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町奉行日記
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【この小説が収録されている参考書籍】
町奉行日記の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.68pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全25件 1~20 1/2ページ
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この3人に共通している点は、人情味があふれていることです。感動します。電車の中で詠んでいて「泣いてしまう」こともあります。いい年をした男が、電車の中で涙しているのは恥ずかしいですが、それほど感動します。皆さんにも薦めたいです。 | ||||
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中古の文庫本が安いので買いましたら文字が小さくて読んでいられませんでした。改版の度に文字を大きく変えていると知りました。新刊を買い直そうかと思っています。 | ||||
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周五郎の作品は、その殆どが、人の生き方を問うものである。氏のテーマであったのだろう。従って単に面白くあれば、と云うような作品は少なく、どうしても内容が重くなる。時勢の縛りも免れ難い。この本には10篇が収められているが、読むうちに、鮮度の落ちを感じたりするのも、その辺りから来るのだろう。 | ||||
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もっと若い時に沢山読みたかったですし、 今はただ、山本周五郎さんの作品が残されたもの以上に、もう増えない事が寂しいです。 | ||||
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役所広司さんが主演された、映画 「どら平太」 の原作を収めた短編集。 昭和34年に発表された作品だというのは驚き。 とある小藩、新任の奉行・望月小平太は、敢えて奉行所に一度も出仕すること無く 放蕩者という自身の噂を隠れ蓑にして、藩の内外に巣食う諸悪をことごとく滅してゆく。 その、無頼で破天荒な手腕に心から酔いしれる小編。 映画 「椿三十郎」 も山本さんの作品が原作だったが、こうした話も本当に上手いと感じ入る。 | ||||
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とても面白い。 少し難しい内容もあるが楽しめる。 | ||||
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半沢直樹より面白かった。 | ||||
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この「ちくしょう谷」は、確かに「罪」「許す」がテーマですが、物語としても先が読めずどうなるのか ハラハラしながら読んでいきました。短編ですので1日でよめます。 それと、教訓のような文章がいいです。たとえば「人間のしたことは、善悪にかかわらずあらわれてくる もので、世の中のことは、長い目で見ていると不思議に公正に配分がたもたれている」とか「肝心なことは、 事が失敗するか成功するかではなく、現にそれを実行していることが重要です。」になどがあります。 また、花、月、風といった風景描写が実に格調高く美しい文章が多いです。心地よくなります。 | ||||
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このシリーズは、通常の山本周五郎の小説よりかなり長く、中編という感じでしょうか? しかし、周五郎ワールドは健在で、充分に楽しめました。 | ||||
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山本周五郎の短編集を読むのは初めてだったのだが、内容はともかく短編小説の書き方をよく知った小説家であることは間違いないようだ。この本には10編の小説が収録されているのだが、いずれも読ませる筋立てになっている。 山本周五郎は、酒が好きで、タバコも日に60本吸っていたそうだ。63歳で肝炎で亡くなったそうだが、それほど長い人生ではない割には多くの作品を残し、多くの人に愛されているようだ。 | ||||
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時代小説10編。どれも人情味があって、話自体も面白く、バラエティ豊かで、とても良かったです。 特に、 「晩秋」父の敵の世話びととなった娘。冷酷な人間である筈の敵その人、実は。。。 「わたくしです物語」美男の若者考之助、イマイチ仕事が出来ず、後見の御家老は気懸かりで。発奮を期して美しい才媛と婚約までさせるが。。。 等が、気に入りました。 | ||||
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切れ味鋭い短編集。 この作家の現代小説はほとんど読んでいるが時代小説は初めて。 読み始めはちょっと失敗したかと思ったが、読み進める内に引き込まれた。 娯楽時代劇だが作家としての力量を充分に理解した作品。 | ||||
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「日本婦道記 」も「町奉行日記」も美しく且つかくあるべしと作家が願う日本人の姿が短編らしく簡潔に表現されている。読者は、武士であろうがなかろうが、また昔の人であっても現代の我々であっても、現実にはなかなかこうはいくまいと内心どこかで諦めつつ、然りとて願わくばかくありたいとの読後感を抱いてしまう。時に命より、まして富より大切なものを守る心を、出来得れば後世に伝えたいと思うとき、これらの短編集を是非子供にも読ませたいと思う。 | ||||
