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ほら吹き茂平 なくて七癖あって四十八癖



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【この小説が収録されている参考書籍】
ほら吹き茂平
ほら吹き茂平 (祥伝社文庫)

ほら吹き茂平 なくて七癖あって四十八癖の評価: 4.33/5点 レビュー 9件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.33pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(3pt)

こんなおじさん、いるなあ

茂平さん、昭和の時代にはこんなおじさんも1人くらいは近所にいた。今はたちが悪くなっているかもと思え、今更ながらこんなおじさんは許せる。
短編ばかりなので、私のようにじっくり読みたい人には、1冊読んだ後も物足りない感じが残ると思うが、電車の中で読んだりするにはいいと思います。
ほら吹き茂平 (祥伝社文庫)Amazon書評・レビュー:ほら吹き茂平 (祥伝社文庫)より
4396338627
No.1:
(3pt)

味わいのある作品

大工の棟梁だった茂平は、今や隠居の身。暇をもてあまして気味の毎日だ。そんな茂平を人は
「ほら吹き茂平」と呼ぶ。さて、茂平はどんなほらを吹くのか?表題作「ほら吹き茂平」を含む
6編を収録。

嘘をつくのは良くない。茂平にもそれは分かっているはずなのに、ついほらを吹く。けれど、
それは人を困らせたり怒らせたりするものではない。ちょっとした人の揉め事を丸く収めてしまう
ほらなのだ。癖というより、茂平の持つ才能なのではないだろうか。人は、「ほら吹き茂平」と
非難めいて呼ぶのではないのだ。むしろ親しみを込めてそう呼んでいる。読み手にもそのことは
しっかりと伝わってくる。思わず微笑んでしまうような話だった。この作品の中の6編は、ほのぼのと
した話、ぞくっとする話、皇女和宮の謎にまつわる話など、バラエティーに富んでいる。人生と
いうものについても、あらためて考えさせてくれた。なかなか味わいのある作品だと思う。
ほら吹き茂平 (祥伝社文庫)Amazon書評・レビュー:ほら吹き茂平 (祥伝社文庫)より
4396338627

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