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骨を追え: ラストライン4
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骨を追え: ラストライン4の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.75pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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本作に限らずだが、単一作品で鳴沢了だの高城賢吾だの大友鉄だのの過去/並列キャラを必然性なく記述するのはいただけない。 著者ご本人にとっては、それぞれに思い入れがあり、おカネも稼げたキャラクターで、それなりに別人格として描いているつもりなのであろうが、結局のところ、これらはファンタジックな《堂場警察》のなかで動かされる別姓同人キャラクターすぎない。堂場瞬一氏の人物造形はもともとが甘い。色合いがちょっと違うだけの人たち。 エンタメ小説であれば、別姓同人が、それぞれの作品分野で活躍することは本来的には全く批判されないモノ。たとえば、大藪春彦が遺した大量の作品の主人公はすべて暴力と死を自在に操る別姓同人との指摘がある。大沢在昌あたりも似たようなモノだが、それらがまさに彼らの作品世界の魅力。 が、本作のようにお話の切れ目切れ目に、他作の別姓同人キャラが乱舞乱発するようでは、まったく価値がない。鳴沢も高城も大友も、単独の作品世界であれば、それなりに読者の共感を呼ぶキャラクターとして成立するにしても、同一作品内で、これらの人たちが井戸端会議しているようでは、アカンでしょ。読者は、そのたびに興ざめ。 本作のストーリーは、10年前の白骨遺体とガン末期で面会謝絶の重要参考人という、一見面白げな設定で始まるが、お話のかなり前の部分で犯人がわかってしまうし残りのベージが少なくなると瀕死でほぼ意識のない状態だったはずの病人が饒舌に語り始めるなどと、至るところにご都合主義のハンパな展開に終始する。 本小説が〇〇新人小説賞の応募作であればバイト君の下読みで排除されること確実。 ただし、アマゾンの☆評価の平均値が、さほど悪くないことを見ても解るように、いまどきの堂場瞬一作品であれば、標準的な仕上がりではある。まあ、こんな状態を是とするようであれば、出版不況はまだまだ続くよ。 | ||||
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後半部分、犯人を追い詰めていく。「まだかまだか、残り最後のページには」と期待したが、考えられない中途半端な終わり方。 | ||||
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