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メアリ・ジキルとマッド・サイエンティストの娘たち
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メアリ・ジキルとマッド・サイエンティストの娘たちの評価: 4.55/5点 レビュー 11件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.55pt
Created with Highcharts 5.0.100件0.00%0件0.00%1件9.09%3件27.27%7件63.64%得点得点☆1☆2☆3☆4☆5


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全10件 1~10 1/1ページ
No.10:
(4pt)

なんだかちょっと戦隊ものっぽいところも

ヴィクトリア朝時代のイギリス、ジキル博士の娘を中心に、マッド・サイエンティストの娘たちが活躍する。まあ、SFといえばSFだし、スチームパンクといえばそうなんだろう。ホームズも登場するのでミステリーでもある。
 でも、そういうことはさておいて、古典作品の娘たちが活躍するだけでもとても楽しいし、にぎやか。そして全体を貫くのは、彼女たちのシスターフッド。あえてフェミニズムSFなんて考える必要はない。ヴィクトリア朝の女性にとって窮屈な時代を、現代の作家が描けば、そうなるにきまっている。そして、そのことが明確に示されるのが、書かれているスタイル。小説は、彼女たちのひとり、モロー博士の娘が執筆しているという設定だけれど、文章の途中にしばしば、彼女たちのコメントが挿入されていて、これがまたおかしい。というか、娘たちそれぞれのキャラクターがうまく生かされている。キャラクターが多様ということは、そのまま女性の多様さにつながっている。活動的ではないスカートじゃ冒険はできない。まあ、マッド・サイエンティストの娘たちは、みんなモンスターなんだけど。
 ストーリーはといえば、ジキル夫人の葬儀からはじまる。娘のメアリ・ジキルは遺産の処分もできず、生活に困るような状態だが、そこで母親がハイド氏に送金していたことを知る。ハイド氏には懸賞金がかけられているので、彼を探しに行く。そこから、マッド・サイエンティストの協会の存在を知り、関係するかもしれない連続殺人事件とつながっていく。その過程で、ハイド氏の娘やモロー博士の娘などと出会い、仲間になっていく。
 殺人事件の捜査をしていたホームズとワトスンとも出会うけれど、この二人がいい味を出している。なにげにメアリ・ジキルが気になるホームズのツンデレな感じとかね。
 事件は完全に解決したわけではなく、次が気になるところです。追加メンバーもいそうだし、って何か戦隊物みたいですね。
メアリ・ジキルとマッド・サイエンティストの娘たち (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)Amazon書評・レビュー:メアリ・ジキルとマッド・サイエンティストの娘たち (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)より
4153350486
No.9:
(5pt)

モンスター娘たちのツッコミがいいアクセント

●「ジキル博士とハイド氏」や「フランケンシュタイン」など超有名な作品だが、何故か一度も読ん
だことがない。おまけに”ヴィクトリア朝”ってどんな時代?無いない尽くしで楽しめるのかと危惧し
たが、大丈夫。巻末の解説で簡単に要約してくれている。また、それがなくても充分面白く読める。
 文章はまるで日本人作家が書いた作品かと思うほどの読みやすさだった。おそらく翻訳者の優れた
技の賜物なのだろう。物語の展開もスムーズ。

 内容はルームシェアしている”モンスター娘”たちのミステリー仕立て冒険譚というところ。物語の
途中で”モンスター娘”がツッコミを入れたり、主役の座を簒奪しそうなキャラのダイアナがやんちゃ
だったり、或いは現在ならDNA鑑定ですぐに判明するのに残念・・・と読んでる方が思わずツッコん
でみたり。コメディタッチの柔らかな空気に浸りながらページをめくっていた。
 男どもには絶対にない女性だけのコミュニティの雰囲気は、なんとも不思議で和気あいあいの空間
だった。

 二代目銀背の新☆ハヤカワ・SF・シリーズは私の好みに合うものが少なく、殆ど読んでいないが、
珍しく結構面白く読めました。
メアリ・ジキルとマッド・サイエンティストの娘たち (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)Amazon書評・レビュー:メアリ・ジキルとマッド・サイエンティストの娘たち (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)より
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No.8:
(5pt)

ここまでエンターテイメントに富んだ作品があろうとは!

もう設定からしてワクワクするしかない。あのキャラクターの娘達が大集合。冒険を繰り広げるのだから、胸の高まりが止まらない。どのキャラも本当に愛しかった。女の子の可愛さが全面に溢れているのに決して弱みにならず、楽しさに繋がっている。また、ホームズシリーズ好きはパスティーシュとしても優秀なのでぜひ読んで欲しい。続刊をいつまでも待ってます。
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No.7:
(5pt)

続刊希望!!!

全てのキャラクターが愛しすぎる!
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No.6:
(5pt)

三部作の一部目だが評判通り面白かった。

途中に入る登場人物からのチャチャやつっこみが面白く緩急があって読みやすい。
ジキルとハイドの娘の二人以外は複数の怪奇物語りの娘で全員の原作を読んでいたのでうれしかった。
ホームズとワトソンも原作通りの人物で描かれていて、イレギュラーズの少年も登場して面白かった。
ホームズの時代の世相や女性の生活がよく判る。
ラストの家庭教師名が「ドラキュラ」のミナの旧姓で、ヘルシング教授の娘の手紙があるので次は吸血娘?
錬金術師協会の謎が解けていないので残り二部の翻訳が楽しみ。
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No.5:
(4pt)

ジキルとハイド・ラパチーニ・モロー・フランケンシュタイン…マッド・サイエンティストの娘たち!

