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廃遊園地の殺人
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廃遊園地の殺人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全11件 1~11 1/1ページ
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他のレビューにもある通り銃乱射事件、20年後の今回の事件ともに動機が無理筋すぎて、トリックや謎解きが浮いてしまっているように感じます。あとがきによるとシリーズ化の構想があるようですので次作に期待します。 | ||||
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主人公のコンビニ店員がなぜ廃墟に取り憑かれていて積極的に事件解明に乗り出すのかというのが小説の最後の方に明かされているが、これを物語中盤に持ってきた方が良かったのではないか。正直なところ小説中盤あたりから緊張感がなくなっていて、みんなぼやんと動いていた。物語の最後の方で、実は全員がこの廃遊園地に深く関係していて〜みたいな展開になるが、そりゃもちろんそうだろうし、それを早目に出してくれないと「もしかしたら私達も殺されるかもしれない」という物語自体の大きな推進力が無く、結果として緊張感がなくなってしまったのではないか。最後に全ての真相が明らかにされるが、なんだか余計にグチャグチャしてきて単純に設定を聞かされているような気になってしまった。それらを小説の中に組み込んで緊張感を出して欲しかった。。。あとやっぱり名前が覚えられなさすぎて途中からどうでも良くなってしまう。 | ||||
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かつて遊園地の建設に携わった者として まず。遊園地が移動遊園地程度のチープさ。 電源設備や照明や上下水施設を排水路を 考えれば現地調査をし、全ての土地の状態を 把握し薄いコンクリートを張る前に グランドレベルから、少なくとも 5m〜10mは地下にボーリングし 基礎を作り、 地上に回転物が有れば支柱やアンカーを 建てます。配線も地下です。 遊園地の開発会社が土地を入手して 数年の間は土地の整備に費やされ、以降は 一切の土地などの状態の責任は開発会社が 負う事になります。 なので 大事な事を言い忘れた地元民の責任に なったりはしません。 故に大前提の民間人の残せる【残置物】は 責任とともにありえません。 移動出来るアトラクションとはいえ 死角を示す場合は あの様な曖昧なパンフレットではなく 設計図の様なものを提示すべきでした。 トータルで ①所有者含め設定に無理があり ②遊園地の設備がチープ過ぎて ③動機も大前提が崩れている ④常設遊園地と移動遊園地の区別が無い と基本設計に問題が有ります。 | ||||
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廃遊園地を舞台にしたクローズサークルもの、しかもシュールな本格ものを読ませ切った前作の剛腕から、期待が大きすぎたかもしれない。 伏線もすごくしっかり貼ってあるし、意表をつく展開もあるが、あまりにも過去との因縁を引っ張りすぎているうえに、設定が現実離れしていて動機が弱すぎる。 何より、キャラに魅力がなく会話シーンも退屈だし、伏線もあからさますぎて、早々にネタがわかってしまう部分もある。 犯人や犯行動機にも曖昧な点が多くスッキリしないのも残念。 どうして最近の本格物って登場人物の名前にこんなに凝るんだろう?これは何かの決まり事? | ||||
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全体的には楽しめた。 ただ、小説として、難解苗字が多く、『ややあって』など、同じ言葉の乱用が見られ、残念に思った。コンビニ店員があまりにチートなのも現実離れしていた。 | ||||
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この1冊では評価が難しい小説といえば良いのでしょうか。 そこかしこに、シリーズ化を意図したような裏設定のほのめかしが垣間見えているのですが、本作品だけ読んでも、ほとんど説明が無いものが大半です。 また書き間違い?とおもうような描写が違和感のある描写が何か所かありますが、それもひょっとすると次作以降の伏線か?と思えば、そうとも取れます。 肝心の本作での謎解きが、(筆者の狙いがそこにないのかもしれませんが)肩透かしの感じがして期待外れですが、メインストーリー以外が気になって仕方ありません。 本作自体の評価をするなら、星3つが妥当な数だと思いますが、次作への期待は星5つでも足りません。 一つ本作への不満を上げるなら、凝り過ぎた人名を満足に読めないことでしょうか。ほぼ全員のキャラクターの名前が聞いたことのないようなものばかりで、読みにくくて仕方ありませんでした。名前そのものに意味を持たせたいなら仕方ありませんが、単なる好みレベルのこだわりなら、読めるような名前を使ってほしいと思います。 | ||||
