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同志少女よ、敵を撃て
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同志少女よ、敵を撃ての評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.06pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全383件 201~220 11/20ページ
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平和な街並みから話がスタートするところがより一層現実味を帯びていて、残虐で過酷なストーリーを読み進めながら、生きるということを考えさせられる物語です。主人公を取り巻く人間たちのことも、同士、仲間、友情や絆などといった言葉では語れません。カテゴリーの特色から、思わず顔が歪むくらい無残な描写も多いですが、最後まで、涙なしでは見られませんでした。この小説よりも恐ろしいことが世界で起こっていたことを忘れてはならないと思いました。閉じてすぐ、もう1回読みたいと思いました。 | ||||
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大好きなミュージシャン(ダイチ大佐)がおススメされていたので手に取りました。 なんともスケールの大きな作品。「良書」です。 戦争歴史という重厚感があるテーマだけど冒頭の緊張感のある展開で一気に引き込まれていきました。 文体?構成?とにかくテンポよく読み進めれました。 主人公の少女が戦士に変化するときの心理的描写に背筋がゾクゾクし、戦闘シーンではあまりの惨状と予想外の展開で何度も涙してしまいました。 『正義とは何か?』 『戦時下における人間の尊厳って?』 読みながらそんな事が頭の片隅から離れなかった。胸が苦しくなって…。 そしてラストが! 個人的には今年一番のおススメです。 | ||||
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久しぶりに小説を読みました。読みやすくて楽しかったです。ただ小説というかアニメを見てるような世界観な感じでした。これが本屋大賞なのか、、とは思いました。個人的には純文学が好きなので。 | ||||
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題名や表紙絵からはとても想像できないハードボイルドだった。 駆け抜けるような疾走感、リアルな戦場描写、時代考証から小道具に至るまでの緻密なディティール、最初から最後までぶれないテーマ…すごい表現力だな。 ウクライナ戦争の直前に刊行されたという適時性もあるだろうが、話題になって当然の大作。 | ||||
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興味はそそられるけれど、どこか難しい話で、読書初心者には、多くの時間が必要でした。 | ||||
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ロシアによるウクライナ侵攻は、第2次世界大戦から続く大祖国戦争として、女性や子供への戦争犯罪をよそに正当化されている. | ||||
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女の子と戦争をテーマにしたエンタメ小説。残酷なシーンもラノベや漫画アニメっぽいので安心して見れます。audibleで聞いたので女の子の声が可愛くて特にアニメっぽく感じましたが、変化のある声色と落ち着いたナレーションが良かったです。 気になったのは作者の性的趣向? 女の子だけの狙撃部隊という事で女の子同士キスしたり百合百合しい。(舞台のロシアでは普通らしいけど) 特に気になったのはラスト、タイトル回収の場面で、主人公が他の女性を暴行から守るために戦闘外で味方の兵士を射殺する所。その後、罪に問われることも、回想もなく物語が綺麗に終わります。 射殺しなくても、暴行は犯罪行為なので地面を撃って自分達が見ていると知らせるだけで回避できたと思う。主人公の戦闘外での殺人で終わらせる意味がタイトル回収以外にあったのか疑問。 罪に問われる事が無いのも、命よりも純潔が重いという男性作者の処女信仰のようでアニメっぽく、フェミニズムとは真逆の印象でした。 ただ、狙撃で命を奪うことへの葛藤と喜び、生きがい。直ぐにカッとなって銃を構え周りに止められる主人公。チグハグな言動。暴行で結束を固める男性と、加わらずに疎まれている敵の狙撃兵。彼の愛人への想い。などなど、作中の戦争に対するやり切れない描写から作者が結末を手放しで肯定している訳ではないと思いました。単に力量不足でまとめられなかっただけなのか?読者ウケを意識したのか? デビュー作なので今後の活躍に期待します。 | ||||
