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県庁の星
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県庁の星の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.48pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全73件 1~20 1/4ページ
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パッとしないスーパーへ派遣されたエリート県庁職員v.s.パートのおばちゃんという図式のお仕事小説。 融通の効かないカタブツと気の強い中年シングルマザーが対立から始まり、すったもんだの末、協調しながら周囲を巻き込んで、成果を上げていくといういかにもの展開。 冒頭から予想がつき過ぎるくらいだが、ワクワクは止めることができない。 パートのおばちゃんが人生の教師役…とはならないのが本作品の良いところ。ライバル(?)二人の成長物語でもあるのだ。 サクッと読めて気分爽快間違いなし。映画よりも原作推しだ。 | ||||
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かなり読書をするのですが、読後感がなんとなく楽しかったこちらを何年振りかに再読してみました。 書き手の力がまだ少し足りない部分があるのか、多少読みづらいところはありますが、ストーリーとしては至ってわかりやすく、中学生あたりに読んでもらうにはとてもいい本だと思います。 自分は役所の人間を敵視しているので、読んでいるとむかっ腹が立つほど「役所の人間」というキャラがしっかりと描かれています。 公務員になりたいと漠然と教えられている子どもたちにもおススメです。 官と民の仕事の違いがはっきりとかいてあります。 | ||||
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企業間研修と題して スーパーに一年間の研修に行かされた 県庁のお役人さんのストーリー ネタバレになるので内容は書きたくないが 読みながら身の回りで似ていることを探し始めていた。 社会を知らない役人 周りにも一人同じ感じの人がいる 正義感というか、まともというか 正論を出す。確かに間違ってない。 でも、現実的にそれができるとも思えないし 現実が見えないままに指示が飛ぶ だけど、こういう人がいないと物事前に進まないってこともある。 いいことも悪い事も含めて ちょっとだけスッキリしたのかもしれない。 仕事に疲れた 上司に疲れた って人には 一度読んでもらいたい。 あーーーー私も疲れさせている上司の可能性あり(笑) | ||||
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読みやすく、テンポよくストーリーが進み、非常に読みやすい。 県庁の体質をとらえているような気もするが、 少し「エリート」というところに偏りすぎた感がある。 舞台がスーパーというところに「県庁エリート」とのギャップがあるが、 そのギャップの行き来はあまり描かれず、スーパーがもっぱらメインの舞台である。 私としては、舞台がもう少し県庁寄りであればと思う。 一方、映画においては、そのあたりの県庁の政治やカネといったところがたくさん描かれている。 設定ももちろん映画と原作では違うが、それ以上に台詞が違う。 映画の台詞のほうがストレートであり、素直な感がある。 そう感じる原因は、俳優の力というものか。 原作においても、もう少し登場人物に個性があれば、さらに印象的になると思う。 | ||||
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県庁から1年間民間企業への出向研修を言い渡せれた野村だが、いざ来てみると店員のやる気の無さ、不正行為の黙認など倒産してもおかしくない地方のスーパーだった。 県庁での仕事のやり方を提案しても誰も見向きもしない。 食品惣菜コーナーの不正をきっかけに改善に取り組み徐々に店員がやる気を起こしてきた。 そのわけは経営不振でリストラ話が浮上して来たためだ。 だめスーパーの再構築ストーリーでもなく派遣職員の熱血物語でもない、派遣期間中の出来事をだらだら書いたような作品に見えてしょうがない。 一般文学通算1316作品目の感想。2014/11/11 09:00(in中国・山東省・青島) | ||||
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織田裕二と柴咲コウが演じていた映画の原作本です。主人公の野村はY県初の民間人事交流研修対象者6名の一人に選ばれた。そこで、野村はスーパーマーケットで一年間研修を行うのである。そこでの指導員は、パートの二宮泰子である。民間と公務員の意識の差を野村は意識することになる。結果的には、野村は民間から客商売なりサービスについて学んで県庁に帰ることになるのだけど。予定調和的であるけれども、ハッピーエンドで終わる話かな。 会話の部分でこれが誰のセリフかわかりにくい部分があり、誰が誰なのかがいまいち把握しづらい面はありました。 そこのところはマイナスかも。 映画版では、二宮泰子は柴咲コウが演じていたと思いますが、原作版では太ったおばちゃんでしたね。ぜんぜんイメージが違いました。また、映画版のほうがいろいろと出来事があってちょっと派手目のに対し、原作版はちょっと淡々と進んでいく感じがしました。原作版は、ストーリー的に無理がないかもね。この作品は、原作よりも映画版のほうがいいかなという印象だ。 この話は、荻原浩『メリーゴーランド』という、第3セクターのテーマパークを立て直すために、地方公務員の主人公が奮闘する話と似ている面があるかもしれない。最後は、「県庁さん」こと野村がスーパーマーケットを救う話があるのだけれど、そういうところは、似ている面があるかな。 | ||||