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手早く配送していただき、状態も良い本が送られてきました。本の内容もとてもよく楽しく読むことができました。 | ||||
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山本周五郎氏の短編集には、必ず掘り出し物の名作がある。だから読み始めると周五郎氏の短編集は止められなくなってしまうのです。藩の内部に有る権益の汚濁を取り除く為、新奉行になった望月小平太の活躍を書いた表題作「町奉行日記」昭和34年6月(小説新潮)は、梗概が載っているので、それ以外に幾つか思ったお気に入りが有りました。 人によって好みが有ると思いますが、私感で言わせてもらえば「晩秋」昭和20年12月(講談倶楽部)です。父の恨みを晴らす娘は、冷酷な人間と定評の有った進藤主計だったけど、その本当の姿を知り思い止まる事になるのです。主計の言ったセリフ「私は、これで心の荷を一つ下ろした。一番重い荷の一つだった、おかげで少し肩が楽になったよ。」これを読んで、さらに都留が鳴く。感動で体が痺れた様になってしまいました。感涙!超お勧めです。 「寒橋」昭和25年2月(キング)は、亡くなる父親が娘に娘婿が起こした不貞を「それは自分がした事だ、私を庇う為に娘婿が言っているのだよ。」と言って世を去るのです。娘の気持ちも晴れ夫婦仲も元に戻るのです。秘密をあの世まで持って行くこの父、なんて素晴らしい事か!娘の幸せを思えば父としては苦も無いのでしょう。思わず唸らされてしまいました。 「土佐の国柱」昭和15年4月(読売文庫)土佐の国には土着の豪族がいて、なかなか国を一つに纏める事が出来なかったが、斧兵衛は、敢えて豪族達と一緒に謀反を起こし、自分の身を捨てて豪族達と一緒に斬られ、国を纏める方策を考えだすのです。それが“笑を湛えた死に顔”と書かれていて感動しました。 その他に、人間は何の為に生きるのか?を書いた「金五十両」昭和22年9月(講談雑誌)。不肖な息子を始末せねばならない父親の苦しみを書いた「霜柱」昭和35年3月(オール読物)。また、「法師川八景」昭和32年(オール読物)などなど名話がズラリです。 主計や斧兵衛の様な役人や政治家が、今いたらどんなに良いか分かりません。本書に限らず周五郎氏の短編集は、読み手が十人いれば十通りの楽しみ方が出来ると思います。今まで長編主体に読んでいましたが、短編集にすっかり嵌ってしまいました。難しい文字もたくさん出てきますが、調べながら読むと、その奥深さも良く分かり、感動も倍加します。感涙必至! | ||||
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どの編も、そのジャンル(人情噺、エンターテインメント、剣客モノ、恋愛時代劇・・・等々)での傑作だと思う。 | ||||
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本作品は短編集である。掲載作品はどれもこれも学びにまみれる。いつまでもそばに置いておきたい永遠の教科書である。小説という名の宝物か。 山周作品はどれもこれも重くて深いメッセージが強烈だが、この短編集はベストワンと言える。とりわけ、金五十両と修業綺譚は、日本人の課題図書と言い切りたい。 ◎金五十両 人に裏切られ、生きることの虚しさを感じる時に読むとより心に響く作品である。人としての生き方、物事の捉え方考え方をこうもまっすぐに訴求しながらも、まったく嫌味を感じない。読後の清々しさに心を打たれ、打たれた自分にまた打たれる。渦を巻くような感動の大きさを感じ取れる。この揺さぶりは本編の大いなる成果である。お金には変えられない出合いの幸福を感じる。文章表現の力量がとても追いつかないが、決して大げさではない。 ◎修業綺譚 思うがままに生きる侍の視点を変える話。嫌味がなく、無理がなく、しかも笑える。得した気分にまみれるのもこの作品の良さだ。人が人に影響を与えるというごく当たり前な骨格ながら、こうも引き込まれるのも珍しい。単純な構成なのに納得度は極めて高い。人を巻き込み、得意な人に任せる美学が最後に身を結び、大変心地良い。この作品はリーダーシップのあるべき姿を訴求していると解釈した。 山周作品を読むと、すぐれた文章はすぐれた思考を育み、人生に彩りを与えることがよくわかる。いつの時代も生きるのは難しい。そんな中でひたむきな前向きさを愚直に続けることが大事だと教えらる。斜に構えると何てことはないのだが、なぜか心を打たれる。 表題の作品は「どら平太」という名前で映画化されている。監督が市川崑、主人公の望月小平太を役所広司が演じており、文句の付けようがない仕上がりである。この小説を読んでいなくても充分に楽しめる映画だ。 | ||||
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安定の山本周五郎であった。 どちらかといえば、市井の市民の物語より、支配勢力側の哀愁などがうまく描かれていた。 どんなにテクノロジーが発達しても、いつの時代も、人間は変わらない。 そんなことを山本周五郎の小説は教えてくれる。 | ||||
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時代考証がしっかりしており、登場人物の内面表示がうまい。 物語の構成も巧みで最後まで読者を飽きさせない。 読了後の満足感も大きい。 | ||||
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山本周五郎賞受賞作品は色々と読んだけれど、ご本人の作品は初めて。何故いままで読まなかったかと後悔したほどに良い作品が詰まった短編集だった。どの短編にもちょっとした「オチ」があって、そこに人情味が溢れている。読んでいておかしいやら切なくなるやら。 個人的なお気に入りは、切ないながら清々しい友情に満ちた『落ち梅記』、逝く父の娘夫婦に対する愛情が溢れだすオチに笑って涙した『寒橋』、そして登場人物一同の真摯な愛と挿し込まれる情景描写が美しかった『法師川八景』。 | ||||
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