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街とその不確かな壁
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街とその不確かな壁の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.89pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全221件 161~180 9/12ページ
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珍しく「あとがき」があり本作成立の経緯が書かれている。そこからも分かることだが『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』と、いわば双子のような作品で、内容的には総じて既視感が強い。エンタテインメント性はそぎ落とされ静かな語りに終始している。 途中、登場人物が(夢かうつつか)次第に若返っていくシーンがあり、そこを読んで「村上春樹も老いたな」と思った。こういうシーンを若い作家が書くことは考えにくい。 購入して約1ヶ月、登場人物が寝しなにウィスキーを1杯飲むのと同じように、寝床で十数ページから数十ページ読んでは眠くなると寝るということを繰り返して読了。ということは、途中で読むのをやめようと思うには面白く、だが巻を措く能わずというほどには熱中できなかったということだ。 | ||||
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原点回帰だけど、新しい。個人的にはよりポジティブに実存的な結末に勇気づけられた。カフェショップ女性の出現がきっと現実世界に還らせたんだろうなと。 | ||||
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村上春樹の作品は決して文学ではなく、大衆娯楽小説です。毎度お馴染みの主人公に都合の良い展開で主人公が(特に女性や実力者に)肯定される話は、一部の読む人を感情移入させて承認欲求を満たすのでしょう。最後まで読ませる筆力はさすがですが、読んでも何か得られる物はなく、感動もありません。流行り物なので買うのも有ですが、値段も高いので文庫を待つのが | ||||
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村上春樹の作品には、「1Q84」のような、波乱万丈で、ぐいぐい引き込まれるような作品と、 「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」のような、1読しただけでは分からない、 「頭の良い人」でないと分からない作品の2通りあるが、本作は、後者。 なかなか頁が先に進みません。カスタマーレビューで「2日で読んだ」とありましたが、 僕は1ヶ月ぐらいかかりそうです。 | ||||
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薪ストーブは「消えるのを待ってから」部屋を出るなんてことはしないと思う | ||||
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日常と非日常をくわけなく書いてるのがマルケスガルシアだと、最後に触れてるが、村上春樹の作品も同じようなもので、その意味で二番煎じであることを理由にノーベル賞は授与されないと思う。 これまでの作品でも感じるSFファンタジーの世界観は、私は好きではない。また、時折出てくる傍点やゴシック体もその意図を理解できない。ベーコンのようなもの(ベーコンではない)といった修飾語も、くどくてどうでもよくて、はっきり嫌いだ。ただ、文章そのものは読みやすいから、やはりプロなんだと思う。 好きな人は好きなのだろうが、おそらくは最後のこの長編でも私は好きになれなかった。いま、ヘニングマンケルを読み漁ってるが、マンケルのこども向けの物語は現実ばなれした設定もあるけど、リアリティを感じるし、また感動もある。 わたしは長年、村上春樹は嫌いでも読んではきたが、一度も感動したことがないことも、あらためて思い出したところ。 | ||||
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一回読んだのですが、よく理解できません。もう一回読みます。 | ||||
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思ったよりボリュームがありまだ読み始めていない | ||||
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私は高校の頃に、「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」を読んだ。 その時は自分が高校生というのもあって、書かれた主人公たちと年齢的にも似通っていたし、現実と非現実の世界が交互の章で繰り広げられていく語りが新鮮で、夢中になって読んだ。 今回、作者は38年程前に書いた本を、魚の小骨が喉にひっかかっている感じ、と表現し、その時は技術が足りなくて書けなかったものを、もう一度書き直したいということで、本作が仕上がった。 書き直すという表現通り、ややキーワードに変更があったにせよ、最初の1/3くらいのストーリーは、ほぼ世界の終わり...の焼き直しだった。当時は新鮮だった「夢読み」というコンセプトや、閉じられた世界観、思い通りにならない少女、意識と無意識の交差と、突然主人公のみ両方の世界を行き来することが許されるという条件など、なじみのある展開がなされていく。 村上春樹が大好きなリーダーは、もしかしたら、このようなおなじみの展開が、やや違う主人公や、やや違う設定ではあるが、再び再現されてることに、毎週サザエさんを安心してみるような、ホッとした気持ちで、受け止めているのかもしれない。