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チェス盤の少女



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【この小説が収録されている参考書籍】
チェス盤の少女 (角川文庫)

チェス盤の少女の評価: 3.58/5点 レビュー 31件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.58pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全17件 1~17 1/1ページ
No.17:
(4pt)

著者の今後にも期待したいサイコ物ミステリ

チェスの大会に出場する為集まった少女が誘拐され・・・というお話。

サイコ物としては、典型的な感じもしますが、キヤラクターがよく出来ており、最後まで楽しく読めました。  

暗い感じの作品ですが、あまり残酷にならない所も好印象です。逆にサイコ物に残酷さを求める向きには物足りないかも。スマホ、YouTube.ポケモンと言う言葉が出て来るのも現代的に思いました。

後半に意外な展開があるのも定石ですがミステリの規範に則っていて評価できます。デビュー作でここまで出来れば立派です。

著者の今後に期待したいミステリ。機会があったら是非。
チェス盤の少女 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:チェス盤の少女 (角川文庫)より
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No.16:
(4pt)

入り込むのに時間がかかった

ちょっと入り込むのに時間がかかりました。タイトルにチェスとあって、チェスが好きなのでもっとチェスの話が絡んでくるかと思いましたがそうでもなく。ちょっと想像とは違う感じでした。
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No.15:
(5pt)

魅力的な謎

魅力的な謎がどんどん出てきて、次の展開が非常に気になります。ぐいぐい読ませる本。
 こういう本を読むと、日本のミステリよりやはり海外ミステリは一枚上手だなと思っちゃうかも。
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No.14:
(4pt)

少女の冒険とホラーと警察ものの3つをミックス

謎の森に住む少年イライジャ、チェスの天才少女で誘拐され監禁されるイリサ、操作する女性警視のメイリード、この3人の視点で語られます。イライジャの視点からダークホラー、イリサの視点から少女の監禁から脱出していこうという知恵と勇気の冒険ミステリー、メイリードの警察物と、3つの違うテイストが混ざった作品という点では、ユニークかもしれません。
特にチェスの話がうまくはめこまれていて、そこは秀逸だな、と思いました。少女の冒険ということで、けっこうよく構成されていると思います。イリサのキャラクターもよく書かれています。応援しちゃいます。
イライジャの住む記憶の森の姿は、ホラーのテイスト。イライジャの正体が誰なのかというのも、まあ、お楽しみに。
メイリードのエピソードはもう少し掘り下げてあるといいのかな、と思います。
という作品ではあるのですが、ストーリー全体としては、ちょっと魅力に欠けるかな、と思いました。もう一工夫あってもよかったんじゃないかな、と。
それでも、イリサが助かるのかどうか、という点えでは、ページをめくらせる力は強いです。
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No.13:
(4pt)

上り坂に時間のかかるジェットコースター

翻訳小説を読むのが久しぶりということもあってか、最初はなかなかページをめくる手が進みませんでした。
実際訴求力はちょっと乏しく感じられたし、読んでいて退屈にすら感じるところがありました。
ところが、物語が動き始めると結構なジェットコースター感が発生!
ページをめくる手がどんどん早くなっていきました。

そして読了してみて、「面白かったか?」と聞かれると「面白かった」とは答えられます。
しかし他の方が言及しているように、犯人の動機は正直弱いです。
また、邦題も少し内容からズレているように思います。
利発な少女がチェスのルールを活かした奇想で犯人をやっつけるようなものを想像していると、これはまったく、完全に的外れです。
もしかしたらケッチャムの「隣の家の少女」あたりのタイトルを彷彿させたかったのかもしれませんが、失敗だと思います。
むしろ原題通りに「記憶の木」とか「記憶の森」の方がふさわしいのでしょうけど、今度はそれではタイトルに訴求力が無くなるのでしょうね。
ついでに、YouTubeは正直まったく取り上げる意味がありません。
「それだからこそ」のプラスアルファは期待してはいけませんし、何も書かれていません。

手触りとしては同じイギリス人作家のガイ・バート作「ソフィー」が結構近いテイストではないかと思います。
処女作でこのクオリティなら、作者は将来化けるかもしれないです。
ちょっと荒削りなところはありますが、それすらも一気に読ませてしまう筆力はなかなかのものです。
一読の価値は十分あります。
でも、冒頭はかなり退屈なので、そこだけは覚悟して濃いコーヒーでも準備してから手を伸ばすのがいいと思います。
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No.12:
(4pt)

うーん。

冒頭からとっつきにくいというか、翻訳がわかりづらいというか
ちょっと最初のほうは我慢が必要。
もっとわかりやすい表現はなかったのかと疑問。
私の読解力がないだけかもしれませんが…
内容の個所に概要がかかれていますが、ダークミステリとあるように
明るい話ではないので人を選ぶかもしれません。
著者にとってはこちらがデビュー作とのことで、個人的には悪くなかったと思うので
今後に期待したいです。
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No.11:
(5pt)

