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スイッチ 悪意の実験
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スイッチ 悪意の実験の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全36件 21~36 2/2ページ
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本作はメィスト賞を受賞しています。 物語は奇妙なバイトから始まります。 心理学の実験なのですが、6人にスイッチのアプリが渡されて、このスイッチを押すとある家族が破滅する。 スイッチを押すことに、被験者にはメリットがない。 それでも被験者は押してしまうのか。純粋なる悪意は存在するのか。 主人公たちはスイッチを押さないために、対象となる家族、それはさえないパン屋なのですが、その家族と仲良くなります。 しかし、最終日に、主人公のスマホが盗まれ、スイッチが押されてしまう。 という感じのミステリです。 この風変わりな設定に、振興宗教、悪意の定義、キャラたちのバックグラウンド等がいろいろ絡みあいます。 さらには本物の殺人事件。 これほど詰め込んで、それでもスッキリ読ませるのは著者の力量だと思います。 ただ、エピローグが長すぎるのと、著者の人生観が強く出すぎているのか少し気にかかりました。 それでも誰がスイッチを押したのかという、単純ながらすっきりとした推理は面白かったです。 殺人事件の真相は……ちょっと無理があるかも。 けど、これぐらい捻らないと、エンタメにはならないかもしれません。 なかなか期待の持てる新人作家のデビュー作を読みたいひとのために! | ||||
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本格推理ミステリになるんですかね。面白く読めましたが、個人的にはあまりこの手のミステリはときめかないんですよね。 | ||||
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序盤、犯人探しのような展開が始まった時は読んでいてワクワクするような高揚感がありましたが、その後の展開はありきたり。 加えて、これは好みの問題ですが...人物の描写(和ませる目的なのかギャグのつもりなのか)が寒くて読むに耐えませんでした。単発もので読者に登場人物を好きにさせるのは難しいと思いますが、ここまで登場人物に愛着が湧かず感情移入もできないのは久しぶりでした。 途中で自分なりに考察しようにも、主人公のツッコミ(笑)やらその他の人物の言動やらにいちいち萎えて楽しめませんでした。 私の好みが古いんですかね。「んぐんぐ」じゃねえよ、台詞じゃなくて文章で表現してくれよ、と感じてしまいました。しかしながら、個人の感想を反映させるのがレビューだと考えた為、当該の評価にさせて頂きます。 図書館で同氏の他作品があったら、そちらも試しに読んでみたいです。 | ||||
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面白かった | ||||
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全くリアリティが感じられない筋運び。時間を無駄にした。 | ||||
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あらすじ、設定は面白そうだと思い読み始めました。しかし「誰がスイッチを押したのか」という点は一貫しているものの、途中から思っていた内容とは違う展開となり(まぁそれは良いとして)、中盤からは宗教の話が続き、何度か寝落ちしてしまいました。 あとは個人的に、どうも登場人物達のキャラクター性がどうも受け入れられず、フィクションとはいえリアリティを感じられず、共感出来ないまま終わってしまった。 | ||||
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「理由のない純粋な悪」を研究課題にした心理実験に参加することになった大学生と関係者たち。スイッチを押しても押さなくても報酬は手に入るが、スイッチを押すとパン屋を営む家族を破滅させることができるというものだが、どんな結末が待っているのか。 序盤は楽しめたが、中盤からは同じような宗教論がぐだぐだと展開されていて飽きてしまう。 スイッチを押したSが誰なのかの犯人探しも途中まではよかったが、主人公が秘密を掴むに至った根拠もどこか脆弱で納得しにくかった。 個人的には、似たような悪意の実験が何度か行われ、スイッチを押した人間の本性が徐々に明らかになっていくとともに、周りもそれに影響されていくような展開を期待していたので、嫉妬や崇拝、欺瞞、善意などの宗教論の話が多くてミステリとして読みにくかったのが残念だった。 | ||||
