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硝子の塔の殺人
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硝子の塔の殺人の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.60pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全191件 81~100 5/10ページ
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| 【読書のきっかけ】 20世紀末に起きた新本格ムーブメントの集大成という作品として、高い評価を受けていたので、読んでみることとしました。 【率直な感想】 奇妙な建物で連続して起きる不可解な殺人事件。 これに、ロジックによる推理で真相解明に迫る探偵。 本格ミステリの要素をふんだんに取り入れた内容に、確かに、本格ミステリファンは、楽しめるだろうな、と感じた作品でした。 ただし、本作品を読む場合、少し注意が必要です。 まだ、あまり本格ミステリを読んでいない方は、過去の名作と呼ばれている本格ミステリを読んでから、本作品を読むべき、と考えています。 それは、作中で過去の名作の数々に触れられていて、ネタバレをしている訳ではないけれども、後日その名作を読んでも、何の予備知識もなく接した時の感動が味わえなくなる可能性があると思うからです。 さて、本題の率直な感想ですが、事件解決と思いきや、それを覆す真相が現われる、つまり、二転三転する物語構成となっていて、その仕掛けの数々は、緻密な論理に裏付けられていて、楽しむことができました。 ただ、本作品は、本格ミステリで初めて、真犯人の殺人の「動機」に違和感があると思った作品でした。 私は、本格ミステリでは「動機」は付け足しに過ぎないものでも構わないと思っています。 社会派ミステリならともかく、「動機」のリアリティに拘ることなく、純粋にロジックに裏付けられた推理を楽しめばよいジャンルこそが、本格ミステリと思っているからです。 しかし、今回は、「動機」に納得がいかなかったのです。 「動機」には拘ってこなかった私ですが、本作品は、いくら本格ミステリという究極のフィクションとは言え、人はこの「動機」で殺人を犯すものなのかな、と腑に落ちないものを感じました。 結末に向けて、とびきり意外な真相を披露しようという著者の意気込みは理解しています。 しかし、この「動機」で殺人を犯したとなると、異常な心理状態の人間ということになってしまう。 結果として、犯人は、異常な心理状態の人間でした、ならばよいけれど、本作品では、そういう風には描かれていないのです。 【全体評価】 本格ミステリでは、「動機」は付け足しと思っていた私が、初めて「動機」に納得できない作品でした。 ある意味では、本格ミステリの限界を感じさせる作品かもしれません。 | ||||
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| 真実が明かされる場面ではなるほどなぁ頭いいなぁ〜と感心しましたが、登場人物があまり魅力的に映らなかったため物語自体の面白さも半減しているように感じました。大根役者が必死に演じる姿を観てイマイチ世界観に没入できず白けた気分になるように、キャラクターがすごくキャラクターじみていて鬱陶しいというか…。でもそれがこの作品の醍醐味の一つですし他の作品を読んでも同じように感じたので、これは個人の好き嫌いだと思います。一度は読んでみてもいいけど図書館で借りてくるので十分だよと人には言ってしまいそう。 | ||||
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| あまりにも出来の悪い話。読む価値は皆無。 | ||||
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| 500ページ、一気に!とはいきませんでしたが、それでも2日で読みきりました。 最近は、知念さんの本が増えてます。 | ||||
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| そう来たか…そう感じるラスト。 主人公が中盤で死んでしまう傑作映画、サイコを思い出す感じです。 終盤まで盛り上がる箇所は無いけど(失礼)、 終盤で、あ、そう来たか… そう思う為には、全部読まないと。 そんな感じです。 | ||||
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| ミステリー作家の知念実希人さんの作品。 地上11階建ての円錐型のガラスの塔。そんな不思議な館で密室殺人事件が起きる。 一見するとありきたりでベタな設定のストーリーですが、30年前に流行った新本格ミステリーへのリスペクトが散りばめられたミステリー好きのための作品。 日本で謎解きの本格ミステリーが衰退してきた中、1981年に島田荘司さんの『占星術殺人事件』で狼煙をあげて、1987年に世に出た綾辻行人さんの『十角館の殺人』が一世を風靡し「新本格」というジャンルでミステリーがまた流行り出しました。 そんな実在する作品たちも『硝子の塔の殺人』の作中に出てきており、ミステリー好きにはたまらない内容。 知念実希人さんなりの新本格ミステリーに対するアンサーのような作品になっています。 | ||||
