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君が夏を走らせる
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君が夏を走らせるの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.41pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全56件 41~56 3/3ページ
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夏休みに、不良男子高校生が1歳10か月の女児の子守りのバイトをするというお話。 最初は、その二人の組み合わせから、トラブルや、事件が起こるストーリーを想像していた。しかし、やはり、そこは瀬尾さんである。短い期間の、言葉さえ通じない二人の触れ合いが、ユーモラスに、あたたかく描かれていく。そして不良高校生にとって、最初は大変なだけだった子守りが、彼の中で少しずつ意味を持ち始める。 作中に「炊き立てのご飯は どことなく鈴香(女児の名)のにおいと似ている。しゃもじでかき混ぜると、ふわっとした甘いかおりが広がる。」という描写がある。これは、まさしく瀬尾さんの作品そのものを語っているようだと思う。 タイトルがまたいい。「君が僕を走らせる」ではもちろんだめだ。「君が夏を走らせる」が断然いい。 | ||||
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夏に読んでほしい。 優しい気持ちになれる本です | ||||
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やさしい気持ちになれる | ||||
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親でも投げ出したくなるのに、よく頑張ったね。 親になって広がった世界もあったなぁと思い返しました。 どうぞこれからも、自分のペースで走っていって欲しい。 願わくば、この先の君の人生が幸せでありますように。 | ||||
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私には1歳8ヶ月の娘がいます。 そんなこともあって、1歳10ヶ月の鈴香、それを取り巻く環境に共感しっぱなしでした。 娘がお腹の中にいる時も、妻は切迫早産で入院しました。 なので、いちいち「同じだ」と思ってしまうことが多かったです。 鈴香と娘が重なって、人一倍感情移入しました。 この小説は、決して大きな事件が起きるわけでもなんでもないのですが、日常のほっこりするような、ちょっとした苦労、出来事が色々と綴られています。 涙脆い私は読み終えた時、寂しさ、愛しさからほんのりと涙が滲みました。 そして寝ている娘の頭をそっと撫でたのでした。 | ||||
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心のふか〜いところが温かくなりました。最高の本です。 | ||||
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瀬尾さんの作品を読むのはこれで三作目になりますが、どの作品も上手く日常感を表現されているのが すごく好みです。 そしてこの作品も物語の導入部分、先輩に子供の面倒をお願いされて引き受ける部分こそ少しぶっ飛んでいるけれど、 主人公と鈴香の一か月間は日常にある大切さを垣間見れると思います。 特にこの本を読んで良いと思ったのは、一か月という期間で人の心は変化していく様を丁寧に描いていること、 高校生で不良をガッツリやる気もせず、いまいち目標の無い主人公と、2歳にも満たない鈴香の対比が面白いです。 同じ一か月という期間でも子供はものすごいスピードで成長する訳で、それをまじかで主人公が感じ変化していくところが、可愛いな、主人公もまだまだ青二才なんだなと少しキュンとしました。 ドラマ化したら面白そうですね | ||||
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これを読む直前に「もう少しあと少し」を読みました。 なんとあの彼のその後だったとは!!! 懐かしい人々のその後もちらちら出てきて涙もの 本編の赤ちゃんも可愛い ぜひ「もう少しあと少し」を読んでからをお勧めしたいです! ばんばってーーー | ||||
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長男が学校の図書館で見つけ面白いから誕生日プレゼントに欲しいとせがまれ購入しました。学校でもすでに5回は読んでいるそうですが、それでも手元に欲しいとの事でした。 そんなに面白いなら、と私も読ませてもらいましたが、「また読むから返して〜」と言われ途中までしか読めず・・はやく続きが読みたい。 | ||||
