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恋いちもんめ
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恋いちもんめの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.12pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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初めてこの方の作品を読みました。 うーむ、読後感はイマイチです。 栄蔵のアプローチが積極的すぎて、なんというか、深みがないというか…。もっと陰りがあったほうがよかった。 主人公のお初の心理描写が雑であまり魅力的ではない。 展開が早く、都合良く人が死にすぎです。 最後は簡単に予想できてしまいます。 市井の恋愛小説、だとこんな感じなんですかね。 | ||||
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お嫁に行く年頃の微妙な恋心を描いたもの。 いつの時代も、自分にとってどんな相手がいいのか?悩むものかな。 | ||||
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皆思いやりがあって、すらすらと読めたが、もし「はないちもんめ」を最初に読んでいたら何冊も宇江佐真理を読まなかったかな?ちなみに初めに「雷桜」次に「とうりゃんせ」「桜花を見た」その次に「とうりゃんせ」の順に読みました。 | ||||
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私的には、大して面白くなかったです。 深みがないというか、内容が薄っぺらいというか..。 読み返す事もないです。 | ||||
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市井もの人情恋愛小説。 少々気は強いがしっかり者のヒロイン・お初と青物屋長男坊のヒーロー・栄蔵は 似た生い立ちを持つ者同士、お初の裁縫の師匠・おとくの仲立ちもあり急接近します。 各々の家族や家業のしがらみお初のライバルなどが複雑に絡み悲喜こもごもで 最後まで目が離せません。 しかしヒーローの栄蔵の人間性(性格)がなんとも女性の私の視点から見て 魅力が薄かったところがいささか残念でした。 物語中盤で栄蔵の家は火事に見舞われるのですがその後行方をくらまして やっと捜し当て会いに行ったお初に自分のことは忘れてくれと 言ったりなんか勝手で掴みどころがない男と云う印象を持ちました。 このヒーローの唯一の見せ場はお初が雇ったおきんのちんぴら亭主を やっつけたこと位で他にはあまりパッとしなかったです。 全般的にはヒロイン・お初の正義感溢れる一本気な性格がとても良かったし お初のお父さんがダジャレ好きないい人、 そしてお母さんの死をきっかけに立ち直る兄さん、ライバル・おふじの存在 など人間くささ満点で楽しく読めました。 最後にもう一つ、おきんにも幸せになってほしかったです。。 | ||||
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宇江佐先生の作品が立て続けに文庫化されています。 ファンとしてはありがたいことです。 さて本作、 両国広小路の水茶屋「明石屋」の娘お初の恋と、 お初の家族、恋人栄蔵らの人生の明暗を描いた人情もの時代小説です。 読みどころは、 まっすぐな娘、お初が若さ故に悩みながらも、 誠実に生きることで、 周囲の人々を変えていき、 最後には・・・、 というドラマ性です。 よくできた恋愛小説で青春小説です。 現在の時代小説の書き手では、 名実ともに「NO1は宇江佐真理」というのは、 衆目一致するところですよね。 そういう背景で本作を読むのですが、 確かに平均以上。 最後まで読者の心を掴むストーリーの力強さもあります。 「冶玄店の女」と同じ感想ですが、 本作、主人公の相手役、 男(栄蔵)の描写がいまいちのような。。。 本作でいうと、 相手役の栄蔵は実家の火事の後姿を消すのですが、 その失踪の必然性が感じられません。 手練のストーリーテラー、宇江佐先生としては珍しいことです。 この調子で最後まで栄蔵にのめり込めませんでした。 どうしても比較してしまいますが、 代表作、髪結い伊三次シリーズでは、 主人公伊三の心理描写が効いていて、 それが恋愛の描写にも繋がっているように思います。 栄蔵の里親に預けられた歴史などもっと掘り下げたらなあと。。。 本作はすかっとできませんでした。 期待値の高い作家宇江佐先生だけに、 ちょっと厳し目なレビューで。 | ||||
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宇江佐さんの筆冴えわたる江戸の純愛小説です。両国広小路の水茶屋(ウェイトレスのいる喫茶店のようなものだったのでしょうね)、明石屋の娘お初と青物屋の「八百青」の跡取り栄蔵との古風な(といっても江戸時代なのですから当たり前なのですが)恋の行く末が江戸市井の季節の移ろいの中で、人情こまやかに語られます。 突然、目の前に現れ嫁さんになってくれという男らしく一本気な栄蔵に、最初はとまどいながらも似たような生い立ちであることを知るあたりから次第に引かれていくお初、この二人を取り巻く登場人物がさすがは宇江佐さん、見事に肉付けされていてこれらの人たちの息づかいや声までが聞こえてくるような気がします。 女にだらしなくぐうたらの兄政吉、駄洒落ばかり言って夜になれば幼友達の口入屋、佐平次と飲んでばかりいる父親の源蔵、何かと政吉に甘い母親のお久、皆それぞれにいい加減であったり小意地がわるかったりするのですが最後には敵役のおふじまでがまことにカラっとした気風の良さを見せ、あの頃の江戸っ子ってこんなに気分の良い連中ばかりだったんだと感動させられます。 「親父さん。おいらが本当に道端で筵を広げて商売をしても笑いやせんかい」 栄蔵は真顔できいた。 「笑うもんけェ」 「そいじゃ、その道端で商売ェしているような男の所へ娘を嫁に出せますかい」 「何を言うんだろうね、このすっとこどっこいは。話が違うだろうが。わっちは女房を養っていけるなら、道端で筵を広げて商売ェをしようが、紙屑拾いだろうが頓着しねェわな。」 栄蔵の失踪事件があったり、男女の人情沙汰や心中があったりしますがご安心ください、ホロリとさせられてハッピーエンドとなります。(ロングバージョンのレビューは [...]のレジャー→エンタメでどうぞ) | ||||
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宇江佐作品ではちょっとめずらしいくらいの100%「月9ドラマ」みたいなラブストーリーです。切ない人間模様も健在ですが。 どうしょもない兄ちゃん、茶汲み女のはすっぱさと哀愁、だめ男を断ち切りがたい女の弱さとかが彩りを鮮やかにしています。 本当に憎たらしいライバルの「おふじ」なんて、読んでるだけでも腹が立ちますよ。 でも、ここで特筆なのは「お初」のとうちゃん「源蔵」客商売の調子のよさとさりげなく娘の幸せを願うさまは涙をそそります。江戸の男は粋だねぇ。この源蔵のおかげで主人公のお初と彼氏の栄蔵の恋の行方が良い方向に展開していくのだけれど、それは読んでからのお楽しみです。 ドラマにするなら、前にあったNHKの夜の連ドラの15分番組で1クール(3ヶ月)持つんじゃないかなぁ。 ドラマ化するのなら源蔵さんを誰にするかが肝だね。 | ||||
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