11枚のとらんぷ

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評判

11枚のとらんぷの評価:

4.40/5点 レビュー 20件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.40pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全67件 21〜40 2/4ページ
No.47
(4pt)

マジックミステリ

初の泡坂妻夫。噂に違わないおもしろさ。
近年はマジックの種あかしがテレビや書籍で頻繁におこなわれるが、書かれた当時はどうやら違っていたらしい。作中作の短編集にかかれていることが事件解明の重要な手がかりになっているのが好みだった。
11枚のとらんぷ (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: 11枚のとらんぷ (双葉文庫)より
4575501980
No.46
(4pt)

手品尽くし

登場人物たちの紹介を兼ねたどたばたコメディ的な第一部で手品ショーを舞台に事件が語られます。
第二部では、事件解決の鍵となる短編集が小説内小説として挟み込まれますが、各短編は手品のトリックをネタに書かれています。
最後の第3部は、世界中の手品師が集まる国際会議を舞台にした解決編、といった構成で手品尽くしの物語です。
アイデアのための物語といった趣なので、手品に興味が無かったり、濃密な人物描写を読みたい人は他の作品を読んだほうが良いでしょう。
その代わりに、変わった趣向のアイデアに満ちたミステリを読みたい人には、文句無くお勧めできると思います。
11枚のとらんぷ (角川文庫 緑) Amazon書評・レビュー: 11枚のとらんぷ (角川文庫 緑)より
4041461022
No.45
(4pt)

手品尽くし

登場人物たちの紹介を兼ねたどたばたコメディ的な第一部で手品ショーを舞台に事件が語られます。
第二部では、事件解決の鍵となる短編集が小説内小説として挟み込まれますが、各短編は手品のトリックをネタに書かれています。
最後の第3部は、世界中の手品師が集まる国際会議を舞台にした解決編、といった構成で手品尽くしの物語です。
アイデアのための物語といった趣なので、手品に興味が無かったり、濃密な人物描写を読みたい人は他の作品を読んだほうが良いでしょう。
その代わりに、変わった趣向のアイデアに満ちたミステリを読みたい人には、文句無くお勧めできると思います。
11枚のとらんぷ (1979年) (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 11枚のとらんぷ (1979年) (角川文庫)より
B000J8ENX8
No.44
(4pt)

手品尽くし

登場人物たちの紹介を兼ねたどたばたコメディ的な第一部で手品ショーを舞台に事件が語られます。
第二部では、事件解決の鍵となる短編集が小説内小説として挟み込まれますが、各短編は手品のトリックをネタに書かれています。
最後の第3部は、世界中の手品師が集まる国際会議を舞台にした解決編、といった構成で手品尽くしの物語です。
アイデアのための物語といった趣なので、手品に興味が無かったり、濃密な人物描写を読みたい人は他の作品を読んだほうが良いでしょう。
その代わりに、変わった趣向のアイデアに満ちたミステリを読みたい人には、文句無くお勧めできると思います。
11枚のとらんぷ (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 11枚のとらんぷ (角川文庫)より
4041019176
No.43
(4pt)

手品尽くし

登場人物たちの紹介を兼ねたどたばたコメディ的な第一部で手品ショーを舞台に事件が語られます。
第二部では、事件解決の鍵となる短編集が小説内小説として挟み込まれますが、各短編は手品のトリックをネタに書かれています。
最後の第3部は、世界中の手品師が集まる国際会議を舞台にした解決編、といった構成で手品尽くしの物語です。
アイデアのための物語といった趣なので、手品に興味が無かったり、濃密な人物描写を読みたい人は他の作品を読んだほうが良いでしょう。
その代わりに、変わった趣向のアイデアに満ちたミステリを読みたい人には、文句無くお勧めできると思います。
11枚のとらんぷ (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書) Amazon書評・レビュー: 11枚のとらんぷ (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)より
4488402119
No.42
(4pt)

