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楽園の真下



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【この小説が収録されている参考書籍】
楽園の真下
楽園の真下 (文春文庫)

楽園の真下の評価: 4.10/5点 レビュー 21件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.10pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全21件 1~20 1/2ページ
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No.21:
(5pt)

荻原浩の真骨頂はミステリ

荻原浩さんは私のベスト小説家。
ただ、短編集だと物足りない。長編が読みたい。
そう思った矢先に出逢えたのがこの一冊。
随所に散りばめられた伏線と予想外の展開。これぞ、とばかりに張り巡らされた「気持ちの悪さ」完璧でした。
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No.20:
(4pt)

余り期待しないで読み始めましたが、実の面白かった。

現在の地球大気の酸素含有量からすれば、昆虫であるカマキリの体勢では、余り巨大化することは不可能だと思うが、まあ難しいことを言わずに楽しめました。それに、あの女性の学者の性格描写が実に素晴らしかった。主人公の性格も、大変好ましく思いました。気に入らないタイプの連中は、カマキリの犠牲になって食われてしまったのも、カタルシスになります。密かにニヤニヤしながら読めました。大した筆力と思います。
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No.19:
(1pt)

あまりに類型的、半世紀前のアメリカ映画みたいだ

知らない作者だけど、表紙買いした。大外れ。
南の孤島で巨大カマキリが見つかり、フリーライターの藤間はルポを書くため訪れる。
すぐに真相が予測できてしまう。貴志祐介の有名作と同じネタだ。貴志さんのほうがずっと面白い。前半は冗長で退屈。無駄な文章が多すぎ。終盤になってやっと盛り上がるが、悪い意味でB 級アメリカ映画みたいだ。人物が類型的で、先が容易に読める。直木賞作家でも外れはあるんだな。
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No.18:
(3pt)

読後感がちょっと

本を読むのは、なにかしら新しいこととか知らないことに巡り合えて、よかったなあと思うことです。
今までは著者の荻原浩の小説は、いつも新鮮な事柄に面白く爽やかな読後感がありました。
しかし、この「楽園の真下」はなんとも有りえないことの上に、虫嫌いな私には余りよい印象はありませんでした。ただし、ストーリーはさすがに荻原浩です。
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No.17:
(5pt)

面白い

オチは割と最初の方で読めてしまうけれど、虫の描写がリアルでページをめくる手を止められない。気持ち悪さ抜群なので夢に出てくるんじゃないかと思うくらい後を引く。
カマキリが...苦手になります...
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No.16:
(5pt)

面白かった!手に汗握るSFサスペンス

久しぶりに読み出したら止まらない小説に出会えました。
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No.15:
(4pt)

カマキリ先生、事件です!

昔の映画、ヒッチコックの『鳥』に代表されるような、動物パニックもの。

だがそれが、鳥でなく、熊でなく、鮫でなく、昆虫、しかも鎌という武器を持つカマキリ! なのが、不気味さと、戦慄を呼ぶ。
しかも動きが、夏のあいつのようで……。

とはいえ、そんなこんなな、鳥肌モノの悍ましさを、見事に表現されていた。

そして、登場人物たちの軽妙なやりとりの面白さも相まって、非現実的な出来事には思えず、妙にリアル!

カマキリ先生、好きだったけど、これからもちゃんと見られるか、心配になる一冊。
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No.14:
(5pt)

傑作カマキリ・パニック

ノーチェックだった作品なのですが、翻訳家の山岸真さんがツイッターで紹介しているのを見て即購入(たぶん『ダーウィンが来た』で鳥を襲うカマキリの話をやっていたからでしょうか)。
動物や虫などが襲ってくる話は大好物で、その対象がカマキリという珍しさもあって堪能させてもらいました。
怪獣のように巨大化するわけではありませんが、数十センチになるだけでも十分に脅威というのはわかります。
大きな話のネタ自体は、カマキリの知識が多少あれば、序盤の導入部の辺りで想像がついてしまいますが、それは特に問題にはなりません。
楽園のような観光地の島を舞台にした、悪い意味ではない「B級モンスター・パニック」で、そういったものが好きな人には見逃せない作品でしょう。
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No.13:
(5pt)

おもしろい オモシロイ もひとつおまけに面白い

昔見た映画で「トレマーズ」というハリウッドB級映画があった。
デカいミミズみたいなのが現れて、人間を襲うという正統派B級なんだが、とにかく面白い。何も考えず、頭空っぽにして楽しめる映画だった。
私ばかりでなく、そう感じた人は多かったようでこの映画、シリーズ化されてVer4まで作られている。

