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硝子の塔の殺人



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【この小説が収録されている参考書籍】
硝子の塔の殺人

硝子の塔の殺人の評価: 3.58/5点 レビュー 183件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.58pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全48件 1~20 1/3ページ
123>>
No.48:
(3pt)

ストーリーのメタ構造はユニークだが真犯人の動機に説得力がない

綾辻行人が寄せた帯の文
『あーびっくりした、としか言いようがない。これは僕の、多分に特権的な驚きであって、そのぶん戸惑いも禁じえないのだが一一。ともあれ皆様、怪しい「館」にはご用心!』
まるっきり褒めてないので苦笑した。

島田荘司は帯の文で絶賛しているが、この人はえてして盛りすぎなので、あまり参考にならない。

読んでみて、ストーリーのメタ構造はユニークだと感じたが、ディテールの詰めは雑なところが散見されるし、真犯人の動機に説得力がないしで、せいぜい星2.5だ。

あとから調べたら、『本屋大賞』で8位、『このミステリーがすごい!』では「国内作品」で9位。
たいして評価されていない。

メタ構造のアイデアからして『このミス』は5位くらいでもおかしくないと思うが、米澤穂信『黒牢城』など、2021年に秀作が多かったせいもあるだろう。
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No.47:
(3pt)

初心者にはオススメしないかな

先人への敬意、オマージュに溢れていて思わずニヤリとしましたがミステリー歴の浅い読者様は置いてけぼりになるかと。終盤の展開のテンポは良く、楽しく読ませていただきました。読後感も良かったので著者様の次回作も楽しみにしています。
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No.46:
(3pt)

全て良かったが、感動とまでは。

ここ数年本を読んでなかったので、好きな分野のミステリーでも読むかと、評判の高い本作をチョイス。
ストーリー、どんでん返し、登場人物などどれもすごく良かったし、読後もスッキリしたんだけど、心の底に響くような重みというか感動というかがなかったので、この星数です。
もうちょい。
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No.45:
(3pt)

結局何の話なのよ!?早く教えなさいよ!

終始どんな気持ちで読めばいいのかわからなくてタイトルの夢読状態。キャラがみんなテンプレのセリフしかしゃべらないし描写も薄いので全然覚えられなかった。
第一の殺人が起こるまでと、後半ラノベみたいになってからは面白かったです。
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No.44:
(3pt)

面白い!と思ったが最後のどんでん返しでうーん?

「何がミステリよ!ふざけないでさっさと犯人を教えなさいよ!」「しいて言うなら、同人誌まがいの劣化版ってとこかな」(!注意!作中登場人物のセリフです)
基本的に本作は有名作品の切り貼り(アクロ●ド、斜●屋敷、フラ●ス白粉など)であり犯人像もすべてがFになるの真●田●季を彷彿とさせるなどいかにも本格ファンが本格愛を持って書いたが故に本格ファンならほぼ全ての真相が分かってしまうという残念な代物。だがミステリ初心者の入門書として見れば満点の教科書といえるだろう。館の見取り図と硝子館という名称そのものが大きなヒントであり、読み終えた後に考えて見るとデカデカと眼前にヒントが提示されていたのには驚いたと同時に勘の良い人ならそれだけで真相に到達してしまうのではと危惧も覚えた。
本格ミステリの醍醐味とは第一にいかに嘘をつかずに気持ち良く読者を騙すかということ(フェアプレイの精神)。嘘をついて騙されても単に詐欺られたという不快感しか沸かない(クリスティの諸作品)。分けても●偵=犯●は一番やってはいけない。推理小説という土台そのものをゆらがし、作者と読者の間の信頼感を壊す劇薬である。意外な犯人の行きつく先としてカーテン、レーン最後の事件、ル●ンのガニ●ール?等有名作品で巨匠たちもやらかしているがこれは許してはならない。第二に神のロジック(論理的推論)によって人のマジック(詐術・騙り)を糾す快感。一つ一つだけではバラバラで無関係に思えたピースが全体像にピタリとハマる瞬間の気持ち良さ。一見無秩序に見える迷妄(やみ)の世界を論理という灯りでもって照らし出していくことにこそ本格ミステリの妙味がある。そういう意味で言えば本作は本格ではない(2回目のどんでん返しまでは良かったのだが)。作者は十角館を意識して本作を描いたようだが、最後(3回目)のどんでん返しがなければむしろ東野氏の「雪に閉ざされた山荘で」にかなり近い(最後の真相で本をぶん投げたくなった辺りが特に)。また実質的な多重解決モノであり、メタ・ミステリ的な構造(特に第二のどんでん返し以降顕著)を持つためそういった要素が受け入れられない方は買わない方がよい。とはいえ総合的には一定の水準はこえており本格という単語にこだわりがなければ普通に読み物として面白い。ただ一個だけ注意なのが文章が一般文芸じゃない、ライトノベル特有の文章表現であり軽い。そこさえ注意すれば普通に良作。
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No.43:
(3pt)