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正直、前半までは「こんなもんか」「思ってたよりは読める」くらいしか思えませんでした。ちょっと読み応えのあるラノベだろうと思って読み始めました。 しかし、実戦となってからの情景描写、主人公の心理描写にページをめくる手が止まらないほど引き込まれて一気に読み終えました。 ネタバレになるので書きませんが、少々残念なのは、終盤の展開がベタなことでしょうか。 この一年で読んだ小説の中では屈指の面白さで、私好みの小説でした。 この作品の舞台となっている、第二次大戦の東部戦線の狙撃手がどういったものか興味があるなら、原書房の「最強の狙撃手」を読んでほしいです。戦場の悲惨さに身震いします。 | ||||
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戦争は恐ろしい事以外は知識が浅い私には非常に衝撃的で面白い作品。 永遠の0もだけど、実話を元にしたフィクションのお陰でそのあと戦争について考え、調べる意欲に繋がるので良いと思う。 しかし女の敵はやはり男になってしまうのか、、? 女性が活躍する話は好きなので、難しい描写も読み進めることができたけど賢く無いので2周目しないと。 文字だけのはずなのに漫画や映画のように所々情景が浮かぶ臨場感だった。 途中もそうだけど、私にはもうラストが、、感情が溢れたね。尊いね。妄想が止まらないよ。クソデカ感情が過ぎるのよ皆。 最後、友人の問いかけに対するセラフィマのセリフで喉鳴ったよ。泣けるよ。愛。 | ||||
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面白かった。カバーの絵も内容に合っているのだが、自分の好みでは無かったためなぜか手に取ることがなかった。でも気にはなっていた。audibleに出ていた事を知り、聴いてみたらスピード感もあり、引き込まれた。ナレーションも上手く役を分けてくれているので理解しやすい。いや悲しくも面白い。 | ||||
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小説そのものとしては、テンポもよくとっても面白く読ませていただきました。 小説の舞台を現状と重ねると、いろいろ考えさせられるきっかけになるかと感じました。 | ||||
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audible 聴き放題で1.5倍速読み上げ利用しました。 最初の出だしは「進撃の巨人」を思わせる。 突然現れるドイツ軍、全滅する村、目の前で母の無残な死、その後の狙撃訓練学校、仲間との交流、訓練。物語のシリアス度とは異なり、語り口は軽妙でライトノベルといった感じ。 後に親友となるシャルロッタとの出会い場面なんかはアニメとなって脳内動画再生されるレベルでラノベだった。するするとストーリーが展開するので読みやすい。 この本は無意識に持つ偏見に気づかせてくれる。 タイトルを読んで、哀れに洗脳されてしまう少女が運命に翻弄されると思ったがそう思った自分が「少女」という言葉に勝手に自分で作ったイメージを押し付け、か弱く、頭が弱く、能がないと潜在的に考えていることに気づかされて恥ずかしくなった。私は女でありながら女をばかにしている。 自分の偏見に殴られたように気づかされることがある。 私の無意識に深く刻み込まれている「女」って何なんだろう。 もう一つはロシアに対して抱く大いなる偏見。 私の親の世代は昭和一桁後半で終戦を小学生で迎えている。食糧難、疎開、空襲など、「火垂るの墓」の時代を知るものだ。この世代のロシアに対する評価は最悪。 第二次世界大戦も終戦間近になってから参戦し戦利品をかすめ取り日本兵捕虜にたしての非道な扱いについて聞かせれた経験がある。 日本の一般的な家庭に育ったものならば何とはなしにロシアは嫌いなのではなかろうか。 そして今ウクライナ戦争にあり「ロシアは悪者」と思わないようにしても心の奥底で思っている。 ロシアは根性がねじ曲がり利己的で信用ならないと。。 ところがこの小説はロシア人視点で描かれている。 するとロシア人が自分と同じなんだとわかる。 もちろんだ、だって当たり前のことだし、そんなことわかりきっている。 だからこそ、自分の浅く情けない思い込みや刷り込みに気づくしかない。 洗脳されているのは誰?それは、今も自分だ。 NHKやBBC、アメリカのニュースはすべて片側から見ている。ロシアがウクライナの民間人を殺害した、ショッピングセンターを攻撃した、 とテレビは言う。 でも、民間人を隠れ蓑とし軍人がいたのだろう。 私はニュースの読み方もわかっていないと気づく。 ストーリーの最後でスターリン政権の崩壊や権力の移り変わり、これに伴う評価の変化、書物の書き換えなどについて触れられている。 そこにあるディストピアは対岸の火事ではない。 時代に会わせて評価を変えたり解釈を変えたり、そうしなければ生きていけないし辻褄が合わないと人間は耐えられないようにできているに違いない。 また、略奪の1つである輪姦について、「性欲というより共同作業の連帯感」 という言葉になんだか納得した。以前からの疑問に嫌な形ではあるが答えがみつかった。 全体を通して驚く展開はないけれど、自分自身の差別や偏見に気づく仕掛けになっていて読んで良かった。 宇宙から国境は見えないというけれど、国を守るためにミサイル、砲撃で地球はボロボロだ。 2022年夏の酷暑と戦争は関係しているのではないかと思う。 家を守って村を焼き食糧難って感じ、人類は時間内に隣村(他惑星)へ移住できるだろうか。 人類は地球という栄養塊に発生した菌みたい、、、 と思考連鎖してしまった。 最後に同性愛的要素が加わっているけど、これは現代的なのかなぁ、、 | ||||