それは青春時代に一気に読破した気持ちだったり、初めて村上春樹の小説をめくった時に一気にタイムスリップし、また初めての読書を体験できる喜びに浸れるからなのかもしれない。通常ならば、よい作品を読んでしまったあと、その記憶を全て消し去って、もう一度一から新鮮に楽しむということはできない。しかし彼の著書に限って、同じ気持ちを何度も体感できるというのが、彼独特の作品の共通点のように感じる。 しかし、自分は38年間のあいだに、社会人になったり、彼氏ができたり、結婚したり、離婚したり、色んなステージを超えて、初々しいティーンエージャーの恋だったり、見た目は中年のおじさんになってしまったが、それでも16歳の少女に失恋し、ずっとわだかまりを持っている、といった感覚をとっくに卒業してしまったようだ。よって彼がまだ、このストーリーの書き方にこだわっていることに対して、もうとっくにそこは脱出してしまったのに、何をいまさらという気持ちになってしまった。 足を止めてうずくまっても時間の流れは止まってくれない。共に寄り添って悲しんではくれない。 多分殆どの人は、多かれ少なかれ色々な苦々しい体験をし、もうその気持ちは整理され、前を向いて歩きだし、今となればそんなこともはるか昔にあったなという気持ちになっているのではないかと思う。 村上春樹は何も変わらず、今もあの壁のなかで同じ世界観の中をぐるぐるグルグル歩き続けている。それはなんだか奇妙な感じがする。 そして、彼がこの世界観に結末をつけて、違うストーリーを語る日はどうやら来なそうだ。作者が語るコンセプトは限られていて、同じことを何度も繰り返し物語ることこそ、物語だと言い切ってしまった。しかし、本当にそうなんだろうか。 | ||||
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おそらく100年後に「村上春樹」の代表作をを問われた際に誰もがこの作品を挙げると思います。 何故なら今のこの時代(世界)がどんな環境に置かれていたのか、この作品で読み解くことができるからです。 Covid-19、ウクライナ、AIの生体化、資本主義社会の衰退など「私」を含めた人物=有機物、壁や図書館を象徴とする無機物の有機化をこれらの言葉に置き換えることによって本作品の本質が見えてきます。 まさに深遠の森を彷徨うメタファーの到達点。 間違いなく本作品は、三島由紀夫の「豊饒の海」に匹敵する現代日本文学の金字塔と呼べる領域に達した必読の書です。 | ||||
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村上長編小説ファンとしては大満足でした。 | ||||
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読み終えてこの作品の奥深さを知る事となり再度読み直してみる気にさせる | ||||
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若い頃なら、喫茶店でかかっているジャズの曲名を言い当てたり、コーヒーとブルーベリーマフィンを注文したり、やがて店主の女性と親しくなったりする主人公がかっこよく、羨ましく思えたはずなのだが、いかんせん、あれからン十年、そんな村上作品らしい登場人物がなんだかダサく、もっと言えば恥ずかしくさえ感じるのは、いったいどうしたことだろうか。 | ||||
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綺麗な商品でした。 | ||||
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最初の100ページはつまらなくて苦闘したけど、途中から面白くなって一気に読んだ。 | ||||
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待ちに待った新作。とても良かった。村上春樹さんの本はほぼ全て揃えて読んでるが、毎回引き込まれていく感じで夢中で読み耽る。 今から、次はいつなの?また数年待つのか?と、、、、。 | ||||
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いち早く無料で自宅に届けてくれるのはありがたいがか、ブックカバーがないのに気づいた。本屋さんで買えば紙の表紙と栞ももらえたのに、、、。 まあしょうがないか。 | ||||
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良くも悪くも村上先生らしい終わりかた。えっこれで終わり?というのが最初の感想。続きは読み手が好きに考えてということかとは思うが、消化不良感は拭えない。でも新刊がでたら、また読むけど。 | ||||
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40年近くずっと村上春樹さんの作品を読み続けてます。 騎士団長…は読んでからはもう新刊はすぐ手を出さなくてもいいかなーと正直思ってしまいました。 でも。 今回の作品はしみじみ好きでした。 村上春樹さんの描く静かな異世界の描写は昔から好きですが今回は特に匂いまで感じる気がします。 往年の作品を熟成させいい意味で削ぎ落としシンプルに仕上げたような内容にファンでいて良かったと思えました。 | ||||
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これまでも新作が出るたびに読んできました。ここ最近の作品は少し馴染めないものが多かったのですが、本作はこれまでも登場してきたような要素が混ぜ合わされ、深められ、熟成してストーリー化しているのが分かりました。滔々とした人物の会話と邂逅に奥深さを感じずにはいられませんでした。 | ||||
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