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店長がバカすぎて
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店長がバカすぎての評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.38pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全66件 41~60 3/4ページ
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表題作の他、「小説家がバカすぎて」、「弊社の社長がバカすぎて」、「営業がバカすぎて」、「神様がバカすぎて」及び「結局、私がバカすぎて」の全6話から構成される谷原という女性書店員をヒロインとした小気味良い連作痛快短編集。全編にミステリ的趣向を織り込んでいる点が特徴。巻頭の表題作を読むと、単なる谷原を初めとした登場人物達の鬱憤晴らしの内容ではなく、本・書店員に対する限りない愛が伝わって来たり、「人間の思惑は他人からは推し量れない」というメッセージ性があったり、「今、どうして私はこの職業に就いてるのか?」といった形而上学的思惟が漂っていたりと中々深い。 第二話は、シチュエーションの創り方及び(全編に渡るが)作者の語り口が巧みで笑える内容となっているが、「店長の山本=(口説の徒であるが)名店長」と見える辺りは第一話同様、「人間の思惑は他人からは推し量れない」とのメッセージなのかも知れない。第三話は、業界の内情を綴っているだけで何の寓意も感じないが、谷原の実家の料理店に入り浸る石野という谷原の<親父>と親密な初老の女性の正体が気になる(かつてのカリスマ書店員あるいは覆面作家?)。第四話は、弱い立場にある谷原の劣等感・懊悩を綴っているだけの様に見えて、"能天気なバカ"の山本の"底抜けのバカさ加減"がそんな谷原を救うという巧妙な展開。石野の前歴は予想と全く異なっていたが、人は各々(見えない部分を含めて)繋がっているという事か。第五話では話が膨らむ。まず、クレーマー3人の描写をした後で、書店の顧客の藤井が谷原が子供の頃に憧れていたカリスマ書店員である事が判明した上に藤井が大作家(覆面作家)の"ゲラ読み"に谷原を指名する手配をした一方、谷原・山本(転勤が決まっている)の心が接近し、ラストで藤井が泣き崩れるという急展開。 掉尾の「結局、私がバカすぎて」は、当然、ミステリ的解決作となっており、(伏線こそ張ってはいるものの)、本作が谷原をモデルとした覆面作家のメタ小説というアイデアは評価し難いが、マズは素直に楽しむべきか。山本の人物像は予想通りだったが、「覆面作家=***」という点は記述的に無理がある((確かに"会話"だが)信頼性の無い記述)。こうした瑕疵こそあるが、作者のアイデアが光ると共に本・書店員に対する限りない愛が伝わって来る快作だと思った。 | ||||
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著者を応援しています。 過去の作品群が好きです。 どんどん、いい作品を生み出して欲しいです。 この作品も、楽しみました。 しかし、ところどころ、共感出来ない部分がありました。 途中の主人公の心の動きが納得できない部分は「女心は複雑?」で消化しきれたと思います。 しかし、結末に納得がいきません。あの人が、その作品を書けるんでしょうか? すいません。やっぱり、ちょっと、納得出来ません。 それで、作品全体に疑問を感じてしまいました。 | ||||
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先に読んだ「ザ・ロイヤルファミリー」(当方星5つ)と同じ著者による作品とは思えぬ軽妙さ。 但し、決して軽薄ではない。 減点要素は下記の2点。 記 1. 最終話。結論を急いだか、ドタバタ感が否めない。 2. 222ページの小説家のセリフ。「最近少し煮詰まっていて。僕の作品について率直な意見を聞かせてもらえませんか?」。「煮詰まる」の意を作者が誤解していることによるものと推察した。 以上 | ||||
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タイトルにひかれて書店で買おうと思ったけど、Kindleでダウンロード。書店、ひいては出版業界の悲喜こもごもにとどまらず、すべての社会人、会社務めの人間があるあると頷くであろうエッセンスがあり、それらを全てひっくるめてクライマックスへの伏線につながっている。引き込まれるように、没頭して読んでしまいました。続編も楽しみにしたいと思います。 | ||||