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ソ連に何の疑問も無く 戦いの悲劇を素晴らしい闘志と共に銃で生き抜く少女 今ならウクライナに | ||||
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ウクライナ情勢が理解できました。 | ||||
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スマホでも読みやすくあっという間に終わった。エンディング入らないし後半無理のある縁だが全体に楽しめる名作 | ||||
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文藝春秋5月号の巻頭随筆の中に、逢坂冬馬氏による「祖父へ」と題した一文を目にした。海軍に志願しながら戦地に行くことなく終戦を迎えた優しい祖父に捧げた一文だった。 配属された軍港への空襲など凄惨な戦争体験を持ち、作家志望だったのに戦後はその意思は失われ、目の前の農業や家庭、そして平和主義者としての地道な政治活動に生きた祖父。 デビュー作の「同志少女よ、敵を撃て」は、そんな祖父の語った戦争、それが生じさせた内面の変化に影響を受けているという。 「戦争に行かず、虐殺者にならず、本当に良かったね。」という下りが三回も出てくるこの一文を拝読し、本作品を読むことを決心した。 ドイツの侵攻を受けて国家存亡の危機に直面した当時のソ連の内情や体制。決して一枚岩ではない複雑な国民感情。貴族を敵と呼び、労働者を尊ぶ価値観。そういった中で祖国を守る為に狙撃兵として戦いに身を投じる主人公たち。敵からも味方からも嫌われる狙撃兵としての孤独な戦い。一弾一弾に込めた、その時その時の思いや正義。そして最後に放った一弾に込めた思い。 複雑に変化してゆく心や、それぞれにとっての戦争の終結などが、当時のソ連軍女性兵士の立場になりきって克明に描かれている。 とても心動かされる力作であった。 | ||||
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本作品は娯楽小説として面白い。これまでもゲームや読み物で親しんできた独ソ戦の流れがよくわかるし、女性狙撃兵を主人公としてその背景なども詳しく描いてとても説得的だ。また主人公の相方っぽい男性登場人物の扱い方など、本作品が単にエンターテイメンとして消費されるだけのものではないという著者の自負を勝手に読み取ってしまった。本作品は悲惨な現実を精密に描きながら、現実感を保持できる限りに平穏な結末に着地させるている。 それでも読んでいて後ろめたい。吉田裕氏が「日本軍兵士」中公新書で述べていたようにどれだけ悲惨をを強調しても戦争を物語として描くことである種の好戦性・戦意高揚的性質を帯びてしまうことが避けられない。本書の場合、参考文献にも出てくる「戦争は女の顔をしていない」スヴェトラーナ アレクシエーヴィチ、 三浦 みどり 岩波現代文庫 と比較するとよくわかる。実際に戦った個々人にとっては伏線や起承転結などはなく、苦痛が日常化し淡々と続いていく。その苦痛は戦後においてなお理不尽さを増して持続する。 それだけに本書が優れて面白く読めること自体に「物語として戦争を描くことの陥穽」を見てしまう。しかしここで、「陥穽」がどうして可能になるのかを考えることで、それを見出したことの意義を認めることができる。そもそも筆者は子供の頃から何十年も戦争を他人事・娯楽作品として消費し続けてきたではないか。筆者にそれをさせたのは筆者自身の好戦性・残忍性である。それにより件の男性登場人物以上に無惨に主人公に断罪され得る人間的脆弱さの自覚故に、筆者は理念として平和を希求せざるを得ない。 | ||||
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敵とは誰なのか、味方とは何なのか。 戦争は人を人で無くす。そして戦争のおいて物語られるのは男ばかり。そういった無意識の戦争観を揺さぶられた。 自分も、戦争になった時に今の倫理観を保つことが出来ているかと言われれば、無理だと思う。そういったことに気付かされた時にとても恐ろしくなった。 ドイツ人の狙撃手と赤軍の優男の対比がとても辛い。 自分の倫理観が揺さぶられたからこそ、自分自身に対して、自分は「そう」はならないと自分を啓蒙し続けなければならないと、今書いていて感じた。 | ||||
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頭の中で映像に変換して、大作の戦争映画を観た気持ちになりました。 そのうち、映画化やコミック化をされるのでしょうが、 その前に自分自身で変換できたことは幸せです。 クライマックス、 ミハイル隊長のとった行動がドミートーリたち部下の配慮によってなされことという事実は、 最後までフィーマに伝わらなかった、という解釈できっと良いのでしょうね。 誰も他言しなかったということで納めている。 この悲劇は読者だけが感じる苦痛なのか・・・深いです。 | ||||
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迫力がある。 | ||||
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