さてこの小説も、トレマーズと同じく正統派B級の冒険小説orパニックものだ。
オビの通り、巨大カマキリが現れて人間に襲いかかるという内容。何も難しい感じはない。舞台として設定されているのは、架空の沖縄の離島。
じつはこの冬、石垣島と宮古島に行ってきたので、その時の風景を思い浮かべながら、自分としては大いに楽しめた。

冒険小説というジャンルは、…映画、マンガも含めてだが、他のジャンルと比べるならば「明るさ」が特徴だと思う。
ワクワク、ドキドキ、次は何が起こるんだろう。この感じがいい。そしてこの小説はその明るさを十分に備えている。

作者には、この方向性で次の作品を期待したい。この小説はじつに面白かった。
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No.12:
(4pt)

展開は読めるが面白かった

巨大カマキリのパニックホラーです。多くの自殺者と巨大カマキリの謎は、早い段階で明かされますが、予想通りで意外性はなかったです。それでも、読み始めると止まりませんでした。物語は全て主人公の一人称で語られるため、主人公が経験していない出来事は全て伝聞になり、衝撃度は弱いです。また、あまり人が死にません、犠牲者は少ないです。せっかくの巨大カマキリに、もっと大暴れしてもらいたいと思いました。
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No.11:
(5pt)

怖いが読むのを止められない

いくつかのレビューを見てこの本の主役さんが「何で」あるか、ある程度分かってしまった上で読み始めたのだが・・・一気に読了してしまった。

「アレ」の描写が非常にリアルであるため、ストーリが頭の中でイメージ化される際とてもナチュラルに「アレ」と目が合ってとても怖かった。だけど読むのを止められない。自分の読書あるあるで、読み始めたら止まらなくなるため、クライマックスに差し掛かるのは大体深夜。

ほっこり、爽やかな読了感の多い荻原浩の作品の中では、かなりインパクト大な終盤であるだけに読み終え眠る時、どうか夢に出てきませんようにと祈りました。
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No.10:
(4pt)

映画化されそう

荻原浩の新刊ということで読み始めたら昆虫と寄生虫のオンパレードでびっくり。こういう小説も書く人だったんだ。内容は展開もほぼ読めてるし、いろいろ気持ち悪いので困ったけどそれなりに面白くて一気に読んでしまった。あえていうなら最後のほうはもう飽きていたので最終決戦はもうちょっとあっさり目でもよかったのではと思うけど。
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No.9:
(5pt)

先が気になる緻密なストーリー

本土からは船でしか行けない、南の島。
大型のカマキリが発見されたのを機に、フリーライターが島を訪れるが、彼の本当の目的は自殺者が多いこの島の謎に迫ることであった。
巨大化したカマキリとの闘いは妙にリアル。
ハリガネムシの気色悪さと相まって、怖いけど、先が気になる。
著者の今までの作風とはガラリと変わった印象だけど、この手の本も読ませる。
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No.8:
(4pt)

ハリガネムシの戦略が恐い

楽園と呼ばれる島でカマキリがいつの間にか巨大化して事件が…という物語。
大嫌いなカマキリの話に初めは怖気を震ったが、恐いもの見たさに恐る恐る読んでいたらはまってしまいました。カマキリ達の描写が凄くて途中で何度も挫けてしまい、これはフィクションなのだと気を取り直さないと読めなかった。現実になりませんようにと願いました。
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No.7:
(4pt)

一気読み!

帯に書いてある通り、一気読み必至のサイエンスサスペンス長編です!

大好きな荻原先生の本の中でも一番一気に読んだ気がします。

他の方が書いてある通り、虫が苦手な方には気持ち悪さもあるかも?(私も得意な方ではないので、夏場の虫が出る季節じゃなくて良かったと思っております笑笑)

実際にwikiでカマキリやカマドウマ、ハリガネムシを調べてしまうほど、興味津々でした。
サスペンスホラー的な要素が強いですが、現実に寄生虫が宿主を操ることがあるんだそうです。

楽しく読めました!!
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No.6:
(3pt)

虫が苦手な方はご用心

フリーライターの藤間が、取材で訪れた志手島は自殺率の高い島だった。1/3程度まで読めば、何となく自殺の理由などの背景は分かりますが、流石リーダビリティが高いだけあって、最後まで飽くことはなかったです。

