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紫紺のつばめ: 髪結い伊三次捕物余話
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紫紺のつばめ: 髪結い伊三次捕物余話の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.20pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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髪結い伊三次シリーズは初めて読む。宇江佐真理の作品は人情味あふれる話が多く、大変読みやすく、大好きです。早世されて残念です。もっと活躍して欲しかった作家でした。 | ||||
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材木商伊勢屋忠兵衛からの度重なる申し出に心揺れる、深川芸者のお文。一方、本業の髪結いの傍ら同心の小者を務める伊三次は、頻発する幼女殺しに忙殺され、二人の心の隙間は広がってゆく…。別れ、裏切り、友の死、そして仇討ち。世の中の道理では割り切れない人の痛みを描く人気シリーズ、波瀾の第二弾。 | ||||
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「非常に良い」を信じて購入。中身に折れが目立ち、紙の色も茶色く褪せていた。このショップからはもう買いません。 | ||||
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著者が亡くなったと週刊文春が追悼のような記事を出したのを見て、読みたくなった。 これはシリーズ2作目 文吉の潔さや男前の伊三次、自分の中でいろいろとイメージを膨らましながら、あっという間に読んだ。 中村橋之助でドラマがあったことも、あとがきで知った。 見たかったなあと思うけど、見ないほうがいいのかもと思ったりする。 これからどうなるのか?楽しみ! | ||||
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しがないまわり髪結の伊三次が、深川芸者のお文との生活を夢見ながら健気に働く姿、そして、八丁堀同心の不破の旦那に見込まれて、捕りもののお手伝いをする正義漢、すてきな男との恋の行方は?、そして岡っ引きの留蔵の裏腹な行動に、伊三次は巻き込まれて行きます。さまざまな出来事に、はらはら、どきどぎします。 前作「幻の声」が直木賞候補となり注目の中次回作として発表され、そして、現在も「昨日のまこと、今日のうそ」につづく、ライフワークとなった作品です。是非、みなさん全シリーズを通して読んでください。いっしよに江戸の町に暮らすことができます。 | ||||
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伊佐治とお文、同い年の恋人同士という設定がいい。ストーリの作り込みが上手い。 | ||||
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「髪結いじゃ、あんたを極上の女にすることはできない。着物も二番手のものばかり。簪も 安物に見える。」材木商伊勢屋忠兵衛の言葉にお文の心は激しく動揺し、彼の申し出を受ける 決心をする。だが、そのことが伊三次との間に深い溝を作ってしまった。はたして、ふたりは・・・。 表題作「紫紺のつばめ」を含む5編を収録。髪結い伊三次捕物余話シリーズ2。 シリーズ2では、ふたりの別れを描いた「紫紺のつばめ」から始まる。それは、衝撃とも思える 始まりだ。この先どうなるのか?ふたりの関係にハラハラしながら、ほかの話を読んだ。「ひで」は、 心の痛む話だ。好きな人のために自分の人生を変えることができるのか?両方取ることができな かった男の人生は哀れだった。「菜の花の戦ぐ岸辺」では、伊三次に殺しの容疑が!!そのときの 不破の態度が、伊三次との関係にひびを入れる原因となるのだが・・・。妥協を許さず、現実を しっかり見据えようする作者の厳しいまでの思いが、この話から伝わってくる。「鳥瞰図」では不破の 妻いなみに異変が!不和には知らせずに陰で動く伊三次たち。不破と決裂した伊三次だが、心の どこかに不破を慕う気持ちまだ残っていたことに、安堵した。「摩利支天横丁の月」では、伊三次に 救われた弥八と、お文の家の女中をしているおみつとのふれあいをしみじみと描いている。どの話も 読み応えがあり、心に響くものがある。面白い作品だと思う。 | ||||
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私が贅沢なだけなのか? 読んでいて強い違和感がある。捕り物というわりには、事件は大したことがないし。 世話物なんでしょうか? 伊三次って人の顔も見えてこない。なぜなんでしょう? | ||||
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気になる伊三と文吉の恋の行方。店を開くにはお金が足りなくて「所帯をもとう」と気安く言えない伊三の男の意地。「わっちがここで待つといったらお前は来てくれるかえ?」と問う文吉のいじらしさ。私から遠くない。二人の気持がわかりすぎて、私の心が痛くなるほど。 そして日々の暮らしのなかの、行き違い。「へ、しかも親身に尽くしている人にまで疑われてよ。やってられねェよ」人殺しの下手人と、信じたお人に疑われたやりばのない怒り。切なくて胸がつぶれる。 宇江佐氏はまるで魔法を操るように、ごく普通のことばと、ありそうな出来事を積み重ねて、愛、友情、嘘、裏切りを語る。江戸時代の岡引と深川芸者の世界に私達を引き込んでしまう。そして、というか、しかも、二人の世界を私達にぐっと引き付けるところが本当に驚き。 二人の世界に彩りをそえる季節の有様。それもまたこの作品の魅力の一つ。「甘酒色の月」あり、祭りの飾り付けをした「出店のような華やかさ」の自身番あり。言葉すくなに、けれど丹念に描かれた季節と裏腹な人々のありようが時には残酷なほど美しい。 小粒の宝石のような作品。キラキラ光る言葉や、瞬間がいっぱいつまっている。わっちは、伊三と文吉の次なる一年を知ることが心底まちどうしいェ。 | ||||
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髪結いシリーズ第2弾の本作は、第1弾(『幻の声』)よりもっと急展開な内容となってます。 全体的に伊三次とお文の恋愛模様と伊三次と不破の信頼関係が中核をなしています。 捕物としての要素は『幻の声』より薄らいでいるようなきらいがあります。 とにかく伊三次とお文が別れまた寄り添って行く筋書きは読者の読書意欲を掻き立ててくれる事間違いなし。知らないうちにページを次々めくって行ってしまいます。 特に、「菜の花の戦ぐ岸辺」において殺しの疑いをかけられた伊三次をお文が助ける話は思わず目頭が熱くなります。話の内容としても全5編中傑出していると思いました。 舟での2人のやりとりはとっても印象的かつ感動的です。 あと、『幻の声』で伊三次から三十両を盗んだ弥八が、面白!いキャラながらも改心して人間的にも成長して行く姿はとっても微笑ましく、おみつとの幸せを願わずにいられません。 とにかく、この時代(江戸時代)において一生懸命生きている前向きな人々を情緒豊かに描写している本シリーズは、時代が違えど現代に生きる我々にとっても、あい通じるものがあり元気づけてくれる1冊であることには間違いありません。 個人的には伊三次が啖呵を切るシーンが大好きで待ち望んで読んでますよ(笑) 宇江佐さんの感情表現豊な文章、未読の方是非堪能してください。 | ||||
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