ジキルとハイド・ラパチーニ・モロー・フランケンシュタイン…マッド・サイエンティストの娘たち!モンスターズプリキュア(笑)&ホームズと云うオールスターが共闘して秘密結社に挑む!それだけでも魅力的なキャラがそこから導きだされた個性でより輝いて活躍し、物語の構成としても随所に映像で云う処のオーディオコメンテーターが入った造りがなおさらキャラを引き立てる。次はヴァンヘルシングの娘…期待マックスです。
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No.4:
(4pt)

メタ的な表現も計算された楽しめる作品

一言で内容を表すとしたら、「タイトルそのまま」です。これだけなら普段は手にしない分野ですが、ホームズ関連からの流れでお薦めに入ったらしく、パスティーシュとしても興味もあり購入。

女性作家が女性主人公を描く作品らしく、この時代のファッションなどへもさりげなく言及しながら、巻き込まれ型の冒険譚がお約束通りという感じで始まります。
お約束通りでないのは、メタフィクション的に他の登場人物(その時点ではストーリーに現れていない者も)が現在視点で口を挟む形式です。

この手法、最初はあまり意味がないというか、これ見よがしのようなだけで、あまり効果的でないように思っていたのですが...
ストーリーが展開するにつれ、なるほど、視点人物を主人公に固定していては書けなかったシーンが多くあるし、また他の人物を魅力的に描くことも難しかったのだろう、とわかってきます。英文学の教授である作者の技法というか、苦肉の策だったのかもしれません。

その他、アクションシーンが特撮技術のなかった時代のハリウッドB級アクションのようになんだかモッタリしていたりとか、メアリ・シェリーへの過剰な言及がアンバランスに思えるなど、気になる点はあるものの、楽しい作品でした。3部作ということで、次作への思わせぶりな導入で終わるところは最近のYAによくあるとはいえ個人的に好きになれないのですが、次作も読む価値はありそうです。

ホームズ・パスティーシュとしては、度合いは少ないもののシャーロッキアンでなければ書かないだろうなというようなニヤリとするエピソードもあり、シャーロッキアン諸氏にもお薦めできる作品でした。
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No.3:
(5pt)

個性的な少女たちの冒険

ヴィクトリア朝の雰囲気にどっぷりひたりながら、個性的な少女たちの冒険を楽しめた。
横暴な父権と戦う女性たちの自立の物語とも読めた。

実はいちばん地味なメアリ・ジキルを最初に出して主人公とし、
だんだんに仲間が増えていく展開がうまい。

続編もぜひ読みたい。
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No.2:
(5pt)

ビクトリア朝女子会の楽しさ

シャーロック・ホームズや切り裂きジャックの時代を舞台に、虚実取り混ぜた様々なキャラクターを共演させる手法そのものは、決して目新しくはない。多くのホームズ・パスティシュを例に挙げるまでもないだろう。
しかし本作では、登場人物を女性中心にし、まるで彼女らのお喋りを聞いているような心地よさを醸し出して、出色の出来栄えになったと思う。よくここまでのメンバーをそろえたものだと感心もする。それぞれも原典を読み直してみようかと、そんな気にもなった。
すでに本国では続編も出ているとか。ぜひともシリーズの翻訳刊行を実現してほしい。それも早期にね。
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No.1:
(5pt)

ああもう大好き。一気呵成。

冒険小説というか、FTコメディというか。基本的にはヤングアダルトです。ほぼ一日で読了。

とうの昔に父を亡くしたジキル博士の令嬢メアリが母を亡くして天涯孤独となり、すぐ近い将来の困窮が迫る中、弁護士を通じて「ハイド」氏の娘に定期的なお金が支給されていることを知る。時を同じくして起きている、肉体の一部を持ち去られる娼婦の連続殺人事件。メアリはシャーロック・ホームズとともに、父の秘密と殺人事件の謎を追う、という話がドクター・モローの娘から語られるというそれだけで破天荒な小説です。
ヤングアダルトなので、展開にひねりがないとか、ヴィクトリア朝のリアリティがないとか、ホームズの描き方がステレオタイプ過ぎるとか文句つけるのは詮無いこと。
あの時代のモンスターたちに第二世代がいて、それぞれが個性とチームワークとで、手を取り合って難題を解決していく展開がなんともワクワク、久々にオモロイもの読んだわ、という気になりました。
ジキルの娘は冷静さと行動力を兼ね備え、ハイド氏の娘は猪突猛進、ラパチーニの娘は心美しき毒々娘、モローの産物たる娘は半野獣ゆえの身体能力、フランケンシュタインの第二世代(ネタバレ自粛)は心優しき怪力娘と、5人の擬似姉妹の大活躍は本当に楽しい。日本のラノベだったら個性を生かした異能バトルにしちゃうでしょうけど、そんな展開はほんの一部で、とにかく読んでいて彼女たちを愛さずにはいられないのです。
それを支えているのは賛否はあろうけど、この小説のメタ構成。
今回の冒険の後に小説家となるモローの娘が書いているという設定なんだけど、その記述(原稿)に対して合間合間(ほぼ各章すべて)に5人娘と家政婦とメイドのツッコミが入る。これが非常に効果的で、さほど長くもない本編で主人公格が5人、さらにほぼ出ずっぱりのシャーロック・ホームズという脇がいるにも関わらず、全く登場人物が混乱せず、それぞれが埋没しないで各自の個性が浮き彫りになり、期せずしてキャラクターの掘り下げに大成功している。
繰り返してしまうが、この子たちを愛さずにはいられない。一人残らず。

大絶賛している理由のもう一つは、何よりも続編を読みたいから(三部作らしい。最近の早川はよく途中で投げ出す)。
本編の最後、おそらく次作では5人娘でなく、少なくとも6人娘になることが示唆されています。○○の娘です。
まだ登場もしていないのに、もう愛さずにはいられない。
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