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廃墟と化した遊園地という設定で、犯人の予想がつかない展開で中盤までは期待が大きい。 多少の違和感はありながらも推理小説の骨格はずれないで読ませるが、途中から状況設定が甘いというか大ざっぱと感実点が増えてしまって残念。 コンビニで働いている特徴などが多少は無理やり感を出しながらも全体の設定は悪くないのに、登場人物達の思惑や殺人状況がそれは無理ではと感じてしまう場面が散見されて、しりすぼみになってしまった。 今までにないという切り口を目指したのかもしれないけど、せっかくの推理小説という分野をもっと彫り込んだほうが良い作品を描けるのではないかと思う作家と感じた。 | ||||
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28ページの佐義雨初登場シーン、主人公はまだ佐義雨の名前を知らないはずなのに主人公視点の地の文で『~佐義雨にかわされている。』の表記になっている。担当編集はちゃんと読み込んで校正抜けが無いようにして欲しい。 | ||||
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読む前に期待値をあげすぎてしまったらしく、結果的に話をうまく楽しめなくなった印象が。 廃遊園地という魅力的な舞台を生かしきれておらず、トリックの細かいところや犯人の動機に納得がいかない部分が残ってしまった。誤植なのか分からないが、アンフェアと思われる表記があったのも気になるところ。 | ||||
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主人公の眞上永太郎はコンビニで働きながら一部マニアに人気のブログ『つれづれ廃墟日記』を主催する廃墟マニアです。「廃墟は廃墟として生まれるわけない」が謳い文句で、詳細な調査に基づいた記述と独特なアングルの写真で人気を集めています。そんな彼が、X県Y市にある「イリュウジオランド」なる廃墟の限定公開に友人の廃墟マニアの勧めもあって応募したところ、どういう訳かたった10名のメンバーの一人に選ばれてしまいます。ところが、彼は招待客と会った途端に違和感を覚えます。というのも他のメンバーは何かいわれがあって集められた人たちで、本当の意味での部外者はもしかすると自分だけなのではないかと思われたからです。そんな中第1の殺人事件が起きます。元イリュウジオランドの経営責任者だった主道延(すどうすすむ)が遊園地と外部を仕切る高さ12メートルにもなるという柵に柵の下まで届くかたちで刺し殺されるという異様な姿で死んでいるのが発見されます。もちろん眞上はすぐに警察を呼ぼうとするのですが、他のメンバーは何故か警察を呼ぶことに反対します。そして... 廃遊園地は一旦入ったら出ることが許されません。いわゆるクローズドサークルが形作られる訳です。作家であるやはり招待客の愛郷灯至(あいざとともし)が「何故廃遊園地がクローズドサークルに使われないか分かったよ。これじゃ死体を見つけるのも並大抵じゃない」とぼやくシーンがありますが、作者はこの廃遊園地の広大さを実にうまく利用して物語を作り上げていきます。ジェットコースターにしてもお化け屋敷にしても、遊園地にいけばごくありふれた存在なのですが、これが誰もいなくなった廃遊園地となると話は別です。不気味で非日常的な存在に変身します。そして改めて気付くのはわたしたちた当り前のように利用しているそうした遊具の扱い方をじつは何も知らないのだという事実です。 物語中で使われるテクニックはミステリーマニアからみればそれぞれが特に新しいというものではありませんが、それが上記のような異常な環境下で使われると新鮮に感じられます。一方、いわゆるホワイダニットの部分はやや横溝正史的といえます。天衝村(あまつきむら)における様々な新旧対立やイリュウジオランド開設にともなう諍いなしには考えられないんですから。 とにかく筆者の筆力は秀でており、一気に読み切らせます。しかし不満がない訳ではありませんでした。確かにいろいろとあったのでしょうが、旧天衝村やイリュウジオランドの関係者にしても20年もたって、しかもその間誰もが比較的平穏な生活を送っていて、まだこんな怨念を残すものなんでしょうか。そしてなんといっても一番の不自然は十島庵です。この物語はいわばスーパーマン十島庵によって開催されたイベントのようなものです。しかもこの人物がどのような人物なのか、ついに最後まで明かされるかとがありません。これはミステリーとしてフェアではないのではないんですか?下手をするとおとぎ話になりかねません。 という訳で、楽しく読ませていただいたのですが、評価となるとちょっと首を捻ってしまった次第です。スミマセン... (追記) 登場人物たちや土地の名前の付け方は少し癖が強すぎませんか。普通には読めないものばかりです。何度も登場人物紹介を読み返してしまいました。個性はこういうところで発揮する必要はない性格のものだと思います。 | ||||
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【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
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