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街とその不確かな壁



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【この小説が収録されている参考書籍】
街とその不確かな壁

街とその不確かな壁の評価: 3.89/5点 レビュー 221件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.89pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全221件 61~80 4/12ページ
No.161:
(5pt)

深い深い不思議の物語

柔らかなヴェールに包まれている様な感覚の中、一気に読んでしまいました。淡々とした文章に夢か現実かわからない様な曖昧さと暖かさが心地良い。
エンターテイメントとしても楽しめ、自分の中の課題とも向き合わざるを得ない少しの痛みも感じつつ、主人公と共に背中を押された様な読後の余韻でした。

コーヒーとブルーベリーマフィンを手にどこへ行こう‼︎
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No.160:
(3pt)

毎度お馴染み

ハルキストでもない僕だが、内容も知らないままこの新刊を買った。それは一種の習慣とも言えるし反射とも言える。まるで消防士が火災の種類を選り好みしないように。
この小説の主人公は、30代後半から40代初めくらいの、清潔な一人暮らしを営む知的職業に従事する男性だ。こう言う人は若い頃を感傷的に思い起こす事もできるし、現実の問題に立ち向かう知力も行動力も経験もあるからストーリーが展開しやすいのかもしれない。まるでディック・フランシスの競馬小説の主人公が全てそうであるように。
寝る前に大部の本を落とさないよう少しずつ読んでいる。655ページの本の392ページまで進んだ。毎度お馴染みの幽霊はすでに登場した。この後、ベッドのお相手をしてくれるちょいワルの人妻か、淫らな女妖怪が出てくるのを期待するが、なかなか出てこない。それまでは虚しくページを繰るしかないのだ。まるで映画開始から1時間経っても出てこないキングコングを待つ観客のように。
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No.159:
(5pt)

わたしとはなにか。

普段は小説をほとんど読まないボクが『村上春樹』さん。
ワインをちびちびしながら。

「わたしとはなにか?」

この本のテーマはこれじゃないのかな。
レビューには誰もそんなこと書いてないんだけどね(「村上春樹ワールド」なんて言われてもわかんないよ)。

いや、この本に限らず、もしかしたら『村上春樹』さんの追っかけてるものは「わたし」なんじゃないのかな…。
なんて思ってるところです。

まだ第一部を読んだところですが。
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No.158:
(5pt)

新作!

新作が早く届くのは嬉しいです!ありがとうございました。
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No.157:
(3pt)

期待したほど面白くなかった。

村上原理主義者です。大学生の頃は村上春樹に耽溺できたが、今は難しいのかな。年も重ねて会社で既得権益チューチューマンをしてる私からすると、青臭いお兄さんの話だなと思った。私自身もかなり奇妙な体験が多く非現実な世界に生きてるが、この作品には馴染めず。うーん、なんだろう、誰か教えてくれないかな。やれやれ。
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No.156:
(5pt)

面白かった

最初はなかなか進まなかったけど、途中から夢中になった
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No.155:
(3pt)

さすが村上春樹

昔からある村上ワールドを感じられます。
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No.154:
(5pt)

読み心地

ここ最近の作品とはまた異なる読み心地でしたが、やはり特別なものがありました。
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No.153:
(5pt)

村上春樹ワールド

今回も村上春樹ワールドが堪能出来ました^_^
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No.152:
(3pt)

「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」は本作の後に読むべきです

本作のモチーフは、「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」
の「世界の終わり」と被っているが、読み味は異なる。

「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」では、
「世界の終わり」と「ハードボイルドワンダーランド」との二つの物語間の
「往復運動」が、力強い牽引作用を作品全体に与えてくれているが、本作にはそれは無く、
「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」の読書体験が身体に染み込んでいる
者にとっては、
これはある種の「欠落感」、「苦痛」をもたらすものとなる。

もっとも、作者自身にとっては、1980年に発表された中編小説
「街とその不確かな壁」をベースにした作品であろうものなので、作者の関知する
ところではないのかもしれないが、
いずれにしても、
単行本での刊行の無い「1980年版」を未読の大方の読者にとっては、
本書を「消化」する作業は、なかなか難しい事になるのではないかと思う。

以上を勘案すると、ネット上で見受けられる大方の意見に反し、
私などは出来栄えの点で本作品を凌駕して
いると考えられる、「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」
を未読の状態で本作を読んだ方が、よほど面白く読めるのではないか、
と思う程なのだ。