ドキドキする展開で、スッキリします

ネタバレするといけないので、いろいろ書けませんが
いろんな事象が複雑に絡み合って、気を抜いていては読めません。
満足しながら読めます。
楽しい時間を過ごせました。
確認したかったので、あとから2回ほど、流し読みもしました。
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No.10:
(4pt)

スロースターターな話

この物語の情景を頭の中に浮かび上がらせるのに、少々時間がかかった。
実のところ、像を結べるようになったのは半分以上がすぎてからだ。
それまでが
出てくる少年の幻想混じりの視点、誘拐された少女の生き抜くための努力、捜査官の私的な事情と捜査の進展……概ね三者が入り交じり、話は進められていく。
そこが中々に時間がかかる。
与えられる情報に、なんだか古めかしいような話に思え、こういうことだろうか?と推理をしつつも、読み進めていくのが少々面倒になってくる。

だが、これがあるときからガラッと変わる。
実は二部構成のこの話。二部からがそれまでの鬱憤を晴らすかのように面白い。

後半は海外の犯罪ドラマのようなサスペンス。
様々の置かれた状況、真実がわかってきて、前半に置かれていたピースが見事につなぎ合わされていく。
これか!と、ごく普通に見えたものが実は重要であったことがわかる。
ここから、イメージの画像もしっかりと画を結んだ。
北欧系のサスペンスドラマ。冷え冷えとした風景に、暗い色をした制服を着た警官達。深い緑。イメージがはかどった。
捜査官の画も、職務に忠実に携わり、そして家庭と悩みを持つ女性……。

ラストは、ある意味あっさりとしていた。
だが、面白かった。
ただ、その面白さがわかるまで、少し時間がかかる。スロースターターなところが、損をしているように思えた
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No.9:
(4pt)

ゾクゾクして面白かった!

ざっくり言うと拉致のお話です。
ですが、それの心理描写やなぜ誘拐が起きたのか?をチェス版のように整理していく様など面白かったです。
ちょっとホラーっぽいと思いました。不安定さが常にあり、そういう意味でサスペンスが好きな人にはお勧めできます。読み進めていくと、あれ、、、これもうページないよ?って思うのだけど、まだまだいろんなことが起こります。面白くて勢いがあるので一気に読めます。読むのが遅い私ですが、一週間ほどで読み終わりました。
面白かった!
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No.8:
(4pt)

チェスが主題ではないので、この邦題はどうかと。

「ルーム」という映画がありましたが、なんとなくあれに似たストーリーや雰囲気の作品です。誘拐された少女がチェスの名手で、閉じ込められた地下室の暗闇の位置関係をチェス版をもとに把握するというプロットは、チェス好きとしては面白く感じました。ただ、必ずしもチェスが物語の主題となるわけではないので、このタイトルの邦題はどうかと思います。てっきりチェスのテクニックまで学べるものかと期待してしまいました。物語の展開は興味を引かせますし、なんと言っても主人公の少女の頭の良さを追体験できるのが本書の醍醐味です。ただ、ダークミステリーなので、気分が優れないときに読むと憂鬱になるかもしれません。
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No.7:
(4pt)

購入者レビュー1編を記す。

大変面白いのは、発売から約3週間になるのに、vineレビューが増えていくばかりで、普通のレビューは一編も載っていないこと。高価な単行本ならともかく、文庫本の新刊海外ミステリで、前宣伝もされていた本なのに。海外ミステリ翻訳の将来が不安です。それでは購入者のレビュー1編を記します。本書はかなり単純な誘拐ミステリだが、単調ではなく、心理描写、幻想、閉鎖監禁恐怖、バイオレンス趣味を取り混ぜて、少女がどうなるのかという関心で読者の読書欲を持続させるのに、一応成功している。欠点は三つ。ア、誘拐の動機が明瞭でない。イ、少年少女が主人公の小説としては残酷趣味、残酷趣向が強すぎる。ウ、捜査側がしょぼい。評価は星3つ半ぐらいだが、海外ミステリの新刊が出なくなっては困ると理由もあって、星4つ。
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No.6:
(4pt)

少女イリサのかしこさ

粗筋だけ読むと、『その女アレックス』に近い感じもするのですが、まったくの別物です。
誘拐されてしまった少女の視点、事件を担当することになった警視の視点、そして謎の少年の視点の3つで物語が展開していきます。
出だしは戸惑います。肝心の少女ではなく、謎の少年の物語から小説がスタートするので、最初の20ページは「なんなの、これ?」状態ですが、読みすすめれば、少年の物語も重要だと分かってくる仕掛けになっています。
監禁事件を描いた小説なので、胸クソが悪くて、痛ましい物語なのですが、地元警察の行動が素早くて、的確で、とても頼もしいです。信頼できる、こうであってほしい理想の警官像を描いています。イライラ感はゼロです。

