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スイッチ 悪意の実験



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【この小説が収録されている参考書籍】
スイッチ 悪意の実験
スイッチ 悪意の実験 (講談社文庫)

スイッチ 悪意の実験の評価: 2.50/5点 レビュー 36件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点2.50pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全8件 1~8 1/1ページ
No.8:
(4pt)

心の中を 考える作品

予想とは 方向が違っていきましたが、そこそこ楽しめました。登場人物それぞれの性格・考え方が 面白い。
スイッチ 悪意の実験Amazon書評・レビュー:スイッチ 悪意の実験より
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No.7:
(5pt)

家族経営のベーカリーを破綻させるスイッチを押したのは誰か

『スイッチ――悪意の実験』(潮谷験著、講談社文庫)は、推理小説の醍醐味を存分に味わえる作品です。

著名な心理コンサルタント・安楽是清が企画した「悪意の実験」に、箱川小雪、三島大我、桐山玲奈、徐博文、香川霞、茂木水観の6名がアルバイトとして参加します。

経営不振に喘ぐ鹿原弘一一家が経営するベーカリーへの安楽の資金援助を打ち切るべきと考えた実験参加者は専用アプリのスイッチのアイコンを押すというルールの、文字どおり、悪意の実験です。

1カ月の実験期間の最終日に、箱川が置き忘れたスマホを使って、誰かによってスイッチが押されてしまいます。ベーカリーは、当然のことながら、破綻します。

非情にもスイッチを押したのは、いったい誰なのか。

意外な犯人(スイッチを押した人間)が明らかになるが、その後に続くどんでん返し、さらにどんでん返しと息つく暇もありません。

何とも楽しみな推理作家が出現したものです。
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No.6:
(4pt)

安易に押せるスイッチではない

スイッチを押せば、何の面識もない、ある人物と家族を破滅させることになる。 その権限は何人かに、高額なアルバイト料とともに依頼され、しかも誰がスイッチを押したかも明らかにはされない。 まるで、名も明かされないSNSでの誹謗中傷によって心身共に病む人がいることの懸念を示されているかのようだ。最初は軽快な心理戦を呈しているようにみえ、実は人間の弱さや自意識の強さ、そして哲学的な深みに入っていき、宗教色も濃くなってくる。誰に共感できるかは人それぞれ。という怖さも感じつつ、心理コンサルタントと小雪の今後も知りたい、という気持ちにはなったので、読了して良かった。
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No.5:
(4pt)

このスイッチを押すとある家族が破滅する、という設定が面白いミステリです。

本作はメィスト賞を受賞しています。
物語は奇妙なバイトから始まります。
心理学の実験なのですが、6人にスイッチのアプリが渡されて、このスイッチを押すとある家族が破滅する。
スイッチを押すことに、被験者にはメリットがない。
それでも被験者は押してしまうのか。純粋なる悪意は存在するのか。
主人公たちはスイッチを押さないために、対象となる家族、それはさえないパン屋なのですが、その家族と仲良くなります。
しかし、最終日に、主人公のスマホが盗まれ、スイッチが押されてしまう。
という感じのミステリです。
この風変わりな設定に、振興宗教、悪意の定義、キャラたちのバックグラウンド等がいろいろ絡みあいます。
さらには本物の殺人事件。
これほど詰め込んで、それでもスッキリ読ませるのは著者の力量だと思います。
ただ、エピローグが長すぎるのと、著者の人生観が強く出すぎているのか少し気にかかりました。
それでも誰がスイッチを押したのかという、単純ながらすっきりとした推理は面白かったです。
殺人事件の真相は……ちょっと無理があるかも。
けど、これぐらい捻らないと、エンタメにはならないかもしれません。

なかなか期待の持てる新人作家のデビュー作を読みたいひとのために!
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No.4:
(5pt)

面白かった

面白かった
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No.3:
(4pt)

推理要素に過度な期待をしなければ、青春ミステリーとしてよく出来てる

2020年のメフィスト賞の受賞作の書籍化。ある幸せそうなパン屋の家族を不幸に陥らせるスイッチを渡される奇妙なバイトに参加した大学生が、その結果として事件に巻き込まれてその謎を解こうと奮闘する話

メフィスト賞は、独特な味わいの爽やかな青春ものなミステリーが受賞することがたまにあるが、これはまさにそんな作品。正直、本格ミステリーとしては難があるが、青春ミステリーとしては質が高い

一応、この作品は(問題の提示とこの解決という)本格ミステリー風の体裁はとっているが、その部分には期待してはいけない。中心となる図書館の事件は、小説内の推理を辿るまでもなく、見る人が見れば一発でも分かりそうな程度の謎

しかし、この作品の主眼は謎解き要素にあるのではなく、主人公の生涯やパン屋の秘密に関わる話の方が中心である。主人公やパン屋の秘密が明かされていくミステリーとして読めば、話の展開がうまくて面白い

それほどトンデモに陥らずに分かりやすい形で物語の中に上手く宗教論が埋め込まれていることには感心した。パクリ疑惑も、この程度でパクリとされるのはキツすぎる。レビューに出てる批判は気にする必要はない

推理要素に期待さえしなければ、青春ミステリーとしてとても質が高い。素直にお薦めします
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No.2:
(5pt)

装丁が好み。

運命のボタン、マシスンの原作と同じ設定だと聞いて読んでみたが、同じのはボタンだけで内容は別物。いい意味で裏切られた。最後までどんでん返しされるミステリー作品で満足してます。
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No.1:
(5pt)

あらすじに惹かれたなら是非読んでみてほしい

ミステリと人の感情について、両輪が上手くハマっていて、先が気になり一気読みした作品でした。ミステリらしい「答え合わせ」はありつつも、それだけでない読後の心地よさがあります。
あらすじに惹かれた人は楽しめると思います。
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