手品尽くし

登場人物たちの紹介を兼ねたどたばたコメディ的な第一部で手品ショーを舞台に事件が語られます。
第二部では、事件解決の鍵となる短編集が小説内小説として挟み込まれますが、各短編は手品のトリックをネタに書かれています。
最後の第3部は、世界中の手品師が集まる国際会議を舞台にした解決編、といった構成で手品尽くしの物語です。
アイデアのための物語といった趣なので、手品に興味が無かったり、濃密な人物描写を読みたい人は他の作品を読んだほうが良いでしょう。
その代わりに、変わった趣向のアイデアに満ちたミステリを読みたい人には、文句無くお勧めできると思います。
11枚のとらんぷ (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: 11枚のとらんぷ (双葉文庫)より
4575501980
No.41
(5pt)

奇術をネタとトリックに織り込んだ名作

泡坂 妻夫 氏の初期の代表作である長編作品である。
3部構成になっていて、公民館での奇術ショーでの事件、作中作、解決編となっている。
全編に伏線が張り巡らされていて、特に関係ないと思われた作中作の中に大胆に犯人を推理する伏線が仕込まれている。
殺人事件とともに、奇術のネタも非常に面白い。
犯人特定の決め手となるネタ自体は今ではあまり珍しいものではなくなっているが、昔の作品ということを踏まえても、今読んでも非常に楽しめる一作である。
11枚のとらんぷ (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書) Amazon書評・レビュー: 11枚のとらんぷ (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)より
4488402119
No.40
(5pt)

奇術をネタとトリックに織り込んだ名作

泡坂 妻夫 氏の初期の代表作である長編作品である。
3部構成になっていて、公民館での奇術ショーでの事件、作中作、解決編となっている。
全編に伏線が張り巡らされていて、特に関係ないと思われた作中作の中に大胆に犯人を推理する伏線が仕込まれている。
殺人事件とともに、奇術のネタも非常に面白い。
犯人特定の決め手となるネタ自体は今ではあまり珍しいものではなくなっているが、昔の作品ということを踏まえても、今読んでも非常に楽しめる一作である。
11枚のとらんぷ (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 11枚のとらんぷ (角川文庫)より
4041019176
No.39
(5pt)

奇術をネタとトリックに織り込んだ名作

泡坂 妻夫 氏の初期の代表作である長編作品である。
3部構成になっていて、公民館での奇術ショーでの事件、作中作、解決編となっている。
全編に伏線が張り巡らされていて、特に関係ないと思われた作中作の中に大胆に犯人を推理する伏線が仕込まれている。
殺人事件とともに、奇術のネタも非常に面白い。
犯人特定の決め手となるネタ自体は今ではあまり珍しいものではなくなっているが、昔の作品ということを踏まえても、今読んでも非常に楽しめる一作である。
11枚のとらんぷ (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: 11枚のとらんぷ (双葉文庫)より
4575501980
No.38
(5pt)

奇術をネタとトリックに織り込んだ名作

泡坂 妻夫 氏の初期の代表作である長編作品である。 3部構成になっていて、公民館での奇術ショーでの事件、作中作、解決編となっている。 全編に伏線が張り巡らされていて、特に関係ないと思われた作中作の中に大胆に犯人を推理する伏線が仕込まれている。 殺人事件とともに、奇術のネタも非常に面白い。 犯人特定の決め手となるネタ自体は今ではあまり珍しいものではなくなっているが、昔の作品ということを踏まえても、今読んでも非常に楽しめる一作である。
11枚のとらんぷ (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書) Amazon書評・レビュー: 11枚のとらんぷ (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)より
4488402119
No.37
(4pt)

こまやかな伏線

I 部(11の奇術)のほとんど、II 部の作中作(11枚のとらんぷ)の全部、
これら本筋とどんな関係があるのかと思い読み進めて行きました。

短篇集「亜愛一郎の狼狽」や長篇「乱れからくり」は面白かったのに
これは・・・

ところがIII 部(11番目のトリック)の探偵役・鹿川氏の「蓬丘斎乾城」の
講義を含め、すべてこまやかな伏線になっている。

しつこいようだが、奇術ショウ、作中作、鹿川氏の講義は、作者が単にじぶんの
奇術趣味に筆を任せ、テキトーに書いているように見えるのだが、
じつはとんでもなく計算し、後のためのヒントをだまし絵のごとく隠蔽している。

