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(短編集)
そして誰もゆとらなくなった
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そして誰もゆとらなくなったの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.06pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全13件 1~13 1/1ページ
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三部作とも面白すぎるエッセイ集。作家の視点も表現も素敵です。この本に『おもしろいというのは私にとって、様々な邪念が一切入ってこないくらい、素直に、そして真剣に生きているときに滲み出る〝おかしみ〟のことなのだ。そのおかしみは、隙、と表現することもできる。』とありましたが、まさに作家の素直さや一生懸命さの傍らにある隙が良い味出してました。朝井リョウさんの人柄やエッセイは敵を作らずに周りを笑わせるんだろなぁ。こういう面白さを持つヒトに憧れます。 | ||||
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ゆとりぬシリーズは、ホントに面白い | ||||
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エッセイ3部作、ほぼ一気読みしました。本当に頭の中を空にできる幸せな時間。トイレの話も共感できすぎ。言葉にしてくれてありがとうございます。次のエッセイを楽しみにしています。というところで何にも考えずに笑いたい方にオススメします。 | ||||
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一巻、二巻も散々笑わせてもらったので、書店で見かけて即購入。 面白すぎて、途中途中一旦本を閉じて大笑いを消化しないと先に進めないほど笑いました。 | ||||
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朝井リョウさんのエッセイは始めてで、結構ページ数あるなぁ…と思いましたが、面白すぎてサクッと読めてしまいました。 思いがけず、朝井さんのおなか事情を知ってしまうのですが、本の大半をその内容で占めているにも関わらず文章に品がある為、不快ではなかったです。 表現だったり言い回しが綺麗で、何度も読み返し文章を味わいたくなりました。 前作2冊も読もうと思います。 | ||||
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当然のように面白いです。著者がさくらももこさんのエッセイのような本を出したかった、と言うことで納得しました。 世にマニアックに楽しい本はたくさんありますが、誰が読んでも楽しい本を書くのは相当に難しいことだと思います。 あと、配慮が。それはもうすざましい配慮のある表現力。当然ながら文章がうまいので目立たないけれど、実はここがいちばん我々大人(著者より年上の人全員)が学ぶべきポイントだと思いました。言葉のプロの実力を存分に見せつけられた感です。 | ||||
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最初の話から笑わせてくる。うっかり病院とかの待ち時間で読めない。もう笑いすぎてお腹苦しい。ここまで笑える文章は久しぶりでいい気分転換になりました。 | ||||
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朝井リョウさんのエッセイは全部買ってます。どれも間違いなく面白いです。 一作目から必ず入っているおなか弱いエピソード、少し変わったお医者さんのエピソードに加えて、今作は余興シリーズが盛りだくさんで、「風と共にゆとりぬ」の柚月麻子さんとの余興エピソードが好きだった私には最高の一冊となりました。 一作目「時をかけるゆとり」から順に読むとより楽しめると思います | ||||
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「わたしは何を読まされているんだろう…?」と我に返るの厳禁!ゆとりエッセイ完結編。 朝井リョウさんは、新しいことには基本消極的なわたしとは対照的に、屈強なチャレンジ精神を常に持ち合わせている人。恥をかいても失敗が続いてもそれがなくならないなんて、心から羨ましい。きっとたくさんの本を読み、たくさんの人と関わって、誰よりも早く人生を楽しくする方法を知ったのだろう。そんな朝井リョウさんみたいに、わたしの人生ももうすこし冒険してみたくなった。 またいつか、と言わずに年一くらいでエッセイ出してくれないと読者は困ります(笑)次回作も楽しみです。 | ||||
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3部作の最後みたいですが、そう言わず次もすぐ書いてください!読みたいです! 楽しみなくなっちゃうー | ||||