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タイトルに惹かれた。感覚が似てる、と共感できるし、サクサク読めた。 | ||||
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こんなに本に纏わることに夢中になれる書店員さんっているのだろうか… どれだけ給料が安くても、 退職せず残り続けた彼女からは、衝撃的とも思えるほどの情熱が伝わりました。 今となっては、大型書店ばかりが目につき、 本の在処は機械だより。 著書から、昔ながらの風情が残っているかのような、武蔵野書店の雰囲気がひしひしと感じとられるところが、ほのぼのしい作品でした。 そこで繰り広げられる人間ドラマ。 店長のおバカ加減と、鬱陶しくも店長を相手にしている彼女は、夫婦漫才のように笑みがこぼれます。 そして最終話のまさかの展開では、なかなか味わえないエピソードに、心を打たれました。また繰り返し読みたくなってしまう一冊です。 | ||||
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吉祥寺の書店を舞台に、本を愛してやまない書店員とおバカなふりをしてるのか本当にバカなのか微妙な店長とのやりとりをコメディタッチで描いた作品。 読み進めるうちに、出版業界の構造不況、正社員と契約社員の賃金格差、カスタマーハラスメントなどに向き合いながら、時には心が折れそうになりながらも愛する本のために日々奮闘する主人公を応援したくなりました。 | ||||
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心がほどよく休まる。仕事の休憩時間に読んだらいい感じだった。すらすらと読める文章はすごい。あと、親父の店に行ってみたい。 | ||||
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上司や仕事、自分の将来のことで悩んで葛藤する主人公の姿は、共感できるところがあって引きこまれる。仕事の哲学のようなものを考えさせられる。 最後は少しばたばたしているので、もう少し丁寧に謎解きしてくれるとよかった。 | ||||
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◆◆◆前半読みながら、声を出して笑い、 家人に「漫画読んでるの?」と言われ、 「本。」と答え、 「いいやん。」と返ってきた。 夕食を挟んで、家人が寝た後、 読み切りました。 書店のリアルがここにあります。 (現役書店員が言うのですから間違いありません。(笑)) そして、もう一つの 私の仕事(キャリアコンサルタント)からの視点で言うと、 まさしくこれは《お仕事本》。 そこには、人の奥深さが描かれ、 丁寧な心の描写があります。 感想を書きながら、本が好き。=人が好き。 そんな言葉が浮かんできました。 映像化の予感がします | ||||
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書店での日常とミステリーを絡めたお仕事小説といっていいだろうか。武蔵野書店の書店員である谷原京子と店長の山本猛を中心に、出版業界の内幕を軽いタッチで描きながら、覆面作家の正体に迫る。そもそも店長の正体も謎である。書名の通り、敏腕ではない店長であるが、だんだん良い人のようになっていく。登場人物のすべてが優しく、何らかの謎を抱えながら出版業界に携わる姿は、本好きの人々の胸を打つだろう。心が温かくなりました。ああ、こんな感じで私も仕事がしたい。 | ||||
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タイトルとレビューなどで何となく想像して購入。 とある本屋の本好き過ぎるが故の悩みなどが描かれています。 会話ベースであるためあっと言う間に読めます。 最終章に向けて話の流れはスピードup。 後々考えると伏線であった内容を回収したり、自分自身で思わず想像してしまう内容もありました。 日常生活でのほのぼのした感じであり極端に感動したり、切なさだとかという意図はないため物足りない方もいるかもしれません。 自分としては日頃ビジネス書も読んだり小説などを読みますが、ほっと一息つくという意味で読む本としては好きでした。 次回 バカすぎて・・・2 期待しています。 | ||||
