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県庁の星
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県庁の星の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.48pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全73件 41~60 3/4ページ
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原作を読んで、映画にしようと言った人だ〜れ!某TV局のTVチャンピオン「お惣菜王選手権」の方が面白いかもよ。でも桂さんの本は、会話の部分がとても生き生きしていて大好きです。 | ||||
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基本的に映画化されるものは、原作をまず読んでから映画を見て 「やっぱり本のほうが良かったな」と思うタイプです。 が、この作品は意外にも映画のほうが面白いのではないかと思いました。 会話がたくさん出てきて、その繋がりで物語が進行していきます。 行間で読み取らせるような部分は全く無かったように思います。 なんだか、脚本を読んでいるようでした。深く考えてページをめくる 手を止めたり、なんてことはありませんでした。 そこが、一気に読ませてしまうポイントなのかもしれません。 普段、読書はあまり好きじゃない方にとっては読みやすいと思います。 ただ、読書が好きなかたには、あの「読んだぞ」という満足感や 手ごたえのようなものはないのではないかと・・・。 お話し自体は面白いし、考えさせられる登場人物のひと言などが あって、読んでる間中楽しめます。みんなが一丸となってひとつの 目標に取り組む物語の「爽やかな後味」もあります。 が、物語のポイントをたくさん盛り込みすぎて、結局全部薄く なっちゃったよ感が否めませんでした。 ハッピーエンドだし、やる気も出てきたりするので、気分転換に軽く読む と楽しめる作品だと思います。 | ||||
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売れている理由は判る気がする。 読みやすく、深く考えなくても話は理解でき、読後感も悪くない。 話の内容は、大体想像できるし、展開も予想出来なくもない。 可もなく不可もなく、といったところか。 読む人をあまり選ばないと思う。 県庁ではないが、役所の中もスーパーの中も知っている自分は、ある意味楽しめた。 もちろん、役人がみんな野村たちのような考えをしているわけではなく、スーパー側がみんなああいったことをしているわけではない。 ただ、本物の県庁職員がこれを読んで感銘を受けるとはあまり思えない。 そんな感じの、さらっと読んで終わる作品だった。 星はふたつでもいいんだけど、三つにしているのは、すず子さんという年配の女性の台詞が素敵だったから。 | ||||
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県庁のエリートが、地方スーパーに研修に。 「お役所」でのベストな対応が、「民間」ではダメダメで、また 逆もまた真なり。 社会人も長くなるとよくも悪くも業界や社風に染まっていくので、 そこらへんを自分に照らせあわせました。 映画化も決まっていて、主演の織田裕二と柴崎コウを想像しながら 一気読みでした。踊る大捜査線などの世界観が好きな方にオススメ。 | ||||
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県庁のエリート職員が、民間へ1年間の一般企業研修に行く。この設定自体が、もうユーモア小説として申し分ない。県知事が思いつきのパフォーマンスで、研修先を例年と違う業種にしてしまう。スーパーマーケットだっていうんだから、絶対に面白い。もう意外な展開なんかなくても面白い。 ほぼ期待したとおりにストーリーは進み、ハッピーエンドで気持ちよく読み終えることができる。お役所根性への批判は良識程度に抑え、鋭さは足りないかもしれないが、嫌味がない。 ただ、ギャル系女サギのエピソードは、もう一ひねりほしかった。 | ||||
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「官」にこりかたまった主人公が問題を起こしたり、戸惑ったりする姿は私には新鮮に映った。 おりしも鳥取県の役人が東京のデパートの地域特産品販売会場でデパート職員に「客の教育がなっていない」などと発言するあたり、逆に公務員に読ませたい1冊だ。 読み物としておもしろい。後半、成長した主人公が正に中心となって奮闘するあたり、実際の組織ではありえなさそうだが、本って現実というより何が頭に残ったかが大事であり、読後の印象爽やかなこの1冊はお勧め。 | ||||
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肩こらずに読める作品。まぁありきたりといえばそれまでだけど。 映画化されるようだけど、柴崎コウ…ときいてガックリ。 面白さ3分の1以下。 渡辺えり子とかそういう感じの人でやってほしいわ…。 | ||||