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お腹がゆるい朝井リョウさんの、「しまりのない」日常から「もれ」聞こえてくるようなエッセー集です。 ご本人は、「おかしみは、隙、と表現することもできる」と表現していますが、真面目さのなかにこそ おかしさの芽が潜んでいるというよりは、結構、狙って笑わせようとしています。 エッセーから、作者の人生観が垣間見れるものもありますが、この本はそうじゃない。いかに朝井さん のおかしみ要素を発見できるかにフォーカスして、快楽主義的な視点オンリーで読んでみました。 それをなんで分析する必要があるのという批判もあるでしょうが、自分なりにパターンを探ってみました。 ■ 言葉遊び 言葉遊びのレベル、ケタ違いです。 ・感じるな、考えろ … 朝井さんは案外、昭和レトロなネタを使います。これは、ブルース・リーの名言「考えるな、 感じろ」の逆張りです。 ・花咲舞だったら黙っていないだろうが、朝井リョウは黙るほかなかった … 同業者ネタも多いです。半沢直樹シリーズで有名な池井戸潤さんの代表作にして、ドラマ化も された『花咲舞が黙っていない』をパロッています。 ・社会はそんなに甘くない(ケーキの話なのに) … ほとんど、大喜利の世界です。 ・これがほんとのクソ野郎である … かつて島田紳助さんが、母校でのスピーチで、「高校時代は先生から、君は我が校のクズだと 言われたが、いまでは、君は我が校のホコリ(誇り)です」と言われるようになりました、に 近いレベルの言葉遊びです。 ■ 大阪いじり 朝井さんは、ちょいちょい大阪をいじります。大阪人が聞いても意外と、それ言いそうやと思って しまいます。 ・「これがロスやで!一生の思い出にしいや!」 … LAと言わずにロスと言います。「一生」という言葉を多用します。「一生のお願いやから。」 一生の割に、週1ペースで使われる謎の頻出ワードです。 ■ 人間観察 少しまじめに考察しますと、着眼点が鋭いなぁと思うところがポコポコあります。 ・私と先生(肛門科の医師)は、これまで、人間対人間としての会話を交わしたことがなかった … 考えると病院の先生や、一般に士業と呼ばれる職業の人と、日常会話を交わすことはほとんど ないことに気づかされます。 そういう意味では、美容師や散髪屋さん、タクシードライバーは、日常会話の達人かも。 ・私はマチュピチュに行きたかったのではなく、”マチュピチュに行った人” になりたかっただけだ … 深層心理を突いています。かつてヒットした曲の歌詞「そこにあなたがいないのが寂しいのじゃ なくて、そこにあなたがいないと思うことが寂しい」を彷彿されます。 ■ 描写の巧み ちょっとした表現なのに、それが突き抜けているところがスゴイです。 ・肛門科医と二人きりでディナーなんて、その時点でしっとりとおもしろい … しっとりと ・隣町まで響きそうな吉田美和の絶叫に包まれながら・・ … 文字から情景が鮮やかに浮かび上がります。 ・新幹線の席でも間違えたかのような対応に終始した … 誰にでもある経験から、読者の共感を呼びおこします ・ホテルが出しているケーキって、『東京カレンダー』に出てくる人が食べるものなのかな … 映え過ぎるものの喩えで、『東京カレンダー』を使うところが秀逸です! いちばん好きなのがこれです。 ・ここでお金を使わないで、いつ使うつもりなのか、自分! … 最後に、自分!をもってくるセンス。常人ではない この本の最後に朝井さんが書いている言葉は、「頭を働かせず文章を書きたいときに開くのが、この シリーズの原稿だ」。そんな脱力から生まれてきた侏儒の言葉には、ゆとらなくなった作者のさとり に近い何とも言えないゆるさが感じられて心地いいです。 いったい、朝井リョウとは『何者』なんだろうと、Wikiで調べました(2022年9月19日現在)。 「人物・経歴」欄の最後に書かれているのは、「お腹が弱い」。 なるほどですね! | ||||
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とにかく、頭空っぽで笑える爆笑ꉂ(ˊᗜˋ*) | ||||
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エッセイシリーズ3作目の本書も前作と変わらず、何も考えずに朝井リョウの日常を楽しめる内容です。著者のツッコミや独特なな文章表現、フォント、観察眼を笑いながら読めます。 ただ「おわりに」で書いていたようにコロナのため外出して新しい経験をする機会が減ったそうです。そのためか、ウンチの話と結婚式の余興で頑張った話など、前作と同じタイプの話も多かったです。贅沢言うと、新しい話が読みたかった。 さくらももこのエッセイ3部作に憧れてこの3作目も出したそうです。何だか出版することが目的なってしまっているように感じました。 ネガティブなこと書きましたが、声に出して笑うほど面白いのも事実です。疲れない読書をしたい人にオススメです。 | ||||
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