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街とその不確かな壁
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街とその不確かな壁の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.89pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全221件 121~140 7/12ページ
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【ネタバレあり!】 コーヒーショップの女性とのセ○クス フラグ立ったな、と思いましたが…おぉ、そういうパターンもあるのね、と。でもそれがまたよかったです。 テニスシューズ、ヨットパーカー、コーヒー、ジャズ、主人公の料理、主人公の「そうかもしれない」「もちろん」の村上春樹あるある満載で大満足!!!※市営プールあったかな??笑 大好きな一冊になりました。 | ||||
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とても出だしがつまらなく、読み進めませんでした。たぶん私がバカだからだとは思いますが、作者もサービスが悪いのでは。 | ||||
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村上春樹だから売れたり、出版できるけど、 これと全く同じものを無名の新人が雑誌に応募しても 落選するだろ。そういうレベル。 全く意味の分からない街にいる幽霊のお話。 | ||||
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影、魂という言葉が蔓延り、生と死、自分と他者でさえ曖昧になる。 夢読みになる男性の物語だが、単に「本を読む」という精神状態を物語にしたのではないだろうか。本を読んでいる間、影のことを考えたこともないし、没入するしている間、現実の世界(生活)のことからは離脱することになるから、主人公の経験する摩訶不思議な感覚はわからないでもない。 本を読むのをやめれば、簡単にこちらの世界に戻って来れるけれど、影や魂の存在性、生死の境の曖昧性の慣性力というのか、余韻の様なものはしばらく、脳や体の感覚としては残る。 村上さんの描きたかったのは、読むという行為の異世界性ということなのかと解釈している。 | ||||
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本は文句なく面白い。 ただ、梱包が最悪。 本の配送に、大きめの紙袋に入れただけ、到着時には、帯の破れ、本自体の痛みがすでに発生した状態で到着。 Amazon史上最も最悪な梱包でした。 | ||||
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時空を超えて異次元にワープします. 長編なので、単行本と電子書籍の併用で、ハイブリッドで楽しんでおります! | ||||
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タイトルや設定からいかにも『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』の関連作のようだが、実際両者に物語としての接続性はない。 ただ、類似点は数多くあり、自分は『世界の終り』を読んでいるのだろうか…という錯覚に陥ることが何度かあった。 元々はこちらが先で、『世界の終り』がこの題材を使って作られた派生作品のようだが。 「いまの自分だから当時のアイデアをかたちにできた」と作者は語っていたが、粗削りでエネルギッシュな時代の本作を読みたかった。それが『世界の終り』なのかもしれないが… 村上春樹の文体は、やたらシンプルでそっけないのに最小限の説明でリアルな映像投影をしてくるという初期と、割と普通の文体で比喩少なめの中期、説明がくどくて比喩多めな近年という感じで変化している気がする。 比喩表現が多用されるようになってきたのは喜ばしいが、初期のような皮肉が効きつつも的確な比喩、というよりはちょっとベタッとした感じの比喩が目立つ。比喩が書かれるときの文章が 「まるで〇〇のように。」 という書かれ方ばかりなのも気になる。昔の比喩はもっと自然に文章に紛れ込まされていた。 肝心な内容も少し期待外れ。昔の作品みたいに性描写がないのは好感を抱いたが、反面、キャラに生命力を感じなかった。 酒も女も興味ない反面、ダラダラと生きるようなダメ人間でもない。社会に爪弾きにされたわけでもなければ、何かを手に入れようとしているわけでもない。人生を悲観するでもなければ、他人に皮肉を言うでもない。 「きみ」のことを思い続けているのは分かるが、子易さんが出てきてから特に、何がしたい人なのかいまいちわからなくなってしまった。 そして一部と二部・三部で違う話を読んでいるような気持ちになった。 それがプラスに生きれば良いのだが、無理に話をつなげて大作感を出そうとしているように思えてしまった。 個人的には『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』が好きかな。 本作発売前にあらためて読み返して「やっぱり面白い!」と実感したので、余計にそう思う。 | ||||
