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県庁の星
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県庁の星の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.48pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全73件 21~40 2/4ページ
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| 頭の中で映像がイメージしやすい本でした。この本を読んだ後にいつものスーパーに行くと、妙に親近感がわきます。 面白い内容なんですが、登場人物が覚えにくいと思いました。そこがベテラン作家の技術との差なんでしょうか。 ただ映画とは違いスーパーの物語を中心に進行するので、映画がおもしろくなかったという人にも一度読んでもらいたい本です。 | ||||
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| 人気小説だけあって、図書館での予約もかなり順番待ちの状態。 先日ようやく貸し出し可能の連絡があり、読むことができました。 少し前になりますが、公開中の映画も見ました。 役所の実態を知るものからすれば、首をかしげたくなる部分も多々ありましたが、 一緒に映画を見た家族の反応は、それなりにおもしろかったという感想でした。 官民を問わず組織を“改革”することの難しさと同時に、 “改革”のためには何が大切なのかを考えさせられる、 ある意味とても現代的な問題意識から、原作も映画も描かれていると思います。 映画ではラスト近くでのあるワンシ−ンがとても印象に残りました。 派遣先のス−パ−から研修を終えて、県庁に戻ってきた織田に、 女性知事役を演じる酒井和歌子が、 「あなたは、民間派遣研修で何を学んだのですか?」 と問いかけます。 それに対して織田が 「何かを成し遂げるためには、仲間が必要なことです。」 と胸を張って答えるシ−ンです。 映画では、研修を終えて県庁ではじめるその先の展開がオリジナルで付け加えられていて、 この場面は本の中では描かれていませんが、この作品をさらにきらりと輝かせるとても印象的なシ−ンでした。 まさに読んでよし、見てよしの作品です。 | ||||
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| なんでも書類、数字を優先して競争の激しい民間のスーパーを引っ掛け回す世間知らずなエリート公務員「県庁さん」の描かれ方は、確かにいいと思う。ただ、ストーリーとしては、盛り上がる部分が少ないため、その分面白みが薄れていると思う。題材は結構面白いのだが、物足りなさが目立つ作品となってしまっている点は残念。あとは、会話の部分が多くて、誰が喋っているのかわかりにくくなる点も減点である。 ラスト辺りになると、「県庁さん」が店の人々と理解を深め合っていくが、いい話だけど多少誇張気味かもね。 | ||||
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| 期待していた恋愛要素は一切なし。最後まで盛り上がらない展開が続く。文章も途中まで読まないと、誰と誰の会話なのか分からない。主人公の意識改革が起こるわけでもない。売り上げ上位に入っているのは、映画が面白そうだからという理由だろう。 | ||||
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| よくもわるくもサクッと読める本。 ちょっとした暇つぶしにはいいかも。 エリート公務員(「県庁さん」と呼ばれる)が田舎のスーパーで奮闘するさまは読んでいて面白い。 決して公務員を痛烈に批判するようなスタンスでは書かれていないし、読み心地がいい。 後半、「県庁さん」がスーパーの店員らと理解しあっていくのだが、 きれいにまとまりすぎてる感があり、ちょっと違和感があった。 | ||||
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| キレよし、テンポよし、時代性あり、ストーリーあり、心の奥ひだあり、泣かせどころあり、爽やかさあり、ホットでもあり、感動的でもあり、絵にもなり、万人むけでもありのなかなかもの | ||||
