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硝子の塔の殺人
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硝子の塔の殺人の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.57pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全204件 201~204 11/11ページ
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| な作品だと思う。 ネタバレになるので詳しく書かないが、本格ミステリ?→メタミステリ→本格ミステリとアクロバットな作品を読んだという感じ。 クローズドサークルものとしては確かに新しい試みではある。探偵がやたらとミステリマニアだったり、推理からすぐ脱線するのが気になったがそれすらも伏線なのには恐れ入る。 ただし万人に支持される内容ではない。評価は割れるだろう。あと国内や海外のミステリーをある程度読破してないと面白さは半減するかもしれない。 門前典之の屍の命題がお気に入りの私にはいまいちな部分もあったが、ここまで複雑なプロットを考えて小説にする力業に尊敬の気持ちを込めて星四つとする。 | ||||
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| ミステリマニアの男が作った館、という設定だけあって、過去のミステリをリスペクトした作品になっていて、タイトルも安直に硝子館の殺人としそうな所を、あえて変えてくるところに好感が持てます。 いつか、知念先生の人気シリーズ、天久鷹央ともコラボして欲しい。 | ||||
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| 古今東西のミステリの来歴をヒロイン?に語らせながら、倒叙法、入れ子構造、メタ構造の視点を提示し現実とフィクションを錯覚させながらのどんでん返しで、DNAの螺旋二重構造によるクライマックス。 ハッピーエンドかどうかはひとそれぞれだけど読後感爽やかというなんとも不思議なミステリでした。 しかし5時間で一気呵成に読み上げました。 面白かった! このシリーズ読みたい。 | ||||
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| 映画にもなった「仮面病棟」を読んだ時に、読みやすく、つまらなくはないものの、肝心のネタは読者の大半が序盤で気づいてしまう程度のひねりでしかなく、まさかこんな定番で分かりやすいネタがメインという事はありえないだろうと思っていたら、本当にそれ以上のものがなかったという点で逆に驚かされたことを記憶していました。 そんなひねりのない作者が書いた本格ミステリーが、「これを超える作品が出ることはない」とまで絶賛されているので、一体どれだけ成長したのだろうかと気になって読んでみましたが、結局は作者の知力の限界という事なんでしょう。 自分の知力を超える名探偵は決して生み出せないという現実に恐らくは作者も気づいているんでしょうね。 最後まで読んでもありきたりを超えるネタもうならせる推理も登場せず、名探偵も名犯人も最後まで出てこなかったというのが、己の限界を自覚した作者の悲しい結末の付け方という事なんでしょう。 まあ絶賛をしている大御所と評判の島田荘司の代表作「占星術殺人事件」自体がかなりしょうもない非現実的な殺人ゲームでしかなかったですから、押して知るべしなんでしょうね。 文章自体は読みやすく、読んでる間は退屈しないので暇つぶしには悪くないですが、謎解きは全く期待しない方がいいでしょう。 | ||||
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