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ほら吹き茂平 なくて七癖あって四十八癖
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ほら吹き茂平 なくて七癖あって四十八癖の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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茂平さん、昭和の時代にはこんなおじさんも1人くらいは近所にいた。今はたちが悪くなっているかもと思え、今更ながらこんなおじさんは許せる。 短編ばかりなので、私のようにじっくり読みたい人には、1冊読んだ後も物足りない感じが残ると思うが、電車の中で読んだりするにはいいと思います。 | ||||
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大工の棟梁だった茂平は、今や隠居の身。暇をもてあまして気味の毎日だ。そんな茂平を人は 「ほら吹き茂平」と呼ぶ。さて、茂平はどんなほらを吹くのか?表題作「ほら吹き茂平」を含む 6編を収録。 嘘をつくのは良くない。茂平にもそれは分かっているはずなのに、ついほらを吹く。けれど、 それは人を困らせたり怒らせたりするものではない。ちょっとした人の揉め事を丸く収めてしまう ほらなのだ。癖というより、茂平の持つ才能なのではないだろうか。人は、「ほら吹き茂平」と 非難めいて呼ぶのではないのだ。むしろ親しみを込めてそう呼んでいる。読み手にもそのことは しっかりと伝わってくる。思わず微笑んでしまうような話だった。この作品の中の6編は、ほのぼのと した話、ぞくっとする話、皇女和宮の謎にまつわる話など、バラエティーに富んでいる。人生と いうものについても、あらためて考えさせてくれた。なかなか味わいのある作品だと思う。 | ||||
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