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極楽征夷大将軍
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極楽征夷大将軍の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.15pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全57件 21~40 2/3ページ
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届けられた時はギョッとした。百科事典ではないかと。 中を開けてまたびっくり。 二段刷りで字が小さい。 一年がかりで、読む覚悟をしたが、二ヶ月で読み終えた。 たぶん大河の太平記を見てたので、登場人物をしっかり覚えていたから。尊氏は真田広之、直義は高島政伸、高師直は柄本明、登子は沢口靖子。 真田以外は適役だと思う。 でも、この小説を読んで分かったことは 尊氏の役は中村梅雀があっていると思った。 この時代は裏切ったり仲良くなったり絶え間なく、息づく暇ないが、この兄弟は意外と絆が強い。 要するに尊氏の成長物語ということか? でももっと簡潔に描いて欲しかったのが、正直な感想だ。 やっと読み終えた自分を褒めてあげたい。 | ||||
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初代征夷大将軍の足利尊氏をその弟の直義と執事である師直の視点から描いた1冊。 最初は出てくる言葉とか登場人物の名前の難しさに戸惑ったけど、途中から物語にぐいぐい引き込まれていった。 まるで大河ドラマ鎌倉殿の13人を見ているかのような気持ちになった。 濃厚で緻密に書き上げられており、著者の筆力に感嘆。 | ||||
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著者も本をたくさん読んでいるとのこと、足利と北条との関係が詳細に書かれており分かりやすい。 | ||||
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この人の歴史小説は、とても好きで全部読んできました。その中でも一番の出来と思います。南北朝時代という、皇室内の権力闘争によって引き起こされたカオスの時代を取り上げた数多の小説の中でも白眉の一冊。あくまで足利兄弟にフォーカスを当て、彼らの目から見た時代という立ち位置を一貫させたことがこの小説の出来を高めることにつながったと思います。 | ||||
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今までと違う観点からアプローチしているので、新鮮だった | ||||
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幕府というから、江戸幕府のように安定していた、少なくとも応仁の乱以前は揺るぎない統治だったと思っていたのだけど、そうではなかったんだなぁ。知らなかったわ。南北朝に分かれてたのも知ってたけど、それ以外にもかなり危ういところがあって、砂上の楼閣みたいな感じだったんだな、と。 あと、尊氏の情けなさが意外だったけど、楠公(楠木正成)もそういう外観、人物だったんだなぁ、と意外だった。楠公のほうが崇拝されているよね。 映像化するときは、尊氏は大泉洋しかいないんじゃないか、って気がしてる。 | ||||
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司馬遼太郎式の極端な性格付けをしたキャラ作りで、非常に分かりやすく、足利幕府立ち上げまでの足利兄弟の苦闘を描いている。物語はとても面白く一気に読んでしまった。 しかし、ときおり現代人的な思考方法や、いかにも現代単語が混じり、ちょっと冷めてしまうところもあり。 | ||||
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こういう人っているよなあ、と思う。例えるなら、得点力に秀でたサッカーのフォワードで、そのことについてはすごいけど、他普通に話してみたらおバカキャラ扱いで、周りから愛されつつキャプテンやっているような。 そんな頭空っぽ(だけど戦にはめっぽう強い)尊氏、足利氏の庶流に生まれたはずが、気づけば鎌倉幕府最名門の当主になり、気づけば倒幕してしまい、また気づけば朝敵にされたりとみていて飽きない。その後も天皇家を分立させたり庶子に反乱起こされたりと、歴史はこうやって群像的に作られていくのだなと実感した。 ハイライトは直義が後醍醐天皇の綸旨に接し、周りを固めながら尊氏を説得するシーン。この後も活躍する直義の機知がもっとも発揮された場面だろう。この瞬間、まさに歴史が動いた。 総大将尊氏が発言を振られ、「えーっと...」から話し始める場面も、まさにキャラクターが出ていて面白かった。 倒幕、南北朝成立あたりがピークで、観応の擾乱以降はやや退屈だったか。 総合的には歴史の面白さがわかる秀作だった。 | ||||
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足利尊氏と弟の直義が室町幕府を開闢し、その後の幕府運営と朝廷との関係を小説にしている。個人的には、室町時代ってよく分からなくて、尊氏の言動がこんなものだったのかと驚いた。ましてや弟の直義の存在などは知らなかったので、こんな人物があの時代のいたことに歴史の面白さがあった。2段組みで文字がぎっしりとつまったページであるが、まさに大河ドラマのように長さを感じずテンポよくあの時代の武将たちの動きが描かれている。読むのに時間はかかるが、情景が頭に浮かびやすく読みやすい。 | ||||
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兄・尊氏、弟・直義、また高師直を語る上下2段組の552Pは圧巻。 これが第169回直木賞受賞作だと実感する。 尊氏は、ごく自然に従うように、「所詮は波の動きには勝てぬ」と無欲に言う。 その清廉建白たるがぶれず、ここにある。 そして、弟の危機には覚醒する。 その兄弟愛は強く。 | ||||
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一気に読みました。 | ||||
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鎌倉末期から南北朝時代にかけて、足利家の活躍を足利直義と高師直の2人の視点で描いています。日本史は好きだけど、この時代って動きが複雑で人物の個性もよく知らないんだよなあ、という人におすすめです! 後半は少し単調に戦の経緯描写が続きますが、前半は飽きが全くなく読み進められました。 | ||||
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室町時代は国家レベルで大きく作り上げたものもなく、あちら此方で勝って放題。 スタートに原因があることがよく解った。 | ||||
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『ゆりかごで眠れ』が好きでしたが、その後の歴史物はピンときませんでした。 しかし期待せずに手にとった結果(まずこの時代に興味もなかった)予想外に引き込まれました。 筋の通った主人公という点で『ゆりかごで〜』と共通点があったからかもしれません。 兄弟が対照的に描かれているから一層魅力が引き立つのかな。史実はわかりませんが... 読んでも読んでもまだあるという今時珍しいボリュームにも満足しました。 | ||||
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そら、応仁の乱も起こるわと思いました! どこまでが史実かはわからんとこですが、尊氏の駄目さと中年以降の成長とに感動しつつ、それでもやっぱりあくまで場当たり的な感は拭えず、偉人ではあっても人間臭すぎる尊氏が好きになりました! 久しぶりの垣根作品でしたが、とてもいい読書体験になりました! | ||||
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室町幕府を設立した足利尊氏とその弟を中心に描いた歴史小説。思いのほか読みやすく、展開が面白い。足利尊氏は憎めないキャラクターとして描かれており、学ぶべき点は多い。小説はページ数が多く、後半やや退屈な部分もあり、とにかく長い。 | ||||
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浅学の小生にはやや難しいの内容ですが小説としては面白いかです。楽しめました。 | ||||
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さすが今年の直木賞。涙が出ました。 | ||||
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海音寺潮五郎、司馬遼太郎の新作はもう読めないが、安心して大丈夫! そして中華武侠ラノベ的なキャラエンタメの要素も! 面倒くさがりで、消極的で、中身空っぽの王子高氏くんと弟&側近の巻き込まれ歴史絵巻が最高! | ||||
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尊氏やその周辺の人々の感情を露わにしたやりとりがストレートに表現されていて、思わずクスリとしてしまう。楽しんで読めました。 | ||||
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