面白いが絶賛するほどではない

最後の展開にはだまされた。ただ動機に少し無理があったのと、キャラクター造形が漫画のようであまり入り込めなかった。それから文体も好みではなく、引き込まれるほどのめり込むことはできなかった。
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No.42:
(3pt)

ミステリーのようでミステリーではない

ワイダニット、ハウダニット、フーダニット、真相に関わるそのいずれもが最後の最後まで陳腐だが、陳腐であることをこの作品の重要なファクターとして楽しめるならとても面白い小説なのだと思います。
ただミステリーではないですね、本格的にミステリーを読んできた方なら肩を落とす方もいらっしゃるかも。
作品の狙いについて知る為の材料は多いのでよく小説を読む人間であれば中盤あたりにはほぼ気づけるかと。
ただ思うのは、ミステリーの巨匠になりたかったのは洋館の主人だけでなく著者自身なのではないか。
他の作品を読んでも過去の名作がちらつきつつもどこか設定の周到さ・奥深さや人物の描写で劣っていると思ってしまう。
知念氏もまた苦しんでいるのだろうか。
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No.41:
(3pt)

新しさは無い

やたら星数が多くて期待したけど、出尽くしたストーリーの上書きにしか思えなかった。
セリフも大袈裟で無駄が多く、回りくどい。
もう少しすっきりと纒めれば良いのに。
アガサ・クリスティのそして誰もいなくなったとアクロイド殺しのオマージュ形式の劣化版。
終結部は作者得意の「こんな部屋がありました」、「こんな場所がありました」、の展開。
綾辻行人の六角館十角館の殺人も想起させる。
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No.40:
(3pt)

入り込めない

名だたるミステリー小説の紹介本かと思ってしまった。
ミステリー通でないとわからない点も多くストーリーに入り込めない。
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No.39:
(3pt)

なぜこんなに評価が高いか分からない

ミステリーがそこまで好きじゃないので、前半は文字を読むのがしんどい。トリックの角砂糖はほーって思った。途中であれは毒だったのかなって疑問が、足音で怪しさ増す。親の話は怪しすぎてサイコパスはすぐ解った。続編有りそうだが読まない。
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No.38:
(3pt)

あまり深く考えずに読むのがいい

お話は楽しく読みましたが、この作者の文章力はいまいちだと思う。難しい言葉はないので読みやすいけど、小説は上手ではないというか。主人公のキャラも苦手。

それと、これから読もうとしている作品のあらすじやトリックのタイプなどが書かれており、非常にがっかりした。
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No.37:
(3pt)

ある程度ミステリオタクでないと

ミステリ小説を読み始めた身としては、小ネタがわからなくてあまりおもしろくないかも。
ある種有名作品の軽いネタバレ要素もあるので、読む人をかなり選ぶと思います。
映画で言うcabinみたいな位置づけの作品だと思います。
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No.36:
(3pt)

残念

ストーリーは面白かったけど、キャラがちょいちょい痛くて残念。
この作者さんのドクター物のキャラも痛いので、そういう設定がお好きなのかな?
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No.35:
(3pt)

オマージュ

作者の本格ものへの愛を感じる。
キャラは類型的であるがそこにも意味があるので仕方ない。
そんな動機で人は殺さないだろうという突っ込みは本格系には無粋だろう。
あくまで本格ってなに?という人向けの入門的作品だと思った。
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No.34:
(3pt)

中盤の進みが

後半に先に作って中盤を後付したかなという感想です。全体は面白いけど何か欲しい、逆に次が有るのかなと想像する。
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No.33:
(3pt)

