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通りゃんせ
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通りゃんせの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.08pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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タイムトラベラーものだが、私は充分面白いと思った。 天明期の江戸時代に飛ばされた主人公が戸惑いながら少しづつ馴染んでいく様子が 結構リアルな感じだった。 江戸時代で同級生に出会ったり、最後、不思議な巫女に出会って一気に現代に戻ったり、 まぁ多少ご都合主義があるけれど、不思議な感じは著者のほかの作品とは一線を画すと思う。 農民の暮らしがとてもリアルで良かったな。 江戸時代で面倒を見てくれた人物、主人公の先祖だった方がより良かったと思うのだけど、 その方が自然だと思ったのだけどね。 | ||||
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自分の過去がやり直せたら、と思うように、いまの時代を生きた人間が、過去の時代に生きられたら・・・。 おもしろかった。 | ||||
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いつもの宇江佐さんの作品とは趣向が違っていましたが、とても考えさせられて、興味深く、読み終わった後の爽快さは変わりませんでした。 宇江佐さんの作品にハズレなしです。 | ||||
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皆さん、書いておられる通りのタイム・トラベルもの。 ツーリング中の若者・大森連が突如として江戸時代の農村に…。 気が付けば時次郎とさな兄妹の家に寝かせられていたと言う設定。 最初から中盤手前にかけて宇江佐さんがこの小説を通して何が言いたいのかわからず、 ストーリーも曖昧に思えましたが中盤から終盤にかけて盛り上がり、 恩義に厚い主人公・連の人となりにも共感を覚えました。 悲しい出来事もありますがラストでホッとしました。 こういう終わらせ方はやはり宇江佐さんの力量で素晴らしいと思います。 ハッピーエンドで読後感は良かったです。 | ||||
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北海道のスポーツメーカーに勤める連は東京転勤を機に恋人の茜とともにとの思いが見事に砕け一人東京へ。慣れない地での営業に疲労困憊した連は連休を利用して久しぶりにマウンテン・バイクで遠出をしようと甲州街道の小仏峠を目指した。道を間違えたと気付いた時に雨が降り出し雷まで鳴りだしたので山中でテントを張る事に。翌朝は雨が上がりテントから出るとなんだか昨日と景色が違うような?近くに滝を見つけ裏側にあったほら穴に入ると大きく揺れて足許にぱっくりと穴が開きその中に吸い込まれて落ちて行った。気が付くと・・・。時代劇に出てきそうな絣の着物姿の娘に薬湯を勧められ、見回すと赤土の土間に竈と水瓶、囲炉裏が。電話を借りようとすると「でんわなるものはこの家にはございません」と・・・。江戸時代大飢饉で屍が累々と横たわり人肉まで食べたと云われる天明の時代にタイムスリップしたらしい。助けてもらった二つ年上の時次郎と妹のさなには事情を話したがいつ元の世界に戻れるともしれない身、村人に怪しまれないように時次郎の従弟連吉として生きて行く事に。飢饉に五人組の仲間も信用できなくなりついには庄屋さんが惨殺される事件が起きてしまう。何もかにもが人力の時代を懸命に生きる努力を続ける連にはたして未来は? | ||||
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目覚めた時には、時次郎とさなという兄妹の家に寝かされていた。明神滝に落ちたと聞かされる。時次郎の従兄弟の連吉として暮らすが、飢饉、洪水、そして年貢、領主からの臨時毎納金と、村に幾多の試練が押し寄せる。村の信任厚い時次郎と力を合わせ、連吉は村を救おうと奔走するが、ついに庄屋の儀右衛門が、村人の手に掛かり…。 舞台も武蔵国中郡青畑村→江戸→武蔵国中郡青畑村と移り、情報盛り沢山の長編小説である。 タイムスリップ物の難しさは、その時代に戸惑うタイムトラベラーが見聞きした事柄。そしてストーリ展開の両面にあるところだろう。現代人がすんなりと江戸時代に入り込むのもおかしければ、拘り過ぎていてもページ数を割くだけで、本来のストーリが面白くなくなってしまう。その難点は、やはり宇江佐さん。難なくナチュラルにクリアしていた。 そして、敢えて平穏な江戸の下町を舞台に選ばずに、天明の大飢饉を選んだ辺りも、作家としての大きさを感じざるを得ないだろう。 | ||||
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江戸時代にタイムスリップした現代の青年が主人公 しかも、青年が迷い込んだ場所は天明の大飢饉直前の農村だった 人気漫画・村上もとか著「JIN -仁-」を彷彿させる設定だが、 本著の主人公は特別な能力・技術を備えていない それ故、大活躍はしない とにかく、江戸時代の農村の様子が秀逸 当たり前のことだが、飽食の現代とは全く様相が異なる 社会制度も異なる 江戸の町を舞台にした時代小説は多いが、農村を舞台にしたものは案外珍しいのでは | ||||
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