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骨を追え: ラストライン4
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骨を追え: ラストライン4の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.75pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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ベテラン刑事・岩倉剛は南蒲田署から立川中央署へ異動した。ふーむ。蒲田を離れるのは、残念だ。ちょっと、興味を失ってしまうな。刑事は、どさ回りするんだ。上司は、三浦亮子刑事課長である。覚悟のある女性刑事だ。 幽霊屋敷と言われる家を処理していた現場から、十年振りに、発見された少女の白骨死体。 その地域では、十年前に女子高校生の真中礼央が失踪して未解決だった。当時の捜査では、礼央の高校の同級生で交際相手だった三川康友が容疑者として浮上した。確たる証拠がつかめぬまま三川は大阪の大学に進学し、捜査は行き詰まった。 DNA鑑定で、真中礼央と確定した。三川の父親は、病院の事務局をしていた。加害者として、マスコミなどで風評被害にあった。この三川家をサポートするシステムはない。その風評を消すには、真犯人を上げることしかない。SNS 時代の炎上は、個人を侵害する。 また、真中家には、犯罪被害者支援課の村野秋生がサポートする。村野は捜査1課にいたが、事故に遭い、足に怪我を受け、恋人は下半身付随の状況だった。そのため、犯罪被害者支援課に配属されている。村野の精神的な再生を表現する物語である。 岩倉刑事は、劇女俳優の愛人が、ニューヨークにいるので手持ち無沙汰な感じだ。 真中礼央は、中学生の時に万引きで補導され、麻薬の売人をしていたという噂もあった。不良少女だった。真中家には、礼央の兄がいた。現在は、カナダの大学院で、ロボットの研究をしている。サッカー選手でもあり、文武両道で輝いていた。身長も180cmは超える。 岩倉刑事は、三川が犯人であるということに、疑問を持つ。そして、家主に会い、礼央の友人たちに会っていく。三川は、若いのにがんにかかり、余命半年と言われていた。病院は、事情聴取を拒絶しているが、岩倉刑事は5分の事情聴取をする。そして、三川は「ウィン」と言った。そのウィンが手がかりとなって、真犯人を見つけるのである。ファミリースケルトンという言葉があるが、まさにファミリースケルトンだった。岩倉刑事が、ちょっと冴えがないなぁ。村野は、いい警察官だ。 | ||||
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白骨死体が幽霊屋敷で見つかり、捜査が始まるが犯人は早々に見当つくのでミステリー要素は薄い。 ラストラインと罪被害者支援課のコラボということで、シリーズを読んでいる人には登場人物の魅力で読ませるが、結果的に異常な記憶力を持つ岩倉刑事の魅力が薄まってしまっているのは残念。 犯罪被害者支援課としての展開はマンネリで広がりないので、ラストの含みは何か新展開があるのかと期待は持たせる。 また作中に鳴沢という名前も出てくるが、他の作品でも名前が出てくることはあっても肝心の鳴沢作品がいつになるのか。 | ||||
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話の終わらせ方が警察組織としてまずありえない形なのが疑問。そして本作はシリーズの主人公"ガンさん"の出番が全体の6割程度。残りは同著者の別作品「警視庁犯罪被害者支援課」の"村野"がクローズアップされる。過去にも同著者の別作品がクロスオーバーした作品はあったので本作もそうかもしれないのだが、「警視庁犯罪被害者支援課」の最新作はまだ未読なので不明。全体的にクエスチョンマークがつきまとう内容であった。また現在刊行中の「ラストライン」「刑事の挑戦」に共通して言えるのが、「鳴沢」「大友」というジョーカーの名前の出し方、他作品の主人公達の登場が少しだけしつこく感じられるようになってきた。あくまでも著者のサービスであることは分かるのだが、個人的にはもう少し現行作品の主人公の魅力を信じて書ききってもらいたい。 | ||||
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