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テンポよくスイスイ気軽に読め、読み終わった後はニンマリと暖かな気持ちに なれるという点で原田マハ作品が好きな人にはオススメです。 書店員とその店長、同僚、社長、人気作家、お客さんなどの登場人物も なんとも憎めないキャラばかり。 「〜がバカすぎて」という章に分かれていて、店長や作家や社長が バカ過ぎると悪口三昧の割りに全く毒のないカワイイお話です。 笑いあり涙ありだけでなく、出版業界や書店の現状なども描かれていて 本好きなら興味を惹かれると思います。 後々まで考えさせられるような深みや衝撃的な感動や唸るような文章表現は ありませんが、ステイホーム中に読むならこんな気軽でほのぼのした本が 良いかもしれません。 | ||||
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意図しているのかしていないのか、むかつかせる才能を持つ書店の店長。 書店員の姿はある程度リアルと思わせる描写で、テンポよく読み進められる。 実際書籍 の流通システムはもう世の中にマッチしていないよ。 取り寄せで1週間以上待つ読者なんて、ほんのわずか。 読みたいときにすぐに本は手にしたい。 タイトルの店長が目を引くが、実際は店員を中心とした物語であり、出来ればもっと深堀してほしかった。 | ||||
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読み始めたら止まらなくなり、その日の内に完読しました。 とても読み易く、最初から最後まで面白かったです。 「イノセントデイズ」の作者である事は読後に気づきました。そちらも好きな作品でしたので、他の作品にも俄然興味が湧きました。 | ||||
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主人公が、ネガティブであるため もどかしさを感じました。ただ、展開がテンポよく読みやすかったです。多少のジレンマを感じましたが、最終的に丸く収まったので由としました。 | ||||
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気楽に読めるライトノベル。書店と出版業界をネタにしていて面白い。でも店長のキャラは今一つかな。毎日無意味な朝会をするなんて、それは本当に馬鹿で時間の無駄。好き黄な先輩も無駄にキラキラしていて嘘っぽい。 とはいうものの、読めば楽しい。 | ||||
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本屋大賞ノミネート作品。 まあ、本屋の店員さんが主人公であるし、無理もない。 2020春の感染症騒動の渦中、ステイホーム!である。せめて、読むものくらい心が軽く楽しくなる本を読みたい。と、本屋さんの棚から選択。 あまりに軽くておもしろくて一晩で読んでしまったのは誤算。 谷原京子…吉祥寺の駅から少し距離のある場所にある武蔵野書店本店に契約社員として勤務。 店長…山本猛という本名とは似つかわしくないほど細くて白く軽く薄い、武蔵野書店本店店長。 小柳真理…京子が武蔵野書店ので働きたい理由となった、優秀な店員。 マダム…お客さま 石野恵奈子…京子の父が営む居酒屋の客。 佐々木さん…神保町の大きな本屋さんの優秀な店員 などなど、魅力的なキャラクターたち。みな本が大好き。 書店の魅力は、この「本が大好き」なんだなあ。 ドタバタしているけれど、小さな悩み大きな問題いろいろあるけれど、やはり、本への愛情がこの本からあふれていて、本好きの私はとても楽しめた。 | ||||
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これ、本屋大賞狙いなんですかね? 本屋大賞らしき賞も出て来ますし、何より主人公が書店員というのがそのものズバリじゃないですか。本屋大賞を決めるのは多くの名もなき書店員さんですから、彼ら・彼女らの気を引こうとしたのは明白かと。 まあ、それでも面白い話には違いありません。そもそも、誰もこんなプロットやストーリーを今まで思いつかなかったわけで。この点、オリジナリティは認めざるを得ません。 ラストも意外な幕切れで、余韻を残す終わり方です。登場人物のキャラも立ってるし、もっともっとこの人の活躍がみたい、知りたいと思わせるのには十分。これはシリーズ化必至か! | ||||
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最近、立て続けにシリアスで重いテーマの小説を読んでいて少し疲れたので、軽く読めそうなこちらの本を読んでみました あまり期待せずに読みはじめましたが、普通に面白かった フフっと笑ってしまうような所もあり、とても読みやすくテンポよく読めます | ||||
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