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| ちょっと色々驚きました。 登場人物のキャラクターも良くて、時間をかけて読んでいたくなる。 | ||||
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| ミステリー作家の知識が必要 | ||||
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| 「死神と天使の円舞曲」読んで、知念 実希人さんに興味を持って 評価の高かったこの本「硝子の塔の殺人」を買って読んでるけど、 マニアックなミステリーファンじゃないからか?自分は非常に読みづらいです。 | ||||
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| 一般の読者向けに紹介されるような有名どころの作品を次々に上げて、ネタばらしギリギリのところまで登場人物に語らせるのは、ミステリーマニアの同人誌でやるならまだしも、普通の読者にとっては迷惑で趣味が悪い。 まぁ、普通の読者でも、せめてオリエント急行の結末くらい知っとけよと言われれば、何も言えないけど。 だからといってそこまで書くかな、というところが悪趣味 直にそこに触れなくても、オリエント急行の素晴らしさを語るなら、いくらでも書きようがあったはずだから。 そもそも作品としてのスタンスが、はなからマニアのノリに寄せていて、ミステリーマニアが集まるサロンで発表して、ミステリー談義のくだりもあわせて、定番全部乗せの豪華絢爛じゃんって大絶賛されたいと、期待しながら書いたのかな。名探偵は作家が自身を投影した姿か。 でも話としては結構面白かったです。少なくとも飽きることなく読み終えたので。 [追記] Amazonから、レビュー御礼のメールが届いたため、掲載された自分のレビューを見るついでに、他の人の星1つのレビューを読んでみると、自分が言いたかったことが1年も前に、もっと分かりやすい文章で整理されて書かれていた。さらにたくさんの人が役に立ったと評価していた。読む前にきちんとレビューをチェックしておけば良かった。残念。 | ||||
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| 他のミステリー作品に関してのくだりがあまりに多すぎて疲れました。最後の最後のどんでん返しで、犯人の動機が弱すぎて感情移入はできなかった。しかも最後、逃げおおせるんだ…とウーンでした。 ストーリーや設定は面白かったのに、色々詰め込みすぎてる印象です。 | ||||
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| 個人的に作者さんと好みが合わなかっただけのことですが、終始登場人物の言動が非現実的でラノベっぽく感じました。 名探偵さんも、魅力的なキャラクターを作ろうとしてか、容姿や反応の描写が多いのですが、ワンパターンかつ押し付けがましい感じがしました。 作者さんの好みなのか、一部読者へのサービスかは分かりませんが、下品かつ不必要に思えるお色気の描写もいくつかあり、話に集中しているところに水を差された気分でした。 キャラクターを通したミステリ品評も、作者さんがそれ言いたかっただけでしょ!という感じがして…。勿論興味深いし、マニアや言及されたミステリ界隈の方々は喜ぶでしょうけど、自然じゃないしテンポが悪いです。 内輪ネタを小出しにして執拗に見せられている感が…。 某密室のトリックも、その不可解さやトリックの解明に図説を交えて何ページも割いてるが、そんなことせずとも手軽に外から施錠できるのに…と最後までモヤモヤが晴れませんでした。 作中の暗号にも挑戦しましたが、結局専門知識がないと解けないのが残念でした(作中の人物はその知識があると思われるので良しです)。 帯や広告が凄かったので、期待をしすぎてしまったのもあるかもしれません。 プロローグ部分からの盛り返しはテンションが上がりました。 | ||||
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| 話題になっていたので読んでみたのですが、途中途中こんなものかと少しがっかりするような穴だと思っていた描写が実は全て伏線になっていたので後半は怒涛の展開でつい夜更かししてしまいました。 オチとしては自分の好みとは違った終わり方ではあったけれどキャラクターも魅力的で楽しめました。 | ||||
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| ミステリー好きなので、帯に惹かれて購入しました、綾辻行人さんのファンなので 探偵役が途中までどうにも魅力が掴めず、さらにミステリうんちくも少々うざったい、ただのサイコパスなのかな?とちょっと引いたり それでも読み進めて行くと内容は確かにびっくりする展開、もう終わりかと思ったら更に、なんだかちょっと冷めてしまったが、綾辻行人さんの迷路感の殺人を思い出したくだりは面白かったです | ||||
