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風に立つ
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風に立つの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.85pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全17件 1~17 1/1ページ
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深夜に一気読みしました。主人公は、南部鉄器の親方と弁護士で非行少年の父親の二人なのだろう。その生い立ちから深く傷つき、不器用で子供に上手く向き合えない二人の再生なのだろう。親方は、最後に友人の話に仮託してその生い立ちと何が人間に取り大切かを語り、語ることで、家族との関係も回復していく。自己犠牲までは無理でも、家族を大切にして少しでも社会に貢献して行こうとする姿が人間に取り大切であることを語っているのであろうか。 | ||||
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周りの方のサポートを受けて主人公や補導少年の成長していく姿に旨を打たれます。 これまで親から自分も選択肢を十分に与えられてきたな、と感謝の気持ちをまた反面、子供にもしっかりと受け継いでいきたいと心から考えました。素敵な本を書いていただき、感謝申し上げます。 | ||||
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なぜ孝雄は、補導委託を引き受けたのか。終盤でその答えが明かされるのだが、補導委託の少年をめぐって親の思い、家族の形などについて、職場の同僚などの言葉が感動を呼ぶ。孝雄が、アルバイトの八重樫が、職場の先輩の健司が、同業者の会長が、居酒屋のママが、当初は孝雄の思いが判らない悟に語り掛ける。どれも心に残る言葉で、思わず書き留めてしまったほどだ。うなづきながら、また涙しながら終盤のエンディングを迎える。感動の大作で、何度も読み返したくなる。柚木裕子の作品はほとんど読んでいるが、涙を誘う作品は初めて。お勧めする。 | ||||
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とっても良い話。後味良い。 | ||||
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子どもを信じることや、一人の人間として 尊重することの大切さをしみじみ実感しました。 主人公は父親に愛された記憶のない 南部鉄器工房の息子。 冷然とした父が突然、犯罪を犯した 16歳の少年を家で受け入れると決め、 親身に接するのを目にしたことで、 彼の心がざわつきはじめます。 二つの家族のわだかまりが 解けていくストーリーが流麗でしたね。 生真面目な少年が追い詰められていった 背景が、親の歩みまで含め 丹念に描き込まれていたのがよかったです。 私も、子どもとどう向き合うべきか 考えさせられましたよ。 (対象年齢は13歳半以上かな?) | ||||
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すごく読みやすく面白かったです。爽やかな気分になれました。 | ||||
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親子が家族が、重いとかツライとか感じることがなかった人は幸せだろうな、うらやましいなぁと思うことが多かった私には悟さんの気持ちも春斗くんの気持ちも孝雄さんの気持ちも「わかる」と思いながら読みました。とことん不器用な人たちの勇気をふりしぼって踏み出す一歩にきっと胸がいっぱいになると思います。 | ||||
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柚木さんのこの書籍をtv紹介で見て、沼りました。 親子の近いからこそ見えない姿。 サブの方々も、良い味を出していて、これ 見て久しぶりに、爽快な読了感でした。 タイトルの意味、深いですよ。 | ||||
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人間の心情を描く点は共通していますが、以前の刑事・検察官を扱ったサスペンス小説から、前作の「教誨」と同様、本作も社会問題をテーマにしている点で新たな作風を感じました。 | ||||
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大変迅速丁寧な対応で受け取りした商品も満足しております!ありがとうございました! | ||||
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親子関係の難しさ・・・私も同じです。親の立場で、子供の立場で考えさせられる作品でした。以前から柚月裕子さんのファンでたくさん読ませていただいていますが、従来の作品と違って殺人事件が起きるわけでもありませんが、いろいろ考えさせられる内容で、途中から先を読みたくてたまらなくなりました。久しぶりにいい作品に出会えました。 | ||||
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親の立場も子の立場も深く考えさせられる作品です。 私も盛岡人なので土地や祭事など手に取るように想像できました。 地元が舞台の名作に出会えて嬉しいです。 子育てに疲れたり、思いやることを忘れそうになったら読み返したい一冊です。 とても読みやすかった。 | ||||
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不器用な父と子。2人の気持ちが、世話をすることになった高校生の行動により、寄り添い始めます。子供に幸せになって欲しい親の気持ちはわかりますが、一方的になってしまうと本当に子供のことを考えてのことなのかと疑問に思う所も納得します。いろいろ考えさせられる話でした。世話をするのではなく、寄り添うことが大切。なるほどなぁ。と思わされました。 | ||||
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今までサスペンス小説が主の柚木さんの作品でしたが今回の小説は 柚木さんの新たな才能が感じられた素晴らしい作品でした | ||||
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人生の厳しさを教える小説は多い。ただ、その教え方は千差万別。経験談が説得力があるのかなと思うものの、断言はできない。でも、やはりこの本を読んで、経験談かなと思う。昭和の職人のスピリットと令和という時代にも十分に通用することを示したのでは。 | ||||
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補導委託の話をテーマに、親と子のきもちを焦点にストーリーが展開する。 それは宮沢賢治の「グスコーブドリの伝記」を歩んでいく。 ”誰かのためにできることがきっとある”はずだ。 親の身勝手もあるが親の子に対する思いはある。 選択肢のない人生はいかに辛いか。 子の意志は責任を持って選択し自由に生きること。 | ||||
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補導委託(問題を起こし家裁に送られてきた少年を、一定期間預かる制度)を家族に相談せずに引き受けた父に対して、反発する息子。 委託された少年との生活が始まると共に、その委託先である父や周辺の人との関わりがきっかけとなり、図らずも父との関係を見つめ直すことになる息子の悟。 委託された少年も家族との関係に悩んでおり、それと重なるように委託先の息子の葛藤がリアルに描かれているため、じわじわと心が打たれます。 家族内の問題に焦点をあてた小説という点では「教誨」とも共通していると思います。 柚月裕子さんの著書というと、今までは警察、検察、裏社会を描いたものが印象的でしたが、それとはかなり異なるジャンルだと思います。 ミステリやサスペンスといった要素は基本的には見られず(そもそも殺人等が発生しない)、人の優しさが感じられる小説でした。 最後には希望の持てる展開も待っています。読み終ったあと、心が温かくなるのを感じました。 同じような葛藤や苦しみを経験したことのある方は、特に一読の価値ありと思います。 臨場感のある表現が多く、また文章も読みやすいので(一気読みしました!)、そういう点でもお勧めの本です。 | ||||
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