I 部はアリバイに、II 部は属性に、III 部は動機に対応している。

※ 写真・自己紹介は無視して下さい
11枚のとらんぷ (角川文庫 緑) Amazon書評・レビュー: 11枚のとらんぷ (角川文庫 緑)より
4041461022
No.36
(4pt)

こまやかな伏線

I 部(11の奇術)のほとんど、II 部の作中作(11枚のとらんぷ)の全部、
これら本筋とどんな関係があるのかと思い読み進めて行きました。

短篇集「亜愛一郎の狼狽」や長篇「乱れからくり」は面白かったのに
これは・・・

ところがIII 部(11番目のトリック)の探偵役・鹿川氏の「蓬丘斎乾城」の
講義を含め、すべてこまやかな伏線になっている。

しつこいようだが、奇術ショウ、作中作、鹿川氏の講義は、作者が単にじぶんの
奇術趣味に筆を任せ、テキトーに書いているように見えるのだが、
じつはとんでもなく計算し、後のためのヒントをだまし絵のごとく隠蔽している。

I 部はアリバイに、II 部は属性に、III 部は動機に対応している。

※ 写真・自己紹介は無視して下さい
11枚のとらんぷ (1979年) (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 11枚のとらんぷ (1979年) (角川文庫)より
B000J8ENX8
No.35
(4pt)

こまやかな伏線

I 部(11の奇術)のほとんど、II 部の作中作(11枚のとらんぷ)の全部、
これら本筋とどんな関係があるのかと思い読み進めて行きました。

短篇集「亜愛一郎の狼狽」や長篇「乱れからくり」は面白かったのに
これは・・・

ところがIII 部(11番目のトリック)の探偵役・鹿川氏の「蓬丘斎乾城」の
講義を含め、すべてこまやかな伏線になっている。

しつこいようだが、奇術ショウ、作中作、鹿川氏の講義は、作者が単にじぶんの
奇術趣味に筆を任せ、テキトーに書いているように見えるのだが、
じつはとんでもなく計算し、後のためのヒントをだまし絵のごとく隠蔽している。

I 部はアリバイに、II 部は属性に、III 部は動機に対応している。
11枚のとらんぷ (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書) Amazon書評・レビュー: 11枚のとらんぷ (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)より
4488402119
No.34
(4pt)

こまやかな伏線

I 部(11の奇術)のほとんど、II 部の作中作(11枚のとらんぷ)の全部、
これら本筋とどんな関係があるのかと思い読み進めて行きました。

短篇集「亜愛一郎の狼狽」や長篇「乱れからくり」は面白かったのに
これは・・・

ところがIII 部(11番目のトリック)の探偵役・鹿川氏の「蓬丘斎乾城」の
講義を含め、すべてこまやかな伏線になっているではないか。

しつこいようだが、奇術ショウ、作中作、鹿川氏の講義は、作者が単にじぶんの
奇術趣味に筆を任せ、テキトーに書いているように見えるのだが、
じつはとんでもなく計算し、後のためのヒントをだまし絵のごとく隠蔽しているのだ。

I 部はアリバイに、II 部は犯人の属性に、III 部は動機に対応し、まったく
理路整然としています。

奇術に関して素人でも II 部はおもしろく、泡坂先生が生きていて
もっと項目を増やし、独立した物語としての変則的な奇術書がもし出版
されていれば良かったのになあ〜
11枚のとらんぷ (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 11枚のとらんぷ (角川文庫)より
4041019176
No.33
(4pt)

こまやかな伏線

I 部(11の奇術)のほとんど、II 部の作中作(11枚のとらんぷ)の全部、
これら本筋とどんな関係があるのかと思い読み進めて行きました。

短篇集「亜愛一郎の狼狽」や長篇「乱れからくり」は面白かったのに
これは・・・

ところがIII 部(11番目のトリック)の探偵役・鹿川氏の「蓬丘斎乾城」の
講義を含め、すべてこまやかな伏線になっているではないか。

しつこいようだが、奇術ショウ、作中作、鹿川氏の講義は、作者が単にじぶんの
奇術趣味に筆を任せ、テキトーに書いているように見えるのだが、
じつはとんでもなく計算し、後のためのヒントをだまし絵のごとく隠蔽しているのだ。