巨大カマキリが登場し、ホラーやパニック小説など色々な側面が楽しめますが、ラストまで展開は予想の範囲内という印象です。心に傷を負った主人公のフリーライターや相方の女性准教授の葛藤をもう少し深く読みたかったです。
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No.5:
(4pt)

楽しかったです。

志出島は飛行場もなく、本土から船で19時間という海の美しい離島だ。
楽園ともいわれるこの島で、何故か最近自殺が多いと話題に上り始めていた。
妻が自死を遂げ、未だに立ち直れていなかったフリーライターの藤間は、この島で17センチもある巨大なカマキリが発見されたと聞き、取材にかこつけて、一人、この志出島へ向かう。
藤間は、カマキリはともかく、自殺の謎に興味があったのだ。
しかし、この島で起きていたのは、藤間の想像していたこととは全く違っていた。

巨大カマキリとの闘い。非常に面白かったです。
良く考えると、カマキリだけではなく、全ての動物、昆虫が大型すると、人間にとって非常に脅威ですね。
動物(昆虫)パニックものとしては、非常に冷静に、理論的に話が進められていて、リアルさ、現実味を損ねず作品にしようとする作者の意思が感じられて、好ましいと思いました。
次作も期待大です。
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No.4:
(4pt)

insectsパニックサスペンス(ネタバレ有り)

先ず巨大なカマキリの発見と異常に自殺率の高い志手島のネタで読者の心をつかんでいる。その後、緑濃い自然に
分け入るシーンが結構続くがストーリーの組み立てやキャラの描き方で飽きさせずに読ませる。

 巨大カマキリに寄生するハリガネムシや水面を泳ぐカマキリの謎、湖での自殺者が多い不思議・・・など、科学的
根拠や推理などを織り交ぜ、ジワジワと恐怖感を醸しだし、かつ、カマキリはいったいどこまで巨大化するんだと言
う高揚感を煽る。一気に最後まで読ませる筆力だが、ラストのクライマックスシーンの描写が少々くどい事とまとめ
方と言うか落としどころに物足りなさを覚えた。TVや映画などの映像にすれば迫力のある作品だと思うが・・・。
(蛇足)
 昔、子供のころ田舎に住んでいて友達に食べられる草食べられない草を教えてもらい、実際友人と一緒に食べてい
ました。ところがある晩眠っている時にお尻の周りが痒くて目が覚めました。手で触ってみるとミミズの様な虫が蠢
いているんです。手で引っ張っても出て来ませんでした。あとで知ったことですが、あれは回虫と言う寄生虫で肛門
の周りに卵を産んでいたのでした。おそらく道端に落ちた牛の糞に寄生虫の卵が混じっていて、それが風に乗って葉
っぱに付着したものを私が食べたのでしょう。今思えば「オエー!」です。本書の様な結果にならずラッキー?でし
た。
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No.3:
(5pt)

巨大カマキリとハリガネムシ

離島で異常発生している巨大カマキリとハリガネムシに人間の自殺がからんだお話。
ずっとサバイバルが続くのかと思いきや、最後の巨大カマキリとの死闘までには随分と時間がかかり平和な感じが長く続いていたのですが、ヒロインである生物研究センターの准教授が、川瀬七緒の昆虫シリーズのように語っていく虫の蘊蓄がなかなか面白く、退屈なことはありませんでいた。
ただ個人的に文章が読みづらく、何回も読み直す所もあったのですが、あらすじは読み飛ばしたいくらいに面白かったので、結局は一気読みでした。
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No.2:
(3pt)

楽しく読んだ・ネタバレあります

パニックエンタメかな。
ポイントは「寄生虫」。←の気持ち悪さってのは割合読み手を選ぶと思う。エイリアンに襲われる話が日常を浸食する事はあまりないと思うが、「いつの間にか体内に入って来てる不気味な存在」ってのは繊細な人だと数日引っ張る感じがw
遺体から出てくるシーンを食事しながら読める自分はかなりその辺の感覚「鈍」だが、次の食事で生野菜が出てきたら一瞬躊躇う。みたいな
この手の話でいつも不思議なのが、40cmでおたおたしてたのが、あっという間に1m超えに立ち向かえるスキルの習得の速度だ。
ラストが「また初めっからかい…」を示唆してると少しがっかりするんだが(←それ迄の努力は何だったんだ。的な)、大変楽しく読みました
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