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| 小説なのかドキュメンタリーなのかも知らないで手に取りましたが、本書は小説でした。Y県職員一種試験に合格したエリート公務員の野村が主人公です。民間企業の良いところを官庁にも取り入れる、という人事交流研修(どこかで聞いたような……)に抜擢され、研修先のスーパーマッケットに向かいました。 実際に着任してみると、店は活気がなく、店員もサボることばかり考えている3流スーパーでした。古くなった食材を平気で使う惣菜売場は、いつ食中毒になってもおかしくない状態です。 このままでは、自分のキャリアに傷がつく。小学校からずっと成績優秀、品行方正、期待の星だったのに、と野村は愕然とします。 かたや、野村を預かることになったパートの二宮も、野村の融通の利かなさに呆れました。なにしろ“県庁さん”ときたら、客ともめごとを起こしては、「そんなこと、最初に言ってくれないあなたが悪いんです」と開き直るんですから。ふつうの人間なら、客の立場にたてば分るだろうが! そんな二人が協力するようになり、店員の士気があがって店の経営危機を脱する、というハッピーエンドの物語です。 ステレオタイプといえばその通りなのですが、こういう分りやすい設定が映画の原作として採用された原因なのかもしれません。 昔のカドカワ映画の宣伝で「(映画を)観てから読むか、(原作本を)読んでから観るか」というキャッチコピーがありました。たぶん、映画は人手とお金をかけて素晴らしい出来上がりになっているでしょうから、本書は観る前に読むことをお薦めします。 ちなみに、めったに映画を見ない私ですが、この映画は前売り券を買いました。織田裕二が新境地を開いた映画、というのを見るのが楽しみです。 | ||||
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| 「ケンチョー」さんが、成長を始めた後半からはおもしろかったけど、 なんとなく夢物語だけに終って、リアリティがあまり感じられなかった。 「公務員」に対する偏見(人によっては事実)がスパイスになっているけど でも、どうせ書くなら、もっと「どうにもならない腐れ公務員」や 「墓場まで背負う公務員の裏事情」なんて、思いっきり書いてくれた 方がもっとドラマとして面白かったのでは。 また、実際スーパーなど民間企業で日々苦労している者にとっては 「公務員が、そんな短期間で根っからの公務員気質を脱して 戦力になるわけないじゃない」と感じるだろうし、 伊丹十三監督の「スーパーの女」のように、もっとスーパーなどの 裏事情を掘り下げてほしかった。 「公務員」が読んで、参考になるとも感じられないし 「民間」が読んで、「そうなったらいいなぁ」と感じられないし やはり、この作品は、おもいっきりエンターテイメント重視の 映画の世界のほうが純粋に楽しめると思う。 | ||||
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| 官と民の落差を、よく描いています。さもありなんと思わせる、描写の数々は、さすがです。まことのリーダーに育っていく、主人公の成長度合いが、つまびらかになっており、これは、ひとつのケース・スタディ・トレーニングとして、使える作品だと思いました。 | ||||
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| 公務員の主人公が、民間との人事交流研修としてスーパーに派遣されて苦労しながらも周りを変え、自分を変えて成長していく話です。 話は難しくなく、肩がこらない作りになってます。こういった、みんなが力を合わせて大団円、という小説はベタな感じですが、景気とかが上向きになっていないとなかなか出てこない話なので(バブル時代のトレンディードラマ等)こんな前向きな小説が出てくるのは歓迎です。 小説としては荒削りですが、テンポ良く読めます。映画もちょっと見てみたい気がしました。 | ||||
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| 疲れている時には肩が凝らなくていいかな、というレベルの小説です。 我々が嫌いなタイプ、杓子定規で、正義感に駆られて大義を振りかざそうとする、いやらしい役人根性を一度徹底的に叩きのめすところは痛快である。 主人公の野村聡は挫折を知らない若き県庁の星で、一年間人事交流で民間企業に出向する。それは、出世コースでもあった。 プライドは高いが世間知らずで、簡単に女に騙されるようなトロいところもある野村だが、野心と情熱は人一倍。研修先のスーパーでは、やることなすこと空回りで挫折感を覚える。 娯楽小説といってもいろいろ中身のある作品でもある。もう一人の主人公、二宮のすれ違う親子関係もよく描かれている。 ただ、読んでいて残念なのは、野村と二宮を一人称で書いているので、読んでいて誰だか分からないことがしばしばあることだ。工夫がほしかった。 ラストであざとい涙を誘うような仕掛けが鼻につくが、気軽に読めば楽しめる小説である。 | ||||