ここで結論を述べると、本作は、自分にとっては読み進めるのが辛かった。
その理由は、今では自分の中で、かなり明確なものになっている。
その点について、ここに簡単に書き記しておきたい。

●本作での語り手の素性(※ウィキペディア参照)

「現実の世界に生きる、ぼく(僕)」
物語の主人公。高校三年生。海に近い静かな郊外住宅地に住んでいる。
高校卒業後、東京の私立大学へ進学。
一留後、書籍取次会社へ就職。
のち福島県のZ**町の図書館館長へ就職する。司書資格は所持していない。
「壁で囲まれている世界で生きる、私」
どこからか街へ来て影を捨て街に住んでいる。図書館で夢読みの仕事を行っている。

●「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」に於ける
「世界の終わり」の章での語り手の素性
(※ウィキペディア参照)

「世界の終り」の章は、一角獣が生息し「壁」に囲まれた街(「世界の終り」)に
入ることとなった僕が、
「街」の持つ謎と「街」が生まれた理由を捜し求める物語である。
外界から隔絶され、「心」を持たないがゆえに安らかな日々を送る「街」の人々の中で、
僕は「影」を引き剥がされるとともに、記憶のほとんどを失った。
図書館の「夢読み」として働くことになった僕の仕事は、
一角獣の頭骨から古い夢を読み解くことである。
一方、僕は「影」の依頼で「街」の地図を作る作業を続け、
図書館の少女や発電所の管理人などとの会話の中から「街」の謎に迫っていく。

二つの作品に於ける語り手の素性を並べると明らかなのだが、
「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」での壁に囲まれた街に生きる語り手の
「成り立ち」--言い換えれば、二つの章の往還運動のコントラストの強烈さ--が素晴らしすぎる為、
逆に「街とその不確かな壁」では、壁で囲まれている世界と現実の世界との関係性に於ける緊張感が、
いまひとつ脆弱かつ平板なものに映ってしまうのだ。

以上のような理由から、登場人物たちの魅力も自分の心の中で響いてくることは無かった。

本作に於ける、主人公を含めた登場人物に対して自分が抱いた感想は、
「抽象度が増した」というものだった。生々しさが無いのだ。
丁寧に書かれてはいるけれど、全体的に生硬で、過去の作品群と比較すると、
瑞々しさが失われてしまったという印象を持った。
「これはやっぱり、作者の高齢化が原因なのだろうか」などといった事も考えてしまった。

この分厚い一冊の本の中には、間違いなく一個の世界が立ち上がっている。
だが、これは傑作ではない。
それが、本作を読み終えた後の、正直な感想だ。
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No.151:
(5pt)

相変わらず。

非常に面白かった。
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No.150:
(5pt)

深い深い世界へ

村上春樹のイマジネーションの、深い深い底を見たり、という気持ちになった。イマジネーションだけを頼りに、掘り下げて掘り下げて書く作家の中では、やはり当代随一の存在である。

イエローサブマリンの少年のような子が、生き生きと存在できるパラレルワールドが、本当にあったら救われると思った。
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No.149:
(5pt)

まさに"深く心を揺さぶる物語"

村上春樹さんの大ファンでもちろん全作品読んでいます。大好きな作品はたくさんありますが、この"街とその不確かな壁"を読了した後に湧き出る感情は特別なものでした。発売してすぐに買って読み終えたので、約半年前に読んだ作品ということになるのですが、今でもこの作品の情景は深く心に刻まれていて、折に触れて思い出されます。個人的にはカフカや1Q84、ダンスダンスダンスが好きなのですが、そういった作品とは全く違う特別な思い入れを、この作品に抱いています。
"街とその不確かな壁"には人生の儚さや切なさ、そして誰かを想うという行為の愛おしさや虚しさが詰まっていると思います。そしてそれは直接的でなく、物語の総合としてのみ感じ取ることのできる特別なものです。これぞ文学体験。読書でしか得られないものだと思いました。
もちろん魅力的な登場人物、場面もたくさん出てきます。個人的には、川を下っていくシーンが好きで、無意識に自分の人生と重ねてしまい涙が出ました。
村上春樹さんの作品は抽象的で、物語全体が何かの隠喩のようなので難解なものが多いですが、本作はその傾向が強いような気がします。でもだからこそ色んな解釈をすることができるんだと思います。
彼女のことをひたすらに想い続ける私の人生。歳を重ね、世界が変わっても愚直に愛し続ける彼の人生に、魂が深く揺り動かされました。
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No.148:
(5pt)