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前作、『あと少しもう少し』を読んでいて本作を手にした。本作も良い小説だけど、これだけ「ことば」を持っている少年がもやもやしていることは、やはりリアリティがない。こういう少年は、自分が分からなくて、ことばにできなくて、もやもやしているのではないか。小説という以上、ことばで表現する必要があるのはしょうがないけれど。前作は、いわば群像劇で、同じシーンの意味づけがあとから明らかになるという点で、この矛盾はまだ気にならず読めたが、本作は一人語りのためどうしても違和感を感じた。瀬尾さんはモデルの少年に卒業後勤務校に来てもらって、「真剣に授業に向かうには」ということを話してもらったと、さるサイトに出ていたので、あまり気にする必要もないかもしれないが... とは言っても読後感はさわやかだし、素敵なフレーズも埋め込まれており、☆2つ引くのは引きすぎか?! | ||||
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著者の何年かぶりの作品を楽しみに手に取りました。 久しぶりということもあって、ちょっと雰囲気が変わったかな。 今までの作品は読みやすいんだけど、わりと起承転結がはっきりしてて、シンプルで分かりやすいストーリーであるだけでなく、どこか奥が深くて、読んだあとも印象に残ることが多い作家さんでした。 ところが、この作品はシンプルだけにとどまっていて、不良青年が子どもの面倒をみるだけに終わってしまったような気がします。 自分の好みの問題もあるでしょうが、もう少し展開があってもいいんじゃないかなと思いました。せっかく、クラスメイトの女の子や、元顧問の先生など魅力的な登場人物が出てくるのだから、他の人と主人公をもっと関わらせてもよかったのでは?子どもとの場面が多すぎて単調な作品になってしまい、残念です。 | ||||
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ヤンキーが先輩のこどもの世話をする。きっと怪我をさせてお涙頂戴のストーリーになるんだろうなと思いながら読みました。いえいえ、終始瀬尾まいこワールドでハラハラ、イライラなしのほっこりストーリーでした。子育て中の私からしたら他人だから逆にそこまでできるんだよなあなんて意地悪く思ってしまいましたが、他人だからこそできることもあるかもしれませんね。旦那の後輩を信頼して預けた先輩の奥さんすごいなあと思います。安心して読める作品です。 | ||||
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素直に読んで、ほっこりするのが正解だと思う が、起伏も意外性もストーリー性も、特段、ない 詳細描写を楽しむ系 「続き」はあるのかなあ…?「やりっぱなし」の案件残してあるのがちょっと半端感で… ほどほどに読みました | ||||
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この本を読んで、自分自身の、あと少し、もう少し一緒にいたかった人を思い、その人の幸せを願いました! | ||||
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産科で働いています。鈴香のママと同じように上のお子さんをどなたかに預けて、切迫早産で長期入院される妊婦さんと関わっているので、他人事には思えませんでした。 まだ祖父母やきょうだいが近くに住んでいれ良いですが、核家族化が進むなかで身近に預ける人もいなくて、新幹線で遠くの親戚に預けたり、必要だから入院しているのに、高齢の祖父母が限界でもう戻ってきてと言われたという妊婦さんもいます。 家族や親戚、保育施設以外で長期間子どもを預けることは、実際にはほとんどないと思いますが、物語の世界にすっかり入り込んでしまった今、中武先輩には大田くんみたいな後輩がいて良かったと心底思いました。 鈴香ちゃんが大田くんを受け入れていく過程や、鈴香ちゃんが1ヶ月の間に成長する様子や、ママ友とやりとりする姿は現実的に感じられて、育児って本当に大変なことだらけだけど、一瞬の幸せが全てをチャラにしてくれるんだなと改めて感じました。 鈴香ちゃんのやんちゃな様子や純粋で可愛らしい様子が文面から十分伝わってきて、ありありと目に浮かぶようで、一緒にハラハラしたり癒されながら読んでました。 大田くんの続編のストーリーでもあるようで、「あと少し、もう少し」のほうもぜひ読んでみたいと思いました。 そして、3人目を授かったら2人のちびっ子を育てながら安静になんてできないと思うので、ママには少しかわいそうだけどまた入院して頂いて、大田くんが2人の子育てに四苦八苦しながらも心が洗われて成長していく姿をみてみたいです。 「ぶんぶー」って何度も読みすぎて、大田くんじゃないけれど、口癖がうつりそうになった 笑 | ||||
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瀬尾まいこの新刊ということで購入し、半ば流すように読み始めたが、途中、駅伝、不良、とキーワードが次々と投入されてくる展開に友達とひさしぶりに再会したような気持ちにになった。 たしか自分の知る限り、今までの瀬尾まいこには続編がなかったはず・・・ 幼子との心あたたまる日常の中、燃え尽き症候群のままくすぶり続ける自分自身との自問自答。 そして答えは、無垢で純粋な心がすべて示してくれた。 心が求めるままに彼は走り出す。 ただ、相変わらず、伏線はりまくって回収しないまま物語を終了するいつもの瀬尾まいこ。 読み手として何かを期待するのではなく、物語の最後をどう見送るのか、そういう作風が多い。 でも、瀬尾まいこ先生がこれを書いた以上、こう言いたい。 「あと5人残ってますよ」と | ||||
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