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待ちに待った村上春樹の長編小説です。 面白いです。 | ||||
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特に達成感や充足感もなく、消化不良とも思えない、何かがふと通り過ぎたような読後感でした。 先に「ハードボイルド〜」を読んだのですが、本作の第1部は「世界の終わり」のあらすじを平易な文章でまとめたような形になっています。大きく異なるのは、運命の相手が失われてしまったことが明言されていることでしょうか。しかしその結末はまったく変わらないといってもいいでしょう。 書き直したにも関わらず、同じ結末。ここが要ということなのかもしれません。時間を止めてしまうことを答えの一つとして描いた物語。 一方で、「街を出た影」のその続きが本作では描かれることになりました。 街を出る選択肢と、出ない選択肢。両方が存在し、どちらも自分であるという状態。2つの可能性の向かう先が、第2部以降で提示されています。 私が思うのは、「ハードボイルド〜」での結末は当時はギリギリの選択だったのではないかということです。やがて作家の視野が拡がった先にいたのがある種の障害者であり、やがて主人公は夢読みの立場を彼に譲ります。 街という居場所を本当に必要とするのは、より現実に居場所を持たない者であるということでしょうか。 すでに影によって現実での居場所を新しく作り上げつつあった主人公は、街を去ります。 | ||||
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『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』との相違を確認したくて、両方とも再読してみた。『世界の終わり…』では、喪失するのは「私」自身。それも外部の力によって。あるいは「影」。これが『街…』の設定にも引き継がれる。 それに対して、『街…』で主人公が失うのは「きみ」。理由を告げずに「ぼく」の前から去って行った「きみ」を追いかけて行くのだが、見つけたと思ったのに相手は何も覚えていない。そして「ぼく」(第二部・第三部では「私」)は、彼女と一緒にいることに違和感を感じるようになる。それは、「きみ」が16歳のままで、「私」が45歳という事実が大きいのだろう。年齢を重ねることは、何かを失うことでもある。その象徴が名前のないコーヒーショップの女店主と「私」の関係だ。離婚を経験した女店主。「きみ」を失った穴を埋められない「私」。お互いに惹かれながらも、関係を深めることができない。それぞれの喪失感が引き起こす孤独。そうした感情を描くのが、この作者はとてもうまい。 | ||||
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他人と違う考え方を持ち、壁の内側のような感覚が懐かしくもあった。 村上春樹の作品は大して読んできた方ではないが、騎士団長殺しの後半の畳み掛けにあまり好感を持てず何も残らなかった虚無感が強かったが、 今回のこの作品はしっかりとした作品の芯があり、最期までハラハラとしながら読んだ。 読み終えてからも、えもいえぬ恍惚とした感情に囚われている。 もう一度全てをわかった上で、読み直してみたい作品である。 これは村上春樹にしか書けない、もはや、他の作者には絶対に書けない作品だと思った。 全ての文章表現が美しく、 また、倫理的で分かる人にしか、分かり得ない世界観があり、自分が壁のどちら側に居るのかを常に考えさせられた。 最愛が、最上である10代のくだりにも、涙が出た。 彼の、主人公の生き様もまるで、自分ではない他の自分が乗り移り、感情移入した。 それが、まさに本の本質であり、 我々読者が主人公である彼に憑依できる、 いわば真実である彼が影であり本質である、借り物の姿に過ぎないと言う本題と沿っているように感じた。 海に雨が降るのが美しいと思っていたのは、私だけではなかった。 私だけではなかったのだ。 あの違和感を、村上春樹も思っていた。 そして、この作品を読んで何かしらの目に見えない実態に心を囚われた人は きっと一度はそう思ったんだろう人であると思う。 あなたは美しい。 そしてこの作品のわかる私もまたしなやかで、 ずうっと美しい。 いい時間をありがとう。 大変な名作でした。 | ||||
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返却は面倒なのでしませんが、気分は良くないです。ちなみに、過去にブルーレイボックスをアマゾンで買った時の特典に、長い髪の毛が入っていました。 | ||||
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非常に完成度の高い作品。非の打ち所がなく、安心して読める。 ただその分、感情が揺さぶられ、打ちのめされることもあまりなかった。 芸術作品は劇薬の如きものであるべきだし、読書とは血を流すような作業であるべきだと思う(無論比喩的な意味で)。 あまりに高い完成度は、その危うさを失わせてしまう気がする。 | ||||