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| 初めの方はそれほど盛り上がりもなく淡々と進む。 しかし、「ケンチョーさん」が惣菜コーナーに配置→失敗。「うるうる」との交際→失敗を通じて、「ケンチョー」さんの中で何かが変わり始める。それをよく見ていた「二宮」が彼の変革を店全体にうまく波及させる。また「ケンチョー」さんの変革にもうまく助言していく。 中盤以降このような流れが展開されていく、その様子はとても痛快。スーバーの頻繁な品だしや商品の陳列は、実は巧みに買い手の心理を読んだ上で意図的に作り出されたものである、というのにも新鮮な驚きを覚える。 | ||||
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| 物語としては無理なく読める作品です。タイトルや帯の文句に 惹きつけられて買いましたが、ちょっと期待はずれでした。 てっきり役人の内面の葛藤を描いたものだと想像していたので。。。 官公庁=四角四面、民間会社=どんぶり勘定の対比は話をわかりやすく するためだと思いますが、もうちょっと登場人物に意外性をもたせて ほしかった。また、二人の主人公の個別のエピソードも最後までからむ ことはなく終わってしまって残念でした。もう少し「役所の不可解さ」 を際立たせてほしいと思いました。 | ||||
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| スーパーに一年間、民間研修に行かされる野村聡のお話。 まず不満点を二つ上げておく。1.後半3分の1がとても良い。逆に言えば、そこまでがやや暗く、進行が停滞気味で、野村に感情移入できる部分も弱い。2.一人称風の三人称の語り口なのだが、その目線が誰のものか??? 小さな章ごとにコロコロ変わって、なかなか読みにくい。止めようかと数回思ったほど、読むのにやや難儀する。(読み止めなくて良かったが)。 野村の成長物語である以上に、実質店長的な威厳を持つパートのおばさん、二宮泰子の物語、それも成長物語と言えると思う。 介護施設で働くのをいったん止めた息子、学との会話のない生活。彼女はバツイチだ。そこに句会の先生からの「一つの気持の、その下にある感情、そのまた下にある感情を考えろ」という趣旨のとても感動的な助言があり、息子との会話を、取り戻してゆく。 野村もいろいろなトラブルを経ながら、人の生の意見に、耳を貸すようになっていき…。最後のほうは、野村と二宮の協同、そして店全体が、一生懸命売り上げ達成や、保健所や消防署からの検査の合格するために、一体となってゆく姿に、目頭が熱くなるほどのパワーを覚えた。 | ||||
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| 久々に買って損したと思った本。タイトルと帯コメント(「間違いは認めるな!?予算は使い切れ!?...役人エンターテインメント!!」)に惹かれたのですが、内容は伴っていませんでした。 (良かった点) (1) ストーリーが平板でわかりやすく、すぐに読みきれた。 (悪かった点) (1) 文章が稚拙。主語が定まらないし、視点がころころ変わって誰の話をしているのかわからない。ほかの方が指摘しているとおり。これでも作家? (2) 取材不足。「県庁」の裏話は皆無。「スーパー」についても新鮮なネタはない。この手の本は、取材を重ねることによる裏話・小ネタがちりばめられていないと価値がないのに。これでは主人公が県庁職員であることの必然性がない。 (3) 登場人物のキャラが徹底されていない。県庁さんと二宮さん以外は中途半端なキャラ。二宮さんの家庭環境をはじめ、全体のストーリーと関係が薄いと思われるくだりを長々と書いていて、何を言いたいのか不明。 (4) オチが盛り上がらず。最後は締め切りに追われたのだろうか、あっけないあっさりした終わり方。もう少し盛り上がりが欲しかった。 というわけで、映画も見る気がしません。それにしても本のタイトルと帯のコメントは、「秀逸」というか「誇大広告」というか...。 | ||||