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| ここのレビューを見ずに、読了した直後は「うん。まあ面白かった」です。 それでここのレビュー見たら酷評されていて、レビューを見ると、たしかになぁ、と思うところもありました。 どんでん返しをしてくれるのはいいですが、やっぱり動機が微妙すぎて…。どんでん返しをする為にどんでん返しをした、とでも言うのでしょうか、それくらい理由や動機がショボすぎて…無理やりな感じです。 納得できない展開を見せられた感覚はあります。 読みながら、(まだ半分くらいページ残ってるで!?)とか、(まだ3分の一ぐらいページ残ってるで!?)とかいうところでストーリーは解決した風になっているので、さぞ、大層などんでん返しがあるんだろうとワクワクしながら読んだのですが。 まあ、綾辻さんは越えられませんね。 | ||||
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| ネタバレあり感想です 帯に惹かれて購入(Kindle) 建物の見取図、登場人物一覧、暗号解読、読者への挑戦状があるのでそこはとても良い。 内容は…ミステリへの称賛がすごくてニヤニヤして読めるがクドイ気もする。 合わない場合はきっしょいな〜と思うんじゃないでしょうか。 トリックは部分的には自分でも気付くことができたし、謎解きが終わるあたりまではワクワク感あり。脱出からのくだりはちょっと映像化を意識しすぎな感じでちょっと…。ここだけハリウッドみたい。猟奇的な方に振り切れた方が私は好み。なんか無理矢理良い話っぽくされても。でもここで読後感に爽やかさを追加しているのでバランスが難しい。 主人公が色気を感じた時に「色気を感じた」と書くのはわかりやすいんだが読み物としてどうなのか。名探偵に関する美の描写が下手くそすぎでは…興醒め… また、殺鼠剤について成人男性の致死量分となると現実ならかなりの量を服用しなければならないと思う。 市販の殺鼠剤ならばネズミですら死ぬのは数時間後のようだ(有効成分の含有量が調整されているため) 作中では即死しているネズミの死骸の描写があったので、とんでもない濃度のリン酸なんたらが含有されているようだが、それって猛毒では?気持ち的にフグ肝の価値が下がる… 帯を見て読むのを決めたが、帯は大袈裟に書きすぎで期待が高まってしまい、期待とのギャップで評価が下がる。だが大袈裟な帯の書きようがなかったら読みはしなかったというジレンマ。 お子様ランチのように、たくさんの楽しみが詰まっているが…大人でもワクワクするか、子供騙しと思うかは読み手次第。 自分はお子様ランチ好き側なので星4だが星1付ける人もいるのは当然。 暗号解読のところに塩基表だかコドン表だかを載せてほしかったな〜 | ||||
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| 読み終わると、終盤の怒涛の転換に圧倒される私には迚も刺さった。 | ||||
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| 知念氏の作品を何冊も読んでいますが、このミステリーに出会えたことに感謝します。過去のミステリーの巨匠たち、島田荘司、綾辻行人や、自身の作品を作中で絶賛し、本作品の密室殺人のトリックのハードルをかなり上げてます。犯人が判明した後からの、どんでん返しも驚愕。島田荘司氏の占星術殺人事件以来の衝撃でした。 | ||||
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| 吹雪の中の山荘タイプのクローズドサークル物。事件に巻き込まれた者の中に探偵がいて、事件を解決する様は、“いかにも”という展開だが、そこは単純ではなかった。登場人物の思惑が絡み合い、そして事件が発生・成立し、名探偵が事件を解決する。最初は倒叙かと思っていたので、名探偵がどのように事件を解決するのかだけに着目していたが、もっと複雑な仕掛けがあった。ネタバレなしで書くのが難しいが、ありそうでないパターンの事件だった。普通に読んでいると「そこが伏線だったのか」と後で気づかされる。続編があっても良いし、映画化しても面白い作品だと思う。 | ||||
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| ●開巻直後に驚かされる。本書は倒叙ミステリか?いやそんな単純なストーリーな訳ないと読み進め ると、次々に起きる連続殺人事件。高速回転する論理的思考に追いつけずアップアップする。しかも 終盤の100ページは疾走感あふれる別次元の展開で、ただただ追いすがるのみ。灰色の脳細胞の限界 だった。SFのセンス・オブ・ワンダーも良いが、本格ミステリの知的興奮もいいなー。本文の中で何 度も紹介されていた「十角館の殺人」、是非読んでみたい。 (蛇足) 一癖も二癖もある登場人物やテンポの速い展開、難解な暗号。それに最大の特徴である円錐型硝子の 塔など、映画化にはうってつけの作品です。特に主役の一人である月夜には「私、失敗しないので」 で有名な女優がはまり役に思えるのですが・・・。 | ||||
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