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やたら鼻につく倒置された比喩「〜だった。〜みたいに。」とか、さも意味ありげに(さして大した意味はない)文章に傍点を振っての強調など、村上春樹だなあ〜と感じる作品だったが、読了しての率直な感想。無駄に長い。物語を通して何を伝えたいのかわからない。むしろ、だらだら先も見えずに書き連ねて無駄に650ページも伸ばした感じの作品。今回の作品に限らず村上に関しては思うことだけど、壁に囲まれた街とか一角獣とか現実離れしたことばり出てきてこれって純文学っていえるの?ファンタジーを読んでるような感じ。ガルシアマルケスがやってるほどうまく日常と非日常の境界の揺らぎのようなところが描けてない。それから、もう一つ。今回は老いる哀しさとかそれと反対の青春の若々しさや美しさが描かれてるように感じた。村上が自分の若き日、あるいは若き少女に対して一種の憧れ、自分の老いを否が応でも自覚せざるを得ないある種の物悲しさを強く意識してることだけは伝わった。 | ||||
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今回はエロ要素が少なかった。 村上春樹の文化的雪かきは、僕にとっての、知的な官能小説と思っています。 いつも、パターンは大体同じで既視感がある文章。でも好きで読んでしまいます。 | ||||
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さまざまな謎が散りばめられいて、ミステリとは違って作者がタネ明かししないので何度も読む必要があるかもしれません。 違和感を感じる文章について、なぜこのような書き方をしているのか、なぜこのような言動をしているのか、を考えると手がかりが見えてくると思うので興味のある方はぜひ。 考える時間も楽しく、意味がわかるとよりこの小説が面白くなると思います。 素晴らしい作品をありがとうございます。 | ||||
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いちいち淡い苦い記憶がよみがえるも、なぜか前向きな気持ちになる。あたかも心の棚卸し、自分自身の思い出の再解釈。繊細な描写に触れ、ときどき手を止め、深く物語に思いを馳せること度々。 | ||||
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著者のどの作品でも心の中の不完全なものを少しだけ補完してくれるような感じがありますが、この作品は書かれた過程で既に永い時間をかけられていて自分自身の想い出にも干渉してくる感じがします。 そしていつもの様に分かり易い結論は描かれませんが読後には不思議な満足感を感じます。 正直な話、このところの作品は若い頃のように惹き込まれて一気に読みたくなる感じが無くなっている様に感じていたのですが、今作は歳をとったからこその良さを感じさせられました。 御馳走様でした! | ||||
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純文学っというジャンルにおいて村上春樹は才能ある方でしょうが、二度、三度、読みたいと体が欲しないのは何故だろう。 彼が、海外で活動し、ノーベル文学賞を得たいのもわかるが、大江勘三郎をはじめ、意味があるのだろか。 「壁」をテーマにした物語は何も真新しいものではない。「ゲームオブスローンズ」、キング、そして、「進撃の巨人」。 今、日本のテーマ、物語の裏にある思想に共感できる壁は「進撃」だ。 村上さんの「壁」と「平和」の海外での演説に嫌悪と怒りしか感じなかった。 小説家は単なる偽善者だ。立ち読み’ページで、相変わらずの古臭さを感じて、1円になったら読むかもしれない。 「平和憲法」「偽善」という不戦の契りで、若者を縛り付け、GHQに改竄された「記憶」、「自虐史観」から脱却できず、奴隷になりたがる、世界のいい子になりたがる年寄りたち。 彼が作家として特別だとは思わない。数多いる才能ある作家の一人というだけ。 「壁」をしたテーマはあり、現実は思うより厳しく、日本の未来ある若者は、あなたの様な人の為に、絶望している。 | ||||
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新作ということで期待したが、世界の終わり〜のリライトと聞き、がっかりしてた。書き直しより新作が読みたかったから。今12まで読んだところだが、のめり込むほどの面白さも斬新さも深さもない。後半は面白くなるんだろうか? 随分と昔から、新刊が出るたび買って来たが、海辺のカフカあたりから全くワクワクしなくなって、周りからハルキストと言われないかとコソコソ買い続けているけれど、いいねぇと思うものがなくなってきている。 猫を捨てるを読んだ時、やっと自分の歳なりの大きな作品に行けるのかなと期待したんだけど期待ハズレっぽい。 後半そういうところが出てきたらレビューを変えてみたい。 | ||||
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