監禁されてしまう少女イリサは、母国(英国)ボーンマスの少年少女チェス大会に出場していて、母親が目を離したすきに駐車場で誘拐されてしまいます。幼く見えるけど、頭脳明晰で、チェスの才能に秀でた「天才少女」という設定です。知らない部屋に監禁された際に、その部屋に対して、頭のなかで「チェス盤」を敷いて、空間を把握しようとします。
イリサはビジュアルで思考して、警視はロジックで推理して、謎の少年イライジャは、とある事情で現実と空想の境目にいる。そんな感じのミステリーサスペンスです。
訳者あとがきにもありますし、本文中にも出てきますが、『ヘンゼルとグレーテル』がモチーフです。ゆえに、少女と少年が『イリサとイライジャ』で似た名前になっている。そして犯人はイリサに「食事が欲しければ働け」と命じてくる。
チェス盤とグリム童話。そして少女イリサのかしこさ。
500ページ以上ある長編小説ですが、いざ物語が本格的に動き始めると、ページをめくる手が止まらなくなります。
(ところどころ実在の映画を引用するのですが、本来であれば小説として文章で描写すべき人物像を引用で片付けてしまうときがあります。少女イリサのチェスの師匠を『ジュラシック・パーク』のイアン・マルコム博士のような人という表現で片付けてしまう。「ああ、ああいう感じの人なのね」と分かればいいですが、当該映画を見たことがない人もいるわけで、小説の描写としては安易でしょう)(映画の引用で片付けてしまう癖が、物語の展開全体にも波及していて、この小説のストーリーは2017年5月日本公開のあの映画のパクリでは? となってしまいます)(『ヘンゼルとグレーテル』というモチーフ自体をその映画監督が過去作で用いていますし)
事件そのものに対する嫌悪はあって当然ですし、絶望的な状況がずっとつづくのですが、後味は悪くありません。
チェス盤の少女 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:チェス盤の少女 (角川文庫)より
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No.5:
(5pt)

M・ナイトシャマランやジョナサン・デミ監督の作品が好きな人に

あまりにもスリリングな展開と緻密な描写、圧倒的な仕掛けで最後まで一気に読ませてくれました。訳も素晴らしいと思います。邦題が何故か「チェス盤の少女」となっています。ペンネームのサム・ロイドがチェスパズルで有名になった同名パズル作家に因んでいるのでしょうか?原題は「The Memory Wood」、こちらの方がしっくりくるような気がしました。サバイバルスリラー系が苦手な人にはオススメ出来ません。それほど凄い作品です。
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No.4:
(4pt)

展開を楽しむ誘拐小説

途中、後味の悪い終わり方をするのかと思わされた。

その時点で作者の意図どおりに読まさせられたのかもしれない。
自分はできれば平和に終わってくれるミステリーが好きなのだけど、まあ、そうなったのかと思う。
犯人が誰かを、推理する物語ではなく、次々と展開される流れを楽しむ小説だと思います。
そういうのは頭を使わず気楽に読めるので良いのですが、後味悪いとあまり楽しくないので、この小説の終わり方は良かったです。
チェス盤の少女 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:チェス盤の少女 (角川文庫)より
4041090814
No.3:
(4pt)

引き込まれるミステリー!

実はミステリーは殆ど読んだことがないのですが、読み始めから引き込まれて、
結局は最後まであっという間に読んでしまいました。なかなか予測できない展開
なのが面白かったです。どことなくグリム童話を彷彿される描写が多く、
全体的に流れる雰囲気もダークで少し不気味でありながら、美しさも感じます。
チェスを理解していると更に楽しめると思います。
チェス盤の少女 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:チェス盤の少女 (角川文庫)より
4041090814
No.2:
(4pt)

現実にありそうで怖いダークミステリー

読み始めはまるで児童文学を読んでいるよう。
この本の冒頭はほぼ少女もしくは少年の目線で語られるから余計かもしれないが
そう難しい文体ではないので読み進めるのは楽かと。

内容は、チェスの大会から誘拐される少女イリサ、
誘拐され監禁されているイリサの元へなぜか訪れる少年イライジャ、
そして女性捜査主任3人の視点から事件が描かれる、ダークミステリ。

この物語の肝はやはり誘拐される少女イリサのその知性の高さと
生き残ろうとする姿勢だろう。非常に凛としていて子供ながらにかっこいい。

実際にあるんじゃないかと、そんな気にさせるため
読んでいて怖かった... w
また、映像化しやすそうなので、そのうち映画化されたりしないかな?
チェス盤の少女 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:チェス盤の少女 (角川文庫)より
4041090814
No.1:
(4pt)

翻訳がちょいかたいですが

さくさくよめてこの時期の読書感想文にも
向いてるのではないでしょうか。
とりあえずゆったりと話を楽しんでいきます。
角川さんは全体に装丁がおしゃれなのもよいですね。
チェス盤の少女 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:チェス盤の少女 (角川文庫)より
4041090814

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