「新本格」の内輪受けには辟易する

ミステリー小説ほど、作品の中に他の作家の名前が出てきたり他人の作品へのオマージュがあるものが多いジャンルはないだろう。特に「新本格」といわれる人たちはその中でクローズドな社会を作り上げていて「これが新本格でござい」という作品を敢えて発表している。その内輪受けな感じが作品に反映されるものが多いので純粋に内容を楽しむことができないものも多い。
島田荘司には先駆者としてのリスペクトを感じ、文章や構成の面白さを味わえても、テクニックのお披露目会のような綾辻行人以降の「新本格」にはそれがない、と私は思うのだが、「新本格」の仲間にあるものはひとくくりで楽しめないとマニアではないかのような押し付け感。本作でいえば冒頭から延々と続く「名探偵」の他作品への傾倒ぶりの記述は、この作品を「新本格」として語るうえで果たして必要なくだりなのだろうか。
出つくされた感のあるトリックを、「これって●●のパクリじゃね?」と言わせないために「あえてわかって書いてます。だって私はミステリマニアだから」と読者に知らしめるための叙述パターン。焼き直しと感じさせないレベルの物を書けないから、作中で敢えて「オマージュ」と感じさせるような言い訳を登場人物にさせているのだろうなと勘繰ってしまう。
古典トリックとその応用形である新本格のパターンを余すことなく取り上げて物語に仕立てた、という点で言えば「作法を完璧に使いこなした」という島田荘司が巻末に書いたことがまさにその通りなのだけれど、裏を返せば「それだけでしかなかった」という物語でもあった。皮肉っぽく言えばこれぞまさに「新本格」。読む価値がないとまではいわないけれどそこまで評価するようなものかな、というのが正直な感想。
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No.32:
(3pt)

やっちゃいましたね(笑)。

なにも犯罪に走るのは、決して悪人だけではない。 善人ですら、悪事に手を染める可能性はある。 きっかけは、何でもいい。 名探偵に名犯人?善と悪に、そう簡単に分けられるものだろうか? 犯人としてのイカれた部分が、かなりの割合で侵食してんじゃん! もうガチ変態。

「天上天下唯我独尊」我よりも優れたる犯罪者も、探偵も存在しない。 こういう頭の弱い手合い、いるよね~。 さっさと頓死しろ!(将棋ね)。 

「ジキル博士とハイド氏」読むわ。
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No.31:
(3pt)

エンタメ小説でした

本格ミステリ小説を期待して読むと肩透かしを喰らいます。
ヒントの散りばめ方が余りにも杜撰で、多くの方は6-7割程度読み進めた段階で答えに辿り着けてしまうでしょう。
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No.30:
(3pt)

期待ハズレ。

文体は、私にはちょうど良かったです。堅苦しくなく、柔らかすぎもせず、するする読んで行けます。ただキャラクターの名前のセンスがないと思います。違和感あるとというか、馴染んでないと思います。なかなか物語が進まないし、読者への挑戦というなの展開が、数回あってまたか感があり飽きました。500ページぐらいあるのですが、もっと短くなったのでは、ないでしょうか?ただ綾辻行人愛は、すごく伝わりました。
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No.29:
(3pt)

この「動機」で殺人を犯すだろうか?

【読書のきっかけ】
20世紀末に起きた新本格ムーブメントの集大成という作品として、高い評価を受けていたので、読んでみることとしました。

【率直な感想】
奇妙な建物で連続して起きる不可解な殺人事件。
これに、ロジックによる推理で真相解明に迫る探偵。
本格ミステリの要素をふんだんに取り入れた内容に、確かに、本格ミステリファンは、楽しめるだろうな、と感じた作品でした。

ただし、本作品を読む場合、少し注意が必要です。
まだ、あまり本格ミステリを読んでいない方は、過去の名作と呼ばれている本格ミステリを読んでから、本作品を読むべき、と考えています。
それは、作中で過去の名作の数々に触れられていて、ネタバレをしている訳ではないけれども、後日その名作を読んでも、何の予備知識もなく接した時の感動が味わえなくなる可能性があると思うからです。

さて、本題の率直な感想ですが、事件解決と思いきや、それを覆す真相が現われる、つまり、二転三転する物語構成となっていて、その仕掛けの数々は、緻密な論理に裏付けられていて、楽しむことができました。

ただ、本作品は、本格ミステリで初めて、真犯人の殺人の「動機」に違和感があると思った作品でした。
私は、本格ミステリでは「動機」は付け足しに過ぎないものでも構わないと思っています。
社会派ミステリならともかく、「動機」のリアリティに拘ることなく、純粋にロジックに裏付けられた推理を楽しめばよいジャンルこそが、本格ミステリと思っているからです。
しかし、今回は、「動機」に納得がいかなかったのです。
「動機」には拘ってこなかった私ですが、本作品は、いくら本格ミステリという究極のフィクションとは言え、人はこの「動機」で殺人を犯すものなのかな、と腑に落ちないものを感じました。
結末に向けて、とびきり意外な真相を披露しようという著者の意気込みは理解しています。
しかし、この「動機」で殺人を犯したとなると、異常な心理状態の人間ということになってしまう。
結果として、犯人は、異常な心理状態の人間でした、ならばよいけれど、本作品では、そういう風には描かれていないのです。

【全体評価】
本格ミステリでは、「動機」は付け足しと思っていた私が、初めて「動機」に納得できない作品でした。
ある意味では、本格ミステリの限界を感じさせる作品かもしれません。
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