務を遂行しようとするが...

一方で天涯孤独な仮称、佐藤。
唯一接点があったバイト仲間が失踪し、その行き先を辿り、ようやく辿り着いたバイトはどこか胡散臭く。 不安を抱えながら参加したバイトで、彼は何を見るのか。

途中、どこへ着地するのかさっぱり分からず。
最後にはそう来たか、な結末。
うん、なかなか面白かった。
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No.3:
(5pt)

コテコテのミステリー!!

しつこいほど盛りだくさんなうえに、普段とはちがう角度からよむストーリー。最高でしたね。ぜひともこの続編を書いていただきたい。どうなるか見てみたいのですよ、この設定が今後どうなるのか… いやぁ、楽しかった!
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No.2:
(5pt)

これは大当たり

SNSで評判だったので購入。
捻りに捻った設定と予想できない展開。二重三重の謎解き。
館ミステリーでここまで興奮したのは初めて。
ただ、展開も謎解きもかなり変則的なのでオーソドックスなクローズドサークルを求めていたり、定型の本格しか求めていない人にはピンと来ないかも。
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No.1:
(5pt)

推理小説ってこんなに自由でいいんだ!

1ページ目からワクワクします。推理小説なのに主役はモブキャラという設定も面白い!ミステリーファンが喜ぶ小ネタやオマージュがたくさん入っていますが、元ネタを知らなくてもちゃんと楽しめるストーリーでした。中身の話をすると色々ネタバレになってしまうので、まずは事前知識を入れずに読むことをオススメします。
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