世界の終わりのファンだから無条件におもろい

世界の終わりとハードボイルドワンダーランド好きな人は必読
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No.147:
(5pt)

先に、世界の終わり‥‥を読んでから、どうぞ。

学生時代から村上作品と共に生きてきました。

もし、初めて村上作品を読むお若い読者でしたら、『世界の終わりとハードボイルド‥‥』を先に読む事をお勧めします。
こちらの作品から入ると、唐突でわかりにくいかもしれません。世界の終わり‥‥を読んだ方なら、こちらの本を数倍楽しめます。

村上作品は、読者の心に寄り添ってくれます。その時々、年齢で読み返す度に癒しと勇気をくれます。

この本を初めて手にする方が、同じ気持ちでいてくれたら嬉しいです。
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No.146:
(5pt)

唯一無二の筆力

ほとんどすべての村上春樹の本を読んでいる。これだけの厚みのある本であるにも関わらず、すごい吸引力でもって1日で読み終えさせてしまうだけの筆力は唯一無二だと思う。
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No.145:
(4pt)

不確定性原理と寸止め海峡

kindle版購入し、読み終えました。不思議な情景にしっくりくるアクセントの描写、心地よい物語でした。
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No.144:
(1pt)

何を言いたいのか?分からない

テーマがなく、雰囲気だけの作家と言われますが、読者に何を伝えたかったのでしょうか?
 第一部があまりにも、抽象的過ぎて、イライラします。
 第二部で、ストーリーが展開しますが、·····
 第三部で、解説か、とっ散らかった物語を゙帳尻合わせするのかと思ったら、尻切れトンボで終わる。
 ウンザリするエログロの性交シーンはありませんが、どうしても、御本人お好きなのか、些か書き込んでいます。
 クラッシック、ジャズ、料理、ファッション要らない。
 本屋大賞のような涙の感動はありません。
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No.143:
(1pt)

つまらないところの方が多い

かつては書き切る力がなく、今なら書けると思ってこれを書いたとのこと。
でも、もっと早くてよかったと思う。
「どうしても書きたい」という勢いみたいなのがもうなかった。
うま過ぎないぐらいの時に書いて欲しかった。

ちょっとした無駄やあそびの部分も全部「村上春樹はこう考えた」で埋めてあり、読んでいてとっても悲しくなった。
年取るとやっぱり我慢できなくなるんだな。
どうしても俺最高だろみたいなのを出したくなるんだなと。

こざっぱりした比喩はもうどこにもなくて、どれもこれも執拗。
このワード、気に入って使ってるんだなみたいなのも見え透いて鼻白んだ。
昔は夫人が強烈にダメ出ししていたと思うのだけど、夫人ももう面倒になったのでしょうか。
「いろんな村上春樹」を詰め込んで長くしただけって感じ。
それをもうちょい減らしたらもっとギュッとして面白くできただろうに。
敏腕編集者はいないのでしょうか?
「この言い回し同じページに出てますよ」とか、「ちょっとしつこいですよ」とか言ってあげた方がいいと思う。

登場人物には誰一人普通の人がいない。そんなやつおらんやろって人ばっかり。
全員不思議の国の人ってなると、ただのファンタジー。
壁も抜けるし若返るし念力で街も作れるし姿も消せる。
もうハリーポッターじゃん。それやっていいんだったらなんでもありなのでは。
矛盾や都合が悪いことは全て不思議な力のせいにしてしまったら、結末どうでも良くない?
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No.142:
(4pt)

死者と生者、影と本体の境界はあいまい。

アドレセンス期の、お互い100%分かり合えてると思えるような恋愛の経験。その記憶の純度を薄めてゆくことができないと、あるいは薄まることを拒否すると、人は本体と影に分裂し、死者とも対話できるようになるのだろうか。主人公は記憶の純度を保つために自ら「街」を作り出し、日常のさまざまな経験から生まれる感情を夢読みに消させることで、大切な記憶を守っているのか。
最後、街を脱出した本体は影に受け止められ一体に戻り、アドレセンスの束縛から救われ、人生を前に進められるようになるのだろうか。コーヒーショップの女性は鎧のようなボディスーツを脱ぐことができるようになっているのだろうか。そのとき「街」は消えてしまうのか、存続するのか。
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