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通りゃんせ



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【この小説が収録されている参考書籍】
通りゃんせ (角川文庫)

通りゃんせの評価: 3.08/5点 レビュー 13件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.08pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全13件 1~13 1/1ページ
No.13:
(1pt)

尻切れトンボというかなんというか・・・

前半部分は本当に面白かったが中盤から一気に失速
作者もやる気を失くしたのか、まるで三流小説家がやりがちなご都合主義展開を広げた後に駆け足のように雑に物語を畳んでしまったのは非常に残念と言わざる負えない。

読み易いうえに前半が本当に面白かっただけに落胆は大きい。
他の方も仰っているように定価で買う価値はない。
時代小説の入門編にようやくおススメできるかどうか。
通りゃんせ (角川文庫)Amazon書評・レビュー:通りゃんせ (角川文庫)より
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No.12:
(1pt)

不要な赤線 赤丸が多々ある。気味が悪い。

意味のある悪意が感じる。
通りゃんせ (角川文庫)Amazon書評・レビュー:通りゃんせ (角川文庫)より
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No.11:
(3pt)

安く買えて良かった

安いので読んでみました。それなりの本という印象です。定価ではちょっと…。
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No.10:
(4pt)

初めての感じ

タイムトラベラーものだが、私は充分面白いと思った。
天明期の江戸時代に飛ばされた主人公が戸惑いながら少しづつ馴染んでいく様子が
結構リアルな感じだった。
江戸時代で同級生に出会ったり、最後、不思議な巫女に出会って一気に現代に戻ったり、
まぁ多少ご都合主義があるけれど、不思議な感じは著者のほかの作品とは一線を画すと思う。
農民の暮らしがとてもリアルで良かったな。

江戸時代で面倒を見てくれた人物、主人公の先祖だった方がより良かったと思うのだけど、
その方が自然だと思ったのだけどね。
通りゃんせ (角川文庫)Amazon書評・レビュー:通りゃんせ (角川文庫)より
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No.9:
(3pt)

タイムトラベラー?

この手の話もよくあるので、珍しくはないが、
違和感があったのが、同じようにタイムススリップした同級生に会い、現代に戻ってもまた会っていたこと。
同級生は行ったり来たりできるという。
単に主人公だけが体験したほうが、すっきりしたような気がする。
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No.8:
(1pt)

すべてが雑

江戸時代後期、天変地異に苛まれた天明(1781~1789年)の世。
飢饉や災害といった危難に喘いでいた時代に、現代のサラリーマンがタイムスリップする。
となれば、さぞやドラマチックな展開が待っているかと思いきや、蓋を開けてみれば、「飽和した物質文明の現代で平穏に暮らしていた青年が、大変な時代で不慣れな生活を強いられて改心する」という、なんとも退屈で説教臭いだけの話に終始している。

平穏といっても、青年はそれなりに成功し挫折し毎日懸命に生きているのだが、そのような大多数の現代人が送る生活を江戸時代と比較し、「もっと懸命にならねば」と青年は決意するに至る。これこそ作者の言いたいことであるのは巻末の解説にある作者の言からも明らかだ。
しかし、その時代にはその時代に合った生き方がある。違う環境に同じ価値観を強いるのは無意義でしかない。江戸時代のような苦労をせよ贅沢をするなと説くのは、作者の偏狭な理想を押しつけているにすぎず、実利と相反する。たとえば、高密度情報社会となった現代に生きる現代人は大量の情報を一挙に処理することを強いられ、苦心したり心に病を得たりしている。現代には現代の苦しさがあるのだ。作者のカビ臭い思想をえんえん語る主人公を見ていても苦痛でしかなかった。

また、作者は時代作家として地位を築いているようだが、話の筋に合わせるためなのか、ありえない描写が度々出てくる。例えば「夜這い」。作者は夜這いと強姦の区別がつかぬ素人なのだろうか。当時の夜這いとは、両者の合意や家人の了解があってこそ成立する風習(決まり事)であって、誰でも彼でも女性を襲うことができたわけではない。ゆえに強姦は重罪である。加害者がのうのうと暮らすなど許されない。仮に役人が見逃したとしても村八分が妥当である。しかしこの物語では、うら若い女性を強姦して逐電した者が、後日村に戻って以前のように笑って暮らしている。しかも被害者は自殺している。数百人規模の小さな村であれば尚のこと許されざる行為であって、このような凶行を容認してはあっという間に治安は破綻してしまう。本作ではこのような首を傾げる展開が多々目に付いた。不勉強だとかいう以前に「常識」を問いたい。

唯一、本作で輝くものがあったとすれば、貧しい百姓の暮らしぶりが精細に描かれていたことだろう。ただしそこにドラマはなく、淡々としたルポルタージュにとどまる。加えて本作には、飢饉、殺人、強姦、自殺、人買い、売春といった人の暗い面ばかりがひしめいている。その締め括りに待つのは、唐突に登場した巫女(予言者)なる者の細かすぎる指示に従って再びタイムスリップするという、打ち切り漫画のようなお粗末なもの。

作者は、小村の貧しい暮らしと現代への当てこすりを書きたかっただけなのではないか。確かにそれらの点はくどいほど語られるのだが、その他については稚拙で雑な、行き当たりばったりとしか見えなかった。
通りゃんせ (角川文庫)Amazon書評・レビュー:通りゃんせ (角川文庫)より
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No.7:
(5pt)

よくある設定だが

自分の過去がやり直せたら、と思うように、いまの時代を生きた人間が、過去の時代に生きられたら・・・。
おもしろかった。
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No.6:
(5pt)

チョッといつもと違っていても面白い!