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競馬で言うならば、最終コーナーを立ち上がってからのスパートは悪く無い。 ただ、そこに至るまでの内容は、「まぁ言っていることは分かるし、ありがちだよなぁ。」とは、思えるのだが、主人公を始めとした各キャラクターに感情移入がしにくい。 そのため、読み進めるのに多少難儀をする。 最後にかけてのスパートは最初に書いたように悪く無く、読み切った際の読後感が悪く無い。 最後迄読むと、振り返って各シーンの画がより想像しやすいので、「これを映像化したらいいのでは?」と思われる方が居て、映画化したことは頷ける作品。 まだ、映像を見ていないのだが、多少の設定変更を行ないながらの映像化は、きっと成功してるのでは?と想像出来る。 織田裕二さんと柴咲コウさんの演技は読後に想像すると「きっとこんな感じ」と想像出来るので、まずは本を読んで、 それからDVDといのが良い様な気がする。(実際に自分もこれからDVDを見てみたいと思っています。) | ||||
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読みおわりの爽快感はあります。文章も会話が中心で、台本を読んでいるかのようにスラスラと軽く読めます。 登場人物は会社いたらウザイ人ばっかりでてきます、うちの会社にこんな人嫌な奴いるいるーみたいな感じで。自分の職場の様にうんざり感じる方もいらっしゃるでしょう。 ただ読んでいくうちに意外イイ面あるじゃんとなり、最後は気持ちいい終わり方してくれます。 なんか明日から会社でやる気でない日曜日の昼過ぎに読んで、明日からまた元気に働く為にいかがでしょうか? | ||||
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わかりやすい表現ですらすら読めます。 高校生の英作文のとき、先生に「かっこいい文章はいらない 減点されない文章を書け」と教わったことをふと思い出しました。 そんな感じの本です。 | ||||
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前から読んでみたかったんだけど、なかなか読む機会のなかった本。県庁ではないけど自治体に勤めている身としては気になる一冊だった。 役人根性丸出しの県庁職員がスーパーに一年間派遣されて、そこで客商売、サービスというものを学んで県庁に帰っていくという話。 織田裕二と柴咲コウが主演して、映画化もされたけど、小説では柴咲コウらしき登場人物は出てこない。 まぁ、今時あんな公務員はいないだろう。役所は確かに、民間に比べればすごく楽だし、職員もみんながみんなやる気のない者ばかりではないけど、どうしようもないのもいる。でもそれって民間にもいるのでは? どんな組織でもそういうもんだと思うんだけど... 県庁の星にもなれない自分が言っても説得力はないか。 | ||||
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映画「県庁の星」を見た人が読むとちょっと「あれ?」って思うかも知れません。 初めて読む人は、頭は良いけど、マニュアルどおりしかできない主人公「野村」のことを理解してあげられるかがこの本の評価を大きく分けるところでしょう。 この本のよいところは、人はちょっとしたきっかけと思いやりややさしさで変わってゆけるというメッセージでしょう。他の方のレビューにもあるとおり、後半うまくいき過ぎですが、それはまあ横においておいても良い本だと思います。 | ||||
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野村聡。31歳。Y県庁初の一年間の民間人事交流研修対象者6名の一人に選ばれた期待のホープだ。命じられた民間企業は…県内地方都市のスーパー?えらくマイナーな感じがした。だがそのイヤな予感は現実のものとなる。 そこで彼は‘県庁さん’と呼ばれ、「民間」と「役人」とのギャップに浮きまくり。「書類」「数字」がすべて、と認識していた彼だが、ベテランパートの二宮泰子をはじめ、店員たちと“衝突”、そして“指導”され、いつしか「人間」を意識するようになる。そして次第に自分の「居場所」を見つけ、不振のスーパーを立て直してゆく。まさに“役人意識構造改革ストーリー”である。 私はもっと軽い内容の本かと思っていたが、意外にシリアスで真面目かつ現実的な物語だった。 ‘県庁さん’こと野村の視点と、パートの二宮の視点が交互に交錯してストーリーが進んでゆくが、特に私には、スーパーを実質的に仕切っていて‘裏店長’とさえ言われる二宮の「公」のシーン---野村とのやりとりや職場内でのさまざまな苦労---と、「私」生活のシーン---息子・学や別れた夫との関わり、俳句の会での出来事---のなかで語る彼女の言葉の一つ一つが味わい深く、印象に残った。野村よりも、むしろ彼女のほうが主役のような気さえした。 彼女の存在が、本書を単なるコメディータッチの軽い役人エンターテインメントで終わらせていない理由と言っても過言ではないだろう。 | ||||
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映画を観たのが先で、かなり経ってからこの原作本を読みました。 そこそこ面白くはありましたが、映画のデキが良すぎたせいで少々肩透かしの感が・・・。 こってりクリームや豪華トッピングてんこもりの美味しいフルーツパフェを堪能した直後に、 山形直送の桃をそのまま食べたときのかんじとでも言えばいいのでしょうか。 めまぐるしいストーリー展開やどんぴしゃキャスティングの役者陣の軽快な会話などにもより、 終始まったく飽きることがなかった映画に比べてしまうと小説はどうにも地味でかったるく、 読み続けるのが途中で億劫になってしまいました。順番が逆だったらよかったのかもしれませんね・・・。 | ||||