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野村聡。31歳。Y県庁初の一年間の民間人事交流研修対象者6名の一人に選ばれた期待のホープだ。命じられた民間企業は…県内地方都市のスーパー?えらくマイナーな感じがした。だがそのイヤな予感は現実のものとなる。 そこで彼は‘県庁さん’と呼ばれ、「民間」と「役人」とのギャップに浮きまくり。「書類」「数字」がすべて、と認識していた彼だが、ベテランパートの二宮泰子をはじめ、店員たちと“衝突”、そして“指導”され、いつしか「人間」を意識するようになる。そして次第に自分の「居場所」を見つけ、不振のスーパーを立て直してゆく。本の帯にあるように、まさに“役人意識構造改革ストーリー”である。 私は読む前にいろんな書評・レビューを見て、もっと軽い内容の本かと思っていたが、意外にシリアスで真面目かつ現実的な物語だった。 ‘県庁さん’こと野村の視点と、パートの二宮の視点が交互に交錯してストーリーが進んでゆくが、 特に私には、スーパーを実質的に仕切っていて‘裏店長’とさえ言われる二宮の「公」のシーン---野村とのやりとりや職場内でのさまざまな苦労---と、「私」生活のシーン---息子・学や別れた夫との関わり、俳句の会での出来事---のなかで語る彼女の言葉の一つ一つが味わい深く、印象に残った。野村よりも、むしろ彼女のほうが主役のような気さえした。 彼女の存在が、本書を単なるコメディータッチの軽い役人エンターテインメントで終わらせていない理由と言っても過言ではないだろう。 | ||||
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読み終わったばっかり。今度映画化されるそうだが、故伊丹十三監督ならぴったりだったろう。「スーパーの女」を髣髴とされるものがあるからだ。県庁のエリート職員がぱっとしないスーパーへ研修に行くストーリー。書面主義の官と現場主義の民の悪いところがぶつかり合ったあと、いい方に変わっていく。明るいニュースを聞くような、楽しめる1冊だ。ベテランパートの中年女性と県庁君の視点双方で話が展開するところがみそで、深みが生まれている。 | ||||
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県庁から一年間の研修で、不振のスーパーに出向いた職員が衝突を繰り返しながら、スーパーを立て直してゆく物語です。 多分、想像している通りです。 予定調和といいますか、すぐにオチが見えてしまうストーリーでした。 だからといってつまらないわけではありません。 県庁職員の語り口やスーパーの内部事情などとてもよく書かれていています。 軽い読み物をお探しの方には良いと思います。 | ||||
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映画化に選ばれたのは伊丹監督の「スーパーの女」みたいなのを狙ったためだろうか。 帯には「手に汗握る、役人エンターテインメント」とあるので、どのようにストーリーを作るか期待したが、最後まで盛り上がりがない。実際に研修を体験した県職員には書けないようなユニークな物語を作らねばならないはずだろうに。 任意に開いたページ(p76~78)の会話では次のような言い出しが目につく。 「はい」「ええ」「いやぁ」「えっ?」「はぁ」「は?」「えっ?」「ええ」 小説のキモである会話がこの有り様。 また、この小説では、形式的には途中ではいるアスタリスク(*)のところで時間がポンポンとぶのが物語を平板にしている。ねばるような持続力がなければ盛り上げようがない。淡々としてしまっている。 最近の小説は読者が知らないような情報を盛っておかないと物足りないものだが、この小説はせっかくスーパーを舞台にしているのだから、身近なスーパーの隠された秘密でも書いてあれば面白いのだが、そういう情報性はない。惣菜の食材は賞味期限を過ぎたものを使っているなんて誰でも知っている。 | ||||
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なんか時期的にこんな本が出そうな感じがしていました。帯からきっと公務員を笑い飛ばす本なんだろうなと想像していましたが、終盤にいくにつれ思ったよりも盛り上がりました。 | ||||
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お役所仕事とはこういうこと!とても面白かったです。 | ||||