I 部はアリバイに、II 部は犯人の属性に、III 部は動機に対応し、まったく
理路整然としています。

奇術に関して素人でも II 部はおもしろく、泡坂先生が生きていて
もっと項目を増やし、独立した物語としての変則的な奇術書がもし出版
されていれば良かったのになあ〜
11枚のとらんぷ (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: 11枚のとらんぷ (双葉文庫)より
4575501980
No.32
(5pt)

最近の角川文庫には珍しく用語規制無し

角川文庫は、かつて平井和正の『狼男だよ』の一部の描写が差別を助長していると、その筋から強硬な抗議を受けて以降、用語の自主規制を強めてきた。
あれほど人気を誇った横溝正史作品ですら、角川文庫の現行版は用語自主規制版である。
その角川文庫にしては珍しく、本書は巻末に、用語を自主規制していないとの断り書きがある。
文章に凝った作家だから原文を尊重したと言うより、原文尊重の姿勢を貫いている創元推理文庫版と同じにするには、こうするより他に無かったのだろう。
それなら、横溝正史作品も、代表作くらいは出版芸術社版に倣って原文を尊重するべきだと思うが。
角川でもやろうと思えばできるのだから、今後は他の作家でも自主規制を解除しろ、という意味での星5つ。

(作品そのものは、すでに古典として評価されている。
なお、『狼男だよ』は、初版の改ざん事件以降は、ハヤカワ文庫版、ノン・ノベル版と何のお咎めもなく発売され版を重ねていたが、角川文庫に入ってから突如として抗議を受けた。
この問題は後々まで尾を引き、平井和正は角川書店と決裂、『地球樹の女神』の版権を徳間に移すが、今度は徳間とも用語自主規制をめぐって決裂し、以後は電子出版に活路を求めていくことになる)
11枚のとらんぷ (角川文庫 緑) Amazon書評・レビュー: 11枚のとらんぷ (角川文庫 緑)より
4041461022
No.31
(5pt)

最近の角川文庫には珍しく用語規制無し

角川文庫は、かつて平井和正の『狼男だよ』の一部の描写が差別を助長していると、その筋から強硬な抗議を受けて以降、用語の自主規制を強めてきた。
あれほど人気を誇った横溝正史作品ですら、角川文庫の現行版は用語自主規制版である。
その角川文庫にしては珍しく、本書は巻末に、用語を自主規制していないとの断り書きがある。
文章に凝った作家だから原文を尊重したと言うより、原文尊重の姿勢を貫いている創元推理文庫版と同じにするには、こうするより他に無かったのだろう。
それなら、横溝正史作品も、代表作くらいは出版芸術社版に倣って原文を尊重するべきだと思うが。
角川でもやろうと思えばできるのだから、今後は他の作家でも自主規制を解除しろ、という意味での星5つ。

(作品そのものは、すでに古典として評価されている。
なお、『狼男だよ』は、初版の改ざん事件以降は、ハヤカワ文庫版、ノン・ノベル版と何のお咎めもなく発売され版を重ねていたが、角川文庫に入ってから突如として抗議を受けた。
この問題は後々まで尾を引き、平井和正は角川書店と決裂、『地球樹の女神』の版権を徳間に移すが、今度は徳間とも用語自主規制をめぐって決裂し、以後は電子出版に活路を求めていくことになる)
11枚のとらんぷ (1979年) (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 11枚のとらんぷ (1979年) (角川文庫)より
B000J8ENX8
No.30
(5pt)