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映画になったということは知っていたので、いろいろ事件が起きて 華やかさのあるストーリーだと思っていた。意外と地味で驚いた。 | ||||
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良い意味でやっすい文体にやっすいトリビアにやっすい感動が散りばめられた秀作。小ぢんまりとまとまった小さな事件や心の動きが収束していく様が心地よい。 文体はちょっと戸梶っぽくて、ひたすら読みやすい。ご存知映画の原作本だが、このコミック感は映画にしたくなる気持ち、分かるなぁ。キャラクター設定はかなり違いましたが映画も面白かったです。 「コミカル」というよりは「漫画感覚」で一気に読めるお手軽娯楽作品です。娯楽作品はこうでなきゃね、と無駄に充足感を味わえる一品でした。 | ||||
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人は表向きは平身低頭でも、面従腹背、無意識ながらも自分が行なってきた ことが一番正しいと思い、たとえ間違いであったとしてもそれを突き通そう とする。何故なら何だかんだ言っても、問題が先送りになっても、それは それで今まで何とかやって来れたからだ。それを変えるには、残念ながら 本当に追い詰められないと動くことが出来ないし、人はそこまで強い生き物 ではない。 一歩間違えれば、時が流れるのをそのままやり過ごしても構わない立場の 人間である県庁からやってきた野村。熱意を持って仕事をしても空回りして しまい、何かを諦めてしまっていたスーパーの裏店長的なパートタイマーの二宮。 スーパーの他の面々も『シンプソンズ』や『サウスパーク』の登場人物の ように腐っている人たち。この人たちもまた、消防と食品衛生の査察そして リストラの恐怖に追い詰められるような形で野村や二宮に協力していくという 流れに、自分の置かれている状況に関係なく、自分の動きや考え次第で何とでも なるのだということを改めて感じさせられた一冊だった。 ただ、小節によって野村と二宮の目線が変わるのは一向に構わないのだが、 同じ登場人物を苗字で呼ぶのか名前で呼ぶのかでの統一が取られていないので、 少し混乱してしまったので星0.5減点なのだが、四捨五入で1つ減点。 | ||||
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生まれ持ったものや育った環境によって人の考え方や価値観は出来上がる。 水と油は絶対に混じりあわないかもしれないけれど、 仮にそれがうまく混しったら強大なものを生み出すのかも。 そしてどこに行ったって「頑張ってる姿」は必ず伝わる。 ちゃんと誰かが見ていてくれて、認めてもらえるものなんだ〜。 スーパーは主婦の私にはとっても身近なテーマであり、 親近感を抱きつつ読めました。 しかし、会話の部分でこれが誰のセリフかわかりにくい部分が多かったり、 登場人物がほとんどすべて苗字で記してあるので、 誰が誰なのかがいまいち把握できないなど小説としてはマイナスの部分も多い。 おそらく著者のテクニック不足でしょう。 これからもっともっと書いて腕を磨いてくれることを期待します☆ 人とのコミュニケーションにおいての新しい発見、 働く上でのノウハウも学べる学びの多い本でした。 なのに難しいことを考えることなく、 数時間でスイスイ読めちゃう気軽さがヒットの要因でしょうね。 | ||||
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テーマは一言で言えば「労働」。 民間(地方スーパー)に派遣された主人公をはじめ、 いろんな価値観や立場の働き手が登場します。 ちょっと社会の縮図っぽく眺めてみたり、自分の立場を振り返って考えてみたり。 読むのにかかったのは、たったの!?2時間。 すかっ!と読めて、すかっ!!と楽しめました。 爽やかな読了感に満足♪ でも、展開がスピーディ=描写がやや浅く、予定調和=できすぎの感は否めないので☆4つ。 | ||||
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面白かったです、エリート公務員「県庁さん」と呼ばれていた主人公が はじめは不協和音だらけで全くつかえないという負の存在感を 出しまくりますが徐々に役人らしい几帳面さや交渉能力が生かされ スーパーという舞台に適応していくさまが、影の店長と呼ばれてい 「おばさん二宮」の助言と手助けで鮮やかにスーパーを改革してまさに 県庁の星になっていく物語です。後半やや誇張があり興ざめする場面の 連続ですが読み応えもあり後味もすっきり、お薦めです。 | ||||
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映画の後に原作を読んだ。主役の一人二宮の人物設定が大きく違うため、ストーリー展開に与える影響も小さくない。けどどちらも結構気に入ってる。こういう元気がでる話って好きなんだ。 ストーリー展開の無理の無さという意味では原作に軍配あがるかな。口には出せない心の声を台詞で書けるのも、小説の強み。その本音部分がはじけてて楽しい。 ただし、小説の方は登場人物のキャラクターが大きく違うのにそれぞれの台詞にあまり違いがないのが、ちょっと違和感ありだけど。あとサラリーマンの悲哀(公務員だけどね)も映画の方が上手く描けてた感じはします。どっちも一長一短。良ければどっちもいっぺん試してみて。 | ||||
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