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恋愛物でもなく 登場人物が死んでしまうわけでもないのに 感動できたという意味で 久々の「あたり作品」だった。 しかもかなり軽くて、一晩で最後まで一気に読めた。 県知事の思いつきで 民間企業に1年間の研修に行くことになった主人公。 くじ引きで決まった先は中堅どころのスーパーだった。 生粋の公務員が体験する 「初めて」な出来事の数々が面白おかしく描かれていて 最後まで飽きない。 準主役で登場する パートなのに裏店長とまで言われている「二宮」さんが 実にいい味を出していて、 この作品には欠かせないキャラとなっている。 バツいちの二宮さんは二十歳の息子と二人暮し。 自分の家族のごたごたとスーパーのごたごたで すったもんだしながら 句会の師から思いがけず打開のきっかけを得る。 映画化されるらしいが さぞ面白いだろうと思える。 しいて言えば 主人公が途中でいともカンタンに「根っからの公務員感覚」を「民間企業感覚」に変換してしまうところが安易な感じがした。 二宮親子のごたごたの解決があっさり流されている。 その辺は読み手が展開させればいいのかと思える作品だった。 | ||||
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これ読んでまず感じたのは、「あっれ、これ伊丹監督のスーパーの女によく似てる」という感じでした。あちらは主婦がスーパーを変える、こちらは県庁職員(典型的お役所公務員さん)が、悪戦苦闘の末、自身の成長物語とリンクさせて、駄目デパートを変えてくいといったストーリー。 表紙のイメージどおり、とってもライトな感じで進むストーリーにやや軽さを感じますが、この軽さがかえっていい味を出してます。徹底的に描きこむとまた別な面白さが出るとは思うのですが、こういった感じでテンポよく読めることに、映画的な面白さで楽しむことが出来ました。文字離れしている人にはちょうどいい感じの文体でしょう。 帯には結構過激なコピーが書かれていましたが、どちらかというと軽く読んで楽しむ風刺コメディとして愉しむ事をお勧めします。 また映画化されるとの事で、県庁さんは織田裕二さんということで、コミカルな映画化が期待できそうです。競演に柴崎コウということですが、やっぱりあの女性なんでしょうねえ。なんか似合いすぎの二人ですね(笑) | ||||
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欠点だらけの未熟な小説である。 作者は、作中人物に対して悪意を持っているのではないかと思われるマイナスの文体が続く。 語り手の視点が変わって読みづらい。誰のセリフか分かりにくい。 苗字、名前、性別、国籍が判然とせず、誰が誰だか分からない。 しかしながら、 最終20頁前から文体が短調から長調に転調する。 それぞれの個性が長所となって、プラスに能力が発揮される。 一気呵成にハッピーエンドに向かう。 分量も少ない小説なので、私たちも一気呵成に読むべきである。 | ||||
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私は、主人公とほぼ同年齢で、地方公務員です。頭でっかちな点は、主人公と共通しているので、反面教師として勉強になりました。 だた、あくまでエンターテイメントとして読む軽い感じの本だと思います。 この本の逆パターン、つまり、民間の経験があって、公務員になった主人公が描かれれている「メリーゴーランド」(萩原浩著・新潮社)の方が、公務員の実態や政治に翻弄される姿など忠実に描きながらも、ユーモアにあふれ、ほろっとさせられる点で、皆さんにおすすめしたいです。ということで、星を一つ減らして、4つです。 | ||||
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①話し手が特定されないまま会話が続き、誰がしゃべっているのかよくわからない。文章技術の稚拙さを感じる。 ②後半が適当に一気に書き上げた感じ。前半あれだけチンタラしてたのが嘘のよう。 ③物語前半で展開される県庁職員の思考回路はまさにあんな感じです。 ex.せっかく県の上級職になったのに、スーパー店員なんて親が見たら泣くよ | ||||
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よいものでも度が過ぎれば悪くなる。 この中の登場人物は悪い人はいないんだけど、人格の中のどこかが 突出していて、極端な性格です。県庁から研修のためにスーパーに派遣 された野村は、いわゆる役人の典型的なタイプです。スーパーの女性 パートの二宮は、野村の教育係なのですが、スーパーがもうかるため 以外のことには関心がありません。息子からも見放されています。 しかしこのままずっと話が進んだら、ストーリーが展開できません。 全部の登場人物がすれちがったままになってしまいますから。みんな だんだんに変わっていくのだろうとは予測ができます。事実そうなって 野村は県民の期待の星になります。 一つの人物が一つの性格に固定され、その固定をいかに描くかに 重点のあるものが多い中で、この作品は異色です。 | ||||
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帯や、レビューにあるような抱腹絶倒や感動のラストはありません。 物語は淡々と進み、たいした盛り上がりもなく尻すぼみにおわります。 なにもかも中途半端で、フラストレーションのたまる本でした。 | ||||
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