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テレビで紹介されていたのを見て読みましたが、どこかで見たことがあるようなもので、内容は薄かったです特に面白くもなかったです。メフィスト賞というので期待していたのですが残念でした。作者が作中の心理学者と主人公の両方に自己投影して書いているような印象を受けましたが、それがノリツッコミみたいで非常にオタクっぽく読んでいると少し恥ずかしさを覚えました。オタクっぽい男が冷静な女主人公を想像して書いているのだろうなと思いますが、それがネカマっぽくて若干気持ち悪いです。出てくるキャラクターがどれも薄っぺらい割りに登場人物が多すぎる。もっと少なくても成り立ったと思います。陽キャを書きたいなら陽キャをもっと知らないといけないし、もっと人間の事を知らないと人間の事は書けないのでは。アル中でガチャ廃課金勢の就職浪人の先輩はどういうつもりで出したキャラなのか理解不能です。読者に「こんな奴二次元にしかいねえだろ」という印象を与えただけで、こういうキャラが出てくると物語は急速にリアリティを失います。所々の主人公のへんなモノローグのツッコミ文を担当編集がちゃんと意見して削ってあげればもっといい本になったのではと残念です。 | ||||
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2020年のメフィスト賞の受賞作の書籍化。ある幸せそうなパン屋の家族を不幸に陥らせるスイッチを渡される奇妙なバイトに参加した大学生が、その結果として事件に巻き込まれてその謎を解こうと奮闘する話 メフィスト賞は、独特な味わいの爽やかな青春ものなミステリーが受賞することがたまにあるが、これはまさにそんな作品。正直、本格ミステリーとしては難があるが、青春ミステリーとしては質が高い 一応、この作品は(問題の提示とこの解決という)本格ミステリー風の体裁はとっているが、その部分には期待してはいけない。中心となる図書館の事件は、小説内の推理を辿るまでもなく、見る人が見れば一発でも分かりそうな程度の謎 しかし、この作品の主眼は謎解き要素にあるのではなく、主人公の生涯やパン屋の秘密に関わる話の方が中心である。主人公やパン屋の秘密が明かされていくミステリーとして読めば、話の展開がうまくて面白い それほどトンデモに陥らずに分かりやすい形で物語の中に上手く宗教論が埋め込まれていることには感心した。パクリ疑惑も、この程度でパクリとされるのはキツすぎる。レビューに出てる批判は気にする必要はない 推理要素に期待さえしなければ、青春ミステリーとしてとても質が高い。素直にお薦めします | ||||
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第63回メフィスト賞受賞作。 六人の男女の携帯電話にインストールされたアプリのスイッチは、押すとある家族を破滅させるというもの。そのスイッチの押下を巡る心理サスペンスかと思っていたら、物語は予想外の方向へ進みました。 作者の知識が活かされているのか、仏教の世界も語られますが、比較的分かり易く物語の中に取り込まれています。 スイッチを押した者を探る推理は個人的には釈然としませんでしたが、核となっている「悪意の実験」という設定をミステリーに上手く利用しようとしていると思いました。 | ||||
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ふむ。 | ||||
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あらすじを読んで全部読んでみたくなり購入しました。宗教的なことが多く描かれており、そこから人の心理を読んでいくというのは新鮮でした。純粋な悪とは何か。考えさせられる一冊です。 | ||||
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運命のボタン、マシスンの原作と同じ設定だと聞いて読んでみたが、同じのはボタンだけで内容は別物。いい意味で裏切られた。最後までどんでん返しされるミステリー作品で満足してます。 | ||||
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仏教のおしえみたいなものもずっと付き纏う。最早ミステリーじゃありません。 狂気でとち狂った犯罪者が後半延々と奇天烈な発言を繰り返したり、どう考えてもこのストーリーに不要な酒豪女が醜態を晒しまくったり。 主人公の妙に達観した女子大生も現実感無さすぎ。 エンディングは無駄に希望を持たせる感じにしていて、それもわざとらしくて鳥肌立つくらい。 お粗末すぎる。 | ||||
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リチャード・マシスンの代表作「運命のボタン」と全く同じ設定だと思いました。 | ||||
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ミステリと人の感情について、両輪が上手くハマっていて、先が気になり一気読みした作品でした。ミステリらしい「答え合わせ」はありつつも、それだけでない読後の心地よさがあります。 あらすじに惹かれた人は楽しめると思います。 | ||||
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