いつもの宇江佐さんの作品とは趣向が違っていましたが、とても考えさせられて、興味深く、読み終わった後の爽快さは変わりませんでした。
宇江佐さんの作品にハズレなしです。
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No.5:
(4pt)

現代の若者が江戸時代の農村に…。

皆さん、書いておられる通りのタイム・トラベルもの。
ツーリング中の若者・大森連が突如として江戸時代の農村に…。
気が付けば時次郎とさな兄妹の家に寝かせられていたと言う設定。
最初から中盤手前にかけて宇江佐さんがこの小説を通して何が言いたいのかわからず、
ストーリーも曖昧に思えましたが中盤から終盤にかけて盛り上がり、
恩義に厚い主人公・連の人となりにも共感を覚えました。
悲しい出来事もありますがラストでホッとしました。
こういう終わらせ方はやはり宇江佐さんの力量で素晴らしいと思います。
ハッピーエンドで読後感は良かったです。
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No.4:
(4pt)

江戸時代 人々は今より老けていた!

北海道のスポーツメーカーに勤める連は東京転勤を機に恋人の茜とともにとの思いが見事に砕け一人東京へ。慣れない地での営業に疲労困憊した連は連休を利用して久しぶりにマウンテン・バイクで遠出をしようと甲州街道の小仏峠を目指した。道を間違えたと気付いた時に雨が降り出し雷まで鳴りだしたので山中でテントを張る事に。翌朝は雨が上がりテントから出るとなんだか昨日と景色が違うような?近くに滝を見つけ裏側にあったほら穴に入ると大きく揺れて足許にぱっくりと穴が開きその中に吸い込まれて落ちて行った。気が付くと・・・。時代劇に出てきそうな絣の着物姿の娘に薬湯を勧められ、見回すと赤土の土間に竈と水瓶、囲炉裏が。電話を借りようとすると「でんわなるものはこの家にはございません」と・・・。江戸時代大飢饉で屍が累々と横たわり人肉まで食べたと云われる天明の時代にタイムスリップしたらしい。助けてもらった二つ年上の時次郎と妹のさなには事情を話したがいつ元の世界に戻れるともしれない身、村人に怪しまれないように時次郎の従弟連吉として生きて行く事に。飢饉に五人組の仲間も信用できなくなりついには庄屋さんが惨殺される事件が起きてしまう。何もかにもが人力の時代を懸命に生きる努力を続ける連にはたして未来は?
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No.3:
(4pt)

著者初めてのタイムスリップ物は、25歳のサラリーマン大森連は、ツーリングの途中に道に迷い、天明6年にタイムスリップ。折しも時は、天明の大飢饉の真っただ中。

目覚めた時には、時次郎とさなという兄妹の家に寝かされていた。明神滝に落ちたと聞かされる。時次郎の従兄弟の連吉として暮らすが、飢饉、洪水、そして年貢、領主からの臨時毎納金と、村に幾多の試練が押し寄せる。村の信任厚い時次郎と力を合わせ、連吉は村を救おうと奔走するが、ついに庄屋の儀右衛門が、村人の手に掛かり…。
 舞台も武蔵国中郡青畑村→江戸→武蔵国中郡青畑村と移り、情報盛り沢山の長編小説である。
 タイムスリップ物の難しさは、その時代に戸惑うタイムトラベラーが見聞きした事柄。そしてストーリ展開の両面にあるところだろう。現代人がすんなりと江戸時代に入り込むのもおかしければ、拘り過ぎていてもページ数を割くだけで、本来のストーリが面白くなくなってしまう。その難点は、やはり宇江佐さん。難なくナチュラルにクリアしていた。
 そして、敢えて平穏な江戸の下町を舞台に選ばずに、天明の大飢饉を選んだ辺りも、作家としての大きさを感じざるを得ないだろう。
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No.2:
(1pt)

ファンだからこそ残念

う〜〜ん、最近の宇江佐さんは迷走していないか。
こういう「江戸時代にタイムスリップ」という設定は時代小説家にとって禁じ手だと私は思っている。
これをやるなら、どうしてもやらねばならないという特別なコンセプトをもって欲しい
でないと、現在と過去を比べた文明批判という、ありふれた今更ながらの物語に堕ちてしまうのは必定であるからだ。
そしてこの作品も、「今更何故タイムスリップ?」という作品になってしまった。
どうしてこんな策を弄しようとするのか。
その意図が皆目わからない。
非常に残念。
非常に辛口ですが、目新しい点が何一つなく、全く残念な作品だ。
通りゃんせ (角川文庫)Amazon書評・レビュー:通りゃんせ (角川文庫)より
404101140X
No.1:
(4pt)

江戸時代の農村の風景が秀逸

江戸時代にタイムスリップした現代の青年が主人公
しかも、青年が迷い込んだ場所は天明の大飢饉直前の農村だった

人気漫画・村上もとか著「JIN -仁-」を彷彿させる設定だが、
本著の主人公は特別な能力・技術を備えていない
それ故、大活躍はしない

とにかく、江戸時代の農村の様子が秀逸
当たり前のことだが、飽食の現代とは全く様相が異なる
社会制度も異なる
江戸の町を舞台にした時代小説は多いが、農村を舞台にしたものは案外珍しいのでは
通りゃんせ (角川文庫)Amazon書評・レビュー:通りゃんせ (角川文庫)より
404101140X

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