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| 県庁を舞台とした話ではない。ほとんどがスーパーマーケットである。マニュアルと前例にだけ従い、自分の保身の事しか考えない役人の野村。気が強くて人に厳しく、現実的思考の持ち主である二宮。この2人を中心に話は進んでいく。内容に沿ったタイトルだと、さしずめ「県庁の男とスーパーの女」というところだろう。 野村は店で浮きまくった存在であり、他の店員から煙たがれたりバカにされる。そんな野村にイライラする二宮だったが、やがて店を良くする為にどうしたらいいか考えるようになる。その後は予定調和というか、想像がつくような展開。ただそうとわかっていてもスカッとするし、面白い事は面白い。気軽に読む分には楽しめる作品だ。 しかし、この作品には色々と気になる点もある。まず文の主語がちょくちょく抜けていて、誰が行動しているのかわかりにくい。少し読み進めて、初めて「ああ、この人か」とわかる。その割に登場人物が多すぎる気がする。それぞれ特色をつけようとはしているが、キャラクターを話に生かしきれていない。エピソードが不足していて、「あいつは結局何だったんだ?」と感じられる人物も見られる。野村と二宮の人物像はいいと思うが、それぞれの私生活の部分が果たして必要だったのかは疑問。「仕事でうまくいかない人は私生活もうまくいかない」と、作者は言いたいのだろうか?特に野村の恋愛についてはムダだとすら感じた。 スーパーについての問題を取り上げるのはいい。ただ、あれこれ問題を指摘する部分は多いのに、解決に至るまでのプロセスをはしょりすぎている。書き方にリアリティを感じない。内容的に伊丹十三の映画【スーパーの女】を思い出すが、(媒体が違うとはいえ)あちらの方がうまく描けている気がする。また、スーパーでの仕事を終えて野村がどう県庁の仕事に取り組むか気になるが、そういった描写がほとんどない。ゆえに中途半端な印象は否めない。 あと、この本の帯の文がいけない。 > 間違いは認めるな!? 予算は使い切れ!? 役人根性全開の県庁のエリートが、 > 田舎のスーパーにやって来た。本末転倒!怒り心頭!抱腹絶倒!ラストは > 感動!手に汗握る、役人エンターテインメント!! 内容とここまでかけはなれているコピーも珍しいと思う。もう少し考えて書くべきではないか。 | ||||
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| 大都市圏にお住まいの方はわからないかもしれませんが、地方は職場が少なく東京の一流大学を卒業して実家の都合でUターン就職しても、職場は県庁か電力会社ぐらいしかありません。優秀な男性(女性は親の反対で出れない人も多い)はだいたい大都市圏の大学に進学し、それっきり帰ってこないので、いやがおうでもUターン就職した一流大学卒者は少数&目立ちます。地方においては一昔前の3高以上の価値があると思います。都会の人にはわかりにくい設定かな。 | ||||
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| 帯に書いてあった「予算は使い切れ」「間違いは認めるな」など 刺激的なうたい文句から、私の知らない役人の実態が書いてあるかと期待した。 残念ながら、役人の非常識な日々はほとんどなく、 すぐにスーパーでの悪戦苦闘になだれ込んでいく。 そこでの常識・非常識のズレが本書の面白さではある。 だがスーパーの裏側も期待したほどには書かれておらず、 誰もが予想する結末へと「県庁さん」は向かっていく。 軽いといえばその通りだが 安心して読めるのでそこが良い点でもあり、悪い点でもある。 | ||||
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| 映画の予告編を見たせいか、読む度に織田さんの顔が浮かびます。 内容的には意識改革がみんなを変えていくことなのですが、これは映像化されると面白いはず。文章にリズムがあり、メリハリもありますが、時々主語が不明になることがあります。 | ||||
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| 軽く読む事は出来る本です。内容は、県庁から研修出向の公務員が研修先の地方スーパーの怠惰ぶりに戸惑い浮きまくる。そこから徐々に・・・とだいたい想像がつく物です。私は作者の事もわからず、タイトルを観て即買いしました。自分がタイトルから感じた内容と実際の違いが有り全く面白くはなかった。もっともっと、周りに対して自分に対しての葛藤。そして少しずつ同士が増え、盛り上がっていく術がかかれていてもよかったと思う。織田裕二主演でこの本が映画化されますが、脚本にその辺りを付け加えてもらえていれば、楽しめる物になるかもしれません。 | ||||
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