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(アンソロジー)
折りたたみ北京 現代中国SFアンソロジー
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折りたたみ北京 現代中国SFアンソロジーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.39pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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みんなレビューで挙げてる折りたたまれる北京の話を目当てに買ってみたが、 その発想のすごさは同意するもののストーリーとしては最下層と上流階級の対比話でしかなく、 しかも肝心の折りたたまれる街の描写がいまいち分かりづらくて伝わってこない。 こんど映像化されるのでそっちに期待するしかないが、物語的にはあまりにも普通すぎてピンとこなかった。 ただ、いまだに国民が都市戸籍と農村戸籍で分けられ、住むところも職業も行政サービスすらも差別される中国人たちはどんな気持ちで読んでるのかと想像しながら読むのはいいかもしれない。この作品だけでなくほかの短編でも現代の中国社会を比喩的に描いて当局から言論の自由を奪われない程度にやんわりと遠回しに批判してるような作品もあって、そういう制限下にある国の作家だからこそ書けるような雰囲気をまとった作品がいくつかあって楽しめた。 | ||||
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貧富の差によって3層に折りたたまれた多重層都市(北京)の着想が面白い。第3層(スペース)に暮らす住民の老刀が第2スペースから第1スペースへと移動し、第3スペースに戻る過程が良くはされていない。特に書くスペースが活動できる時間配分の差を老刀がどのように超えていくのか理解できない部分も多い。それで星3つ。 | ||||
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表題の「折りたたみ北京」を始め、特異な発想もありますが、迫ってくるものはありませんでした。 編者のケンリュウが絶賛する大作「三体」を読んでも、雑でただ長たらしい与太話にしか思えないので、SFには向かないのかもしれません。 冒頭で、習近平を称賛する賛辞を掲げ、収録作の政治的な背景を巧みに躱そうとする意図が、中国の政治統制の凄さ、底冷えのようなものを感じさせました。ケンリュウは米国在住で、作品を読む限り自由を愛する方に見受けましたが、残念です。 | ||||
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ケンリュウが序文で述べていることを約すと、これらの作品群は中国政府への批判ではないこと、そうした視点からの評価は本質を見逃す恐れのあること、であろう。 そのとおりであり、作者が中国人であることに過度に囚われると作品を楽しむことができなくなることもあるのだろうと思う。 その前提を踏まえた上で読んで見た上での感想である。 「そのまま書くとそれだけでSF作品になるのすごいね…」でしかない。 彼らにとっては日常がディストピアなのだから、むしろ作品のほうが陳腐なのではないか?とすら感じる。 SF的ガジェットが散りばめられてはいても、世界観は日常の中国でしかなく、よく言ってもSF的に表現してみた中国共産党による日常であり作品内をどこまで行っても現実を拭いきれていない。 確かに作者の「批判」ではないのだろう。ただの技術なのかもしれないし、素朴な表現なのかもしれない。 民主主義国に住まう身としては中国に対する違和感がそれだけで十分に異世界なのだが、だがそれはSFではない。 彼らの日常だ。 作者が暮らす日常だ。 個人的には、1984クラスのテクノディストピア国家が直ぐ側に存在する現実のほうがSFである。 願わくば彼らが自由に想像することのできる世界が訪れんことを。 | ||||
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遺伝子組換えネズミの掃討の話は面白かった。 折りたたみ北京は・・・うーん、面白いかな。 中国でも面白いSF書ける人がいると知ることができた。 | ||||
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