最近の角川文庫には珍しく用語規制無し

角川文庫は、かつて平井和正の『狼男だよ』の一部の描写が差別を助長していると、その筋から強硬な抗議を受けて以降、用語の自主規制を強めてきた。
あれほど人気を誇った横溝正史作品ですら、角川文庫の現行版は用語自主規制版である。
その角川文庫にしては珍しく、本書は巻末に、用語を自主規制していないとの断り書きがある。
文章に凝った作家だから原文を尊重したと言うより、原文尊重の姿勢を貫いている創元推理文庫版と同じにするには、こうするより他に無かったのだろう。
それなら、横溝正史作品も、代表作くらいは出版芸術社版に倣って原文を尊重するべきだと思うが。
角川でもやろうと思えばできるのだから、今後は他の作家でも自主規制を解除しろ、という意味での星5つ。

(作品そのものは、すでに古典として評価されている。
なお、『狼男だよ』は、初版の改ざん事件以降は、ハヤカワ文庫版、ノン・ノベル版と何のお咎めもなく発売され版を重ねていたが、角川文庫に入ってから突如として抗議を受けた。
この問題は後々まで尾を引き、平井和正は角川書店と決裂、『地球樹の女神』の版権を徳間に移すが、今度は徳間とも用語自主規制をめぐって決裂し、以後は電子出版に活路を求めていくことになる)
11枚のとらんぷ (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書) Amazon書評・レビュー: 11枚のとらんぷ (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)より
4488402119
No.29
(5pt)

最近の角川文庫には珍しく用語規制無し

角川文庫は、かつて平井和正の『狼男だよ』の一部の描写が差別を助長していると、その筋から強硬な抗議を受けて以降、用語の自主規制を強めてきた。
あれほど人気を誇った横溝正史作品ですら、角川文庫の現行版は用語自主規制版である。
その角川文庫にしては珍しく、本書は巻末に、用語を自主規制していないとの断り書きがある。
文章に凝った作家だから原文を尊重したと言うより、原文尊重の姿勢を貫いている創元推理文庫版と同じにするには、こうするより他に無かったのだろう。
それなら、横溝正史作品も、代表作くらいは出版芸術社版に倣って原文を尊重するべきだと思うが。
角川でもやろうと思えばできるのだから、今後は他の作家でも自主規制を解除しろ、という意味での星5つ。

(作品そのものは、すでに古典として評価されている。
なお、『狼男だよ』は、初版の改ざん事件以降は、ハヤカワ文庫版、ノン・ノベル版と何のお咎めもなく発売され版を重ねていたが、角川文庫に入ってから突如として抗議を受けた。
この問題は後々まで尾を引き、平井和正は角川書店と決裂、『地球樹の女神』の版権を徳間に移すが、今度は徳間とも用語自主規制をめぐって決裂し、以後は電子出版に活路を求めていくことになる)
11枚のとらんぷ (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 11枚のとらんぷ (角川文庫)より
4041019176
No.28
(5pt)

最近の角川文庫には珍しく用語規制無し

角川文庫は、かつて平井和正の『狼男だよ』の一部の描写が差別を助長していると、その筋から強硬な抗議を受けて以降、用語の自主規制を強めてきた。
あれほど人気を誇った横溝正史作品ですら、角川文庫の現行版は用語自主規制版である。
その角川文庫にしては珍しく、本書は巻末に、用語を自主規制していないとの断り書きがある。
文章に凝った作家だから原文を尊重したと言うより、原文尊重の姿勢を貫いている創元推理文庫版と同じにするには、こうするより他に無かったのだろう。
それなら、横溝正史作品も、代表作くらいは出版芸術社版に倣って原文を尊重するべきだと思うが。
角川でもやろうと思えばできるのだから、今後は他の作家でも自主規制を解除しろ、という意味での星5つ。

(作品そのものは、すでに古典として評価されている。
なお、『狼男だよ』は、初版の改ざん事件以降は、ハヤカワ文庫版、ノン・ノベル版と何のお咎めもなく発売され版を重ねていたが、角川文庫に入ってから突如として抗議を受けた。
この問題は後々まで尾を引き、平井和正は角川書店と決裂、『地球樹の女神』の版権を徳間に移すが、今度は徳間とも用語自主規制をめぐって決裂し、以後は電子出版に活路を求めていくことになる)
11枚のとらんぷ (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: 11枚のとらんぷ (双葉文庫)より
4575501980