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(短編集)

有栖川有栖選 必読!Selection9 後ろ姿の聖像 もしもお前が振り向いたら



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有栖川有栖選 必読!Selection9 後ろ姿の聖像 もしもお前が振り向いたらの評価: 4.00/5点 レビュー 3件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(3pt)

この書き方はアンフェアなのでは?

本作は、東京創元社『本格ミステリ・フラッシュバック』でも笹沢左保の代表作のひとつとして取り上げられている。
しかし・・・本作のこの書き方では、作者が地の文で読者に嘘をついていたことになり、アンフェアなのでは?
あくまでも「宿命小説」であり「もしもお前が振り向いたら」登場人物の運命も違っていた、と描くことが作者の意図であった事はわかるが・・・
ミステリとしては破綻してしまっている。
有栖川有栖選 必読! Selection9 後ろ姿の聖像 もしもお前が振り向いたら (徳間文庫)Amazon書評・レビュー:有栖川有栖選 必読! Selection9 後ろ姿の聖像 もしもお前が振り向いたら (徳間文庫)より
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No.2:
(4pt)

人間ドラマの綾を説く推理劇

運命に翻弄される登場人物たちの屈折した心理の陰影が、複雑に交錯し猫の目のようにクルクルと変転をみせる人間模様。叩き上げのベテラン刑事と若いエリート刑事という、対照的な二人の探偵役の視点から、方向や強弱のちがう推理の照射をうけて、幾重にも絵柄を変えてゆく事件の様相。派手な趣向や驚くほどのトリックはないものの、そうした人間ドラマの光と影を探索する、謎解き劇のじっくりとした面白さが味わえる良作である。
有栖川有栖選 必読! Selection9 後ろ姿の聖像 もしもお前が振り向いたら (徳間文庫)Amazon書評・レビュー:有栖川有栖選 必読! Selection9 後ろ姿の聖像 もしもお前が振り向いたら (徳間文庫)より
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No.1:
(5pt)

前回分はイマイチ。今回分は最高。

探偵役の刑事二人が凄く良い。最初は二人とも嫌な奴かと思っていたら、中盤から、ものの見事にひっくり返された。ストーリーも一緒にひっくり返されているんだけど、それはついでのようなもの。とにかく、この二人の、仕事以上友情未満の、ホモらない関係性が素晴らしい。トリックは、まあ、良いんだけど、情緒的すぎるかな。ドライで格好良いと思っていたヒロイン(?)も、最後は情に絆されているし。最後まで貫いてほしかった。結局、登場人物の約一名が暴走したからこうなった、的な感じの物語。読了後の結論としては、「笹沢先生の作品は面白すぎる」。
有栖川有栖選 必読! Selection9 後ろ姿の聖像 もしもお前が振り向いたら (徳間文庫)Amazon書評・レビュー:有栖川有栖選 必読! Selection9 後ろ姿の聖像 もしもお前が振り向いたら (徳間文庫)より
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