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深尾くれない
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深尾くれないの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.78pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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何故こんな生き方しかできないのかって嘆くのは野暮なんでしょうね。こんな生き方しかできないからこそ真の侍と呼ばれるのでしょう。悲しみがこみ上げてくるとはまさにこのこと。面白いなんてもんじゃない。 | ||||
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人は真面目、実直なのはいいけど、それだけでは幸せにはなれないと思わせる、何か力が抜けるような感じ。 人は誰かに求められる、期待されることが生きがいであり、一番つらいのは無視。ちゃんと見てほしい、そんな悲しい感じがした。 | ||||
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・小説ではあるけれども、古文書をよく読み解き分かり易く書いているので、後世に語り継ぐ資料としての役割もあるように思う。 ・雖井蛙流平法を理解するためにわざわざ鳥取の博物館等に足を運び、古文漢文を読み解き解釈するなどの労力を割ける人はよほどのことが無い限り皆無であろうからだ。 ・本作品を読めば、雖井蛙流平法の概要を全国誰でも知ることが出来る。 ・不器用と真面目と短気と劣等感と、、、そんな田舎侍が起こした剣術流派。 ・家庭を顧みない仕事一辺倒の男が家庭崩壊を招く図式は、いつの世も変わらないんだな。 ・その歴史を感じることで、演武の見方も変わってくるだろう。 | ||||
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もう少し救いがあるお話であってほしかった。結末が辛過ぎます。 | ||||
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実在の藩士・深尾角馬の半生を妻・娘の目を通して書かれた伝記です。 宇江佐さんと言えば真っ先に思い浮かぶのは江戸市井もの。 しかし長編で実在の人物を綿密な取材研究など によって本書を書かれたとありますが市井ものとはまた違う その手法はさすがと思いました。 女性読者の私にとって剣技などとても難易なのですがその難易部分も 厭わず最後まで一気読みしました。 ただ不義密通をした妻と間男の首を斬るなどのむごたらしい残忍な 場面が辛かったので★4つとしました。 が最期まで誇りと威厳を失わなかった角馬の生き様は 壮絶であり軟弱のかけらもない武士の中の武士であったと思います…。 ラストは胸が締め付けられました。。。 | ||||
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作者自身が10年間温めたが誰も書かないので執筆に踏み切った、 というくらいだから、主人公・深尾角馬に対してはよほど魅力を感じているのだろう。 それだけに相当取材を重ねたようで、伝記的なつくりとなっている。 剣豪でありながら牡丹栽培に秀でた角馬の人となりとか、 武家でありながら町民や農民と隔たりのない末端の武士としての暮らしぶりなども面白い。 ただ、根底にあるテーマが殺伐としているので、作者本来の味は出し切れていない感じ。 | ||||
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この作品では深尾親子の人としての成長する様が描かれています。人の世を生きるにはあまりにも不器用な父子の生き方を通して、人は死ぬ直前まで成長する事を教えてくれます。 最後まで一本信念を貫き通した生き様をとくとご覧下さい。 | ||||
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幼い頃に母を亡くし、まるで母のかわりのように牡丹の花を愛し、慈しみ育てる角馬。彼は無骨で、妻にやさしい言葉のひとつもかけられなかった。人には、言葉にして思いを伝えなければならないときがあると思う。それをしなかった角馬。きっと妻は、愛されているのかどうか分からずに寂しかったのだろう。「深尾紅」。角馬の娘ふきは、父が斬った人たちが流した血の色だと言った。しかし私はそうは思わない。角馬が言葉に出来なかった、心のうちに秘めた熱い思いの色、そんな気がしてならない。 | ||||
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前半(星斬の章)は「角馬とかの」との夫婦を軸に、後半(落露の章)は「角馬とふき」との親娘が軸となっている物語。後半(落露の章)は宇江佐さんの描く「人情」の機微に触れることができ期待を裏切らない。でも、前半は剣豪物語に出てくるような記述が読みにくくしているところがあり、今までの宇江佐作品とはチョット違う感じがした。もちろん、星斬の章があっての、落露の章だが・・・ 「あやめ横丁の人々」の書評で、読むのが楽しみと書いたが、この部分でチョット期待はずれ。「あやめ横丁の人々」は文句なしのお薦め。この作品は宇江佐ファンでも、好みがわかれるかも? | ||||
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